2014年5月・6月のツイッター抜粋

2014年5~6月のツイートのうち、反響の大きかったものの抜粋です。
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2014年05月02日(金)

先日久しぶりに、父が亡くなった当時(2008年)に自分が書いた文章を読んだ。内科医でありながら創薬に能力を発揮した父は「医者一人で治せる患者の数は限られるが、画期的な薬を作れば…」と言っていた。形は違うが私もそんな気持ちで本を書いている。今頃類似に気づいた。
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2014年05月04日(日)

DV関連のツイートについて多数の反応をいただいている。暴力で解決する習慣のある人が他でも同様のことをするのは不思議でない。だから私は「毅然とした」態度への憧憬に危険を感じる。ある一者の「毅然とした」主張は他者にとって暴力となりうるから。
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2014年05月05日(月)

久しぶりに専門書を書いている。専門書であり「治療者」「患者」という言葉を用いているが、あらゆる対人支援職、さらには日常生活で人を助けるときにも役立つわかりやすい本にしたいと思っている。うまくできたらぜひ読んでください。

選挙にまた出ないのかと多くの方に聞かれる。私自身は「対立」でない選挙以外に当事者として関わりたくないが、「議員になって社会を変える」のではなく議員ではない(もちろん議員も)一人ひとりが自分の心の姿勢に責任を持つことによってしか社会は変わらないという信念は不変。

選挙にまた出ないのかと多くの方に聞かれる。私自身は「対立」でない選挙以外に当事者として関わりたくないが、「議員になって社会を変える」のではなく議員ではない(もちろん議員も)一人ひとりが自分の心の姿勢に責任を持つことによってしか社会は変わらないという信念は不変。

(1)I am still asked if I would run for elections again. I don’t think being a MP is not the crucial way to male a difference.(cont.)

(2) Everyone, including politicians, can make a difference by taking responsibility of one’s attitude —- love-based or fear-based.(cont.)

(3) I have been, and still am thinking how to deal with elections with love-based attitude. Maybe Danish system would teach us a lot.

選挙に出馬しないからと「社会に関心がない」と思わないでほしい。社会は中学くらいから私がずっと考えてきた対象。私の公約は「自分の心の平和」。心を同じくしてくださる方、一緒にmake a difference(大好きな英語。「「違いを作る」の意)しましょう!

選挙にまた出ないのかと多くの方に聞かれる。私自身は「対立」でない選挙以外に当事者として関わりたくないが、「議員になって社会を変える」のではなく議員ではない(もちろん議員も)一人ひとりが自分の心の姿勢に責任を持つことによってしか社会は変わらないという信念は不変。

護憲集会で公共施設の使用が難しくなっているという記事を新聞で読み、やはり「怖れ」が支配する社会は人を萎縮させると思った。護憲か改憲かを論じるよりも(個人的見解はさておき)、「怖れ」についてよく考えてみる方が本質的だと思う。

私も度々DV関連の講演をしてきたが、会場が知れると「家庭内のことに口を出すな」という主張の男性団体が暴力的な妨害をしてくる、という理由で、講演の広報ができなかった。どんな議論も安全にできるというのが民主主義国家における「公共性」の一つの役割ではないのだろうか。

今日は「男性の嫉妬」について取材を受けた。嫉妬はよく「正論」風に「~というのはいかがなものか」と語られる。もちろん嫉妬は癒やしが必要な「怖れ」の一つ。こんな時代だからこそ、少なくとも自分は「私」を主語にして話していきたい。
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2014年05月06日(火)

明日が父の命日なので今日は墓参。粘れば結果は出るものなのか、ついに青山墓地が抽選で当たり、先日納骨し直したばかり。私自身は散骨でもしてほしいが、子どもたちには何かしらよりどころがあった方がよいのかな、と自然豊かな青山墓地を見ると思う今日この頃。

米国に住んでいた頃「市民政治家」(だったと思う)という概念について教えてもらったことがある。専門性を持つ人間が二期のみ議員を務めて、また元の専門分野に戻る。それなら、現実的なニーズが反映されるし癒着もなくなる。私はそれを実際やったのだ、とにわかに賞賛の的に。

でもそんなことでは政治家として成熟しないし、頂点を極める(大統領や首相になる)ことができないのではないか、という懸念は当然あるだろう。自らの経験からは二期も真剣にやればかなり熟練するし、様々なタイプの政治家がいてよいと思う。今は職業政治家ばかりに思う。

私が敬意を持っている弁護士出身議員は「今更弁護士に戻れないよ」と言っていた。議員経験があるからこそ独特な弁護士になれるのに。少なくとも私は、議員になる前後で、精神科医としての質がよい意味で変わったと思う。そういうことを普通に受け入れられる社会であってほしい。

医者、弁護士と続いたので、「有資格者だからできる」と思われたかもしれない。会社員であっても、「二期に限り」政治活動を認めるのはその会社にとっても絶対にプラスだと思う。人材育成を議会でやってくれるのだから。
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2014年05月08日(木)

誰のせいにするつもりも全くないが、抗加齢医学会誌の編集委員などやっていたこともあり(現在は退任)、何となく近年「失っていくもの」に目が向いていた。つまり、若さや可能性といったもの。AHについても、「どういう心の姿勢でいれば若さを保てるだろうか」とか。

しかし今頃気づいたが、「失っていくもの」に怖れの目を向けている限り、どうやっても心の平和など得られない。これは「年を取ると知恵が増える」などというポジティブ思考とも少々違い、人生のそれぞれの時期を楽しむ、というような心境だろうか。

せっかく年をとって「人には事情がある」と肌身にしみてわかるようになったのに、自分に評価を下すモノサシは手放せないのか。AH創始者のジェリー(来年90歳)と同じように、「今日を人生で一番幸せな日にしよう」と思いながら生きていきたい。

そもそも私自身の本来のライフスタイルは、かなり健康志向(食にしろ運動にしろ)なので、抗加齢医学を勉強すればするほど、「なんだ、これでいいのだ」と思うだけだった。怖れを煽る必要など何もなかった。必要なのは心の平和だけだった。

(1)今日は朝日新聞の取材を受けた。女性の社会進出を考える特集が始まる模様。いろいろと話す中で改めて思ったのは、大切なのは、まず女性自身が自分が女性であることをまっすぐに認めること。逃げも隠れもせずに、だ。名誉男性でも劣った性でもない、女性だ。

(2)元来独立心旺盛な私だが、重要な転機があった。精神科医になって5~6年目くらいだろうか。恩師・大野裕先生から「そこで妹になってしまうのがいけないんだよ」と言われた。自分がやった仕事は対外的にも自分で責任を持て。最後まで自分で判断しろ。そういう意味にとった。

(3)政治の世界での女性の壁は?と取材で聞かれて、そのエピソードを思い出した。ある程度は頑張るが、最終的な判断を男性に委ねるようでは、本当に責任のある大人とは言えない。また、本当に責任のある大人でない人を、心から応援してくれる人もいないだろう。

(4)もう一つ思ったのが、男女共同参画を実現してきた歴史を、若い人たちにも学んでほしいということ。どういう態度をとると「やっぱり女は」と言われやすいのか、ということを知らずして、有効な戦略は立てられないだろう。

(5)議員時代、私はずっと厚生労働政策に携わったし、党の税調にも所属していた。これらは、いわゆる「男の領域」とも言える。しかし、本当に男女共同参画を実現したければ、男女共同参画政策を一部の議員同士で作るだけでなく、税制などメジャーな領域に反映させる必要がある。

(6)本当に子どもの権利を考えるのであれば、虐待防止法だけでなく、とにかく親が早く家に帰れるようにする必要がある。これは労働政策の中核に関わってくる。きれい事を言うのも大切だが、それを実現するためには、「男の領域」にズバズバと切り込む必要がある。

(7)そして、「男の領域」に切り込んでも協力してもらえるだけの人間でいること。男女を超えて、「この人の言うことなら」と思ってもらえる人間になること。そう思われ、そう思える人間関係は、本当に豊かなもので、政治の世界を動かす可能性も秘めている。

(8)戦争反対なら、安全保障の会議に出席して活発に意見を言う必要がある。政治の世界では、根回しと声の大きさがものを言う。安全保障の会議を、忌まわしいもののようにして避けてしまうと、結局は「忌まわしい人たち」だけで結論が出てしまう。
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2014年05月15日(木)

拙著「女子の人間関係」がこんなところで紹介されている、と友人が教えてくれました。感謝。 http://bit.ly/1lqwxqw

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2014年05月19日(月)

またまた大事件! 拙著「女子の人間関係」がまた1万部増刷になるそうです。こんなに短期間に、すごいです。これを機に、多くの女性が癒やされることを願います。 http://amzn.to/1eqJZbs
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2014年05月20日(火)

今日は久々にラジオ日経に行って収録してきました。わすが10分程度の放送ですが、日が近くなったらお知らせしますね。
前はアメリカ大使館脇にあったラジオ日経が、琴平神社(虎ノ門)の中(?)に移っていて驚きました。
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2014年05月22日(木)

私はアマゾンのレビューを愛読しているが、それはそこに人々の個性や事情が如実に表れているから。もちろん拙著をほめられればとっても嬉しいが、批判的なものでも、「そうか、そうか」と読んでいる。これを、「自分が批判された」と読むときついだろうな。
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2014年05月31日(土)

今まで有資格者向けの勉強会しかしていませんでしたが、8月23日(土)にそれ以外の方(無資格援助者、当事者、ご家族など)向けの対人関係療法の講演会を東京で開くことになりました。詳細は決まり次第ご連絡します。日程のキープを!

明日は「うつ病リワーク研究会」のランチョンセミナーで札幌です。例によってとんぼ返りですが・・・。
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2014年06月02日(月)

ふと見たら、「女子の人間関係」がアマゾンで26位。かなりびっくり。 http://amzn.to/1eqJZbs

私が愛読しているアマゾンのレビューによれば、男性にも役立つように感じますが。男性にも同様の性質があること、また女性と男性しかいないことを考えれば、何かしら役に立つのではないかと思います@harappa201005 気になっているのですが、男性の自分が読むなら別の本なのでしょうか?

なんと嬉しい・・・(涙)。こう見えても、出版に関しては苦労時代が長かったんです。その頃からお世話になっている方たちには頭が上がりません。@kurokawashigeru 近所のどこの書店でも平積みされていました。
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2014年06月03日(火)

今週土曜日(7日)、「むなしさを手放すワークショップ」を開きます。私がファシリテーションします。残席わずか。この機会に、一緒にむなしさを考え、手放すきっかけをつかでみませんか? 詳細は http://bit.ly/1mLcvZS
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2014年06月09日(月)

すばらしい! 教えていただきありがとうございます。@unazuki3 今朝の地元紙の出版最前線です。 https://pic.twitter.com/oUCwC0S4Uc
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2014年06月10日(火)

文章を書くとき、私はすごく言葉にこだわるし、自分の文章を他人が合理的な理由なく直すのが大嫌いだが、それは、言葉が相手に向き合う姿勢だからなのだろう。知人はライターに文章を書き直してもらって、「格好よく」なったらしいが、その人らしさが消えてしまったそうだ。
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2014年06月13日(金) 

拙著「女子の人間関係」、また17000部増刷だそうです。相当びっくりしていますが、それだけ多くの方のお役に立てるのは本当に嬉しいことです。 http://amzn.to/1eqJZbs

8月23日の一般向け「みんなで学ぶ対人関係療法」、詳細がだいたい決まりましたのでお知らせします。 http://bit.ly/1p0SKig

自分で責任を持てるのは、自分の心の姿勢だけ。その信念を徹底し普及させていくことで、社会にどれほどの影響を与えられるだろうか。方向の正しさは信じている。かなり頑張ってみたい今日この頃。さぼっていないで本も書かなきゃ。
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2014年06月15日(日)

拙著「女子の人間関係」がこんなところで紹介されている、と友人が教えてくれました。感謝。 http://bit.ly/1lqwxqw
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2014年06月09日(月)

すばらしい! 教えていただきありがとうございます。@unazuki3 今朝の地元紙の出版最前線です。 https://pic.twitter.com/oUCwC0S4Uc
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2014年06月10日(火)

文章を書くとき、私はすごく言葉にこだわるし、自分の文章を他人が合理的な理由なく直すのが大嫌いだが、それは、言葉が相手に向き合う姿勢だからなのだろう。知人はライターに文章を書き直してもらって、「格好よく」なったらしいが、その人らしさが消えてしまったそうだ。
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2014年06月13日(金) 

拙著「女子の人間関係」、また17000部増刷だそうです。相当びっくりしていますが、それだけ多くの方のお役に立てるのは本当に嬉しいことです。 http://amzn.to/1eqJZbs

8月23日の一般向け「みんなで学ぶ対人関係療法」、詳細がだいたい決まりましたのでお知らせします。 http://bit.ly/1p0SKig

自分で責任を持てるのは、自分の心の姿勢だけ。その信念を徹底し普及させていくことで、社会にどれほどの影響を与えられるだろうか。方向の正しさは信じている。かなり頑張ってみたい今日この頃。さぼっていないで本も書かなきゃ。
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2014年06月15日(木)

地下鉄の中でお母さん一人が5人くらい子どもを連れていた。私から見るとたいした騒ぎ方ではなかったが、真向かいに座っていた男性が「静かにさせてください」と言った。子どもに、「大切なお話をしているから静かにしてくれないかな」と直接言ってほしかった気がする。
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2014年06月19日(月)

またまた大事件! 拙著「女子の人間関係」がまた1万部増刷になるそうです。こんなに短期間に、すごいです。これを機に、多くの女性が癒やされることを願います。 http://amzn.to/1eqJZbs
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2014年06月22日(日)

明日は「うつ病リワーク研究会」のランチョンセミナーで札幌です。例によってとんぼ返りですが・・・。
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2014年06月26日(木)

今日から横浜で日本精神神経学会。特別講演に、厚生労働事務次官の村木厚子さんが来てくださり、「女性医師の働きやすい職場」について話してくださった。議員時代からお世話になった村木さんとは久しぶりの再会だったが、前よりも若返った印象。ますますのご活躍を期待。

私がシンポジストとして参加したシンポジウムは、「トラウマ記憶に焦点化しない治療:PTSD治療の新しい潮流」。対人関係療法は、ばっちり、その座を占めています。