政治家時代に深いご縁のあった栃木から依頼をいただき、月1回ではありますが、東京新聞の栃木版で「とちぎ・こころの健康便」という連載を始めることになりました。
栃木県民の方で、「こんなテーマを扱ってほしい」というご要望があれば参考になりますので、ぜひ東京新聞宇都宮支局 utunomiy@tokyo-np.co.jpにお送りいただければ参考にさせていただきます。
私は江戸っ子ですが、田舎のない私にとって、政治活動で6年間もお世話になった栃木はすでに「田舎」的な存在です(実際、講演でうかがったときなど、煮物をいただいたりします。前はいただいた押お赤飯を新幹線の網棚に忘れてしまい、後から東京駅に取りに行ったことも)。
いずれ何かの形で皆さまにもご覧いただけるようにしたいと思っておりますが、これを機に、栃木県民の方は東京新聞を購読していただけると個人的にありがたいです。
『すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本』刊行しました
『すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本』を刊行しましたのでお知らせします。
もちろん心の中にくすぶるイライラ感についての現実的な対策もよく書きましたが、同時に、「イライラ体質を改善するための究極の習慣作り」や、「イライラしている人は『強い誰か』を待っている」「『べき』を手放すと、強くなる」など、社会的なことまで踏み込んで書いてみました。初めての文庫で、定価も安いですし、拙著ではありますがおもしろい本としてお勧めできます。
【「はじめに」より抜粋 】
本書では、現象として起こってくる「イライラ」をどうするか、という表面的な話にはとどまらず、そもそもイライラとは何なのか、イライラを根っこから絶つにはどうすればよいのか、という「深い話」を一緒に見ていきたいと思います。
すると、イライラをよく理解して根っこからの対応をしていくことが、結果として自分を力強い存在にしていく、という構造が見えてくると思います。
つまり、本書でお話するレベルのことをよく考えて実践していくことは、単なるイライラ対策にとどまらず、生き方を変えることになるのです。
永岡書店(ナガオカ文庫) 609円(税込)
目次
第1章 まずはイライラのもとについて知ろう
第2章 イライラは「被害者」の感情であることを知ろう
第3章 今のイライラを何とかするために、
第4章 「今」にいれば不思議とイライラしない
第5章 イライラ体質を改善するための究極の習慣作り
第6章 イライラをまき散らしてしまたあとはどうする?
第7章 イライラを手放すと生き方が変わる!
NHK「あさイチ」に出演します
2013年1月のツイッターより(抜粋)
2013年1月のツイッターより、反響の大きかったものの抜粋です。
2013年01月01日(火)
明けましておめでとうございます。やるべきこと(「べき思考のべき」ではなく、「必然としてのべき」。この違いは3月刊行予定のイライラの本で解説)がかなり明確な中始まる年ですが、くれぐれもそれを「べき思考のべき」にすり替えないように決意。本年もよろしくお願いいたします。
2013年01月02日(水)
「新年」という「形」をどう使うかも、心の姿勢の問題。「年が変わったのにまだ進歩していない…」と焦るのは怖れの姿勢。自分のプロセスと、暦による新年は全く別の次元の話。新年という形は淡々と受けとめ、前年の自分をねぎらい、あくまでも自分のプロセスを尊重したい。
実はこういう現象は、新年よりも4月に多く見られる。みんなが社会的に一歩進むとき、患者さんの多くが進歩しない自分に自虐的になる。人の活躍は衝撃。それだけの話であって、自分は自分のプロセスを歩めばよいだけ。自分のプロセスと暦は別個のもの。
2013年01月03日(木)
先日サッチャーを描いた映画「鉄の女の涙」を見た。感想は、「サッチャーは、自分が精神的に豊かに育てられたという自覚がない」ということ。経済的な意味ではない。人への信頼を親から受け継いでいるからこそ、「小さな政府」「自己責任」を追求できる。でもそうでない人は?
自分の国の文化に誇りを持つことは反対しない。私は英語の名刺も姓を先にしている(英語になると突如名・姓の順にするのは違和感がある)。これは文化交流。日本はそういう国だと知らせているだけ。外国人から反発を買ったことはない。でも「愛国心」に排他性を感じるのは嫌いだ。
2013年01月10日(木)
次回の摂食障害親御さん向けワークショップ、4月15日(月)に決まりました。 詳細は http://t.co/Du5UJrWA
2013年01月12日(土)
今朝の朝日新聞、体罰についての元プロ野球選手の桑田真澄さんのメッセージにはとても共感した。私自身、医学部という枠ではあったけれども、大学時代体育会に所属していたので、プロではないが雰囲気はある程度わかる。
私の場合、マゾヒスティックな状況を敢えて楽しみたいという目的意識が明確だったので(合宿中男子先輩に布団むしすらされた)、体育会という文化を下級生の間は楽しめた。しかし、上級生になって、理不尽を後輩に押しつける立場になると耐えきれずに退部した。
上下関係は、「文化を学ぶ」「礼儀を学ぶ」「限界に挑戦する」など目的意識という主体性があってこそ意義があるもので、無力な立場で翻弄されるのはすでに支配関係になってしまい、本来の自分の力が伸びないと思う。
「上下関係」という「形」と、心の姿勢は、やはり別だと思う。当時の先輩への感謝と愛情は今でも十分にある。桑田さんのメッセージ、「怖れに支配されていないときにこそ、真の実力が伸びる」ということは、私の信念。全く違う業界の人から同じ見解を聞くことができて、満たされた朝。
2013年01月26日(土)
AHで「愛」について定義していないのは、定義すれば何であれ「形」になってしまい、「心の姿勢」とは異なるものになるからだ、と今日ふと気づいた。「愛とは・・・」と言ってしまうと、「べき思考」(怖れ)の対象にすらなり、自分でぽかぽか感じる愛とは異なるものになる。
2013年01月30日(水)
「べき思考」で生きている人の問題は、それが自分の癒やされなさであり、怖れであり、自分の力を奪うものだという自覚がないまま、「正しさ」だと信じて他者すら攻撃するところにあると思う。このあたりは近刊でうまく書いてみたい。
身近な人を、カルトもどきから取り返した(そんなに大げさな団体ではなかったが、少なくとも洗脳はされていて、解けてきた)。洗脳手法など勉強になったことも多かったが、一番自信につながったのは「愛は怖れよりも強い」と確信することができたことだった。
自分が取り戻したいと思っている相手に対して、本人が洗脳されている理屈にそのまま反論するのは「怖れ」の土俵の話。そこは評価を下さずに放置し、私はせっせと「ありのままを受け入れてもらう温かさとつながり」を提供した。土俵を変えないと、この手の問題は難しいと思う。
2012年12月のツイッターより
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2012年12月のツイッター、あまりつぶやけませんでしたが、反響の大きかったものの抜粋です。
2012年12月07日(金)
「小さな政府」が機能するのは、つながり(助け合い、共同体意識)があるときだけだと思うが、昨今の政治で「小さな政府」が語られるのは分離(自己責任の強制)の文脈の中だけであり、社会全体の分離・機能不全(いわゆる格差拡大)を促進するのは当然だと思う。
「自らの心の姿勢に責任を持つこと」を強調するAHも、「自分」について語ること「だけ」にとどめないと、分離を促進することになってしまうと懸念している。ゆめゆめ、他人の心の姿勢に干渉しないように。
私が本を書くときに「あなた」という言葉を極力排除しているのは、読者の領域に干渉したくないから(編集者との力関係で負けることもあるが)。私にできるのは知識の提供や選択肢の提示だけであり、それを読者に押しつけることはしたくない。自己啓発本の嫌なにおいはそのあたりか。
2012年12月08日(土)
先日帯広で講演した内容、ネットで読めることを友人から教えてもらいました。よろしかったらどうぞ。 http://t.co/JqB10cYv
ちなみに、本当はもうすこし話したこともあり割愛されている部分もあります。また、聴衆が経営者中心だったので、「衝撃的なニュースを社員に伝えるときにはどうすれば衝撃を和らげ、信頼を損なわないのか」という質問も出て、とても刺激的でした。
2012年12月12日(水)
拙著『誰と会っても疲れない「気づかい」のコツ』がまた増刷になるとの連絡をいただきました。自分が元気になる、AH的「気づかい」のあり方が、より多くの方に知っていただけますように。 http://t.co/SDygttJB
2012年12月19日(水)
政治は「選ぶ」ものではなく「可能性を育てる」ものだと選挙結果を見てつくづく感じている。選挙前日に書き上げたイライラの本のテーマ、「無力な被害者」から「力のある主体」への変化が、まさに主権者の課題だと思う。無力な苛立ちも「強いリーダー」への白紙委任も性質は同じ。
2012年12月25日(火)
『なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ!晴れる本』を刊行しました。一般の方向けに、日常の中のネガティブな感情と上手につきあって元気になるための「ちょっとしたコツ」を読みやすく書いてみました。 詳しくは http://t.co/9SntUlLE
2012年12月27日(木)
拙著「対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD」が増刷になるそう。今の時代、トラウマが対人関係に及ぼす影響について知っておくことは、人との関係でも、また社会を理解する上でも、必須という気がする。拙著がさらに役立ちますように。http://t.co/AGolyc8t
『なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ!晴れる本』刊行のお知らせ
『なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ! 晴れる本: 今すぐに元気があふれ出す3つのスイッチ!』を刊行しましたのでお知らせします。
「不安」「イライラ」「寂しさ」「クヨクヨ」といった感情との上手なつき合い方を知ることで、自分の中からあふれ出る元気を感じられるようにするための、「ちょっとしたコツ」をご紹介しています。
どんな方にも読みやすい本に仕上がっていると思います。
三笠書房 1365円(税込)
アマゾンで購入する方は http://amzn.to/SS0OXl
以下、出版社による内容紹介です。
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「ありのままの自分でいられる」「気持ちが軽くなる」など、驚くほどの変化がやってきます。
本書で紹介する、「3つの考え方」を身につけるだけで、どんな場面でも自分の力で乗り越えていくことができるのです。
誰の中にも、“元気”はたくさんつまっています。
「なんだか元気が出ない」というときは、イライラ、クヨクヨ、寂しさ……といった感情が、元気にフタをしている状態。
この「フタ」を外せば、エネルギーがみるみるあふれてきます!
「“今できること”に目を向けていますか?」
「“困っている自分”に、優しくできていますか?」
「自分の“身体”を使っていますか?」
心を癒す、「ちょっとしたコツ」が満載です!
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2012年11月のツイッターより(抜粋)
2012年11月のツイッターより、反響の大きかったものの抜粋です。
2012年11月02日(金)
拙著『誰と会っても疲れない「気づかい」のコツ』を、佐伯チズさんのウェブサイトで丁寧にご紹介いただきました。ありがたいです。 http://t.co/KwihlsBw
2012年11月03日(土)
自己肯定感が低いと、「べき思考」の世界で生きることになる。自分に「べき」を押しつけてボロボロになると共に、他人にも「べき」を押しつけて傷つける。この全体が、無力化のプロセスを進める。「自己肯定感を高めるべき」ではなく、安全な環境でありのままの自分に触れたい。
2012年11月06日(火)
生身の身体を持ち時間のある世界に生きている限り、人間には様々な弱さがある。その弱さを受け入れたところから、本質としての強さが発現するのだと思う。私はよく「強い人間」と勘違いされるが、きっと誰よりも、自分の弱さに寛大なのだろう。それは相手にも優しくなること。
昨日帯広で講演した。タイトルは「現代日本を動かす感情的原理~福島原発事故後に起こっていることから考える」だったが、原発問題にとどまらず、衝撃時の反応、人々の無力化、「強いリーダー」が全て解決してくれることを切望する気持ちへと、話を広げることができた。
2012年11月07日(水)
「主権者」の無力化は民主主義の危機。今までの歴史を見ると、衝撃への反応として出現した「強いリーダー」が、さらに人々の無力化を強めてきたと思う。一人一人が衝撃から回復し、自らの力に目覚めていくところに希望がある。被害者の感情である「怒り」は、無力化を進めるもの。
2012年11月16日(金)
2013年版「現代用語の基礎知識」の見本が届いた。今回もメンタルヘルスの執筆を担当した。今回は大字版も出たので、大きい本と小さい本がある。創刊65周年で、子どもの頃から知っていた本。こつこつと長く続いているものに価値を感じるこの頃。
米国人の友人(70代)の話。レーガン政権のときに、精神障がい者用の施設が廃止され、彼らがホームレスになってしまった。それまで共和党支持者だった彼女は支持政党を変えると共に、精神障がい者のためのボランティア活動を始めた。主体性のお手本を見た気がした。
2012年11月17日(土)
『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』刊行しました。誰にでもいる「苦手な人」、この際じっくり取り組んでみませんか? 詳しくは http://t.co/3GKgtGNa
2012年11月18日(日)
「何の希望もない選挙だ」と友人は言う。「自分が出た選挙以外、いつも選挙ってそんなものでしょう」と私は言う。国民は自分の身の丈にあった議員しか手に入れられない。だから私は著作やAH活動などを通して、「身の丈」を高める努力を続けるだけ。
2012年11月21日(水)
拙著「対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係」が増刷になるとの連絡。共に過ごす時間が案外短いのに最も「親しい」夫婦関係と、親しくなくても長い時間を共に過ごす職場の人間関係は、どちらも興味深いが、本書は前者について。 http://t.co/qbLvXxps
2012年11月22日(木)
旧民主党(1996-1998)は、党議拘束をかけない実験政党だったと聞いている。個々の議員の責任をそれだけ重く見ていたのだ。実際、それだけ重いものだと私は思っている。
「自分の考えは違うけれども、党が決めたことだから…」と言い訳する議員をあまりにも多く見た立場としては、「党が決めたことを守る」というのは決して責任ある政治家の姿勢に見えない。
2012年11月23日(金)
「怒り」の本がまた増刷になるとの連絡。今日も学会場でイライラしている人を例年より多く見かけた気がする。そのことと、現在の世相、政治状況はもちろん無関係ではないと思う。 http://t.co/JBZcxPJt
現在執筆中の「イライラ」の本で、脱・被害者、主体性の回復についてうまく書けるとよいのだけれど。一番大切なのは、イライラしている世相に、自分自身がイライラしないこと。それを各人がやっていくことで、戦争のエネルギーを少し減らすことができると信じている。
『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』刊行しました
『「対人関係療法」の精神科医が教える 「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』を刊行しましたのでお知らせします。
とても多くの方に読んでいただいた「『怒り』がスーッと消える本」「身近な人の『攻撃』がスーッとなくなる本」と同じ体裁の、わかりやすい本です。
今回はタイトルに「スーッと」が入っていないのですが、版元の大和出版さんでは、『人間関係の「もうイヤ!」がなくなるシリーズ』として親しんでいただきたいというご意向です。
本書が皆さまの「苦手意識」を軽くし、のびのびと人生を楽しむお役に立てば幸いです。
「はじめに……のびのびと人づき合いしたいあなたへ」より抜粋
誰にでも「苦手な人」がいるはずです。
(中略)
「苦手な人」がいると、つらいですよね。
その人が近くにいるだけで緊張したり、憂鬱になったり、仕事などで話さなければならないのに、どうしてもちゃんと話せなかったり……。
本文で詳しくお話ししますが、「苦手な人」の存在は、ただ「その人ととのつき合いが苦手」にとどまらず、「その人がいる場が苦手」「その人を含めたグループの人間関係が苦手」と広がっていくのも一つの特徴。
結果として、ずいぶん私たちの人生の質を損ねてしまうのです。
(中略)
本書もそのような「効果」を目指しています。
「苦手な人」との上手な関わり方を考えていくことによって、その人とのつき合いがラクになるだけでなく、「自分自身には力がある」という感覚を見いだすことができれば、という思いで書きました。(後略)
もくじ
はじめに はじめに……のびのびと人づき合いしたいあなたへ
プロローグ 「苦手な人」に人生をふりまわされないために ~ もっとラクに、自由に生きていくヒント
ステップ1 なぜ「その人」が苦手なのか? ~ 原因は「コントロールできない!」という気持ち
ステップ2 「苦手な気持ち」を減らすコツ ~ いったん「このままでいい」と受けとめる
ステップ3 「苦手」と「仮の苦手」の見分け方 ~ どんなものにも最初は違和感を持つ
ステップ4 イヤな気持ちが消える「スルー力」の使い方 ~ 決めつけなければ、ムカつかない
ステップ5 上手に距離をとる「言い方」「接し方」 ~ お互いの領域を守れば、うまくいく
ステップ6 相手から「苦手意識」を持たれない方法 ~ 全ての人が「味方」に変わる!
エピローグ 「コントロール感覚」は幸せの鍵
大和出版 1365円(税込)
2012年9~10月のツイッターより(抜粋)
2012年9~10月のツイッターより、反響の大きかったものの抜粋です。
2012年09月09日(日)
心の平和を唯一の目標にして生きていると言うと「世の中はきれいごとではすまない」と言う人がいる。「きれいごとですまない」領域こそ、理論と経験に裏打ちされた冷静な専門性が必要な部分なのであって、心の平和の価値を脅かすものではないと思うのだけれど。
2012年09月10日(月)
11月に北海道新聞の招聘で帯広で講演するのだが、その演題を「現代日本を動かす感情的原理 ~怒りと不安の裏にある衝撃と被害者意識」あたりでどうかと考えている。日本における最大のテーマは感情の扱いだということを、最近とみに確信しているところ。
2012年09月14日(金)
拙著「身近な人の『攻撃』がスーッとなくなる本」がまた増刷になるとのご連絡をいただく。嬉しい。一人でも多くの方のエンパワーメントにつながりますように。 http://t.co/OUHM646c
2012年09月15日(土)
今日はAHの「認められたい気持ちを手放すWS」。すごくおもしろかった。自分の人生のハンドルを他人に握らせるのか、ある程度の失敗をゆるすことも含めて自分でハンドルを握るのか。人に運転を任せることは怖ろしいですね。
2012年09月22日(土)
今日はAHファシリテーター・ミーティングだった。年1回の実務者会議だが、実務的なことを話し合うと「形」と「心の姿勢」の区別がいよいよ明確になっておもしろい。また、自分が「実務的な問題」と思っていることが単に自分の怖れであることがわかったりする。
日本でAH活動を始めて6年になるが、年々「みんなのAH」になってくるのが嬉しい。「AHらしさ」を大切にしようとしてくれるコミュニティが明らかに育っている。今日のミーティングも、いろいろな方のいろいろな形での尽力の賜物で、実り多く、感無量だった。
2012年09月27日(木)
ちょっと題名が恥ずかしいのですが、「対人関係療法のプロが教える 誰と会っても疲れない『気づかい』のコツ」刊行しました。「疲れる気づかい」をやめて「元気になる気づかい」ができるようになるための本です。詳しくは http://t.co/mWzmlRce
2012年10月01日(月)
AHコミュニティの様子を見ていて。既存政治が機能しないときには第三極(既存政治を批判する、過激、排他的な勢力)が支持されるということが歴史的に繰り返されてきたが、AHのように、自分の心の姿勢を引き受ける形での第三極が育ったことはなかった。
後になって「こんなはずではなかった」「だまされた」と思うのは、自分の力を相手に譲り渡しているから。私たちに責任が持てるのは自分の心の姿勢だけ。それだけに各自が専念できれば、社会はどれほどすばらしい場所になるだろう。被害者意識から解放されて。
かく言う私も、今の政治には実は言いたいことがいっぱい。でも、批判して問題を外在化するよりも、育てるべき物を育てることが一番の近道だと思っている。歴史は繰り返す。でもその繰り返しに加担したくない。英語で言うmake a difference。
念のため。「自分の心の姿勢に責任を持つ」というのは、病気の症状でネガティブ思考になることとは何の関係もない。むしろ、「今は病気でネガティブ思考になって大変だな」と、自分を愛の姿勢で見てほしい。「病気の症状」は「形」であって、心の姿勢とは何の関係もない。
本当にどうでもよい蛇足です。私はかつて民主党の衆議院議員でしたし、今でも志の近い仲間とは親しいですが、某氏が代表になったら党費は払わないと宣言してそれが実現して以来、党費も払っていないし、完全に民主党フリーの立場です。現職の時もよく造反していましたから似たようなものですが。
2012年10月14日(日)
暴力をなくしていくためには、それぞれが、自分の怖れを「自分の怖れ」として認めていくしかないと思う。何らかの理論で正当化することなく。決めつけも一つの暴力だが、それも「自分の怖れ」と認める勇気はとても尊いと思うし、間違いなく世界平和につながると思う。
2012年10月23日(火)
先日刊行したばかりの拙著『「こころがボロボロ」がスーッとラクになる本』 http://t.co/62ifv30G が早速重版になるとの連絡をいただきびっくり。八重洲ブックセンターでの記念講演は来週30日。http://t.co/OyDxBs0L
2012年10月24日(水)
「頑張れ」という言葉(本人が十分に頑張っていないという意味)と、「よく頑張っている」(できるだけのことはやっている)という言葉は、似て非なるものである。「足りないところ探し」をやめるためには、もちろん前者は有害、後者はプラス。
人をほめるということはジャッジメントではないか?という質問をいただいた。人の成果をほめれば確かにジャッジメント。頑張っているその人の存在を愛おしく思うことは、心の平和に反しないので、ジャッジメントではないと思う。まあみんな頑張っているのだけれど。
拙著「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」が、ハングル語に続いて中国語に翻訳され台湾で刊行されることが決まったそう。台湾でもお役に立ちますように。 http://t.co/PEAzUyis
拙著の話題が続くが、「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」がまた増刷になるそう。摂食障害ほど、正しい知識を持つことが治療効果につながる病気はないと思っている。摂食障害を持つ方、周囲の方に是非読んでいただきたい本。 http://t.co/aWRLZX1M
2012年10月25日(木)
先日刊行したばかりの拙著「誰と会っても疲れない『気づかい』のコツ」が増刷になるとの連絡をいただいた。これは、「AH的気づかい」、つまり、自分の心の平和につながる気づかいについて書いた本なので、多くの方の目に触れるととても嬉しい。 http://t.co/DniRmZX5
2012年10月30日(火)
本日は八重洲ブックセンターで「『心がボロボロ』がスーッとラクになる本」刊行記念講演会でした。参加者の皆さま、しみじみと聞き入ってくださり、とてもよい空間でした。ありがとうございました。 http://t.co/hNehvLtF
八重洲ブックセンターで講演します
拙著『「心がボロボロ」がスーッとラクになる本』の刊行を記念して、八重洲ブックセンターで講演会が開かれることになりましたのでお知らせします。
先着60名(無料)ということですので、ご都合がつく方は是非ご予約ください。
★★以下、主催者によるお知らせです。★★
『「心がボロボロ」がスーッとラクになる本 』(さくら舎)刊行記念
水島広子講演会&カウンセリング
「頑張りすぎる」をやめる生き方
■日時 : 2012年10月30日(火) 18:30~20:00(開場18:00)
■場所 : 八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー
■参加料 : 無料
■定員 : 60名(先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
■申込方法 : 1階サービスカウンターにてお申し込みください。
お電話によるお申込みも受け付けております
⇒八重洲ブックセンター本店 電話番号03-3281-8201
イベント内容
●“心がラクになる方法”を専門家がアドバイス
仕事・就職・人間関係などで無理をしていませんか?我慢したり、頑張りすぎると、心はどんどん苦しくなって、すり減ってしまいます。
「心がボロボロ」と感じるときに必要なのは、これまでの自分を認め、自分にとって最も自然な形の生き方に変えていくこと。
肩の力を抜いて、もっとラクに生きるための考え方、難しい人間関係の対処法などを、対人関係療法の専門家がアドバイスします。
●先生が講演会の中で読者の悩みにお答えします
あなたの悩みについて、直接、水島先生に質問してみませんか?
ご質問のある方は、事前に以下のメールアドレスまで送付ください。
締切:2012年10月26日(金)
book@sakurasha.com
※質問には、講演会の中で、すべて匿名でお答えします。送付いただきました個人情報は、本イベントでの質問回答以外に使用いたしません。また、回答数に限りがあるため、すべての質問にお答えできない場合もございまのでご了承ください。
主催:八重洲ブックセンター 協賛:さくら舎