2019年8月のツイートより

★2019年8月のツイートより(抜粋)★

2019年8月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。

この「ツイッター抜粋」は、いろいろと多忙だったため、
2019年1月分を最後に停止しておりましたが、
2月分からの抜粋を、というプレッシャーを自分にかけるといつまでも
先に進みそうもなかったので、とにかくアウトプットできるところから、と考え、
現在進行中の、8月分の抜粋から再開することにしました。

抜け落ちたところは、機会を見て埋めていきたいと思っております。

いつもこんな仕事の仕方になってしまいますが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2019年8月2日(金)

私にとってとても大切なある女性が今日
「まずは幸せを感じられるようにならないとね」と言った。本当にそう。
AH入門者にありがちなこととして、「心の平和」と「感情の平坦」を混同することがある。
単にネガティブな感情を抑えても、そこに幸せがなければそれは「心の平和」ではない。

今年11月、ブダペストで開かれる国際対人関係療法学会(ISIPT)で、
またポスター発表の審査員を務めることになりました。
前回トロントでも務めましたが、どれも力作で、結構難しい仕事です。
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2019年8月6日(火)

自分を大切にできない患者さんに今日も話した。
「今やっていることは外国に引っ越すようなものなんですよ。
新しい言語や文化になじむのはそれなりに努力が必要で、古いところに戻りたくなる。
でも、自分を大切にできるようにするには、苦労しても
新しい文化に慣れなければいけないんですよ」
頑張ろう!

ここのところ実感しているのが、信頼できる喜び。私は「この人は信頼できる」と思うと
とことん信頼するタイプ。もちろん相手は完璧でなくてかまわない。
「こういうのは苦手な人」も含めて、信頼できると本当に心が安定する。
滅多に裏切られないけれども、そうなっても「ああ、ひどい目に遭った」だけ。
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2019年8月8日(木)

国際対人関係療法学会で治療者・指導者の認定制度の第一歩として、
指導者を指導する「祖父母」みたいな地位が作られることになり、
私は今その審査を通過中。
ところがこの英語、grandfatherなのだ。親しい理事に「なぜgrandmotherではない?」と聞いたら
「あなたの言う通り。悪しき白人男性主義だ」と。

ちなみに、「指導者の指導者」の地位を得るための審査の中で、
兄貴分マーコウィッツ(今私が訳しているPTSD用対人関係療法の著者)が
すばらしい推薦状を書いてくれた。
「本当に親切にありがとう!」と言ったら
「そんなことないよ。君がそれに値するだけだよ」と。涙。
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2019年8月11日(日)

当時外相だったフランスのド・ビルパン氏(かっこよかった!)と昼食をともにしたとき、
「フランスは最大の敵(ドイツ)と親友になることで歴史を変えた。
日本も米国ばかり見ていないでアジアの中で同じことができるはず」と言っていた。
残念ながら、なかなかそういうふうにならない。

来月18歳になる息子と話すと必ず私の知らないことを知っていて勉強になる。
それは、有楽町に行くときどの駅で乗り換えるんだっけ? というレベルから、
PL学園野球部の歴史、中国でのSNS規制まで、本当に様々なレベルで。
だんだん私が提供できる知識量の方が少なくなってきた。
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2019年8月12日(月)

今日はAHの実践ワークショップでした。とても温かく楽しい一日でした。
明日診療を早めに切り上げ、入院し、明後日手術です。
手術前にできることを詰め込んでいる感じ。
とにかく術後感染のためにできなくなった長距離歩行やランニングが再開できるようになりたい。
痛みやしびれから解放されたい。

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2019年8月15日(木)

今日の退院を狙っていましたが、痛みのコントロールがまだ自宅でできないので
たぶん明日になります。
痛み止め、点滴で次々使って寝付いたのが朝の5時半でした。
全身麻酔でない初めての手術でした。
全部見たかったけど怖がる人がいるから見せないんだそうです。
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2019年8月16日(金)

退院してきました。今回の髄内釘抜釘(下腿の大きな骨の中心に入れてあった金属を抜く手術)は、
一連の骨折ストーリーの中でとても印象的。術後の痛みはおそらく今までで最強。
だから自信がなくて昨日退院できなかった。
でも今日はすでによたよたしながらも松葉杖もなく歩いている。まだ痛いけれど。

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2019年8月17日(土)

抜釘術を受けるかどうかについて。海外では受けない人も多いと聞いています。
チタンならMRIも問題なし。空港の金属探知機は反応にばらつきがあるようだが対処可。
私の場合は痛みやしびれが残っていたのと、
昨年感染しているので少しでも異物のリスクを取り除きたくて抜釘すると決めていました。

中学受験で心のバランスを崩す子は少なくない。私は自分の意志で中学受験をしたが、
それは、高校受験になると内申書の影響力が大きくなってしまい、教師不信の強かった私は
そんなものに運命を委ねられないと思ったから。
もっと大人や教師を信頼できていれば、また違った人生になっていたのだろう。
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2019年8月18日(日)

私は東京都新宿区で生まれ育ったが小5の終わりに世田谷区に転居のため転校したこと、
中学からは電車で水道橋まで通学するようになったことから、
いわゆる「地元の友達」がいない。
保育園から中学まで地元公立で育った我が子たちを見ていると、
「幼馴染」や「地元の友達」の存在が眩しいです。

抜釘術後の痛みからの回復はものすごく早く、すでに鎮痛薬なしで仕事もできるし
膝も曲がるようになった。シャワー時の防水保護のみ必要。
ただ、「また?」と呆れられるだろうが、入院当夜(手術前夜)、部屋を真っ暗にして
寝ていたため夜中に間取りを勘違いして壁に激突した顔は相当痛いです(苦笑)。
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2019年8月20日(火)

今日は「気遣い」について雑誌の取材を受けました。
改めて気づいたのですが、私は関心のあるテーマについていろいろな方向から
掘り下げて考えるのがとても好きで、その大きな作業が本を書くということで、
日々受ける雑誌の取材などはその小さなアップデート、改訂作業なのだなと。
人生日々改訂です。

とりあえず今日の時点での結論は、「気遣いとは、自分の領域に責任を持ち、
相手の領域を尊重する、対人関係そのもの」となっています。
マニュアル化できるものではない、人(自分も含めて)に向き合う姿勢そのものですね。
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2019年8月21日(水)

今日で手術から1週間ですが、ガーゼ等も全部とれ、シャワー時の防水も必要なくなり、
人体の回復力のすごさに改めて感動しています。
今のところ傷もきれいで昨年のような術後感染の徴候もなし。
まだまだパンパンに張っていて左脚に比べると3周りくらい太い感じで動かしづらいのですが、
順調です。

そうそう、近所の犬に噛まれたうちの犬も治療が終わり、心の傷も癒えてきたみたいで
「散歩のときに歩きたがらない」現象がほとんどなくなったようです。
確かに、普通に散歩していたら近所の家から出てきた犬にいきなり噛まれる、
という体験を精神的に乗り越えるのは大変ですよね。
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2019年8月23日(金)

またまた術後経過です。今晩はリハビリモードでウォーキングとプチランニングをしてみました。
難なくできてしまってびっくり。
でも考えてみたら骨折は治ったわけだし、表面的な傷は生々しくても
動かした方が回復は早いのですね。
1年以上の整形外科患者生活で、考え方がだいぶよくわかってきました。

長距離歩いたり走ったりしたら脚がますますパンパンに張るかも、と思ったけれども、
実際は逆のようです。
筋肉を使い、血を巡らせることによって状態はよくなるようで、
ウォーキング後には少し右の下腿が細くなった模様。
あと、術後感染以来二つ(?)あった右脚のくるぶしが、一つに戻りました。

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2019年8月24日(土)

安全保障的な脅威は外側ではなく内側にある、というのは昔から感じてきたことだけれど、
それをひしひしと実感する今日この頃。
しかし、そんなときだからこそ自分の心の姿勢に責任を持つという原則を再確認したい。
自分の安全や尊厳を脅かすあらゆることが被害者意識から来るように私は思う。

かつて議員になってすぐに気づいたことは、いわゆる「リベラルでない人」は、
全部を知っていてそういう態度をとっているわけではなく、
「知らないことを責められる恐怖」から頑なである場合が多い、ということだ。
そこに攻め込んでしまうとますます相手の恐怖をあおり頑なにする。
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2019年8月25日(日)

9月の専門家向け研究会の症例提出期限が今日の24時なので最後の待機をしているところ。
長い間、症例読みは完全に一人でやっていたけれども、この頃は後進の先生たちが
たくさん助けて下さって心強い。
後進をちゃんと育てない人たちは本当に損をしていると思う。

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2019年8月26日(月)

私は、自由の侵害は、自分の心の中の「べき」から始まると思っている。
自分にも他人にも「べき」を向けないようにする勇気が、本当の自由につながる。
「べき」ではなく「したい」で生きられることが自由だと信じている。
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2019年8月28日(水)

今日で手術から2週間。今日の外来で整形外科受診は終わり(感染症状がこの後出てきたりしなければ)。
金属を抜いた後にも新たな骨が育っていることが、X線で確認できた。
まだ手術の傷の痛みや腫れはあるけれども、脚そのものの調子は明らかに術前よりよく、
手術を受けて本当によかった。

本格的に歳をとる前に怪我や手術で身体の大切さを痛感したことはとてもよかった。
また、整形外科の考え方の基本を、体験を通して学べたことは、今後とても役に立つと思っている。

なぜ抜釘したら長距離歩行時の足首の痛みなどがなくなったのか? を
整形外科のドクターも考えてくれたが、おそらく金属を固定していたネジなどがどこかの腱にでも
当たっていたのではないか、という推測になっている。
抜釘してこんなに明らかに症状が改善するのは珍しいらしい。

長距離ウォーキングも重いものを持つことも問題なくできる一方で、
まだ手術による痛みや腫れは結構あって、靴下をはく、ズボンを脱ぐ、脚だけで階段をおりる、という
日常的な動作がまだできない。
でも、どれが手術による一時的なものかを考えることで、安心して対処することができている。

2019年1月のツイートより

2019年1月1日(火)

あけましておめでとうございます。昨年も玉石混交のツイートに
お付き合いいただきありがとうございました。本年もどうぞよろしく
お願いいたします。皆さまにとって平和で幸せな一年になりますように。

あかぎれで、手を洗うだけでも痛くて辛かったのですが、
ふと思いついてクイックパッド(浸潤療法用の絆創膏)を貼ってみたら
全く痛みがなくなりました!!
ただ、クイックパッドは便利ですが高いので、ワセリンを縫って
ラップをかぶせる、みたいなのでよいと思います。

あかぎれは痛いだけでなく不便だと思うのは、iPhoneの指紋認証ができなく
なったことです。いつもパスコードを打ち込みながら、
「あーあ」と思っています。温かくなったら解決するのかしら。
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2019年1月3日(木)

(1) AHコミュニティの皆さんに、元日に新年の辞を送りましたので、
MLに参加されていない皆様にもちょっと。
私が精神科医なので混乱すると思うのですが、AHは決して治療ではなく、
自分の心への取り組みです。でも、AHが病んだ方にもとても安全な環境を
提供するのも事実です。

(2) AHの場では、私たちの本質はあたたかいこころ(光)であって、
外形的にわかる「ランプのかさ」ではない、ということから、それぞれの光に
集中します。そういう場では、心を病んだ方も、あたたかいこころに、
「病気」というランプのかさがかぶっているのだな、と実感できます。

(3) AHでは人を変えようとしませんから、病気の方もありのままに
参加されています。ファシリテーターは、病気の人を治そうなどと、
特別に気を使ったりしません。私たちの本質はあたたかいこころなのだ、
という相互信頼があるからだと思います。

そういう意味で、精神科医としての私と、AHJ代表としての私は、
全く目標が違うと言えます。
でも、対人関係療法が希望と楽観に基づくということは、
AHととても共通します。
私の中では、違う目標(治療する、自分の心の平和を追求する)が矛盾なく両立しています。

対人関係療法研究会に集まる専門家の皆さんも、すごくAH的で、
あたたかい空気を共有しながら、そのあたたかさを患者さんとも共有するための
専門知識の勉強をしています。国際学会も同じです。

正月の全部をつぶして頑張った帳簿作業、「これなら税理士さんに渡せる」状態に
とりあえずなった。
まだ漏れがあるけれども、「できるだけ完璧主義」でいきます。
税理士さんごめんなさい。明日あたりから原稿に戻れそうです。

今年もたくさん年賀状をいただきました。クリニックに行ったら
もっとあるだろうな。
帳簿のせいで(全部これ)お返事が遅れる方、申し訳ございません。
私は紙の年賀状こだわり派で、本も基本的には紙派です(娘に至っては、
ハードカバー派なのでお金が)。
出先で読めるようにキンドルも持っていますが。

夏に青春18きっぷで放浪旅行をしていた息子は、
「でも礼文島ではほとんどおごってもらったけどね」と。
一緒にユースホステルに泊っていた30歳前後の学校の先生
(埼玉在住)が、バイト代で旅行していると知って息子の
経済的負担を下げてくれたらしい。ありがとうございます。
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2019年1月4日(金)

私よりも100倍以上頭がよい従姉から相談を受けてやりとりしていた
。実はこの従姉と私は、この1~2年まではほとんど交流がなかった
(彼女の弟は私と同い年で近くに住んでいるので親しいが)。
でも不思議と、いとこって急に距離が近くなっても不自然ではない。
超秀才の従姉の役に少しでもたちたいな。

母が一人っ子(兄と姉がいたが早くに死去)なので、いとこは父方だけ。
それでも血がつながっているいとこが15人いる。従姉たちは結構年上だし
、私より下の従弟はみんな男だし、「いとこいらない」と小さい頃は思っていたが、
相談しにくいことを相談できる根本的な信頼感があっていいなと最近しみじみ。

帳簿、何とかまとまってきて今日は連載原稿も書けたのだが、なんと!
今日記帳に行こうと、昨日ジャングルのような私の部屋から探し出してほっとしていた
通帳が今日見つからなくなて記帳できなかった。
通帳のコピーがないと確定申告できず、どうしよう。

新年の挨拶も兼ねて、私の脚に起こったことを外国人の友人や先輩に報告すると、
皆さん「sad(悲しい)」と言ってくれます。究極のIメッセージですが、
こういうときにsadというのだな、とまた勉強。

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2019年1月6日(日)

新年からはランニングを再開しようと思っていましたが、私の友人の
外科医の名言「脚は全体重の負荷を勢いとともに被り続ける悲劇の器官なので、
大事にするに越したことはない」に大変納得して、脚のことはゆっくり
考えることにしました。確かに、骨折した右脚も、本当のお休みは4週間だけでしたし。
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2019年1月7日(月)

高校までの担任で私が唯一年賀状交換をしている長岡典子先生。
お返事の年賀状に、「『家が散らかっているので』のところで、
ああよかった、”あの”水島広子だと思いました」
ぐれた私が唯一一目置いていた先生。筋の通った先生。

だいたい先生もなんか態度がぐれてましたよ。品行方正ではなかったですね。
私が長岡先生に一目置くようになったのは高2のとき。
父の学会のお供で米国西海岸とハワイに行くということを学校にどうやって
納得してもらうか。信頼のない私ではなく親が言った方がよいだろうという
ことになった。
長岡先生からは「どうして自分で言ってこない!」と怒鳴られた。いい先生だと思った。

「場を盛り上げられない」という悩みをよく聞きます。
私は大笑いしたくて盛り上げるときと、つまらなくて超不愛想なときと
(そして早く帰る)、両方あります。
盛り上がる場は自然と盛り上がるし、そうでないものはそうでないだけでは。
つまらない場にいる必要などないと私は思っています。
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2019年1月8日(火)

「その気になれば盛り上げられるからそんなことが言えるんだろう」という声に対しては、
「私が盛り上げるから、一緒に笑ったり、いい聴き手でいて!」と思います。
私は一人舞台みたいなときでも、必ずそこにいる人(無口な人も含む)を巻き込みます。
問題は盛り上げる側にあるのでは(疎外的、とか)。

行方不明だった通帳が出てきました! 明日記帳とコピーをして、
税理士さんに送り、確定申告にそろそろ「王手」です

この頃どうも寝言が多い私。寝言で起きるので(何を言うか考えるあたりから
睡眠が浅くなっている感じ)全部わかって恥ずかしい。
今日は新幹線に乗ったがやはり寝言で目覚めた。
もちろん恥ずかしかった。しかし、寝言はだらりと出てくるのではなく
、その前に頭を必ず使っている。皆さんそうなのだろうか

これは意地悪な問題提起かもしれない。でも、政治家の何割が、
子どもを外国の学校に留学させているだろうか。
日本の教育の質を上げるべき立場にいる人たちが、
日本の教育をさっさと見限るなんて。

最近その存在を知ったのは、良心的兵役拒否者としては
史上初めてアメリカ軍人最高位の名誉勲章を受章した
デズモンド・ドスである。彼は「汝、殺すなかれ」に従い、銃に触ることもしなかった。
馬鹿にされながらも衛生兵になって、多くの米国人を
(日本人も)救った。映画「ハクソー・リッジ」は明快。
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2019年1月10日(木)

私のスタッフは同年代だが、「若い頃は気にならなかった
段差が気になってきた」などという話をできる仲間でもある。
私はランニングをしていたので比較的大丈夫だったが、
骨折後、ランニングができなくなり、最大のデメリットは
大腿部の筋力低下。躓くのは足先ではなく、腿の力なんですね。

感謝は「べき」がつくと急に性質が違うものになってしまうんですよね。
「感謝すべき」ではなく「感謝したい」「感謝があふれ出る」がいいな。

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2019年1月12日(土)

自分にできることは、自分の心の姿勢に責任を持つことだけ。
病気の症状として罪悪感や警戒心を持ってしまう人は、
それが病気の症状であって自分の本質とは関係がないと認めること。

8月以来初めて後ろの髪を切りに行きました。
どうせまとめてしまうので長さはあまり気にしていないのですが
(仕事以外ではおろしている)、
倹約体質の私にとって美容院は高いです。
でも、子どもたちも通っている地元の美容院なので、
子どもの様子を聞くにはよいチャンスです。
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2019年1月17日(木)

犬についてもっと知ろうと、一気に読んでみた本。
いろいろ納得しただけでなく
、「犬ってやっぱりかわいい」「もっとかわいがってあげよう」と与えるモード全開に。
そういうときってやはり寂しさなど感じないんですよね。
https://amzn.to/2CC54nN

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2019年1月18日(金)

私は人に暴力をふるったことがありません。子どもを怒ったこともありません。
でもそれなりに生きてきました。心の暴力も、反抗期以来控えています。
(政治の現場にいたときは『闘う』という言葉を求められて、すごく嫌でした。
同じような考えの人が少しでも増えて、日本を救っていきたいです

子どもの教育費はバカにならない(特に大学)。
一生懸命働いているけれども、学費を払いきれる自信がない。
北欧に移住したい。才能のある子が、教育費が払えないからというだけの理由で
世界に貢献できないなんて、納得がいかない。
本当に日本は滅亡の道を歩んでいるのかな。長期的なビジョンがない。

さっきツイートしてから考えたのだが、よほどの天才でない限り、
親がどれほど受験にお金をつぎ込むかによって将来が決まる、
というのは本当に「希望格差社会」だ。ボンボン世襲議員にはわからないのかな。

DELLに電話してパソコンのディスプレイを注文したのだが、
一生懸命届け先の漢字を説明する私に、「私、中国人だから漢字は得意ですよ」と
言われて和んだ。いつもネット注文だが、電話注文の方が安いとも教えてくれた。

なんと、「続々怖れを手放す」が重版に!(絶対ならないと思っていた)
日頃からAHを一生懸命やってくれて、「続々」にも出演者として
登場してくださったドルフィンさん(ニックネーム)が亡くなってしばらくたつが、
献辞を入れてもらえることになった。ドルフィンさん、本当にありがとう。

1月17日から2月16日まで、 紀伊国屋書店が「フリープラス」と
コラボしたフェアを展開しているのですが、そのラインアップの1冊に
著書 『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ』が選ばれているそうです。
このフェアは、紀伊国屋書店全国70店舗で展開されているそうです。

ドルフィンさんは自ら「説教男爵・眉間マン」と自称していたくらい、
バリバリの仕事人間・評価体質だったのですが、晩年の数年はAHに本当に
貢献してくれました。とっても幸せそうでした。
「AHに使ってください」といただいたカンパで購入したサボテン?、
今年もきれいに花が咲いています。

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2019年1月20日(日)

今日は、気分変調性障害では? と思う方(診断された方も含め)向けの
ワークショップでした。気分変調性障害は病気。
AHは治療ではない。
この2つがなんとも言えない温かさでつながるのが、このワークショップの醍醐味です。

これ、昔もツイートしたものですが、時間がたったので改めて。
治療者のよい悪いを決めるのは難しいのですが、
治療(あるいはカウンセリングとかコーチングとか)に行くと
「自分はだめだ」感が増える人のところにはいかないでください。。
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2019年1月21日(月)

また早起き自慢をしようとツイッターを開いたら、案外起きていらっしゃるのですね。
私自身、これくらいの時間まで仕事することもあり、また今日みたいに
早起きすることもあり、微妙な時間帯です。
双極性障害の方はこんな不規則なことはしないでくださいね。

山井和則さん。同期で、宿舎も一緒で、仲よくさせていただきました。
思い出すのは、虐待された子どもの漫画「凍りついた瞳」をいつも紙袋に
入れて持ち歩き、「どうしたらいいんだろう?」とずっと考えていた姿。
東北に一緒に行ったとき、なんと、仙台の階段で紙袋が破れてしまい、大変な騒ぎに。

ちなみに、私たちがいたのは青山宿舎(家賃が一番安い)だったのですが、
4F(エレベーターなし)の私の部屋はせいぜいゴキブリが出て、
浴室の天井が剥がれて垂れ下がっていた程度でしたが、
2Fの山井さんの部屋はさらにダニも出るらしく、大変そうでした。

公文書などの表記を、西暦にしてほしい。
診断書なども全部買い替えなければならないし、
なんと言っても患者さんの年齢を計算するのが大変。
思想などと関係なく、便宜性から本当にお願いしたい。

高2にしてバイトで生計を立てている(自宅には住んでいるが)息子に、
「この頃お金全然あげていないけど、強盗とかするくらいならあげるから、
言ってね」と言ったら「何言ってるの」と思いっきり白い目で見られた。

同じ年に、元号が変わること(現行制度のままだとものすごく面倒)、
そして言われていることが真実なら消費税が上がること。
こういう日常に根付いた大きな変化が1年に2回も起こるなんて、
なんかみんな適応障害になりそう。

12月の匿名寄付、さくら舎から請求が来ないという連絡が来たので、
それはさくら舎の古屋社長がご自身で払われたのですよ、
ということを伝えたら、大変驚いておられました。
もちろん他の二社が不親切とうことではなく、
さくら舎さんだけ、社長さんと直接やりとりしているからできたことかと思いますが。
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2019年1月23日(水)

先週の三省堂書店・神保町本店さんの「心理・教育ジャンル」ランキングで、
「それでいい。シリーズ」2点が同時にランクインしたそうです!

1位『やっぱり、それでいい。』5位『それでいい。』
どちらも大きく展開いただいているとのこと。ありがとうございます!
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3918…

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2019年1月24日(木)

日曜日の気分変調性障害のワークショップの感想を読ませていただいています。
AHは治療ではないけれども、気分変調性障害との相性がよい、
という感覚がより強まっています。
「あのような温かく安全な場があることを知れただけでもよかった」という感想もありがたいです。

昨日のNHKBSプレミアム 「偉人たちの健康診断」
「徳川家光 世は生まれながらの病弱である」に、私が出演していた、
と知人から教えてもらいました。
前の再放送だと思いますが。家光については精神科医としてもいろいろ興味深いところがあります。

骨折の術後感染のため、まだランニングしない方がよいと言われている。
自分としては大腿の筋力が落ちていることが気になっていて、エアロバイクとか
ならいいんだろうなと思うし近くにそういうジムはあるのだが、
「機械を使わないトレーニング」(ヨガ、ランニング)をしてきた私には経済的にも違和感。

毎年恒例の養生園ワークショップ、今年は4月19日~21日です。入門ワークショップと
実践ワークショップをどちらも体験できます。大自然の中のおいしいマクロビ料理、
そしてサウナ嫌いの私が唯一大好きなハーバルサウナもプログラムに含まれます
(添乗員なみに私が解説します)。https://bit.ly/2S6kTg7

そういえば、昨年の養生園では、毎日朝と夜に点眼しなければならない点眼薬を
忘れてしまい、地元の眼科を受診して処方してもらいました。
車で行くとそういうところが便利ですね。(今年は忘れませんように・・・)

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2019年1月25日(金)

用事に出て、帰り道娘のことを考えながら歩いていたら、「かか」と背後から娘の声が。
「わー、今考えてたんだよー」と、生活の中のささやかな喜び。

お友達の家で年越ししていた娘から12時電話がかかってきて
「かか、感動させてあげようか」「うん」
「こんな私を20歳まで育ててくれてありがとうございました」
「こんなっていうのは何か気に入らないな」
「ああ、わかった。20歳まで育ててくれて…」
「っていうか、それ誕生日の挨拶じゃないの?」大笑。

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2019年1月26日(土)

50歳で骨折したことはよかった、と今素直に思っている。
これからバリアフリーを真剣に考えなければならない年頃。
湯船の中の手すりなんてファッションセンスが・・・と思っていたけれども
命綱。当たり前のようにある段差の意味を考え、
なくすか代替手段を考えるか。とてもよい勉強になっています。
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2019年1月27日(日)

今日は、私とほぼ同世代の男子二人(長野出身、広島出身)と移動中に
いろいろおしゃべりしたが、私が小学校時代に命をかけていた(!)
ゴムのスポーツカーについて、事務用ボールペンの裏でポーンと飛ばして
炬燵のヘリから落とせたものは自分がゲット、
という遊びを二人は知らなかった。新宿区だけか。
(注:新宿区だけではないことがわかりました)

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2019年1月28日(月)

AHを日本に持ってくる時、英語のグループなら敬語も使わず本当に対等な
感じがするけれども、日本ではどうだろう??
というのが一番の懸念でした。
というのを今頃思い出すほど、しっくり日本語にもなじんでいます。

2018年12月のツイートより

2018年12月01日(土)

記者さんは、「男女別学の方が学力が高い」と言っていましたが、
そんな学力はいらないです。女性にオクテの息子になるくらいなら、
女性と自然体につきあえる息子が嬉しいです。そもそも別学を
希望する時点でバイアスがかかっているのでは?
こういうアンケートが嫌いなのはそういう雑なところです。

それでも女子校と男子校の評価が違うのが私の本心です。
女子高では、いわゆる「男役割」も全部自分たちでします。
共学だったら違うのではないかと思います。
でも男子校は絶対いやなんですよね。うーん。

私が議員だった頃の選挙区、栃木は、トップ校の県立高校が男女ともに
別学なのです(もちろん反対運動していました)
受験に失敗すると巨大なS学院にしか入れないというもっぱらの噂でした。
学費、制服代、バスの定期代、その他もろも利権があるとも聞きました。
マンモス校なのですごく利益になりそう
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2018年12月2日(日)

私もついさっき、部屋が散らかっていると仕事をする気がなくなることに
気づいたのです! 今まで、仕事に必要なものさえ置く場所があれば
どこでも仕事ができるという自信があったのですが、違っていました!
気づいただけで片付けていませんが。

以前議員だったとき(議員会館の建て替え前だったのでやたらと狭かった)
デスクの上は資料や白書の山。「明日質問です!」とくると
(これが本当に夕方の遅い時間に来たりするんです)ソファの片隅で、
当時流行っていたモバイルギアを膝に質問を作っていました。
元政策秘書は「本当に変わった人ね~」と

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2018年12月3日(月)

一応言い訳しておきますが、もともとうちはそんなに散らかっていなかった
のです。でも2008年に父が急死して、母を半分の広さのところに転居させたとき、
捨てられないものを私の家に運び込んだのです。
1.5世帯分くらいのものが1世帯にあるので、物理的にどうしても難しいのです。

大学時代に手を挙げてもらったら医学部のB型率が高くてびっくりしたけれど、
私はB型であることが結構好きで、ある患者さんが受付に「え!?
先生ってB型なんですか?? B型で優しい人って初めて見ました」と言った、
と聞いたときには「そこまで嫌われているの??」と驚きました。

血液型の話が出てきて「非科学的」と思っておられるかもしれませんが、
私がかつて行った研究では、見事にBを持っているかどうかで性格傾向が
分かれました。テレビのクイズ番組に出たときに「血液型と性格は関係がある」に
〇をつけようとしたら「先生のこれからのキャリアが・・」と止められましたが。

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2018年12月4日(火)

毎年恒例の「匿名寄付」の季節がきました。
ある方が、私の本を3種類、3冊ずつ、自立援助ホーム、シェルター、患者団体などに
匿名で寄付してくださるのです。私もできるだけ役に立ちそうな本を選びます。
もう何年になるでしょうか。毎年感激します。

今朝、新しい本の原稿を仕上げました! なぜか3時に目覚めたので、
これは仕事しろということかなと思って頑張りました。
まだまだこれから編集作業、校正、等ありますが、刊行が近くなったらお知らせしますね。
テーマは「無視」です。

なんか恨み節になってしまいますが、小3からぐれたのにはわけがあって、
いじめられていたクラスメートを助けるために顔をゲンコツで50発殴られ
(衆人環視の自習の時間)、担任が「そういう事実は確認できなかった」と
言ったからです。
そんな人が「協調性がない」とさらに追い打ちをかけてくるなんて。

今月のAHミニトーク(YouTUbe)をアップしました。
画質・音声が格段に改善しているのは、AHボランティアの方のおかげです!
本当にありがたいです。
https://bit.ly/2zHOQZw

小3担任(確か井沢)の話はあちこちでしていますが、
AH的に言えば私はゆるしています。
井沢は最低。と思いつつ、ゆるしているというのはどういうこと?
と思う方は、今執筆中の「ゆるし」の本をぜひ読んでくださいね。

摂食障害の本もそうですが、初期の本は企画会議で落とされることも
少なくありませんでした。医師も下積み期間が大切ですが、
そういうときの苦労が今になって報われている気がします。

実は私、一緒に仕事するのが最も楽なのはO型の人なんです。
議員時代の政策秘書もそうだったし。
なんか、おおらかに引き受けてくれるというか。
採用面接で血液型を聞くので「なにこいつ」と
思われているかもしれませんが。
B型とは今までうまくいったことがありません。

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2018年12月06日(木)

高2息子が、アマゾンの返品のために私のプリンターを使いに来たが
「自分のアカウント」を持っている(彼の姉は私のアカウントを使っている)のに
驚いたら、プリペイドのラインペイを使っているそうな(資金はバイト)。
自立心・好奇心が旺盛なところは私にそっくり。でも性格は私よりもずっと穏やか

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2018年12月09日(日)

麻布十番商店街の福引で、なんと三等を当てて現金5000円もらいました!
小学校の時も友達の家族と福引に行って一等賞の醤油一升瓶もらい、
「あんたが当てたんだから持って帰りなさい」と言われて家まで
醤油の一升瓶をかついで帰りましたが、自分のくじ運にはちょっと自信があるんです。

映画通の方が多いので(師匠・藤原帰一先生をはじめ)映画について
コメントをするのは勇気を要するのですが、「手紙」は何度見ても
泣けるのでちょっと書かせていただきました。
まだご覧になっておられない方がいらしたら。

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2018年12月10日(月)

来年2月創刊のWEBメディア、日経ARIAに連載させていただくことが決まりました。

未成年の頃に性被害を受けたと思う男性のためのAHグループを開いています。
参加希望をいただいたときに随時開催します。ご希望の方はメールを。
(※参加は、未成年の頃に性被害を受けたと思う男性に限ります。)
場所は護国寺駅または江戸川橋駅の周辺。ニックネームでの参加可、参加費無料。

高2息子が通う高校は、基本的に「大学」で、校則がない。自分が思春期の頃に
校則を忌み嫌っていた立場としては、校則を守るよう言わなくてよいのは
すごくラッキー。時々、「何か困っていない?」と目力で聞いて
「うん」と答えてもらっているが、それで安心できる。

もちろんうちの子どもたちは私がぐれていたことを知っているので、
「校則を守りなさい」なんて言っても一笑に付されるだろうが。
「なぜ人は決まりを作りたがるのか」については昔から子どもたちと話し合ってきた。
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2018年12月13日(木)

「3歳児神話」など過去の遺物にとらわれず、子どもの愛着形成に
もっと注目してほしいと思います。質のよい保育、一緒にいるときには
安定して愛してくれる親。私はいわゆる「毒親」を、
子どもに安定した愛着を与えられない人たちと定義づけました。
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2018年12月14日(金)

「死ぬ勇気があれば何でもできるはず」と人を励ます人がいるが、
私が診てきた自殺念慮を持つ人の多くは、「消えたい」
「生きるのをやめたい」というのが主観。
「勇気」とか「何でもできる」とかいう前向きな思いではない。
そこを理解してあげてほしい。

ちなみに、自殺念慮は、うつ病の症状の一つ。他の症状同様に
「病気の間はつらいですね」と受け止めてあげることが必要。
「死」と聞くと不安から突然焦り始める臨床家は、まだまだ
トレーニングが足りないと思う。
絶対に死んでほしくはない、でも今の感じ方は受け入れるよ、と言ってあげたい。

私は米国俳優+マルチ活動のメリッサ・マッカーシーが大好きです
(一番好きなのはサンドラ・ブロックですが)。
メリッサはその肥満体(失礼)に自己否定感を抱かず、むしろ可能性を追求している。
自分の色気を信じている。こういう強く自然体のロールモデルが日本にもほしいです。
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2018年12月16日(日)

今日は有資格者向け対人関係療法研究会の実践入門編でした。
とにかくできるだけ多くを伝えようと、一日中早口で話し続けます。
変な風に「入門」してもらっても困るのでずっと私が講師を
担ってきましたが、そろそろ若手に代替わりしてもらいたいです。

そういえば昔学会でワークショップ(確か一コマ3時間)を2つ
連続で受け持たされたことがあって、立ちっぱなしで合計6時間話し続けたのですが、
そのとき「水島広子、まだ喋っているよ。さすがもと政治家だな」と
ツイートしていた人がいました(笑)。誰なんでしょう。

私はおそらく肺活量も多く、喉も丈夫なので、選挙の時一日中しゃべり続けても
声がつぶれませんでした。
声がつぶれないと同情を買えない、とよく言われたものでした。
風邪をひいていた時に他人の選挙の応援をしたとき、
ようやく喉が枯れましたが、自分の選挙では一度も。

印刷を頼んでおいた年賀状が届きました。
これから宛名作業という面倒が待ってはいるのですが、
年賀状の習慣をやめるということはまだ私には考えられません
(毎日顔を合わせているような人には送っていませんが)。
して、今でも印刷は栃木でさんざん私の印刷物を刷ってくださった会社に頼んでいます!
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2018年12月17日(月)

恥ずかしい!仕事用の椅子でうたた寝していたら、私の部屋にいた
娘に寝言を全部聞かれてしまった。
例によって患者さんに何かを一生懸命説明していたらしい。
「何で寝ているのに単一的なとか難しい言葉使っているの?」と笑われた。

カルロス・ゴーンがやってきたらしいことは言語道断だが、
それを国家規模でやった(つまり私企業のお金ではなく税金を使った)
事件の方が簡単に忘れられつつあるのはどういうことだろう。

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2018年12月18日(火)

20歳の私の娘は、かつては悩み事を相談してきたときに私の著書を勧めても
「いい」と拒否していたが、最近は「こういうときにはどれを読めばいいの?」と
私の著書を持っていく。
「あ、ごめん、まだそういう本書いていなかったよ」と私が詫びるシーンも。
反抗期終わったんだな。

人はなぜ「時間がない!」と感じてしまうのか?
真面目な人ほど陥りやすい「焦りグセ」に要注意
PHP研究所THE21(https://bit.ly/2R24gBx)

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2018年12月21日(金)

「それでいい。」シリーズの動画を作ってもらいました。
https://www.youtube.com/watch?v=HRT1mEQkHgI…

とにかく出入国の手続きは面倒になるし、大統領が変わるまでは米国には
乗り継ぎでも行かない、と決めていたけれども
(実際昨年カナダに行ったとき、米国乗継便を棄てて直行便にした)、
本当に、個々のアメリカ人はいい人たちなんですよね。ここがいつもジレンマ。

来年秋のブダペストでの国際IPT学会、サボろうと思っていたけれども、
創始者ワイスマンから「ブダペストで、あるいはその前に米国に来る機会が
あったら会いたい」と言ってもらい、さてどうしたものか。
世代交代を急がなければ。
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2018年12月22日(土)

今日は精神保健指定医の資格更新のための研修会でした。法律で定められた、
5年に1度は受けなければならない研修です。
どんな大物も受ける義務があるので、フロアからの発言の方が教育的だったりして
おもしろかったですが、全体としては新しい知識が増えるわけでもない、何となく不毛な一日でした。

ただ、国会にいたときに頑張って基礎を作った「親権停止」の仕組み
(それまでは親権喪失しかなかったので、なかなか難しかった)がちゃんと
運用されているのを知れたのはよかったです。
他にも、自分が修正した法律が話題になっていたのはおもしろかったです。

学会もそうですが、ほぼ全員参加の大きな催しに行くと、
久しぶりの人たちにお会いできるのは楽しみです。
今日も、大物の先輩、同級生、同期(私は医師免許取得後に放浪旅行をしていたので、
同期は基本的に一年後輩です)、後輩、といろいろ会えてよかったです。

措置診察のための移送について、厚労省は通知を出しているのに、
壇上で助言者同士の意見が対立していたとき(そしてその場で答えが出なかった)に
厚労省から出席していた「助言者」が無言でいたのが不思議。
勉強していないのかな。何のために出席していたのかな。

あ、ちなみに、精神保健指定医というのは、わかりやすく言うと、
精神科の患者さんを治療上やむなく隔離したり拘束したりするときに
患者さんの権利を法的根拠に基づいてきちんと保証する能力がある、
という国家資格です。指定医でないと、基本的には隔離や拘束はできません。

今年は指定医だけでなく、精神科専門医と指導医(これらは学会認定の資格)も
更新なので大変。

先ほど厚労省の人への不満をツイートした後、国家公務員の友達に電話をかけて、
「私、国会答弁レベルの答えを求めちゃっているのかな」と聞いたら、
「でも、どこで答えるのだって、厚労省を代表しているんだから同じだよ」
と言ってもらえて、ちょっと安心しました。厚労省がんばれ。
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2018年12月23日(日)

実は6月末に骨折した最初の入院時、とりあえず緊急入院した大部屋に
結核患者さんがいたらしく、保健所から言われて血液検査とX線検査をしていたのだが、
どちらも問題なしとの結果。
医療従事者なので毎年結核検診はいずれにしてもしなければならず、
今年はこの結果を運用してよいとのこと。

お歳暮もすんで、年賀状もあと少し。早く普通の仕事に戻りたい。
年明けはさすがにクリニックは休診だが私は年中無休。
その前に年内の診療をきちんとしなければ。

お歳暮や年賀状は、やめたいと思えばやめられるのだけれど、
まだそういう心境にならない、どうでもいいことだけれど、
ネトウヨの皆さんは、そういう義理を果たしているのでしょうか。

私と日教組を関連付けたメールを時々いただくが
(日教組に傷つけられたから私の政治ツイートが忌まわしい、とか)、
私の選挙区であった栃木県には日教組がないので関連はないし、
詳しく知らない。
そういうことも知らないで簡単に書くんだな。
みんなもっとエビデンス・ベイストに生きようよ。

ただ、日教組関連のことで教育現場で傷ついたという話は
聞いたことがあります。まあ、頼りないけど私が受け皿になるのなら、
どうぞ、という感じ。でも知らないので、全然頼りになりませんよ。
あとは、もう少し、私を信じてほしいな、とは思います。

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2018年12月25日(火)

貂々さん、確かに変わっているけど、そこがすごく愛らしくて、
私は大好きです。「やりにくい」と思ったこともありません。
むしろ一緒に仕事できるのが楽しいです!
これからもずっと一緒に仕事したいです。

来週はお正月で診療もないので、逃げ続けてきた帳簿をやらなければ。
1月上旬には税理士さんに送らなければならないので、さすがに、
やらなければならないギリギリの時期。
一番嫌いな仕事です。本当はためこまないでその都度処理すれば
よいのだけれど、嫌いすぎてできないのです。私の一番の弱点です。

この頃、私の本のおかげで命を救われた、というようなメールを結構いただき、
すごく嬉しいです。
臨床家としてはもともと割と自信があったのですが(目の前ですぐに
効果がわかるので)本については企画を編集会議で落とされたりしながら
苦労してきたので、なお嬉しいのです。ありがとうございます。

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2018年12月26日(水)

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉があるけれど、私はそこからは
解放されているな、とつくづく思いました。
私は兄がとても苦手ですが、兄の子である甥は大好きで、
何でもしてあげたいのです。
どれほどドロドロした背景があっても、好きな子のことは好き!と
言える自由がありがたいです。

「自分の中にある力も 信じられるようになりました」
これです、これです!
自分の本がそんな結果につながったなんて、本当に嬉しいです。

ラインのスタンプの件もそうなのですが、
貂々さんと創元社の担当編集者さん(男性・坂上さん)と私は仲よしチームで、
いつもメールで何か話し合っている感じです。
この3人でなければ「それでいい。」は生まれなかっただろうと思います。

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2018年12月27日(木)

私は患者さんに母親的な愛情を感じるタイプなので、自分の子どもが
産まれる前に、患者さんへの愛情が減ったらどうしよう、とちょっと心配した。
でも実際に生まれてみると、それまで以上に、
患者さんも(自分の子どもも)よい環境に置かれてほしい、と願うようになった。

多くの患者さんと熱心に関わることは、自分にとって誇りを持てる人が
増えるということなんだな。感謝。

ちなみに、今日は鑑別診断の原点に返った。
「食べない、痩せてきた」=摂食障害と安易に診断しないでほしい。
うつ病でも、統合失調症でも、そういうタイプは珍しくない。
また、非定型うつ病と過食症を勘違いすることもやめてほしい。
すべては診断から。教科書通りだ。
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2018年12月28日(金)

ハリウッドは映画自体の評価は別として、授賞式での
メリル・ストリープの演説などを見ると、日本の芸能界とは
全く違う羨ましさがあります。
確かにハリウッドは民主党支持者が多いと言われていますが、
党派がどうこうというよりも「人として、政治家として
こういう発言はいただけない」の自由がある。

高2の息子は、「三が日は時給が1.5倍になるから」と、
お正月をバイトで過ごすらしい。
そういえば私も、年末年始は当直料が高くなるから、と
ずっと病院にこもっていたこともあった。
さすが我が息子。(ちなみに私がお金をあげていないわけではなく、もらいにこないのです)

私は語学が割と得意だと思っているが、中国語だけはなぜかだめ。
現地で「トイレはどこですか」が通じなかった、という記録的な過去を持つ。
第二外国語で中国語を学んでいる息子に言ってみたら、「だめだね。将来はないね」と言われた。
でも、そういう軽い会話ができるようになって本当に嬉しい。

あ、息子は単に時給の話だけでなく、「休みで外国の留学生が帰国するから、
人手も足りないんだよ」と言っていました。一応本人の名誉のために追加でした。

今度は私の名誉のために補足。私が研修医だった頃は、
慶應病院は月2万8千円しかくれなかったので、どうしてもバイト
(医師としての)が必要だった。
そうしないと家賃すら払えなかった。だから条件をよく見ながら、
バイトを選んでいた。普通の月で、当直は3~4回だったかな。もちろん翌朝から仕事。

大学院の時は慶應義塾の奨学金(安いけれども返済義務なし)とバイトでしのいだ。
しかし臨床系の大学院生は、結局は有給助手(現在は助教)と同じ仕事を求められる。
そのほかに、自分の研究。
なんだかな~と思うけれども自分が患者さんを一番沢山診たのがその時期。
まあ財産ではある。

「トラウマの現実に向き合う」は、本当に本当に自信作なので嬉しいです。
「女に生まれて・・・」は売れ行きもレビューもボロボロ。
将来的にリメイクしようかと思っています。でもそんな本でも人の心に届くのですね。ありがとうございます。

ここからは鬼のように(?)帳簿作業に入る。本当に大嫌いな仕事。
でも、何が嫌いかと考えたら、完璧主義と関係ありそう。
今年は骨折ですっかり予定も狂ったし(収入が減り医療費が莫大)、
いつもみたい百均で買ったものまで支出に入れるのはやめようかなと思っている。
収入だけはちゃんと申告しますよ

なんか医者って(特に大学病院では)、労働と勉強の区別が曖昧なのですよね。
学ばせてもらっている(慶應は「背中を見て学べ」方針で、
全然丁寧でなかったですけど)とう意識が、労働者としての意識を
はるかにしのいでいたように思います。

今まで私がやってきた仕事(昔やっていたコンビニのバイトとかビル掃除とかを除けば)は、
完全に公私混同なんです。患者さんが急変したと聞いて病院にかけつけてもお金はもらえない。
でもそれは当然。休日も医学論文を読んだり書いたり。
休日というものがない、というのは今の生活にもつながります。

はい、どこまでが仕事でどこからが勉強かわからないみたいな。
政治家だったときも「公僕」として、働く時間を決めることができず
(支持者からの夜遅い電話もとっていた)、
時々地元の会合に子どもを連れて行ったりするあたりで
何とか「私」を作り出したかな、という感じでした。
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2018年12月29日(土)

娘の友達複数と電話でちょこっと話して楽しかった。
うちの母は比較的私の友達に邪険だったので、
「お世話になっています」と言ってくれるよその親がカルチャーショックだった。
だから娘の友達に「いつも娘がお世話になっています」とか
「いつも仲よくしてくれてありがとうね」と言えるのが嬉し
い。
そういえば昔は携帯がなかったので、「よその家の親」を
突破しないと電話で話せなかった。
16歳の頃から好きだった麻布男子に電話して、
「うちの子にとって今は勉強が大変な時期なんです」と切られたこともあったな。

なんと、バイトでバリバリ稼いでいる(もちろん扶養範囲内にしてもらっているが)
息子が、机を自分で買って組み立てている。
小さい頃私が買ってあげた机はもう用済みのよう。
机なんだから言えば買ってあげるのに、自立心の強さは私に本当によく似ている。

娘は私のことを「冷たく優しい」と言う。
ほとんど干渉しないけれど、常に味方、という意味かな、と思うとなんか嬉しい。

子どものこと、いろいろツイートしていますが、全部本人の承認をとっています!
(息子の場合「もう何でもいいよ」ですが)

時々「お嬢様育ちなのに」と言われることがあるが、それは絶対に違う。
小さい頃のうちは父の病気もあり貧乏だった。
そして私は小3からぐれていたし、自宅が都心にあったのに大学の途中で家を出て、
バイトで何とかやっていた。年子の兄は確かに「お坊ちゃま育ち」だな(たぶん死ぬまで)。
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2018年12月31日(月)

有働さんファンの方には悪いけれど、まさにこれが私が感じてきた
違和感なのです。あさいちに出演したとき、その弱肉強食ぶりに驚きました。
石田ゆり子さんへの次の記事も読んでみてください。
|有働由美子アナの自虐発言に垣間見える、「セクハラするおじさん」と
同じ思考回路 https://www.cyzowoman.com/2018/09/post_203544.html…

既存の男性中心社会で、個人的な能力はあるにせよ、有力な男性に気に入られて
出世する女性は少なくありません。今の日本に必要なことを考えれば、
どうふるまうべきかわかる気がするのですが。

私はサンドラ・ブロックが大好きなので、彼女の映画はほとんど見ています。
「オーシャンズ8」は、彼女には珍しい犯罪者役ですが、アクションものに
出てくる女性は常にその性的魅力を武器として、男性チームの一員に納まっている
感じなので、全員が女性の犯罪というのはパワフルです(窃盗しませんよ)

いい加減エンドレスな帳簿作業に命をとられそうになってきたので、
今年は税金過払いをしてでも身を守らねば(収入はもちろん全部申告します
。経費がややこしいのです)。
いつもみたいにきちんと整えて出せないと思うので、税理士さん、ごめんなさい。

20歳と17歳の子どもたちは、それぞれ、すでにお友達とカウントダウン+初詣に。
私は悲しい帳簿作業中(涙)。でも、楽しく年越しできる友達がいるのは、
親としてすごく嬉しいことだ。自慢ではないが、うちの子どもたちは、
「嫌われないように同調するタイプ」ではないので、本当のお友達だと思います。

帳簿の疲れがひどいので、「よし、ここは与えることで爽やかな気分になろう」と
、最寄りのコンビニに行ってちょっとした用事をして、外国名の店員さんに
「お家には帰らないんですか」と聞いたら「1年に1回くらいは帰っています」
「お正月だから帰るかと思った。良いお年を」これでだいぶリフレッシュ。

そういえば娘は出かけるとき「年があけたら電話するね~ よいお年を」と
言って出て行った。この子の素行にはそれなりに問題はあるのだが、
こういう妙な礼儀正しさがおもしろい。
例えば「行ってきます」は返事があるまで言うけれど、「ただいま」は言わないとか。
ユニークな子です。

必要とされているのは、「男社会でうまく立ち回っていく女性」ではなく、
「男性も女性もワークライフバランスを大切に、心の平和に価値を置ける社会」。
「NHKなのにぶっちゃけトークができる」が人気のもとだそうだけれど、
ぶっちゃけトークのほとんどが、評価のユーモラスな押し付けなんですよ。

女性と加齢というのは大きなテーマだし、
「女に生まれてよかった。と心から思える本」にも書いたが、
私は個人的には若い人の可能性を示唆し励ましつつ、「でもこのくらいの歳になるとさあ、
いろいろわかってくるよねー」と、加齢のポジティブな点を話題にするようにしている。

今すごく嬉しいことが起こりました。メールを開けたら、男性の方から「女に生まれて
よかった。と心から思える本」で歳を重ねる怖さがだいぶ手放せた、という内容なのです。
嬉しいです。商業的には全くダメですが、頑張って書いたので、
タイトルを変えていずれリメイクかな?

なんか、引きこもって帳簿作業をするよりも、集中して本を書きたいな。
もっとお金持ちになって、帳簿を任せられる人とか雇えないかな。
この帳簿作業、トータルで見ると滅茶苦茶コストパフォーマンスが悪いし、
人生の無駄に思えてきた。
そういえば、骨折の関係で、「走るのは年明けにしてください」と主治医から
言われていたが、なんとなく不安で同級生に相談してみたら、ランニングで
負荷をかけることと感染症がぶり返すことに関連があることを初めて知った。
ランニングしたいけど、骨隨炎になったら大ごとだ。控えよう。

2018年11月のツイートより

2018年11月01日(木)

私は50歳で人生初めての骨折をしたが、ちょうど老後の住居を考える時期に
とてもよい体験をしたと思っている。バリアフリーが言葉だけでなく本当に
実体験することができた。あとは、子どもが忙しい中訪ねれくれる幸せ。
「忙しいんでしょう」と気を遣いながらも、これはとても嬉しい。人生常に新しい。

高2の息子の沈黙型反抗期が終わってきたとわかるのは、私が言った言葉が
よく聴こえなかったときに今まではスルーされていたのが、今は「え?」「何?」と
聞き返してくれること。幸せ~~~~~~~。

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2018年11月2日(金)

人生、どれだけ「本物」が持てるかかなかな、と思っている今日この頃。
いろいろ嫌なことは起こる。でも「我が子に対する愛情は本物」とか、
「AHにかける情熱は本物」とか、そういうことが人生の質を上げるし
重要なのかなと。

私は安田純平さん好きだったし、自分自身もあの辺りを放浪していたので
(秘密警察の許可を得てゴラン高原に行った)ので、
今回の釈放については思うところがものすごくたくさんある。
ただ、「こんなに長いこと拘束されていたのに、自己責任論は優しくない」という
コメントをテレビで聞いて救われた気分
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2018年11月04日(日)

私の本が役立ったと言ってくれた患者さんがコロンビア大学のジョン・
マーコウィッツ(対人関係療法の大家)を訪ねたらしく「おもしろそうな本だけど、
いったい何冊書いたの?」と聞かれ「先週スタッフが数えてくれた時は
約80冊」と答えたら「そんな話聞いたことない。君は謙虚すぎるよ!」と怒られた。

10月19日の手術前には何をやってもよいと言われていたのでランニングも
していたけれども、今回早めに抜釘(普通は1年後のところを、
感染の増悪のリスクを恐れた私が3か月半後にやってもらった=結果として
正しい判断だった)したので、数カ月は歩行だけにしてくださいと言われた。なるほど。

ちなみに、国際的権威との関係をよくツイートする私に対して「権威主義」との
意見もあるようですが、精神療法後進国の日本で頑張っていれば、
主義がどうであれ誰でも応援してくれますよ。

国際摂食障害学会のメディア対策委員会日本代表をやっていたときは、
日本のメディアの質の低さに、「ヒロコ救済プロジェクト」なんてものもできたりして。
結局、日本のメディアには報告する余地もないので、私の活動は休眠に。
その際に差し替えを頼んだ日本摂食障害学会からもずっと音沙汰なし。

私の後任が見つからない大きな理由は英語力だと思う。
私は英語の重要性を直感して、ぐれていたときもラジオなど無料で
英語の勉強をしていたが、学校の勉強に忠実だった人たちは違うだろう。
国際言語としての英語とネイティブの英語を区別してほしいということは
国際学会にずっと主張してきているが。

摂食障害について言えば、各国(開発途上国も含めて)のメディアが
科学的知見を載せていたのに対して、日本はせいぜい有名人の
摂食障害ネタ。これでは学会に報告もできません。

私が卒業した桜蔭高校は、私が「慶應医学部に現役で合格しました!」と
職員室に報告に行った時も「あーら、あなたにはもっと苦労してほしかったわ」と
言われるくらい相性の悪い学校だったが、授業で当てられたとき、英語教師の
レベルに合わせて下手な英語をわざと喋っていたことに気づいていたかな。

桜蔭については、中学受験の時、女子御三家の中で唯一無宗教だったから
進学を希望した。だから、理不尽な校則(本来桜蔭らしくないし、
当時だけだったみたい。米国のマッカーシー時代みたいな時だったのかな)には
本当に失望した。とは言え、自分で希望して入った私学だったので、親も何もしてくれず。

学会で新しい知見が得られたときにメディアリリースする、というのが国際的には
ごく普通のこと。「メディア対策委員会」は、そのあり方を論じるためのものだった。
だが、日本では、それこそノーベル賞レベルしか、大きなメディアリリースを見ない。
学会の存在感がなくて当たり前。がんばれ。

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2018年11月5日(月)

もともと、「英語でコミュニケーションできて、メディアへの啓発能力も持った後進」を
頼んで何年もたつけれども後任が見つからない日本摂食障害学会。
私が評議員になったのは、学会の方向性に賛同したからではなく、
「後任が見つかるまで」が条件だったのですが。
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2018年11月06日(火)

人は自分が信じるものによってしか救われないのだな、としみじみ思った一日でした。
外野のうるさい(根拠のない)雑音にいちいち惑わされているようでは、
まだ救われる態勢ができていないということなんでしょうね。残念ながら。ああ、疲れた。

「信じるもの」というのは、もう一歩踏み込むと「信じたいもの」ということなんだろうな。

私も、ぐれて正解だったと思います。ただ、まっすぐに学生生活を楽しんでいる息子などを
見ていると、私ももう少し学生らしいことをしたかったなーと思ったりはしますが。
でも、ぐれたおかげで人の意見に振り回されない土台ができたのは確かです。

「柔軟である」ことと「ぶれない」ことは、逆のことのように見えて、どちらもとても大切なこと。
そしてこれらを両立させないと、生きづらくなったり人からの信頼が得られなく
なったりするのだと思う。
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2018年11月10日(土)

勲章などにはどちらかというと嫌な気持ちを持つ私ですが、「政治の母」小宮山洋子さんが
旭日重光章を受章されました。
政治などで活躍した人の「旭日重光章」と 学者などへの「瑞宝重光章」合わせて、
日本人の受章者は57人でしたが、女性は、なんと小宮山さん一人だったそうです。びっくり。

小宮山洋子さんがなぜ「政治の母」かと言うと、そもそも彼女が企画した女性公募で
私が議員になったこと、彼女がとても私に思い入れてくれていろいろ支えてくれたからです。
小宮山さんご自身のお子さんが3人とも男性というのも関係あるかも。
政界引退された今も親しくしていただいています。

小宮山洋子さんが「母」らしいところは、私が議員をやめてAHをやりたい、という話をしたときに、
「子どもには干渉しないことにしているから」と反対しなかったことにも表れています。
(後日談として、私の政策秘書に「やっぱり引き留めることにしたわ」と言いに来た、というのもありますが)。

小宮山洋子さんは政界引退されて軽井沢に移住されましたが、ボランティア活動で
本当に忙しいみたいです。「でも、私やりたいことしかやっていないので、幸せなのよ」と
おっしゃっている姿は、本当にのびのびされています。料理が得意な小宮山さんは子ども食堂も。
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2018年11月11日(日)

『それでいい。』シリーズ、お役に立っているようで嬉しいです。私が尊敬する大御所からも、
「読むとうなずいてしまいます」とお褒めの言葉をいただき、なんか嬉しいです。
何より嬉しいのは、貂々さんとの相性がよいことです。
これからもシリーズを発展させたいです!
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2018年11月13日(火)

刊行したばかりの「やっぱり、それでいい。」重版のお知らせがきました。
この本を広く読んでいただけたら、いろいろな人間関係の悩みが減りそうで、
楽しみです。 https://amzn.to/2PoIR5z
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2018年11月15日(木)

今日はあまりにも疲れ果てていたので、普段はあまり食べない甘いものを
食べようと決意したところ、ちょうどフランス土産にいただいたマカロンが。
意外と修行僧みたいな私の生活には、相当ハイレベルの贅沢でした。
もちろんおいしかったです! 元気を取り戻して、明日は栃木で講演。

そうそう、昨日だったか、帰宅したら犬がダイニングテーブルの上で
身動きが取れなくなって固まっていました。いつもは椅子をずらして
乗れないようにするのですが。足の短いミニチュアダックスフントなので
昇れても降りられないのです。食べ物が乗っていなくてよかった。
かわいそうだけどかわいかった。

拒食症治療における「コツコツ」はとても大切。コツコツ信頼関係を作る。
すごく心配でも、コツコツできる努力をする。コツコツを怠るとぶり返してこじれる。
この「コツコツ」の重要性、家族や治療者に理解してほしい。
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2018年11月16日(金)

栃木から帰ってきました。職場での講演です。皆さんお疲れでしょうに居眠りもせず、
温かい雰囲気でよく聞いてくださいました。感謝。
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2018年11月17日(土)

明日はAHの「ゆるし」のワークショップです。AHでは、心に平和をもたらす「ゆるし」を、
普通に言う「許し」とは明確に区別します。人気があって何度も開いていますが、
8月分が私の入院騒動で延期になり、明日になりました。温かい一日になりますように。
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2018年11月18日(日)

今日はAHの「ゆるし」のワークショップでした。骨折と術後感染のために
時間があいてしまって、久々のAHデーでしたが、今日も温かく、
たくさん笑った一日でした。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

今日、AHの会場に入るなり皆さんが「水島さん、脚は大丈夫?」と聞いてくれて、
みんなよく知っているなあと思ったけど、考えてみたらそのせいで延期になって
今日実現したワークショップなのだから、皆さん知っていて当たり前だったのでした。納得。

今日はこれから、来週の有資格者向け研究会の症例読みをしますが、一つ一つ、
活動を再開できています。骨折は仕方ないとして、術後感染でいつ
退院できるかわからない! となったとき「こんなに人に迷惑をかけて私の人生
どうなっちゃうんだろう」と思ったけれど、皆さまの優しさで本当に救われています

私は今50歳で、「あらあら年を取っちゃった」感はあるのですが、ふと気づいたのが、
若年者から年長者への役割の変化を遂げつつあるなということ。
前は思い切り「後輩体質」で、「先輩」と呼べる存在がいなくなっていくことが寂しくて
心細くてたまらなかったけれども、今は大丈夫になってきました。
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2018年11月19日(月)

水島広子&安斉知子のAHのyoutubeアップができました! どうぞご覧ください。
http://www.hirokom.org/

対人関係療法の兄貴分で世界一流の臨床研究家マーコウィッツはすごく私の脚のことを
心配してくれて「痛いの? よくなっているの?」と聞いてくれていたが、
たまたま別件で創始者ワイスマンに現状を伝えたらお見舞いの言葉と、
「来年ブダペストの国際学会か、その前に米国に来られたら会いたい」と。

とにかく出入国の手続きは面倒になるし、大統領が変わるまでは米国には
乗り継ぎでも行かない、と決めていたけれども(実際昨年カナダに行ったとき、
米国乗継便を棄てて直行便にした)、本当に、個々のアメリカ人は
いい人たちなんですよね。ここがいつもジレンマ。

来年秋のブダペストでの国際IPT学会、サボろうと思っていたけれども、
創始者ワイスマンから「ブダペストで、あるいはその前に米国に来る機会があったら会いたい」と
言ってもらい、さてどうしたものか。世代交代を急がなければ。
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2018年11月21日(水)

AHについてのYouTubeで、皆さまからのご質問も反映することになりました。
https://bit.ly/2PGAMJV のフォームからご記入ください。
(お名前とメールアドレスは任意です)

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2018年11月22日(木)

かなり長いことお金を渡した記憶がない高2息子が見慣れない服を着ていたので、
「そういえばお小遣いとかあげていないけど、大丈夫なの?」と聞いたら、
「またバイトに戻ったから」と。「くれるっていうんだったらもらうよ」と言われて、
まああげようと思うけれどもなんとなく誇らしい母。

私には娘(息子にとっての姉)もいて、二人ともがバイトで生計を立てるように
育ったわけではないし、雑草を食べてでも生きていけると自信が持てる息子と
比べれば娘はまだまだ私の力が必要なのだけれど、絶対やらないと
決めているのはその二人を比較すること。

考えてみれば、私にとって娘と息子は「私が産んだ子」という共通点があるだけで、
その二人を比較するというのはとても暴力的な発想のように思う。だって、性別
(つまり社会におけるスタンス)も違えば、性格も違う。ど
うしてきょうだいを比較する人がいるのかな。

ちょっと大きなプロジェクトが「もしかしたら実現?」状態になっていて、それは私の
長年の夢だし、そこには私の親しい友人の力も生かされていて、実現したら本当に
死んでもいいくらい。具体的にお話しできるようになったらします。

私はいわゆる「入院適応」患者さんを外来で診ている。
その成長ぶりには私もびっくり。それなのに「これでは死んでしまうのでは?」と怖れて
不要かつ本人に恐怖を与える親が、結果として患者の状態を悪くして入院に導く。
まだ子ども、閉鎖病棟。「先生、絶対助けてくれますか」という本人の声だけが支え
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2018年11月24日(土)

私自身がぐれていた(きっかけあり)からこそ思うのかもしれないが、学校による「指導」と
いうのは、どういう専門知識に基づいて行われているの?と
すごく不信感がある。専門知識などいらず、ただ子どもに無条件に温かく寄り添って
くれればそれで充分なのだけれど。実際は・・・
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2018年11月25日(日)

私グレていたことは、当時は大変だったこともたくさんあったが(もちろん楽しいことも)、
この年齢になると、「ぐれておいてよかった~」です。学校行事を逃したことなど悔いも
ありますが、本当に重要だと思うことのみに貪欲でいたいですよね。
今もその生き方進行中。

私の「ぐれ」は、自分の内面、学校生活の過ごし方、教師との関係、異性との関係
(本来中高一貫女子校だったのですが)にこそ表れたものにすぎず、
ヌンチャクとかは使えませんし、覚せい剤絶対反対です。
でも「東大に一番近い女子高」桜蔭で毎日職員室まで連行されるというのはすごい体験でしたよ

今日は有資格者向け対人関係療法研究会の実践応用編でした。
もちろん皆さま、とてもまじめなご参加。そして、ある程度年配の先生方は、
それぞれの御専門の知識をケチらずに駆使して若い人たちの質問に答えてくださる。
「この場での知識の共有が全国の皆さまのお役に立つ!」という雰囲気は大好きです。
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2018年11月27日(火)

私の友人は、決して数が多いとは言えないと思うけれども
(私の社交性の欠如により)、困った時に本格的に助けてくれるのもその人たちだ。
今もそう。小3の通信簿に書かれた「責任感が強いが協調性に欠ける」という言葉、
一生忘れないだろうが、そういう生き方もありなんですよ。先生。

神神経保険医(国家資格、他者を拘束したりする権利を有する)の更新が
今年なんだな、ということは入院していた頃から気づいていたけれども、
なんと、精神神経学会の専門医・指定医も1月末までと。重ならないと楽なんだけど。
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2018年11月29日(木)

昨日のことになりますが、診療後に、AHのボランティア仲間が集まって、
次のYouTube用の収録をしてもらいました。AH仲間とは、こういう実務的な
作業もとても温かく楽しい気持ちでできます。「YouTubeはわからないけど、
皆さん用のお菓子の差し入れを」と遠方から参加してくださった方も。感謝。

今日は診療後に取材。女性セブンでした。機会がありましたらパラパラとどうぞ。
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2018年11月30日(金)

女性セブンの取材は受験。私が中学受験したのは、高校受験は内申の影響が
大きい(つまり教師に左右される)から避けたかった、国立の抽選に落ちたので
女子御三家で唯一宗教色のない桜蔭を選んだと話したら「小学生から!」と驚かれた。
誰に相談したかと聞かれて、しなかったと答えたらますます驚かれた

一方で、小4の3学期から四谷大塚に通い始めた年子の兄が羨ましくて
小3の3学期~小4で四谷大塚に入れるまでは別の塾を自分で見つけて
日曜テストを受けていた、と言ったら(私は早すぎると思っていたのに)
「遅くないですか?」と。え? それって早すぎて問題ありじゃない?とびっくりした。

共学・別学の話もあったが、私は少なくとも男子は絶対に共学志向。
息子が高校受験で男子校に入ってしまったことが不満ではあるが、
彼には強い母と姉がいるし、中学まで共学立ったから、女性に変な幻想を抱かないで
すむだろう、と自らを納得させている。

今日は同級生のクリニックでインフルエンザワクチンを接種してもらいました。
仲のよい学年で助かっています。他の学年もそうなのかな。

その同級生は、私の自宅から徒歩5分くらいのところに開業してくれて、
消化器専門医なんです。胃カメラが必要な日が来たら頼もうかなと思っています。
同級生の情報交換とかできて楽しいです。

10月19日に今年最後の手術をして金属を一つはずしたので、
ドクターからは「年内は走らないように」と言われている。脚の筋肉がだいぶ
落ちてしまったようで、変なところでつまずき未遂を起こす。
この年齢で、高齢者の心境になるのは、イヤだけれども将来の見通しが立って役に立ちそう。

2018年10月のツイートより

2018年10月02日(火)

10月19日の手術のために、今日は術前検査(歯科も含む!)や
手続きを行ってきました。18日の早朝に入院して歯科からマウスピースを
もらって昼前には外出、午後診療をして病院に戻り、19日に手術、
できれば翌日にでも退院、という慌ただしいスケジュールになります。

ちなみに、数日前に抗生物質の内服をやめましたが
今日の検査でも感染症がぶり返した徴候はなし。ホッとしました。
でもまだ足首と甲が腫れているので、さすがにサンダルでは寒い季節に
なってきたのに靴がはけなくてどうしよう?? というのが今の悩みです。

術後感染のために延期にした仕事や用事を10月前半と11月に詰め込んでいます。
もちろん12月にも新たな企画が。今度の手術では、
術後感染を絶対に起こさないでほしい、と心から祈る気持ちです。

病院はとかく待ち時間の長い場所ですが、待っている間に私はたいてい
校正などをしていて、呼ばれたときには原稿と赤ペンを両手に持って入室する、
変な患者です。今日は仲がよかった同級生(その病院で出世している)が
通りかかっておしゃべりできたのは楽しかったけど。

2018年10月07日(日)

かつての有力政治家が、引退後に立派な問題意識を提起し、立派な発言をする。
しないよりはずっとよい。でも、例えばオバマ大統領は、
大統領だからこそできたことをし、大統領だからこそ効果的だった発言をした。
本来、政治的に有力な立場につくことは、そういうことなのではないか?

市場原理でうまくいく分野はそれでいい。でも、それでカバーできないところを
補うのが税金であり、政治の役割ではないのか? こんな単純なこと、
政治家が知らないとはびっくり。明らかに政治の質は下がっている。

息子が保育園児だった頃、彼はとても怖がりでした。
ある日私は彼に、「自分が怖がりだってわかっている男はいい男なんだよ。
そうでない男が女に暴力をふるったりするんだよ」と言いました。
息子は嬉しそうに「〇〇ちゃんはいい男?」と聞いてきたので、
「そうだよ」と抱きしめた記憶があります。

2018年10月08日(月)

教育を、教育勅語の是非を持ち出して語ろうとする人、今の教育現場の問題を
本当にわかっていないと思う(教育勅語は廃止されたものなのだから、
否を述べる人には何の問題もないが)。
今の教育現場を改善しようとするには、切り口が全然違うでしょう。

2018年10月15日(月)

アマゾンで、「やっぱり、それでいい。」の内容の一部が見られるようになりました。
11月8日発売。もうすぐですね!
https://amzn.to/2PF6Sle

2018年10月17日(水)

仙谷由人さん。初当選前の私を党大会で見て「未来への希望を感じた」と
美しい直筆のお手紙をわざわざ送ってくださった。
第二子妊娠中悪阻がひどくレモン水しか飲めないと言ったら
徳島のすだちを箱一杯送ってくださった。
知的で剛胆で繊細で、大好きな方だった。1年ほど前に電話でお話ししたのが最後。

明後日、脚の三度目の手術なので、明日の朝に入院して、院内の歯科を
受診してマウスピースを受け取って、午後の外来に間に合うように外出して、
診療して、夕方に病院に戻って明後日の手術に備える。
どこか一つでも遅れたら人にひどい迷惑をかけそうな日程。大丈夫かな。

2018年10月18日(木)

朝入院して、歯科で手術用のマウスピースを受け取り、薬剤師、ナースと
やりとりして、バイタルサインをはかり、外出届を出して、自分のクリニックに。
ここまでは計画通り。前の手術創近辺に変な腫瘤がありそれが痛みの原因だった
というのが計算外。午後は診療して、また夕方病院に戻ります

実はクリニックスタッフが体調を崩していて、今日は受付業務も含めたワンオペ診療。
事前の準備はちゃんとしたはずではあるけれど、限られた時間の中のことなので、
ちょっと緊張。

ワンオペ診療も、患者さんに優しく助けていただき無事終了。
今度は自分が患者の番です。とりあえず今日の日程が無事終わってホッとしています。
明日の朝9時から手術です。

しかし、退院して1ヶ月以上になるし、その間いろいろあったのだけれど、
病院に戻ってみるとずっと入院していたような錯覚にも陥ります。
相変わらず、ここにはここの時が流れています。

手術の同意書を見て、インフォームド・コンセントについてまた複雑な気分。
医師はまさに玉石混交。技術においても、誠意においても。
それを全て網羅する単一のリスクヘッジはできない。

明日の手術は、骨折後に入れた2つの金属のうち感染を起こした方の早めの
抜き取り(抜釘)と、明らかに熱を持って腫れている部分の傷を開けて洗って
もらうことになります。後者が予定外です。早く感染から解放されたいです。

2018年10月19日(金)

手術は無事終わり、意識もしっかりしています。腫れていた創部はや
はり膿んでいたそうで(昨夜大爆発してベッドが血だらけになっていました…)
培養に出してもらいました。感染との闘いはまだ続いておりました。
今は痛みだけが問題で鎮痛薬でコントロールしてもらっています。禁飲食の寂しい一日です。

2018年10月20日(土)

朝歯科受診し、歯が欠けていないことを確認し、退院してきました。
全体に忙しい日程だったので、なんだか疲れました(笑)。
足は痛いけれども歩けるので松葉杖もなしの退院です。抗生剤の内服をしばらく続けますが、
また感染で入院、などということになりませんように。

2018年10月23日(火)

今日の外来でよく聞いてみたが、あれだけ長期に入院して強力な点滴治療をしたのに
結局術後感染がぶり返していたようで、そこを手術でくりぬいてくれたそうだ。
早めの抜釘を、と希望したのは私だったが、タイミングとしてよかったそう。
骨折という不運の中にもラッキーはあるのだな。

2018年10月26日(金)

アメイジング・グレイスが美しい歌だということは知っていたが、
宗教的な歌詞のために距離をとっていた。だが、奴隷貿易と直接関係したものと知り、
50歳までそんなことを知らなかった自分に唖然。

水島広子と安斉知子のAHミニトークYoutubeの3回目が公開されています。
(お知らせが遅くなってすみません!!)

2018年10月29日(月)

50歳を半年過ぎた私が考えているのは、白髪を染めるかどうか。
まだ染めていませんが、白髪染めをやめた近藤サトさんの「いかに白髪を美しく見せるか」にも
大変興味があります。幸い、というか、白髪が目立たないので、しばらく考察します。

2018年10月30日(火)

「自己肯定感、持っていますか?」を書いたときは、こんなに多くの方に支持していただけると
思っていなかったのです。でもあの本を好み理解してくださる方が多いということは、
まだまだ世の中捨てたものではない、と思っています。

2018年10月31日(水)

今日の診療後のBAILAの取材はおもしろかったです。若い女性たちの不安や焦りもわかるし、
人生そうでもないよということも知っている、いい年代になったなと自分で思えました。

2018年9月のツイートより

2018年09月01日(土)

一昨日、昨日の採血の結果、炎症反応が再びわずかに悪化し、
またまた見通しのつかない状態に。退院後に、また高熱が出るほどの
感染症状が起これば生活は総崩れなので、退院したいけれども
安易にできない。とりあえず今日は脚のCTをとって現状把握。
リハビリだけが好調。判断は週明けへと持ち越し。

2018年09月02日(日)

ありがとうございます。骨折そのものは閉鎖性(単純性)だったので、
手術を受けなければ起こりえないことでした。
そういう意味では手術の合併症です。とは言え、手術を受けないという
選択肢もなかったので難しいです。

毎日の点滴でだんだん血管がつぶれてきたようで、今日は6回くらい
針を刺されました(痛い)。ついに禁断の(利き手の)右手に進出。
どうも私は血管についていなくて、一般の採血でも2回刺されることが
多いです。このあと22時からまた点滴。
明日の採血結果がどうなることでしょう。

今週は、たまたまスタッフの夏休みとして前から決まっていたので、
クリニックはお休み。来週からは普段通りなので、何とか今週中に
ケリをつけたいのだけど、こればかりは自分の努力でどうしようも
ありません。
10月になるとスケジュールが殺人的で緊急入院もできない感じなので、
9月に完治したいです。

2018年09月03日(月)

ぬか喜びはまだできないのですが、今朝の採血結果は良好でした。
長かった点滴生活を明日までで終え、内服に切り替えて、
悪化しなければ退院、という道筋が見えてきました。

本来入院が嫌いで、初産の時も1週間もいられず退院したほどでしたが、
今回最長の入院生活が何とかなっているのは、この「闘病ツイート」の
おかげも大きいかなと思っています。
読んでいただいてありがとうございます。

2018年09月04日(火)

私は個人的にも自由を至上価値としており(もちろん内心の自由を含む)、
社会的にも、報道の自由、表現の自由、内心の自由がとても大切だと思って
います。もちろん礼儀はわきまえた方が多様な人々の共感を得やすいと思うので、
結果を求めるのなら暴力的な表現の「何でもあり」ではないと思います。

私は結構直言型で、オブラートに包んだ物言いはしない(できない)方なのですが
暴力的な要素を排除することは十分可能かなと思っていますし、
できるだけ実践しています。攻撃よりも共感の方がずっと力があると思っています。

2018年09月05日(水)

かの東大医学部でも多浪は切り捨て傾向と内部の人(入試に携わる人)から聞いた。
未確認情報なので、責任を持ってツイートできないが、国立、しかも
ジャパニーズ・ドリーム?(まあ今は親の経済力による格差が大きいようだが)の
象徴みたいな東大で。責任を持って発言できる方、お待ちしています。

今日は長距離歩行訓練と称して、午後麻布十番商店街の入り口まで歩いていきました。
早歩きは無理ですが、いかにも骨折中には見えない歩き方ができたと思います。
痛みは短距離と変わらず。最寄りの書店に寄ったら、さくら舎さんの営業努力が
よくわかりました。ありがとうございます!

今日のリハビリでは、球を切り取ったような、こんな形の物の上に右脚(患側)立ちしました。
筋力とバランス。ふくらはぎの筋力が落ちているので、
グラグラして難しかったです。 https://pic.twitter.com/seOHp5KlRL

試しに骨折していない方の左脚でやってみたら、バランスをとるためにいかにいろいろな
筋肉を使うのかがよくわかりました。もともとランニングしたりヨガしたりで結構脚は
丈夫なので左は難なかったのですが、右脚は長くて10秒。また頑張ります。

そういえば、骨折の原因をお話ししていませんでした。恥ずかしい話です。
早朝ボーっと階段を下りてきたら、階段の下に娘のテニスラケットケースがあって、
そこに右脚をズボッととられてツルツルと行ってしまったのです。
転んでしまえばよかったのですが踏ん張っていたら立ったまま右脚がボキッと。
人々から「転ばなくても骨折ってするんですね」と驚かれました。
滑りものには要注意ですね(スキーもそうかも)。

2018年09月06日(木)

もう病院は朝。本当に貫徹してしまった。翻訳が珍しく楽しく、集中していたら朝。
でもまだ眠くない。リハビリ、長距離歩行訓練、何よりも菌、大丈夫かな。

来年の国際対人関係療法学会は仏のリヨン(ちょっと面倒)。私は骨折術後1年を
めどに抜釘(チタンを抜く)、再度のリハビリ。今回結構危なかったので、
こればかりは慎重にやりたく、学会長に事情を話して「いけないかも」と言ったら
「君は特別な存在だから来なくても何からも外されないよ」と優しい。

2018年09月07日(金)

明日の採血結果次第だが、退院できそうな雰囲気になってきたので、気を取り直して
専門書の翻訳に精を出している。
それにしても、帰還兵のPTSDの難しさを訳していて、安全保障政策は、
ここまで包括的に考える必要があるとさらに確信している。
PTSDの専門家は知恵袋に入っているのか?

2018年09月08日(土)

入院中の課題と自ら決めていた専門書の翻訳が終わりました! あと1時間半眠れるかしら。
ちなみに、「PTSDに対する対人関係療法」です。
もう翻訳はしないと決めていたけれども、とても親しく大好きな兄貴分の著書なので、
禁を破りました! 達成感。

退院です!

皆さま、ありがとうございます! 闘病ツイートはしばらくお休みする予定ですが、
私の場合、抜釘(金属を抜く)を今年の10月下旬と来年6月ごろの2回に分けて行う必要があり、
また入院です(術後感染の可能性もまたあり)。
そのうち、短期バージョン闘病ツイートが復活予定です。

「女子の人間関係」、私の著書では初めて北京で訳書が刊行されることになったのだが
(今まではもっぱら台湾)、政府への委任状の提出とか、やっぱりちょっと面倒な感じ。
しかし私が知っている中国本土の女性はとにかく強く(男性を殴ったりする)、
この本が必要なのかしらという疑問も。

今回の術後感染について、「そんな事態を引き起こしたなんて許せない」と言って
くださる方もおられるのだが、不思議と私には全くそんな気持ちはない。
感染症に対しても誠実に対処してくださったドクターやナースへの感謝の気持ちしかない。
すごくお金がかかったのは結構困っているけど。

退院後もさらに3週間は抗生剤の内服が続く。今回の出来事を通して、医療の歴史的原点は、
まさに感染症との闘いだったということを再認識した。

2018年09月09日(日)

病院に持って行ったノートパソコンでは、なかなか創作的なことができませんでした。
私は自宅ではノートパソコンをディスプレイやキーボードとつないで使っていますが、
この安定した環境の方が本を書く頭のスペースができるように思います。
モラハラの原稿、担当者が変わったので現在大幅書き直し中。

2018年09月10日(月)

私が現在出している結論としては、AHで言う「怖れ」とは、私が「他人の目が気になる人へ」で
定義づけた「プチトラウマ」(あるいはトラウマ)を多く含むと思う。
他にも死に対する恐怖なども含まれるけれども。

明日は退院後初めての通院日。データが悪くなっていませんように。また、明日は息子の
17歳の誕生日でもある。つまり、NYテロから17年目。
反抗期だから喜んだりはしないだろうけれど、息子の誕生日に帰宅できていてよかった。
犬だけは「もういなくならないでね」と言わんばかりにまとわりついてくる。

Z会、チャレンジ校の入試問題、そして今度は四谷大塚も、私の著書の文章を問題に
使ってくれているとのこと。Z会と四谷大塚は、私自身も過去に利用していた
(大学受験は予備校に行かずに独学だったので、せいぜいZ会を時々やるのみだった)ので、
なんか光栄。

2018年09月11日(火)

本日の採血結果は順調でした。これからは当分、毎週採血のために通院します。
仕事人間の私ですが、仕事を可能にするために、他科の検診もまじめに通っています
(一般的な健康診断は受けていませんが、特に弱い科を)ので、結構忙しいです。

最近文庫化したばかりの『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ』、3刷が決まった上に、
韓国での翻訳オファーがあったとか。嬉しいお知らせ。
国籍を超えてお役に立ちますように。 https://amzn.to/2O6xYR0

今日で17歳の息子。口数が増えてくれて、お笑いの話もしてくれるようになった。
退院したばかりの一時的なものかもしれないし、まだ2回も手術を受けなければ
ならないことを心配してくれてのことかもしれないけれど、息子との会話
大好きな母はとにかく嬉しい。頼んだことも親切にやってくれる。

なんで子どものことをたくさんツイートするの? と思う方もおられるかもしれない
(個人情報には気をつけているが)。でも、政治家時代、栃木の皆さんに
子どもを育てていただいたので、その後のお知らせがてら。
皆さんもとても楽しみにしてくださっている。

息子の誕生日にはケーキがない。息子は生クリームが嫌いなので、今までも、
カステラの上にチョコレートの板を乗せたりと工夫してきたのだが、
数年前にそのチョコレートを犬がぺろりと食べてしまってからは
(犬にとってチョコレートは致命的らしい)そんな習慣も廃止に。
犬は無事生き延びたが。

2018年09月12日(水)

今まで「親友ノート」として患者さんにお勧めしてきた発明品?が
創元社さんのお力で商品化されました! 700円+税で買えます。
https://twitter.com/hosokawatenten/status/1039710310993518592…

2018年09月13日(木)

ここから1年は難しい。10月19日に次の手術、来年6月にさらに次の手術
(全部骨折関連)。頼むから感染しないで、という程度。
6月にフランス・リヨンで開かれる予定だった国際対人関係療法学会(ISIPT)が、
なぜか秋にブダペストで。リヨンには欠席を表明したが、ブダペストは?

患者さんは本当に優しい。「先生、もう歩けるんですか?」とか必ず言ってくださる。
私が患者さんを見てよく思うことは、「こんな環境で、よく生きてきたな」ということ。
そのギャップが病気を生むわけだけれど、「病気=自分が苦しむこと」というところに
全てを収束させているのが本当にすごい。

「それでいい。 実践ノート」、なんと発売前に重版になりました!
重版が出来上がるまでに少し時間がかかりますので、ご購入はお急ぎくださいとの
ことです。 https://amzn.to/2CMIr2Z

2018年09月14日(金)

学生時代にスウェーデンの寝台車で出会った女性の母親は医師でした。
日本の医療のことなどを話すと、「え? 当直明けに手術をするの?
それって危険じゃない?」と。私も全く同感でしたが、
当時の日本ではそれが精神論で当たり前で。

スウェーデン方式の年金は、基本的に税です。所得比例で、年金が
もらえるのですが、生活保護程度の人については、ほんの少しの傾斜の、
最低補償年金がもらえます(モラルハザードを防ぐためです)。
北欧の高額税金をみんなが払うのは、税金に対する信頼が高いから。
日本もそんな国にならないかしら。

抗生物質のおさらい。私が現在も内服を続けているのは、
「この菌にはこれ!」という、かなりターゲットが狭い薬。
風邪に抗生剤を処方する医師が私は信じられないが、漫然とターゲットが
広い抗生剤を使うことにより、耐性菌が作られていく。世界のために、知っておきましょう。

娘が20歳になったので、国民年金保険料を納付することにした
(これをうちの親がやってくれていなかったので、議員時代にテレビで
古舘伊知郎に責められた)。
しかし、その広告の「あなたの一生のサポートをします!!」は嘘ですね。
私は基礎年金しか受けられませんが、とてもサポートされませんから。

「自分は気分変調性障害では?」の方向けのワークショップを来年
1月20日に開きます。もう3回目となりますが、ずっと続けたい、
すばらしい企画ですので、少しでも本を読んで「もしかして」の方は
ご参加ください。
新規、反復、なんでもOKです。 https://bit.ly/2OmNIzE

水島広子&安斉知子の、AHユーチューブ第2弾がアップされました。
将来的目標は月2回アップですが、とりあえず月1回アップしていきます!
https://www.youtube.com/watch?v=wV8N2Fz_h3A…

2018年09月18日(火)

今日は朝自分の毎週の検査で病院受診した後(データは微妙でした)、
婦人公論の鼎談でした。この健康状態だと、一つの仕事をこなせるとホッとします。

2018年09月20日(木)

『それでいい。実践ノート』、発売になっています。詳しくはhttps://bit.ly/2ML5kDH
ポイントは、「親友役」を本気でやることです。
「本当にそんなこと、大切な人に言う?」と自分に問いかけてみてください。
アマゾンはこちら https://amzn.to/2QHQ0en

いわゆるニュースの「街の人の声」で、安倍三選について聞かれたある人は
「安倍さんでよかったです。外交、いいですよね」と答えていた。
「どのことについてですか?」となぜ次の質問をしないのだろう。
不思議。刷り込まれてしまうよ。

2018年8月のツイートより

2018年08月01日(水)
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昨日(火曜)から、右脚への荷重を1/2にすることが許可された(それまでは1/3)。
主観で2/1と3/1の区別は難しいので、身体の声を聴きながらやっていくしかない。
いずれにしても、片足を絶対についてはいけない時代が終わったのは本当に嬉しい。

修復的司法の考え方がもっと広まってほしい。
あるコミュニティに起こった事件(悲劇)には、コミュニティ構成員のすべてが
何らかの形で加担していること。
犯罪のことを書くつもりだったが、政治についてもそうだと今思っている。

新しくウェブの仕事を請け負ってくださる方と診療後にお会いして打ち合わせ。
もともとHTMLを自分で書いて作ったウェブサイトだが、1999年作だからもう19歳。
その前は確か、選択制夫婦別姓の活動用のウェブサイトを運営していたような記憶が。
いずれにしても専門家に任せられるのは安心。

2018年08月02日(木)
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私の友人である米国人のレズビアンカップルは、中国系の養子を得て、
愛情深く幸せな暮らしをしている。前から出生率の話が出るたびに
「では、生まれてきた子は大切に育てられているの?」と思ってきたが、
生まれてきた子が大切に育てられない社会では、出生率も上がらなくて当然では。

今週は右脚に2分の1の体重をかけてよくなったので、屋外歩行には
右脚の松葉杖は必要だがずり脚で屋内で移動する分には杖なしに動けるようになった。
片足しか使えなかった頃と比べれば天と地の差だが、早く両足普通につけるようになって
部屋を片付けたい!

書「国会議員を精神分析する」にも書いたが、たかだか1時間の会議でもタバコを
我慢できない議員が「今の子は我慢を知らない」と言い、「道徳教育が大事」という議員に
限って、隠蔽や改ざん、誠意のない答弁をしたりする。
これ、ものすごーーーーーく注目に値すると思う。

2018年08月03日(金)
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郵便局でしか売らないKiiteという産経系雑誌に連載していたが、休刊になってしまった。やはり私の持論通り、郵便局は地域の拠点として、米国同様パスポートの発行なども行うべきだと思う。私は郵政解散で自由の身になって幸せだが、郵政民営化についてはきちんと検証すべきでは? みんな覚えている?

日本に郵政民営化を強要した(とされている)米国では、郵便局は国営で、パスポートを受け取ったりできるんですよ。これ、私が米国に住み始めて真っ先に知った事実。

2018年08月04日(土)
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高2息子が、青春18きっぷを使って放浪旅行(国内)に出かけた。小学2年生の時から一人でキャンプに参加し、小卒以来は屋久島や北海道への一人旅。ひどい反抗もない彼なりの思春期の過ごし方なのだと思うと、応援しなければ。本当はとっても心配なのだけれど。無事でね。

2018年08月06日(月)
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息子と旅行と言えば、小学校を卒業した直後の春休みに屋久島に一人旅に行ったとき「気をつけるのよ。山中で小6の死体発見とか、いやだからね」と言ったら、「大丈夫だよ、山登りなんかしないから」「いや、あれはね、死んだ後に運ばれるんだって」「・・・」とゲラゲラ笑った記憶があります。

私は「お盆休み」をとれる職場で働いたことがない。大学病院勤務時はお盆休みがなかった。議員(候補も含めて)のとき、初盆回りは、まさに稼ぎ時。一日100軒以上を回って、ズボンの膝が擦り切れたときも。そして今は、「お盆休みだから受診しやすいだろう」と考えて、診療は続けている。

そもそもサマータイム(Day light saving time) は1時間の時差を恣意的に作り出すシステムなので、みんな1~2週間は適応に苦しんでいた。日本でその適応に苦しむ必要があるか?(それほど日本に合ったシステムか?)というのも疑問。

世界最北の鉄道駅、ナルヴィク(ノルウェー)に8月に滞在していた時には、11時を過ぎてもみんなでテレビでスポーツ観戦。私は短期間だけだったけど、みなさんの毎日はどうなっていたのだろうか。

サマータイムについてはいつも国会で議論になっていて、私がいた頃は沖縄出身の議員が「これが導入されると子どもたちは一年中暗い中登校しなければなりません」。大方の懸念は「まだ明るいから、と単に長時間労働になるのではないか」。日本に何が必要か、ちゃんと考える必要があると思う。

精神科医としては、生活リズムはとても重要。サマータイムを導入するのであれば、そのあたりまでのケアがほしい(双極性障害と生活リズムはとても深い関係にある)。

2018年08月07日(火)
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旅行で、英国や北欧に行ったときは、サマータイムは輝かしかったです。一日が終わったと思ったら、そこから素敵なレジャータイムなのですから。米国に住んだ時は「1時間の時差への適応」、今は国際電話会議などのややこしい要素。それがDaylight Saving Timeです。

2018年08月09日(木)
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近々AHミニトークのyoutubeを始める予定。楽しみにしていてください。またお知らせします。ちょっと間抜けな水島広子や安斉知子の素顔も・・・?

2018年08月10日(金)
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昨夜一睡もしなかったので、さすがに午後後半眠くなった。ウトウトしていて、はっと目が覚めたら明るい。「大変、今日はAHのワークショップなのに遅刻?!」と焦ったら、6時。あー、よかった、間に合うと思ったら、なんと午後6時でした。ホッとすると同時に、自分のバカさ加減が情けなく。

今年50歳になった私は、シンプルに生きることにしました。「あー、面倒くさいなあ」と思う要素をできるだけ減らしていくつもりです。

2018年08月11日(土)
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私が石破さんを応援する日が来るなんて・・・ものすごく魅力的なことを言っているわけではなく、まっとうなことを語っているだけなのに、輝いて見える。

時期的に、自民党総裁選です。その都度、よりましな候補を応援するのは私にとっての筋です。

今日はAHの「ゆるし」のワークショップ。普通の「許し」とは違うAHのゆるしとは何なのか。すごい人気で、前にもやったし、来週もやります。

AH流「ゆるし」についてはもうじき執筆開始。うまく書けるかな。

2018年08月12日(日)
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私がとても大切に思っているAHコミュニティの人たち。助けて!と言えば助けてくれる。私を癒してくれる。そして、彼らもAHの場で癒されてくれる。人間は不完全だと教えてくれる。私にとって、一生の財産。AHを始めて本当によかった。

そうなんです。普通は何かを使うと減ってしまうのですが、AHのあたたかさは、相手に与えるほど、自分にも増えるんです。本当、「とってもお得な財テク」ですね。

AHは道徳の教科書ではない、「べき」が全くない、ということをぜひぜひ体感してくださいね!

しかし、「クール」はよいとしても(ちょっとかっこいい)、よく「怖い人だと思ったけど面白い人でよかった」とか言われるのは「なんで?」と思います。私の本、そんなに怖いかしら。

松葉杖で外を歩くと、人が親切にしてくれる。さっき小さい子どもが寄ってきたときも(別に不快でなかったけれども、突進されたら転んだかも)お父さんが「すみません」と言ってくれた。人ってやさしいなあ。

青春18きっぷで放浪している(本当にどこにいるかわからない)高2息子に、「死んでいたら警察に届けなきゃならないから」とラインしたら、スタンプが届いて、ちょっと涙ぐむ私。結局どこにいるかわからないのだけれど、生きていてくれれば十分!

2018年08月13日(月)
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私は、人の本質は温かいこころだと思っています。それが何らかの形で表現されると「優しい」と感じます。押し付けられる「優しさ」では、上下関係が生じてしまいますが、そうではなく、自分の温かさがじんわりにじみ出るようなのが「優しさ」だと思っています。

今は「孤独力」の本の文庫化をしています。このリメイクは、相当力を入れているので、親本(単行本)をお読みになっている方でも意味があると思います。刊行が近くなったらまたお知らせしますね。

屋根があるから言えることですが、私は荒れた天気(今、東京がそうです)を室内で聞くのが大好きです。外に出ると魅力は一気に面倒に生まれ変わりますが。

YouTubeでのAHミニトーク、公開されました! http://www.hirokom.orgのトップページ右側「水島広子公式YouTtubeから入っていただけます。5分くらいなので、お気軽に見てみてください。

ちなみに、YouTubeを撮った時の顔は、何やらむくんでいます。普段はもうちょっときれいです(笑)。

2018年08月14日(火)
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12時頃寝たはずなのだが、脚の痛みで3時に目が覚めた。この頃調子に乗って足を使いすぎていたかもしれない。あまり効かない痛み止めを飲みつつ、こんなときは単純作業の翻訳だ。何か月催促されてもやる気になれなかったのに、痛みを忘れるためには結構スムーズに仕事できる。明日受診日でラッキー。

うわ、もう5時間仕事していた。出かける準備をしなければ。しかし、5時間仕事してもまだ8時なんて、ちょっとお得な気分。

整形外科で、ヨガの許可が出た。最近杖を突かずにその辺をつかまりながら歩いていたがそれもむしろOKとのこと。今朝の激痛は単に痛み止めを飲んでいなかったかららしい。「骨折は動かして治せ」は本当のことだった。9月10日に長距離運転をしなければならないので、それまでに全荷重をかけられるように。

あ、「骨折は動かして治せ」は、手術などで固定した後の話です。折れたまま動かさないでくださいね。

そうか。私は年中無休だけれど、皆さんがお盆休みをとってくれるおかげで、普段できないような仕事をすることができるのか。受け取るメールの数もぐっと少ないので切迫感もないし。こんなことに今頃気づくバカな私。

漫画・・・「はだしのゲン」はある意味、私の原点です。

2018年08月15日(水)
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あ、YouTubeを見てくださった方から、「AHって、アーじゃなくてエイエイチなんですね」とご指摘いただきました。なるほど、アーにも読めますものね。A(エイ)H(エイチ)です。

2018年08月16日(木)
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骨折術後の創から菌が入ったらしく発熱して夜中に緊急入院になりました。
菌の特定はこれからです。またまた皆さまにご迷惑をおかけすることになり、
申し訳ございません。ただ、医学的に慎重であるべき状況なのも確かです。
病名としては菌血症です。

広域抗生剤を点滴しても症状もデータも改善しないので、明日は傷を開いて
中を洗うという噂が。あまりの恐ろしさに「いくらなんでも麻酔くらい
してくれるんでしょうか」と聞いたら「そんな拷問みたいなことやりませんから」と呆れられた。

そうだ、こっちが先だった。皆さま温かいメッセージを本当にありがとうございます。

2018年08月17日(金)
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だんだん闘病ツイッター的になってきましたが、今日の午後、麻酔下で傷を開いて洗う、
という手術を受けることになりました(さっき痛いところを穿刺したら膿が出てきたので)。
今日は私の主治医が不在なので、上級医の先生が手術してくださいます。

うちの娘がラインに「お見舞いに行くね」ではなく「お見舞いしに行くね」と
書くのがなぜかとてもかわいく感じられる私。

実質1時間半、前後入れて3時間ほどの手術が無事に終わりました。温かいお励まし、
本当にありがとうございました!

今日のオペのチームはすごかった。執刀医とナースがみんな男性、
麻酔科医のみ女性。なんかみんなかっこよかったです。

21時まで飲水も不可です(涙)。結局起因菌はおそらくあの有名なMRSAで、
今回洗いきれなかった部分のことも考えて、抗生剤を変えて点滴治療が続きます。
本当、闘病ツイートになっちゃいましたね。

でもこんな時にしみじみ思うのは、ツイッターは今やしっかりと私のサポート源に
なっているということ。無条件にいろいろつぶやかせていただき、
温かいメッセージをいただき本当に感謝しています。SNSが悩み、ということを
よく取材で聞きますが、私は正反対です。

あちこちで攻撃的ツイートをしたり炎上している人は、このしみじみした温かさを
味わえないんだな、と思うと気の毒になります。まあ余計なお世話か。

2018年08月18日(土)
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入院前は旅行中の息子の安全が心配で、連絡とりたい衝動と闘っていたが、こうなると、できるだけ私の現状を知らないで放浪旅行を満喫して来てほしい(娘が知らせていない限りは知らないはず)。親心って本当、自分勝手だなあ。

またまたリハビリが始まりました。今回は松葉杖への適応というよりも、自分で鍛えたい筋肉を鍛えられた感じでよかったです。しかし手術翌日、しかも微熱があるから行きたくないと言ってもリハビリ、なのですから、整形はリハビリに尽きるのですね。感心しました。

そうそう、この病院で偉くなっている同級生(飲み会で酔っぱらったときに家まで送ってくれていた親しい友人)とすごーーく久しぶりにおしゃべりできて大学時代に戻った感じで楽しかったです。彼は貫禄がついていたけれども、私は「全然変わらない」らしく、成長の差?でしょうか。

松葉杖の手のところが痛くて限界状態だったので、プチプチの梱包材をガムテープでぐるぐる巻きにして案外快適に使っていたが、今日リハビリ室で「・・・看護師さんに言えばもっときれいな包帯とか巻いてくれますよ、きっと」とあきれ顔での助言をいただく。今は包帯できれいになっています。

本当は明日「ゆるし」のワークショップを先週に続いて開く予定でした。参加予定だった皆さま、本当にごめんなさい。この「ごめんなさい」の現状と「ゆるし」というテーマが妙にだぶるので不思議な気持ちです。

2018年08月19日(日)
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日曜日の病院は本当に静かです。今日はリハビリもお休みなので、自主トレで、松葉杖で廊下の往復をしました。一方で私の徐脈が注目されているようで(昨夜40台まで落ちたらしい)、全身状態に注意しながらの運動、という案外難しい課題です。

本来の私の脈拍は、1分に60回、つまり1脈1秒です。漫画のブラックジャックにも出てきましたが、自分の脈拍を知っておくと、時計のない時の時間の目安になります。

2018年08月20日(月)
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まだ菌の特定ができず、入院生活が続いています。病院時間にも慣れて、今朝も5時から、ベッド上でできるストレッチ(ヨガ風)と専門書の翻訳をしていました。7時半の朝食の時点ですでに一仕事終わった感じでした。車椅子を一生懸命こぐと肩こり治療効果があることを発見。

思い返してみると、私の人間観は12歳の時に大きく変わったのだが、その時点が自分の心の中でのAHとの出会いだったと思う。ただし、ぐれていたため、それは友達や自分より立場が下の人にしか適用されていなかった。なぜ私はこんなに友達に恵まれるのだろうと考えていたらそんなところに行きついた。

人を(自分も含めて)リスペクトすることの大切さを書きたくて、「自己肯定感、持っていますか?」を書いたことを思い出した。ランニング中に頭に浮かんで、「頼むから帰宅するまで消えないで」と思ったアイディアだった。ランニングもしばらくは無理そうだけれど。

2018年08月21日(火)
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宝塚市長の中川智子さん(衆議院議員時代の、党は違うが同志)と長電話。子どもの心のケアをとても気にかけておられる。本当によい市長です。「あら、あんた、今入院しているの!?」と驚いておられましたが。

私の方は少し退院の希望が見えてきたところ。原因菌が特定され、抗生剤も切り替わり、炎症反応もぐっとよくなり、最初の手術からもう6週間以上たつので脚に全体重をかけてよくなりました。まだ松葉杖つきで、ゆっくりですが、歩いています!

退院・・・と思ったら、ここからが勝負なのだそう。菌との闘いは、最後まで油断できないとのこと。骨周りはもともと血流も悪く、今は特に異物(金属)を入れているので、細菌が増殖しやすい環境。これは観念して、またスケジュールを組み替えなければ(来週くらいに退院するつもりでいた)。

2018年08月22日(水)
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『それでいい。実践ノート』(水島広子&細川貂々)の中身が一部見られるようになりました。記入式ですが解説とマンガもあります。元本『それでいい。』を持っていない方でも使えます。予約も受付中。是非どうぞ。
〈アマゾン〉https://amzn.to/2OTG7Zu
〈創元社〉 https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3909…

今ノックもせずに入ってきた人がいて、誰かと思ったら、放浪旅行から帰ってきた息子でした! すっかり真っ黒。東京より北は全部行ってきた?との話。北海道は結構細かく回ったらしいです。郵便物を持ってきてくれたので、「今度来るときはさあ」と言ったら「もう来ないよ」と言われてしまいました。

息子に私の再入院をいつ知ったか聞いたら、入院した日のうちに娘からラインで、私が再入院したけれども自分に時間がなくて物を届けてあげたりできない、という内容が送られてきたそう。こういうことを話し合える姉弟関係っていいなと思います。そういう子たちに育ってくれてよかった。

2018年08月23日(木)
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整形外科は精神科と違って、病気と人格が混同されないからよい。骨折と術後感染について、「本人がわがままなだけでは」「気合が足りない」などと言われることはあり得ない。骨折そのものも、もちろん同情的に見てもらえて、誰も「どうして骨折したの!」と怒ったりしない。

以前、他科の教授から「患者さんへの偏見」に基づいて「精神科は野蛮だ」と言われたことがある。もちろん反論したが、「野蛮」ということで言えば、病気と人格を混同したり、エビデンスではなく自らの機嫌で適当にものを言ったり、叱咤激励で病気が治ると思っている治療者の方が「野蛮」だと思う。

2018年08月24日(金)
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なんと、息子と北海道で会ったという方からクリニックにお葉書が。ありがとうございます。そこでわかったのですが、高2の息子はバイトで今回の旅行資金を作ったようです(私には、パソコンを買いたいからバイトする、と言っていましたが)。

再手術後、初めてシャワーが許可されました! 毎日入浴・洗髪が当たり前の(夜だけですが)私には、この暮らしはなかなか大変です。いろいろと工夫しながら頑張っていますが。

1日3回、8時間ごとの抗生剤の点滴(1時間かける)を規則正しく続けることと、いろいろな仕事との両立を頭の中で考えていたら、どういう組み合わせもあり得なくて、頭が疲れて思考停止しました。でも、どうしよう。

先ほど息子が来てくれて、娘が昨日から私が電話に出なくなっているから見てくるように言われた、とのこと(単に気づいていなかったのだが)。考えてみれば、こんなに長い間、入院はもちろんのこと仕事も含めて子どもたちと離れたことはなかったので、もう幼子ではなくても不安だろうな。

2018年08月26日(日)
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今月の東京新聞の連載原稿、入院中に頑張って書いて3日前に送ったのだが、メールがうまく受け取られていなかったようで、休載にするとのお知らせが。かなりショック。

原稿騒動のショックから立ち直る過程ですが(しばらく確認癖はつきそう)、考えてみれば、原稿をギリギリまで待ったであろう担当記者さん、そしていつも連載を楽しみにしてくれている読者の皆さまの気持ちを考えてみると、自分のショックばかりを中心にもしていられなくなります。

デング出血熱で入院した時も、本来の症状である大量出血よりも悩まされたのは理由のわからない激しい吐き気で、ずーっと苦しんだ。今回も、本来の症状ではなさそうな、理由のわからない頭痛(なぜか高くなっている血圧に伴う??)に苦しめられている。本来の足の方は、時々痛むのみ。

それにしても驚いたのは、骨折と手術のショックで、本来ほとんど毛が生えていない私の右脚に、見事に男のような毛が生えそろったこと。手術の傷の近辺では特に濃い。ナースに見せるとみんな開口一番「人間ってすごい」。私も自分にこんな力が備わっているとは知らなかった。

北日本新聞の連載原稿、書き上げて送りました(もちろん、確認のお願いつきで)。入院中ですが、連載原稿はちゃんと書いておりますので、ご担当の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!

2018年08月27日(月)
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今日の採血で、ようやく炎症反応が陰性化。長い道のりでした。とは言え、まだ点滴は続け、どこかのタイミングで内服に切り替え、それでも悪化しないことを確認しての退院、ということでまだ道のりは続きます。しかし、ホッとしました。

さらに嬉しいことに、今週から、試験的に自分のクリニックへの通勤が認められました。点滴時間はずらしてもらったものの、まだ時間に限りがあるので、全ての患者さんを拝見できないことは本当に申し訳ございません。水曜日が初出勤となります。

10月の日程のことを考えると頭痛がひどくなっていたのですが、この調子であればそれまでに決着しそうなので、かなり楽になりました。スケジュールの変更とお詫びがここのところの日課になっていたので。10月は、精神保健指定医の更新のための講習会もあり、資格問題になるところでした。

とは言え、今まで何度も期待を裏切られてきたので、基本的に希望を持ちつつ、万一のことも同時に考え続けます。

副木(シーネ)も今日ようやくはずしてもらったので、これからは足首の曲げ伸ばしのリハビリもできます。体重もかけてOKということなので、少しずつ、松葉杖なしの歩行訓練も自分で始めました。

そうそう、最近刊行したばかりの『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ: こころの荷物をそっと降ろす本』 (王様文庫)の重版が決まったとの連絡を先日いただきました。単行本のときはパッとしなかったのが、納得のいくタイトルに変えたらよくなった好例ですね。 https://amzn.to/2O6xYR0

2018年08月28日(火)
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★私がツイートしたものではありませんが、注意喚起のためお知らせします。
私自身が毒親から逃げている当事者でもあるので
ツイッターご利用の皆様に心よりお願いです

時折「行方不明、拡散希望」というツイが流れてますが

必ず「警察署の電話番号」「捜索願番号」を書かれたもののみ!拡散願います

わざと逃げている人もいます
探し主は犯罪者かもしれません
お願いです (以上)
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私は社会経験(いずれ世襲議員になると決まっている腰かけや松下政経塾は除く)なく政治家になった人や、医学部を卒業してすぐに厚労省に就職して医系技官になった人を基本的に信頼できない。自分が社会の歯車の一つとして生きていく覚悟を一度は持たなければ、現場を知っているとは言い難いからだ。

ここのところ頭痛や微熱で翻訳もできない状態だったが、先の見通しがかなり開けたことで、頭痛は軽減した。心因性のものだったのだろうか?? 社会復帰に向けて、今日の午後からシャワー付きの部屋に移る。シングルインカム、しかも給与所得者でないので、医療費もできるだけ抑えないと。

私のベッドの柵には毎日自分で洗濯したものが干してあってちょっと異様なのだが、思い出してみればヒマラヤを放浪していた頃も毎日自分の手で洗濯しては翌日リュックに吊るして干しながら歩いていた。あの頃にはすでに、人目よりも自分の必要を優先させる姿勢は確立されていた模様。

私は旅先では(今は入院だが)身体も髪の毛も、洗濯も食器洗いも、全部同じオリーブ石鹸でする。だから石鹸一個で何でもすむので身軽。化学的なものと違い、安全だしヌルヌルもすぐ落ちる。洗濯物を家に持ち帰るという発想があまりないので、帰った後も楽。

2018年08月29日(水)
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点滴の時間をずらしてもらったので朝4時に起こされましたが(苦笑)、診療に行ってきました! 患者さんと再会できてよかったです。また、延々と入院していると思い込んでいましたが、実質1週間半だけ診療にあなをあけたことを確認し、ちょっとホッとしました。明日も行きます!

今いる病院の看護師は、二交代制で、夜勤が4人。二交代は夜が長くて大変だが、三交代に比べると私生活との両立はしやすいという。また、夜勤を4人確保すると、様々な事態に対応しやすいとのこと。入院生活が長くなると、いろいろなインタビューが進みます。

2018年08月30日(木)
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今日も4時に起こされつつ、診療に行ってきました! やっぱり自分のペースに戻るのはよいものですね。まだ午後診療しかできていないのですが、どうすれば午前診療もできるか、だいたいアイディアが浮かびましたので、改善の一途だと期待しています。それにしてもシャワー付きの部屋に移ってよかった。

帰院したばかりなので、今朝の採血の結果をまだ聞けていないのですが、炎症反応が悪化していませんように・・・。明日からは、リハビリと、「やっぱり、それでいい。」の追い込みです。

私がクリニックでよたよた歩いている姿を見て、患者さんは「え!? 歩けるんですか」と言ってくださったり「先生もお大事に」と言ってくださったり。本当に皆さん優しいです。

2018年08月31日(金)
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安倍政権、保育園で無資格者起用の方向か…人件費削減優先で保育園が悲惨になる危険 https://biz-journal.jp/2018/08/post_24561.html… @biz_journalさんから

今日のリハビリから、杖なし歩行がOKとなりました(すでに勝手にやっていましたが)。唯一の心配は、杖をついていないと余裕のない人に足を蹴られたりすることです。あとは、正座をしました! いよいよリハビリは固まった足首周りに。一番の難所です。

2018年7月のツイートより

※ウェブ担当が夏休みをいただいておりまして、お知らせが遅れました。
読者の皆様にはご心配をお掛けしました。

2018年7月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。

2018年07月01日(日)

今日は有資格者向け対人関係療法研究会で、仕事復帰でした。とりあえずバリアフリーの建物で車椅子であれば普通に仕事ができることがわかりました。研究会の先生方は、さすが対人関係療法専門家、本当に優しい先生が多く、会場設営や撤去を遠方の先生まで手伝ってくださいました。ありがたいです。

昨年7月に入職してくれたスタッフが本当に有能で、骨折に伴う諸々の問題を心穏やかに片付けてくださっていて、すごいです。有能なだけでなく、温かく気遣ってもくれて、本当、尊敬します。

今、一番の悩みは安全な移動(骨折した足に負荷をかけない)なのですが、二番目の悩みが実は犬。犬は久しぶりに帰宅した私に大喜びでとびかかってきたのですが、さすがに足を守らなければならなくて、かわいがってあげられません。犬を傷つけている感じがして心苦しいです。

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2018年07月04日(水)

尊敬する加藤忠史先生の「臨床脳科学」。一気に読んでしまいました。加藤先生らしい、わかりやすい文体です。知的好奇心を満たしたい人のための超お勧めの1冊です。https://amzn.to/2IT97gn

不自由な脚で、転ばないように(再骨折したら大変!)動く工夫を日々積み重ねてきて、バリアだらけの自宅と、クリニックの診察室からトイレ(!)への経路はコツがわかってきました。ただ、外で支えるものがないときにバランスを崩すことが多く、何回か、左側に向けて(右足をかばって)転んでいます。

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2018年07月06日(金)

思うに、患者さんの何を見ようとするかによって、「好き」「嫌い」が生まれてくるのかも。天に誓って私は自分が診た患者さんを「嫌い」と思ったことはありません。

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2018年07月08日(日)

今まで、メールマガジンを、パソコン用、携帯用に分けてきましたが、7月1日より、パソコン用(もちろん携帯でも読めます)に一本化いたしました。すでに2通送っておりますが、携帯用に登録されていた方はパソコン用への移行をお願いいたします。

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2018年07月09日(月)

私が患者さんとのやり取りの中で考案した「親友ノート」、細川貂々さんとの共著で創元社から出版されることになりました。 『生きづらい毎日に それでいい。実践ノート』 9/14配本となります。価格も抑えられそうなので、どうぞ皆さまのお役に立ちますように。特に自虐的な方にお勧めです。

貂々さん、うたさんとも会いたいと言っていましたよ! 私は自分の仲よし同士が仲よくすることがとても好きです(子どもだからと言って外したりしませんよ!)。私は50歳、うたさんはもうすぐ51歳? こう書いてみると、夏木マリさんが「年齢は記号」と言う気持ちがわかります!

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2018年07月10日(火)

今日、退院後初めて外来受診し、シーネ(副木)がはずれました。今までは「いかにも骨折」の包帯ぐるぐる巻き状態だった右脚が、よく見れば傷跡は見えるものの、一見普通の足に。気づかない人に蹴られそう…という新たな怖れが。経過は順調のようです。

松葉杖についても先日ご相談させていただきましたが、とりあえずよく使う右側に、プチプチ(梱包材)をガムテープで貼り付
けてみたら、案外よい感じです。病院から無料で借り出しているものなので、これ以上の改造はできず。

今回入院した病院は、外科部長が私の医学部の同級生です。私の入院先は整形外科だったし、騒ぎ立てるのも嫌なので、退院後ちょっとたってから報告したら、「何も言ってこないところが水島らしいと言うかなんと言うか」とのお返事。へえ、私のそんなところまでわかってくれていたんだ、とちょっと感動。

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2018年07月21日(土)

「怖さ知らない」=消える金、スロットで指変色─ギャンブル依存に懸念・カジノ法- 記事詳細|Infoseekニュース https://news.infoseek.co.jp/article/180720jijiX560/…

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2018年07月22日(日)

娘とじっくり話し合った。やはり思春期は大変。でも実は「バーで飲む」という私の夢を、もう20歳の娘が「やろうよ!」と言ってくれたので私は何だか心がすごく平和になった。

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2018年07月23日(月)

考えてみえれば、骨折があと1週間早かったら、日本精神神経学会に多大なる迷惑をかけるところだった(シンポジウムの司会があった)。その時の出張荷物がそのままだったので(だらしないですね)、そのまま入院道具に転用できた。26日からのうつ病学会は、好きな学会だけに悲しいが今年はお休み。

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2018年07月24日(火)

細川貂々さんとの共著「それでいい。実践ノート」アマゾンで予約が始まりました。 https://amzn.to/2mFgf7B 「親友ノート」として私が患者さんとのやり取りの中で開発したものです。お役に立ちますように。

そして、「それでいい。」の第二弾、「やっぱり、それでいい。 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法」の予約も始まりました。こちらは11月発刊予定です。 https://amzn.to/2uKvKQ0

今日で手術から4週間。退院後2回目の外来に行ってきました。経過は順調で、新しい骨の形成も始まっており、ここからは、体重の3分の1を右脚にかけてよいことになります。何という自由度の向上! ありがたいです。

私はショパンが好きで、自分でもピアノ曲を弾く。でもマーラー好きの兄から「ショパン好きなんて所詮初心者」と言われてきた。こう言われると、音楽についての自分の自信が損なわれるので、音楽についてはずっと語らずに来たが、やはり好きなものは好き、と言いたい今日この頃。

音楽でも美術でも映画でも、「これが好き!」と言うことが「より玄人な人」の侮蔑を買うという傾向はありますよね。芸術なんだから、それぞれがそれぞれの楽しみ方で楽しめばよいと思うようになりましたが。このあたり、藤原帰一先生はどう思われるのかしら。 @kiichifujiwara

南アを描いた2009年のInvictus(邦題:負けざる者たち)もそうだが、芸術は人のつながりを促進するものだと思う。ポイントは、「正義」ではなく、つながり。心の平和。

子どもを産むか産まないかで「生産性」「援助の必要性」を決めるのであれば、
それは例えば安倍総理夫妻にもブーメランで戻ってくる話で、人間と
しての品性に欠けていると私は感じる。私は子どもが2人いるが、人の2倍生
産性があるとは思わない。ただ、子育てができて恵まれていると思うだけ。

2018年6月のツイートより

2018年6月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。
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2018年06月02日(土)

前から、非定型発達(発達障がい)について本を書くように
言われてきたが、この本が結局そういう役割をはたしているよう。
https://amzn.to/2JdALWA

今年は精神保健指定医更新の年。私は精神科専門医の資格(?)も
持っているが、より重要だと思うのは指定医。人の自由を抑制し
(保護室~観察室での拘束など)治療をするのだから、重要な国家資格。
何かの拍子に専門医を失うとしても、私が専門医であることくらい
自分が一番わかっているから。
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2018年06月03日(日)

過去を現在や未来に投影することが怖れを生む。最近、それを強く感じる
出来事があった。
「自分はいつもそうだから」、とそこから逃げてしまうことが心の平和を
得る機会を奪うのだと思う。お互いにわかって癒しあえればよいのに。
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2018年06月04日(月)

来年の国際対人関係療法、フランスのリヨンなので、なんとなく「行きたくない」
(遠い、フランス語が下手)のだが、結局プログラム委員みたいなものに
なってしまったので、少なくとも事前の電話会議は出なければならなくなった。
かなり強く頼まれたので、本当に多様性を尊重する学会なのだなと。

高2息子と、将来につながるまともな会話ができた! 喋ってくれるだけでも嬉しいのに、
こんな実のある話ができるなんて! 超幸せです。
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2018年06月5日(火)

「イライラ」の本は、かつて文庫で出した。でも、編集もされず気づいたら
刊行されていた。今回、そんな話をさくら舎の社長と話しているうちに、
「じゃあうちで出しましょう」と、新しい命が生まれました。
内容は私もとても好きな本なので、文庫をお持ちでない方はぜひ。

先日(日曜)対人関係療法研究会で、フォーミュレーションについて
悩む症例があった。兄貴分のマーコウィッツに聞いたら、
「確かに興味深いケースだね」と、自分の意見を述べてくれた。
世界の第一人者と簡単にやりとりできるのは、本当の恵みだ。
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2018年06月08日(金)

約12年前に日本でAH活動を始めたとき、「水島は頭がおかしくなったのか」
「選挙の結果宗教に走ったのか」などさんざん言われたが、ジェリーに聞いてみたら
「僕は人気コンテストに勝つためにAHを始めたわけではないんだよ」と。
10年以上がたって、当時心配していた人たちも普通になりました。

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2018年06月09日(土)

AHのグループやワークショップをすると、人間って安全さえ確保されると
内面の力が自然と出てくるだな、と今日も改めて思いました。
アドバイスモードで聴かれてしまうと、安全を感じられないので、
抵抗や反発が精一杯になってしまうこともありますね。
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2018年06月11日(月)

婦人公論の企画で、辛酸なめ子さん、江口ともみさんと座談会をしてきました。
とても楽しかったです。皆さんもお楽しみに!

新刊「イライラを手放す生き方」を刊行しました。
以前は文庫で『すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本』でしたが、
今回、きれいな装丁で、新しく編集していただきました。
イライラのメカニズム、手放し方を知りたい方はぜひ!
https://bit.ly/2MfS0Z7

著書「思春期の意味に向き合う 成長を支える治療や支援のために」が重
版になりました。なかなか売れにくい専門書なので、嬉しいです。
専門書風ですが普通の方にも読んでいただけます。
特に、教育や司法の場で思春期の方と接している方にはぜひ読んでいただきたいです。
https://amzn.to/2t009Ic
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2018年06月13日(水)

私は「こころ」(私たちの本質である温かいこころと、
「心」(頭で考えるmind)を使い分けている。
心の平和を選ぶというのはmindの話で、heartの声を聴ければ選べる。
「続々・怖れを手放す」までは「こころ」で統一されていたが、
「続々」からはは正確に書き分けてある。出版社との力関係の問題?

診療時、私は患者さんの健康な部分と共同作業する。社会全体のことも、
そうではないだろうか。怖れに圧倒されすぎて、健康な部分が生かせないのは惜しい。

今日は診療後、アンアンの取材でした。なかなかおもしろかったです。皆さまもお楽しみに。
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2018年06月15日(金)

AHの「ゆるし」のワークショップ、東京、大阪、高松でやってきて、
また8月に東京でやることにしたのですが、すぐにキャンセル待ちに
なってしまう人気の高さがあるようです。
相手がしたことを「仕方ない」と思うのではない、心の内面の「ゆるし」。
AHの命ともいえる概念で、とても大切にしています。

「ゆるし」もそうだけれど、AHって、みんなが知っている言葉を使いつつ、
意味するところが違う。
そこがAHの魅力でもあり、伝える側としては難しい部分です。

AHというのはattitudinal healing(心の姿勢を自ら選ぶことによる癒し)の
略語です。
よろしければ、教科書的な「怖れを手放す」 https://amzn.to/2MsW8Fo
をお読みいただければと思います。
また、AHのウェブサイトは http://www.ah-japan.com/ です。私が現在最も力を入れている活動です。
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2018年06月17日(日)

今日は気分変調性障害の方向けのワークショップだった。
AHは治療法ではないけれど、自虐的な姿勢でずっと傷ついてきた方たちにピッタリだと思い、
今日が2回目の開催。とーってもよい雰囲気で実りの多い一日でした。

私が尊敬する高名な政治学者さんが、「今初めて日本に希望を持てない」と言っていた。
逆に私は、今初めて希望を持てるような気がする。
それは自分がAHというツールをしっかり身に着けたから。
そして、人間って優しいなと心から感じているから。頑張ります。
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2018年06月18日(月)

私は「闘う」という言葉にどうしても抵抗を感じるが
(政治家やアンチ政治家がこの言葉を使うとどうしても反応する)、
「変化を起こす make a difference」は100%ピッタリ。
私は誰とも闘っていない。変化を起こすために努力しているだけだ。

だって、これだけ長い間、怖れの世界で生きてきたのだから、
そこから脱出するのは相応の時間と意識が必要ですよね。
私は筋肉トレーニングみたいに考えています
。筋肉は1回だけのトレーニングではしっかりつかないですものね。
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2018年06月19日(火)

京都在住の親しい編集者が、震災当日、「個人的に一番怖かったのは、
カラスが一斉に飛び立って、空から黒い羽根がいくつも舞い落ちてきたことです。
終末観のような……。」と言っていて、それは怖いだろうなと思いました。

明日、診療+取材後から神戸に学会出張なのだが、16歳息子に
「明日から神戸に出張ってことは、震源地に近づくってことだよね」と言ったら
「うん」と答えてくれた。
沈黙型反抗期の息子(本当はとっても優しい)を持つ母にとっては泣けてしまうような嬉しさ。

先日、私が尊敬する政治学者が「水島さんのツイッターで子どもネタが出ると
安心する。水島さんですらこんなふうに感じるのだから」と言っていたが、
私は「水島さんですら」というよりも、積極的に子どもの思春期を応援している。
ここを通って大人になるのだから。
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2018年06月20日(水)

明日からの精神神経学会のため、神戸にやってきました。
このあたりは地震は震度4程度だったそうです。相当方向音痴な私は、
しばらくこのあたりの地理を覚えなければ(直感で動くとひどい目に遭うので、
地図を一生懸命記憶するのです)。
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2018年06月21日(木)

今日の精神神経学会は、司会+シンポジストをつとめたシンポジウムも
よい感じだったし、その後の研究の打ち合わせもよい感じでした。
早くアカデミックに引退したいのですが(AHと執筆にもっと時間がほしい)
この「よい感じ」があるとなかなか・・・。

精神科は、本来、当事者(ユーザー)をとても大切にする。
だから精神神経学会もユーザーフレンドリー。
今日もAH仲間で双極性障害の人が私のシンポジウムに出たい(けれども
障害者手帳がまだないので普通のルールだとお金が高くなる)と連絡してくれたので
事務局と掛け合って、1000円で参加してもらった。
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2018年06月22日(金)

双極性障害向けの、エピソード防止効果と、双極うつの治療効果が証明されているIPSRT
(対人関係・社会リズム療法)、日本でいよいよ有効性研究に。
できるだけお手伝いします。私は主に創始者のアメリカ人との連絡役かな。

そうなんです。何かの事件があった当日にニュースでコメントするような精神科医は別として、
良質な精神科医は地味なところで一生懸命頑張っています。
昨日の話も、これからきちんとした研究が行われ、検証されることになりますが、すごい労力なんです。

学会場のような場所で、「今日が新聞連載の締め切りです」というメールを受け取ってしまうと、
かなり慌てます。幸い最も文字数の少ない連載だったのでなんとか学会場のすみっこで。
そういえば前回も穂高養生園で…。スケジュール管理のツールを使ってもこれなので、
どうしようもないですね。

そういえば私が衆院議員になってすぐに驚いたのは、「医者というのは金か名誉のためにしか
動かない」という神話が永田町に根付いていたこと。そういう医者も見たことはあるが、
幸い私の周りの人たちは本当にまじめに医学・医療に取り組んでいる。

専門医制度の導入、精神科で一番遅れたのは、「誰かのお墨付きをもらう」という発想に
抵抗を覚えた人が多いから。「おかみに従う」みたいな文化が嫌いな精神科を、私は好きだ。
人は権力に従うのではなく、それぞれが自分の人生を生きているのだから。

明日の夕方にこちらを出て、ようやく東京に戻ります。家に帰れる喜びよりも、
たまった郵便物とかの方が気になって、早くもうんざり。でも犬は大喜びで迎えてくれるでしょう。
子どもたちは気分次第で(私、娘の愚痴聴き係なので、それもたくさんあるかも)。

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2018年06月23日(土)

DSM-IVの総責任者、Allen Francesとは親しいのですが、彼が一番懸念しているのがこの点です。
「これではみんなが病気ということになり、製薬会社の収益のみ増える」と。
DSM-5になるときに何度も懸念を表明し、「正常を救え」という著書も出しています。
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2018年06月24日(日)

私は慶應大学の出身だが、しょっちゅう嫌みを言いつつも、なぜか後輩が対人関係療法法研究会に
勉強に来ないのです。皆さん全国各地からまじめに自腹でいらっしゃるのに。
そうしたら私の一番弟子が「慶應対人関係療法研究会」というのを立ち上げて
頑張ってくれるようになりました。頑張れ、慶應。

私がとても嬉しく感じるのは、ツイッター上ではもちろん、メールでも
「毒親の本を読んで人生先に進めます」というメッセージ。なんか、涙がでますよ。
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2018年06月25日(月)

今日早朝に下腿骨折して、明日の手術予定で入院中です。いろいろ不義理があると思いますが、
ご容赦くださいませ。すごく痛いです(涙)。
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2018年06月27日(水)

皆さま、温かいメッセージをありがとうございます。
おかげさまで昨日4時間の手術が無事終わり、今日からリハビリが始まります。
生まれて初めてのリハビリ体験終了。痛みをコントロールして(鎮痛薬を使って)
自分の回復力を促進するって、何にでも適用できる考え方。
痛みを我慢して自分の力を阻害していないか?

しかし骨折の痛みは違うからわかる、と言われていたことが本当によくわかった。
人生で経験した中では陣痛の次?

陣痛の末に(?)生まれてきた娘はちょこちょこと気を利かせて世話をしてくれる。
うちの場合、これはいわゆる「女子力」の話にはならず、同じく気がきく弟(息子)を
連れてきて酷使している様子がかわいい。沈黙型反抗期の息子もさすがによく喋ってくれる。
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2018年06月28日(木)

今日はリハビリ2日目。松葉杖も車椅子も結構上達し、院内単独移動可となりました。
土曜日に退院して、日曜日の有資格者向け研究会から仕事復帰予定、となりました。

子どもを含む皆さま、本当にありがとうございます。
右の膝から下の骨が2本と関節の一部まで折れていたそうです。
若いドクターに丁寧に手術していただき、今は痛みも抑えられています。

医療機関を利用していつもありがたいのは、「仕事を休めない」という感覚を
同業ゆえにわかってもらえること。
今回も、日曜の研究会出席が大前提で、そのための安全で効果的な方法を検討していただきました。
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2018年06月29日(金)

リハビリ室では、それぞれが必要とする多様な課題を自分のペースで頑張っている。
人との比較も、勝手な評価も意味のない部屋。みんなが頑張っている。
人生も本来そんなものなのじゃないかな、と思ったりする。
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2018年06月30日(土)

おかげさまで予定通り退院しました。建物はバリアフリーに近くても散らかっていて
バリアだらけの我が家はなかなか難しいものがありますが・・・。
お世話になった皆さま、また温かく応援してくださった皆さま、
ありがとうございました。これから車椅子1か月、杖1か月、と2か月の長期リハビリです。

リハビリ室観察第二弾としては、その人が実際どういう問題を持っていて何に取り組んでいるか、
などということは所詮他人にはわからないということ。
何の問題もなさそうに見える人でも、結構深刻なリハビリをしていたり。
これもまた人生と同じだな、と思いました。

おもしろいもので、最も心が落ち着いていたのは手術前後。
まさに「今」にいたから。「もっと慎重であればよかった」という後悔は早々に手放したが、
締め切りや、不自由な脚を抱えての今後の様々な段取りへの怖れはしばらく手放せなかった。
結論は「まあ、やっていくしかない」。

2018年5月のツイートより

2018年5月のツイートのうち、反響の大きかったものを
抜粋してまとめました。
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2018年05月01日(火)

私が連載している北日本新聞の「女のホンネ」、このたび
北日本新聞が始めた「コノコト」で読むことができます。
トップページの「最新記事」の上から5つめの「先輩」の話が、
今回の私の原稿です。 http://www.conocoto-toyama.jp

私の友人がアップデートしてくれました。特にタイに注目ですが、
これで夫婦同姓を強要しているのは本当に日本だけ、ですね。
http://www.hirokom.org/minpo/siryo01.html…
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2018年05月04日(金)

『「焦りグセ」がなくなる本』刊行しました。
詳しくは https://bit.ly/2rjSJ1S
「いつも忙しいがなくなる・・・」のリメイク本ですが、
いろいろ加筆したりしています。しかも、文庫です。
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2018年05月05日(土)

ともだちっていいな。50にして改めて認識。
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2018年05月07日(月)

教育にこそAHを取り入れたらよいのに。どれほど愛と勇気を
持つ子が育つだろう。
闇を大変な苦労で分析しても光は見えなかった。
でも、光を当てたら闇はすぐに消えた。
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2018年05月08日(火)

このくらいの歳になると、「人生でこれをするのは、最後になるかも
しれない」という感覚が、自分を現在にいやすくしてくれていると思う。
本当はそれは年齢に関わらず、人生のすべてにおいて言えることなのだけれど。
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2018年05月11日(金)

今週は高松でAH三昧。今日は入門ワークショップが行われている。
私は明日の実践ワークショップから合流。
明後日はゆるしのワークショップ。楽しみ。

今日高松行きの便にのり、離陸したと思ったら突如「着陸態勢に入ります」との
アナウンス。何が起こったの?と思ったら、
単に飛行時間中私が泥のように眠っていただけだったみたい。
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2018年05月18日(金)

相手に何をしてあげられるだろう、と思うことが、「つながり」だと思う。
罪悪感に浸ることは、相手に背を向けることだから。

幼稚園の遠足の時、大きな輪になってお弁当を食べる企画だった
らしいけど、私は身近な友達と小さな円を作って食べた。
あとで写真を見てすごく恥ずかしかった。「他の人と違う行動をとりましたね」と
ほめられるのでもなく。以来、幼稚園がさらに嫌いになりました。
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2018年05月20日(日)

ひどい目に遭って報復感情が高まってしまったとき。
AHの「無防備は力」を思い出し、報復感情を手放してやりとりしてみた。
すると、より安全な、新しい道が。
これは、殴り続けられろという意味ではない。AHでは「形」と「心の姿勢」を
明確に区別する。心の姿勢さえ無防備であれば、自分の力となる。

ずっと実用化を願ってきた「親友ノート」、創元社で刊行してもらえる
ことになりました! すごく嬉しいです。このノートによって、
皆さんがご自分に優しくなりますように。
詳細は、刊行近くにお知らせします。

ありがとうございます。私のような精神科医・・・
これはトレーニングよりも自分個人から得られたような気がしますが、
今は後輩たちに頑張って指導しています。
「治せなくてもよい。傷つけなければ」が指導における私のスローガンです。
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2018年05月22日(火)

「自己肯定感、持っていますか?」のオーディオブックが、昨日から販売となったそうです。
https://audiobook.jp/product/239716

今日も、「自己肯定感、持っていますか」の台湾での出版オファーがありました。
いろいろな本に、中国語やハングル語の翻訳をしていただき、
「もしかして台湾や韓国の人の方が読書好き?」と思いつつも、嬉しいです。

仮に札幌でワークショップをするとして、必要なのは、
事務局をやってくださる方と、会場確保だけです。もしも、
「やってみようかな」と思う方がいらっしゃれば、
ahtomoko@yahoo.co.jp(ともこさん)にご連絡ください。
いずれ、私も行きます!

AHに参加する上でのガイドラインには、「自分のプロセスに評価を下さない」と
いうのがあります。つまり、「こんな私がAHに参加していいの?」という疑問そのものが、
ガイドライン違反(笑)となります。ぜひぜひ。
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2018年05月23日(水)

うーん、変な答えになってしまうのですが、私は今の自分を見ても、
赤ちゃんとか動物とか本来好きなんです。
でも、「赤ちゃんが好き」と言うと、当時十分差別されたいたので
「ああ、女性だからね」ということになります。
だから20代は、「これだから女性は」と言われないことに神経を使っていました。

でも、最愛の叔父を亡くし、兄に生まれた子があまりにもかわいかったので、
私も命を生み出したい、と思うようになりました。
現実的な私は、まず私たち夫婦の相性で子どもができるかを知りたいと思いました。
その最初の子が流産で、そのときに本当に初めて、我が子を失って泣き続けることになったのです。
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2018年05月24日(木)

子どもを持つことになった最大の理由は、20代に思春期の子をたくさん治療する中で、
「子育てにおけるポイントは、決して多くない(重要なところさえきちんとやれば大丈夫)」と
いうことが分かってきたことです。著書「怒らないですむ子育て」等に書いた内容ですね。

実はうちのクリニックは、ここ数週間電話がつながらなく(両方向)、
メール以外は陸の孤島のようになっていたが、
昨日、昔の事務長が来てくれて見事に直してくれた。感謝。
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2018年05月27日(日)

今日は有資格者向けの対人関係療法研究会でした。研究会自体の内容にも満足でしたし、
全国展開できるよう、若手の皆さんが知恵を出し合ってくださるのが何よりです。
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2018年05月28日(月)

特に患者さんの「死にたい」はどちらかと言うと「消えたい」に近いと思う。
自死するほどアクティブではなく、とにかくこの現状から脱したい気持ち。
そういう人には、「死にたいほどつらいんだね」と心を拾うことが必要で、
「死にたくもないのに死んでいる人(子ども)がいるのに」は本当に的外れ。

この3月に50歳になったのを機に、生き方を大きく切り替えようかと思っています。
AHと診療、そして執筆は引退なく死ぬまで続けます。
でもアカデミズムの第一線にい続けると、やりたいことができない。
それは私が指導した人たちに任せます。
週半分くらいは山にこもりたいです。さあ、できるかな。