2012年4月~6月のツイッターより(抜粋)

2012年4月~6月のツイッターより、反響が大きかったものの抜粋です。


2012年04月16日(月)

ある問題についてのパロディを見た。笑えなかった。立場の違う人を馬鹿にして笑う姿勢は分離を生むということを痛切に感じた。パロディを作った人と比較的近い立場の私ですら、分離を感じた。パロディにも分離のパロディとつながりのパロディがあるのだろう。

そのパロディを「おもしろい」と言った友人は「ストレスだけではやっていけないから」。怖れの重荷から解放されたければ、別の種類の怖れの形を選ぶのではなく、心の姿勢としての怖れを手放すことが必要。あらゆる立場の人がつい笑ってしまうような「つながりのパロディ」を見たい。


2012年04月17日(火)

何であれ形に依存する心の姿勢は「怖れ」だと言えるが、形への依存は、結果に執着する場合や、形を言い訳にする場合だけでない。人間に備わった自然な反応としての感情(不安など)まで克服しようとすることも、形への依存だと思う。

週末のAHファシリテーター・トレーニングは、直前に不測の事態に見舞われたためかなりの睡眠不足につながったが、怖れを手放し、必要とされそうなことを淡々とした結果、とてもうまくいっただけでなく、今後に向けて新しい視点さえ得られた。助けてくれる人の温かさも痛感。


2012年04月22日(日)

他者に評価をくだすのが当たり前になっている人は、同じことを日常的に自分自身に対してもやっているわけで、自分自身への虐待を続けてボロボロな心を抱えているのだな、と痛ましく思うことがある。


2012年05月11日(金)

拙著「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」が韓国語に翻訳されることになったそうです。韓国でもお役に立ちますように。 http://t.co/gP43aNXg


2012年05月16日(水)

「身近な人の『攻撃』がスーッとなくなる本」アマゾンで販売開始しました。拙著ではありますが結構お勧めです。お役に立ちますように。内容等詳細は → http://t.co/YcbfUdrH

拙著「『怒り』がスーッと消える本」、また重版になったそうです。新たに刊行した「攻撃」の本と共に、平和を広げるお手伝いができますように。 http://t.co/KHloXeic


2012年05月18日(金)

訳書「探すのをやめたとき愛は見つかる」がまた重版になるとの連絡をいただいた。米国の男子刑務所で一緒にこの「ワーク」に取り組み、目を輝かせていた受刑者の皆さんは、今頃どうしているだろう。 http://t.co/CqXhFJXB


2012年05月27日(日)

すべての「形」を、「愛(あたたかいこころ)の○○」と「怖れの○○」と考えてみるととてもわかりやすい。罪悪感の(怖れの)「ごめんなさい」と、つながりの(愛の)「ごめんなさい」は全く違う。

実は最近はやりの「ワクワク」も、「ワクワクしなければ!」と焦るときは怖れになっているし、実際にワクワクしていろいろなつながりを感じているときは愛の姿勢。「ワクワク」すら一つの「形」と考えることができる。


2012年06月03日(日)

拙著「対人関係療法でなおす 双極性障害」がまた増刷になるとの連絡をいただく。この本を通してIPSRT(対人関係・社会リズム療法)の存在が知られるのは嬉しいことです。 http://t.co/UzP265tY


2012年06月04日(月)

移動中の書店で、ヴォーグ誌7月号を確認。ヴォーグでは、「やせすぎモデル」が女性の不健康な美を奨励する懸念から、やせすぎモデルを採用しないことを決定。日本版にも7月号から反映されている。かねてから「やせたがり」とメディアの関係を指摘してきた立場からは嬉しい。

このところ人の文章をチェックする機会が続いており、文章にこめられたエネルギーについていろいろと考えた。人目を引こうとする文章からは、怖れのエネルギーを感じることが多い。文章を書くことも、癒し(怖れの手放し)の一つの機会にすることができる、と強く再確認。


2012年06月08日(金)

拙著「身近な人の『攻撃』がスーッと消える本」が新刊JPに掲載されました。 http://t.co/KSOIoJ4a


2012年06月11日(月)

私は研修医の頃から「なるほど」と思えるまで患者さんの話を聴くことにしていた。その後の臨床経験によって「なるほど」と思うまでの時間はかなり短縮されたが、今でも「なるほど」と思えない限り効果的な治療ができないのは変わらない。

この姿勢は他の人間関係にもそのまま適用され、他人と関わりを持つ際には「なるほど」と思えるまで相手を知るようにしている。この「なるほど」が、AH流に言うところの「つながり」の一つの形だということには後になって気づいた。

衆議院議員だった頃も、自分とは違う主張をする人の話を聴いて「なるほど」と思うと、何らかの形での協調が可能になった。今でも、自分が忌み嫌いたくなる人に「なるほど」を見つけることが、社会を前向きに進めるための必要要件だと思っている。

「怒らない技術」の著者嶋津良智さんとの対談「あなたの『怒り』が日本を弱くしている 日本人に必要な『アンガーマネジメント』とは」JB Pressで読めます。 http://t.co/XO9OKq6m


2012年06月21日(木)

先月刊行した拙著「身近な人の『攻撃』がスーッとなくなる本」が早速重版になるとの連絡をいただく。気に入っている本なので嬉しい。一人ひとりの心の平和、そして社会の平和につながりますように。 http://t.co/oM3H5LNM


2012年06月26日(火)

今朝の朝日・天声人語に私の著書が引用されていると同級生が教えてくれた。今の政局について「水島広子さんが著書で見抜いた通り、政治家とは自己愛にあふれた人たちなのだ」と。念のため補足すると、自己愛そのものはパワーにもなり、大切なのは「他者への共感」があるかどうか。

なおこの拙著「国会議員を分析する 『ヘンな人たち』が生き残る理由」(朝日新聞社)は残念ながら絶版になっている。最後の提言の部分は今の私が見るとやや物足りないが、それ以外は案外おもしろい本だった。現職時代に書いたもの。

拙著の副題「『ヘンな人たち』が生き残る理由」を見て改めて思ったが、05年、09年の「怒りをエネルギーにした選挙」を経て、民主・自民両党から、尊敬できる議員がごっそりいなくなったと感じている。今の政治の質を嘆く前提としてそのことを認識する必要があると思う。

拙著「『怒り』がスーッと消える本」がまたまた増刷になるという連絡をいただく。個人的に役立ったという報告をいただくのも嬉しいし、「怒りのエネルギー」によって社会が変な方向に進まないよう、拙著が貢献することも祈っています。 http://t.co/jAI35Snn


2012年06月28日(木)

「『見た目』が気になる! 症候群 ――他人にどう思われるか、とても気になる心から自由になれる本――」を刊行しました。詳細は→ http://t.co/9ZUGmOAO


2012年06月29日(金)

拙著「自分でできる対人関係療法」がまた重版になるとの連絡をいただく。2004年に刊行した本なのでもう8年間も広く読んでいただいていることになる。幸せな本。  http://t.co/uqQifiHG