2018年11月のツイートより

2018年11月01日(木)

私は50歳で人生初めての骨折をしたが、ちょうど老後の住居を考える時期に
とてもよい体験をしたと思っている。バリアフリーが言葉だけでなく本当に
実体験することができた。あとは、子どもが忙しい中訪ねれくれる幸せ。
「忙しいんでしょう」と気を遣いながらも、これはとても嬉しい。人生常に新しい。

高2の息子の沈黙型反抗期が終わってきたとわかるのは、私が言った言葉が
よく聴こえなかったときに今まではスルーされていたのが、今は「え?」「何?」と
聞き返してくれること。幸せ~~~~~~~。

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2018年11月2日(金)

人生、どれだけ「本物」が持てるかかなかな、と思っている今日この頃。
いろいろ嫌なことは起こる。でも「我が子に対する愛情は本物」とか、
「AHにかける情熱は本物」とか、そういうことが人生の質を上げるし
重要なのかなと。

私は安田純平さん好きだったし、自分自身もあの辺りを放浪していたので
(秘密警察の許可を得てゴラン高原に行った)ので、
今回の釈放については思うところがものすごくたくさんある。
ただ、「こんなに長いこと拘束されていたのに、自己責任論は優しくない」という
コメントをテレビで聞いて救われた気分
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2018年11月04日(日)

私の本が役立ったと言ってくれた患者さんがコロンビア大学のジョン・
マーコウィッツ(対人関係療法の大家)を訪ねたらしく「おもしろそうな本だけど、
いったい何冊書いたの?」と聞かれ「先週スタッフが数えてくれた時は
約80冊」と答えたら「そんな話聞いたことない。君は謙虚すぎるよ!」と怒られた。

10月19日の手術前には何をやってもよいと言われていたのでランニングも
していたけれども、今回早めに抜釘(普通は1年後のところを、
感染の増悪のリスクを恐れた私が3か月半後にやってもらった=結果として
正しい判断だった)したので、数カ月は歩行だけにしてくださいと言われた。なるほど。

ちなみに、国際的権威との関係をよくツイートする私に対して「権威主義」との
意見もあるようですが、精神療法後進国の日本で頑張っていれば、
主義がどうであれ誰でも応援してくれますよ。

国際摂食障害学会のメディア対策委員会日本代表をやっていたときは、
日本のメディアの質の低さに、「ヒロコ救済プロジェクト」なんてものもできたりして。
結局、日本のメディアには報告する余地もないので、私の活動は休眠に。
その際に差し替えを頼んだ日本摂食障害学会からもずっと音沙汰なし。

私の後任が見つからない大きな理由は英語力だと思う。
私は英語の重要性を直感して、ぐれていたときもラジオなど無料で
英語の勉強をしていたが、学校の勉強に忠実だった人たちは違うだろう。
国際言語としての英語とネイティブの英語を区別してほしいということは
国際学会にずっと主張してきているが。

摂食障害について言えば、各国(開発途上国も含めて)のメディアが
科学的知見を載せていたのに対して、日本はせいぜい有名人の
摂食障害ネタ。これでは学会に報告もできません。

私が卒業した桜蔭高校は、私が「慶應医学部に現役で合格しました!」と
職員室に報告に行った時も「あーら、あなたにはもっと苦労してほしかったわ」と
言われるくらい相性の悪い学校だったが、授業で当てられたとき、英語教師の
レベルに合わせて下手な英語をわざと喋っていたことに気づいていたかな。

桜蔭については、中学受験の時、女子御三家の中で唯一無宗教だったから
進学を希望した。だから、理不尽な校則(本来桜蔭らしくないし、
当時だけだったみたい。米国のマッカーシー時代みたいな時だったのかな)には
本当に失望した。とは言え、自分で希望して入った私学だったので、親も何もしてくれず。

学会で新しい知見が得られたときにメディアリリースする、というのが国際的には
ごく普通のこと。「メディア対策委員会」は、そのあり方を論じるためのものだった。
だが、日本では、それこそノーベル賞レベルしか、大きなメディアリリースを見ない。
学会の存在感がなくて当たり前。がんばれ。

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2018年11月5日(月)

もともと、「英語でコミュニケーションできて、メディアへの啓発能力も持った後進」を
頼んで何年もたつけれども後任が見つからない日本摂食障害学会。
私が評議員になったのは、学会の方向性に賛同したからではなく、
「後任が見つかるまで」が条件だったのですが。
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2018年11月06日(火)

人は自分が信じるものによってしか救われないのだな、としみじみ思った一日でした。
外野のうるさい(根拠のない)雑音にいちいち惑わされているようでは、
まだ救われる態勢ができていないということなんでしょうね。残念ながら。ああ、疲れた。

「信じるもの」というのは、もう一歩踏み込むと「信じたいもの」ということなんだろうな。

私も、ぐれて正解だったと思います。ただ、まっすぐに学生生活を楽しんでいる息子などを
見ていると、私ももう少し学生らしいことをしたかったなーと思ったりはしますが。
でも、ぐれたおかげで人の意見に振り回されない土台ができたのは確かです。

「柔軟である」ことと「ぶれない」ことは、逆のことのように見えて、どちらもとても大切なこと。
そしてこれらを両立させないと、生きづらくなったり人からの信頼が得られなく
なったりするのだと思う。
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2018年11月10日(土)

勲章などにはどちらかというと嫌な気持ちを持つ私ですが、「政治の母」小宮山洋子さんが
旭日重光章を受章されました。
政治などで活躍した人の「旭日重光章」と 学者などへの「瑞宝重光章」合わせて、
日本人の受章者は57人でしたが、女性は、なんと小宮山さん一人だったそうです。びっくり。

小宮山洋子さんがなぜ「政治の母」かと言うと、そもそも彼女が企画した女性公募で
私が議員になったこと、彼女がとても私に思い入れてくれていろいろ支えてくれたからです。
小宮山さんご自身のお子さんが3人とも男性というのも関係あるかも。
政界引退された今も親しくしていただいています。

小宮山洋子さんが「母」らしいところは、私が議員をやめてAHをやりたい、という話をしたときに、
「子どもには干渉しないことにしているから」と反対しなかったことにも表れています。
(後日談として、私の政策秘書に「やっぱり引き留めることにしたわ」と言いに来た、というのもありますが)。

小宮山洋子さんは政界引退されて軽井沢に移住されましたが、ボランティア活動で
本当に忙しいみたいです。「でも、私やりたいことしかやっていないので、幸せなのよ」と
おっしゃっている姿は、本当にのびのびされています。料理が得意な小宮山さんは子ども食堂も。
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2018年11月11日(日)

『それでいい。』シリーズ、お役に立っているようで嬉しいです。私が尊敬する大御所からも、
「読むとうなずいてしまいます」とお褒めの言葉をいただき、なんか嬉しいです。
何より嬉しいのは、貂々さんとの相性がよいことです。
これからもシリーズを発展させたいです!
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2018年11月13日(火)

刊行したばかりの「やっぱり、それでいい。」重版のお知らせがきました。
この本を広く読んでいただけたら、いろいろな人間関係の悩みが減りそうで、
楽しみです。 https://amzn.to/2PoIR5z
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2018年11月15日(木)

今日はあまりにも疲れ果てていたので、普段はあまり食べない甘いものを
食べようと決意したところ、ちょうどフランス土産にいただいたマカロンが。
意外と修行僧みたいな私の生活には、相当ハイレベルの贅沢でした。
もちろんおいしかったです! 元気を取り戻して、明日は栃木で講演。

そうそう、昨日だったか、帰宅したら犬がダイニングテーブルの上で
身動きが取れなくなって固まっていました。いつもは椅子をずらして
乗れないようにするのですが。足の短いミニチュアダックスフントなので
昇れても降りられないのです。食べ物が乗っていなくてよかった。
かわいそうだけどかわいかった。

拒食症治療における「コツコツ」はとても大切。コツコツ信頼関係を作る。
すごく心配でも、コツコツできる努力をする。コツコツを怠るとぶり返してこじれる。
この「コツコツ」の重要性、家族や治療者に理解してほしい。
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2018年11月16日(金)

栃木から帰ってきました。職場での講演です。皆さんお疲れでしょうに居眠りもせず、
温かい雰囲気でよく聞いてくださいました。感謝。
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2018年11月17日(土)

明日はAHの「ゆるし」のワークショップです。AHでは、心に平和をもたらす「ゆるし」を、
普通に言う「許し」とは明確に区別します。人気があって何度も開いていますが、
8月分が私の入院騒動で延期になり、明日になりました。温かい一日になりますように。
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2018年11月18日(日)

今日はAHの「ゆるし」のワークショップでした。骨折と術後感染のために
時間があいてしまって、久々のAHデーでしたが、今日も温かく、
たくさん笑った一日でした。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

今日、AHの会場に入るなり皆さんが「水島さん、脚は大丈夫?」と聞いてくれて、
みんなよく知っているなあと思ったけど、考えてみたらそのせいで延期になって
今日実現したワークショップなのだから、皆さん知っていて当たり前だったのでした。納得。

今日はこれから、来週の有資格者向け研究会の症例読みをしますが、一つ一つ、
活動を再開できています。骨折は仕方ないとして、術後感染でいつ
退院できるかわからない! となったとき「こんなに人に迷惑をかけて私の人生
どうなっちゃうんだろう」と思ったけれど、皆さまの優しさで本当に救われています

私は今50歳で、「あらあら年を取っちゃった」感はあるのですが、ふと気づいたのが、
若年者から年長者への役割の変化を遂げつつあるなということ。
前は思い切り「後輩体質」で、「先輩」と呼べる存在がいなくなっていくことが寂しくて
心細くてたまらなかったけれども、今は大丈夫になってきました。
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2018年11月19日(月)

水島広子&安斉知子のAHのyoutubeアップができました! どうぞご覧ください。
http://www.hirokom.org/

対人関係療法の兄貴分で世界一流の臨床研究家マーコウィッツはすごく私の脚のことを
心配してくれて「痛いの? よくなっているの?」と聞いてくれていたが、
たまたま別件で創始者ワイスマンに現状を伝えたらお見舞いの言葉と、
「来年ブダペストの国際学会か、その前に米国に来られたら会いたい」と。

とにかく出入国の手続きは面倒になるし、大統領が変わるまでは米国には
乗り継ぎでも行かない、と決めていたけれども(実際昨年カナダに行ったとき、
米国乗継便を棄てて直行便にした)、本当に、個々のアメリカ人は
いい人たちなんですよね。ここがいつもジレンマ。

来年秋のブダペストでの国際IPT学会、サボろうと思っていたけれども、
創始者ワイスマンから「ブダペストで、あるいはその前に米国に来る機会があったら会いたい」と
言ってもらい、さてどうしたものか。世代交代を急がなければ。
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2018年11月21日(水)

AHについてのYouTubeで、皆さまからのご質問も反映することになりました。
https://bit.ly/2PGAMJV のフォームからご記入ください。
(お名前とメールアドレスは任意です)

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2018年11月22日(木)

かなり長いことお金を渡した記憶がない高2息子が見慣れない服を着ていたので、
「そういえばお小遣いとかあげていないけど、大丈夫なの?」と聞いたら、
「またバイトに戻ったから」と。「くれるっていうんだったらもらうよ」と言われて、
まああげようと思うけれどもなんとなく誇らしい母。

私には娘(息子にとっての姉)もいて、二人ともがバイトで生計を立てるように
育ったわけではないし、雑草を食べてでも生きていけると自信が持てる息子と
比べれば娘はまだまだ私の力が必要なのだけれど、絶対やらないと
決めているのはその二人を比較すること。

考えてみれば、私にとって娘と息子は「私が産んだ子」という共通点があるだけで、
その二人を比較するというのはとても暴力的な発想のように思う。だって、性別
(つまり社会におけるスタンス)も違えば、性格も違う。ど
うしてきょうだいを比較する人がいるのかな。

ちょっと大きなプロジェクトが「もしかしたら実現?」状態になっていて、それは私の
長年の夢だし、そこには私の親しい友人の力も生かされていて、実現したら本当に
死んでもいいくらい。具体的にお話しできるようになったらします。

私はいわゆる「入院適応」患者さんを外来で診ている。
その成長ぶりには私もびっくり。それなのに「これでは死んでしまうのでは?」と怖れて
不要かつ本人に恐怖を与える親が、結果として患者の状態を悪くして入院に導く。
まだ子ども、閉鎖病棟。「先生、絶対助けてくれますか」という本人の声だけが支え
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2018年11月24日(土)

私自身がぐれていた(きっかけあり)からこそ思うのかもしれないが、学校による「指導」と
いうのは、どういう専門知識に基づいて行われているの?と
すごく不信感がある。専門知識などいらず、ただ子どもに無条件に温かく寄り添って
くれればそれで充分なのだけれど。実際は・・・
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2018年11月25日(日)

私グレていたことは、当時は大変だったこともたくさんあったが(もちろん楽しいことも)、
この年齢になると、「ぐれておいてよかった~」です。学校行事を逃したことなど悔いも
ありますが、本当に重要だと思うことのみに貪欲でいたいですよね。
今もその生き方進行中。

私の「ぐれ」は、自分の内面、学校生活の過ごし方、教師との関係、異性との関係
(本来中高一貫女子校だったのですが)にこそ表れたものにすぎず、
ヌンチャクとかは使えませんし、覚せい剤絶対反対です。
でも「東大に一番近い女子高」桜蔭で毎日職員室まで連行されるというのはすごい体験でしたよ

今日は有資格者向け対人関係療法研究会の実践応用編でした。
もちろん皆さま、とてもまじめなご参加。そして、ある程度年配の先生方は、
それぞれの御専門の知識をケチらずに駆使して若い人たちの質問に答えてくださる。
「この場での知識の共有が全国の皆さまのお役に立つ!」という雰囲気は大好きです。
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2018年11月27日(火)

私の友人は、決して数が多いとは言えないと思うけれども
(私の社交性の欠如により)、困った時に本格的に助けてくれるのもその人たちだ。
今もそう。小3の通信簿に書かれた「責任感が強いが協調性に欠ける」という言葉、
一生忘れないだろうが、そういう生き方もありなんですよ。先生。

神神経保険医(国家資格、他者を拘束したりする権利を有する)の更新が
今年なんだな、ということは入院していた頃から気づいていたけれども、
なんと、精神神経学会の専門医・指定医も1月末までと。重ならないと楽なんだけど。
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2018年11月29日(木)

昨日のことになりますが、診療後に、AHのボランティア仲間が集まって、
次のYouTube用の収録をしてもらいました。AH仲間とは、こういう実務的な
作業もとても温かく楽しい気持ちでできます。「YouTubeはわからないけど、
皆さん用のお菓子の差し入れを」と遠方から参加してくださった方も。感謝。

今日は診療後に取材。女性セブンでした。機会がありましたらパラパラとどうぞ。
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2018年11月30日(金)

女性セブンの取材は受験。私が中学受験したのは、高校受験は内申の影響が
大きい(つまり教師に左右される)から避けたかった、国立の抽選に落ちたので
女子御三家で唯一宗教色のない桜蔭を選んだと話したら「小学生から!」と驚かれた。
誰に相談したかと聞かれて、しなかったと答えたらますます驚かれた

一方で、小4の3学期から四谷大塚に通い始めた年子の兄が羨ましくて
小3の3学期~小4で四谷大塚に入れるまでは別の塾を自分で見つけて
日曜テストを受けていた、と言ったら(私は早すぎると思っていたのに)
「遅くないですか?」と。え? それって早すぎて問題ありじゃない?とびっくりした。

共学・別学の話もあったが、私は少なくとも男子は絶対に共学志向。
息子が高校受験で男子校に入ってしまったことが不満ではあるが、
彼には強い母と姉がいるし、中学まで共学立ったから、女性に変な幻想を抱かないで
すむだろう、と自らを納得させている。

今日は同級生のクリニックでインフルエンザワクチンを接種してもらいました。
仲のよい学年で助かっています。他の学年もそうなのかな。

その同級生は、私の自宅から徒歩5分くらいのところに開業してくれて、
消化器専門医なんです。胃カメラが必要な日が来たら頼もうかなと思っています。
同級生の情報交換とかできて楽しいです。

10月19日に今年最後の手術をして金属を一つはずしたので、
ドクターからは「年内は走らないように」と言われている。脚の筋肉がだいぶ
落ちてしまったようで、変なところでつまずき未遂を起こす。
この年齢で、高齢者の心境になるのは、イヤだけれども将来の見通しが立って役に立ちそう。