5月19日(土)11:00~13:00、朝日ニュースター(CS放送)の「愛川欽也パックイン・ジャーナル」にコメンテーターとして出演する予定です。
テーマは「イラク空自2年延長」「大企業5年連続増収増益で」「自民28%民主21%」「過労自殺増える」「パキスタン混乱」の予定です。
CS放送をご覧になれる環境の方は、ぜひご覧くださいませ。
参議院議員の山本孝史さんは、私が尊敬する先輩政治家です。
私が議員になる何年か前、薬害エイズが国会のテーマになっていたときに山本さんの厚生委員会での質問を見て、私は「共産党以外は馴れ合いのオール与党だ」という認識を改めたことを記憶しています。
交通遺児を支える活動から政界入りし、まじめな性格、優秀な頭脳、温かい人柄をもって活躍してこられました。
持続可能な年金改革のために超党派の枠組みでもリーダーとして頑張ってこられました。
進行がんと診断されてから、残された時間を計算しながらそれこそ壮絶な国会活動を続けてこられましたが、この7月で山本さんの任期が切れます。前回は選挙区(大阪)からの当選でしたが、今回はすでに選挙区立候補の道は絶たれ、ご本人は比例区からの立候補を模索されています。党の公認は未だに得られておらず、山本さんの活躍に期待する有志の方たちが、下記のような集会を開くことになったそうです。
ぜひご参加いただき、山本さんに触れてください。
山本孝史さんのホームページ http://www.ytakashi.net/
=========(以下、集会のご案内文)
5.13「山本たかしさんを国会に残そう!緊急集会」のご案内
【趣 旨】
山本たかしさんは、「がん対策基本法」や「自殺対策基本法」の生みの親。昨年6月、自らががん患者であることを国会・代表質問の場で告白し、頓挫しかけていた両法案を成立に導いた参議院議員(民主)です。
その山本たかしさんが、実はいま逆境に立たされています。
病気ではありません。今国会で任期を終えるため、7月の参院選に全国比例での立候補を目指しているのですが、ただ民主党からの公認がいまだ出ておらず、また立候補できたとしても支持母体がないために、今回の選挙での当選は難しいだろうと言われているのです。
国民の「いのち」を守ろうと、ご自身の生命を懸けて闘っている山本たかしさんが国会を去り、ある組織や業界のために活動する政治家が当選していくだなんて。この国の政治はそんなことで良いのでしょうか。
こんな時代、こんな社会だからこそ、山本たかしさんのような「いのちの重み」「人の痛み」が分かる政治家が国会には必要ではないでしょうか。
がん患者会のメンバーや自殺対策に取り組む市民団体メンバー等が中心となって、下記の通り「緊急集会」を開きます。ひとりでも多くの方にご参加いただくことが、山本たかしさんを国会に残すための原動力となり、この国の「いのち」を支えていくことにもつながっていきます。心より、ご参加をお待ちしています!
【主 催】 山本さんを国会に残そう!有志の会
【日 時】 5月13日(日) 14時~16時
【会 場】 日本薬学会長井記念ホール(渋谷駅から徒歩8分)
http://www.pharm.or.jp/hall/index.html
【次 第】
13:30 開場
14:00 開会
あいさつ(緊急集会の趣旨説明)
山本たかしさんの活動実績(DVD上映)
14:30 パネルディスカッション
「いま、なぜ日本に“山本たかし”が必要か」
15:30 山本たかしさん挨拶
16:00 閉会
【会場へのアクセス】
◆鉄道:
JR山手線、東急東横線、東急田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ銀座線・半蔵門線の渋谷駅下車
◆徒歩:
JR渋谷駅東口より、高樹町方面へ高速道路3号線沿いに8分
◆都バス:
JR渋谷駅東口、「学03日赤医療センター行き」1つ目「渋谷3丁目」下車すぐ
※お問い合わせは、有志の会事務局まで
BXS00035@nifty.com(5.13まで有効) 以上
久しぶりに東京都民に戻った都知事選では浅野史郎さんが残念ながら当選できませんでした。他人の落選というのはかなりこたえるもので、昨晩は相当落ち込んでおりましたが、だんだんと浅野さんが立候補されたことの意義を考えられるようになってきました。少なくとも私は、今まで「有能な政治家」というイメージだった浅野さんが、人間としてとても尊敬できる温かさと勇気をお持ちだということを知って、感動しています。浅野さんが大きな争点とされた福祉や情報公開の分野でも、浅野さんの気持ちが伝わって「ちゃんと気がついていてくれたんだ」と思った方が大勢いらっしゃったと思います。これからも浅野さんにはいろいろな方面でご活躍いただきたいと思っております。そして、こういう選挙結果を見て無力感にとらわれることほど政治を後退させることはない、と肝に銘じて、また自分にできることをやっていきたいと思っています。
私が選対委員長を務めさせていただいた栃木県議選の山田みやこさんは、定数12の第3位、当選した民主党候補3名の中では最上位の当選でした。これは嬉しい結果でした。ご支援いただいた皆さまには心から感謝申し上げます。私も最終盤の2日間は宇都宮に泊り込んで、ずっと選挙カーに乗り、何度も梯子を上り下りして街頭演説をし、自分の選挙くらいには頑張りました。久しぶりの選挙でしたが、懐かしい土地を回り、懐かしい方たちと再びつながることができて、嬉しかったです。山田みやこさんには、3期目もさらに活躍していただきたいです。
★4月16日(月)、北海道釧路で「いじめ社会を考える|現代日本の精神構造」というタイトルで講演をします。主催は北海道新聞釧根政経文化懇話会です。会員制の会ですが、今回は特別に会員以外も無料聴講できるそうです(整理券が必要)。詳しくは、事務局0154・31・2703までお願いいたします。
久しぶりに東京都民に戻って臨む知事選に、浅野史郎さんが立候補を決意してくださって本当に嬉しく思っています。
以下の集会のご案内をいただいています。
浅野さんご本人も出席されますので、ご都合のつく方はぜひご参加ください。
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★緊急の呼びかけ あなたも参加しませんか★
「アサノと勝とう! 女性勝手連」
都民女性が中心になって、勝手連を立ちあげる準備を進めています。
【呼びかけ人】
若桑みどり/上野千鶴子/丹羽雅代 /赤石千衣子/安積遊歩/天野正子/青木道代/甘利てる代/阿部愛子/石坂啓/稲邑恭子/井上輝子/井上文/漆田-土井和代/大熊由紀子/岡田弥生/加納実紀代/北原みのり/木村民子/銀林美恵子/櫛渕万里/黒岩秩子/ごとう尚子/酒井和子/澤地久枝/東海林路得子/白石冬美/辛淑玉/瀬野喜代/千田有紀/高橋裕子/田中喜美子/田中美津/俵萌子/寺町みどり/中嶋里美/中野園子/中山千夏/信田さよ子/橋本ヒロ子/林佳恵/弘由美子/深澤純子/福沢恵子/福士敬子/船橋邦子/星野智恵子/松本路子/丸山美子/皆川満寿美/宮本なおみ/毛利敬子/望月すみ江/森まゆみ/山崎朋子/渡辺一枝
★「勝手連」発足集会を開催します。
3月18日(日)午後6時30分から、
全水道会館(JR、地下鉄「水道橋」東口徒歩2分)にて。
浅野さんも参加の予定!どなたでも参加できます。
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◆ 山田みやこを励ます会
私が選対委員長を務める栃木県議・山田みやこさんの総決起集会が以下の要領で開かれます。私ももちろん参加いたします。皆さまどうぞお誘い合わせの上ご参加ください。
山田みやこを励ます会(総決起集会)
3月11日(日) 10:00-11:30
場所: 東コミュニティセンター(栃木県宇都宮市今泉町2137)
電話: 028-638-5782
4月8日が3回目の選挙になりますが、6年近くも議員活動をしていて、誠実な人柄が全く変わらず(これが案外珍しいのです)、市民の声を県政に届けるという使命をますます強く感じている、貴重な人材です。
◆ 2月24日の「女政のえん」では、久しぶりに赤松良子さんにもお会いできて、実りの多い時を過ごすことができました。政治に関心を持って集まった方たちだったのですが、社会正義を実現する手段としてのアティテューディナル・ヒーリングの方にむしろ関心を示してくださって、とても嬉しかったです。
◆ 3月号から有料メルマガ「こころの健康便」の購読料を値下げしました(月額税込み210円)。より多くの皆さまに読んでいただけるよう、さらにシンプルにわかりやすくしてまいります。アティテューディナル・ヒーリングの活動資金にもなりますので、この機会にどうぞよろしくお願いいたします。
「女性と政治」について語り合う場として先輩たちによって作られた「女政のえん」に、土井たか子さん、赤松良子さん、三木睦子さんという大先輩に続いて第4回のスピーカーとしてお招きをいただきました。女性と政治にご関心のある方、ぜひご参加ください。
日時:2007年2月24日(土)
16:00-18:00
●参加費● 2000円(飲み物付)
●会 場● ゆうきの食卓・花のえん(旧称じょあん)
●定 員● 30名(要予約)
●連絡先● 花のえん
〒150-0043 渋谷区道玄坂2-16-19 都路ビル3F
電話・ファクス:03-3464-7163
e-mail :hananoen@arion.ocn.ne.jp
*トーク終了後もおしゃべり会あり。(1人3000円)
以下、案内チラシより引用
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「女性と政治」について、日ごろの思いを語り合う場、確かめ合う場、知り合う場、伝え合う場として、<女政のえん>を始めました。これまで、土井たか子さん、赤松良子さん、三木睦子さんをお招きし、活発な話し合いを行ってきました。今回は水島広子さんをお招きします。
女性を、子どもを産む機械だと言ってのけた人が医療福祉を担う大臣を務める国に住まざるを得ない私たちは、多くの男性に女性を理解してもらうという力は不足していたのでしょうか?どうしてこんなことになってしまったのでしょう?そして、これからどうしていくことが求められているのでしょうか?30人限定という狭い会場で、とことん話し合ってみませんか?
政治には「どうしても女性が必要」だと思います。そこをきちんと論理づけて、説得的に広め、女たち(+男も)が縁を結びあい「私たちの代表」を送り出していく可能性を追求して行きたいと考えています。
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この4月から施行予定の精神障害者「退院支援施設」構想をめぐって、当事者によるシンポジウム「精神障害退院支援施設を考えるシンポジウムの集い 『人間として誇りと希望を持って生きていきたい - 精神障害者退院支援施設は嫌です - 』が本日参議院会館で開かれました。私もシンポジストとしてお招きをいただいたので、出席いたしました。
よくご存じない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明いたします。
ことの発端は、「7万2千人の社会的入院患者」でした。
日本の精神科病床の異常な多さは、国際的にも群を抜いています。
諸外国が障害者を地域に返す取り組みに力を入れ精神病床数を激減させていた頃、日本は反対に精神病床を増やしていきました。そして、病床の多さに比べて人手は少ないので、「精神科特例」という仕組みまで作りました。精神科病床だけは他科に比べて人員配置が少なくても良い、という決まりです。
病床あたりの人員配置が少なければ、それだけ「医療密度」が下がります。結果として、良質の医療を提供して早く退院できるように努力することが難しくなります。そして、精神障害者は長期入院をするのが当たり前になってしまい、地域で普通に暮らす障害者が増えず、偏見も解消しない、という構造が放置されてきました。
医学的理由によって入院しているわけではない「社会的入院」患者が、7万2千人はいると言われ(この算定方法にもいろいろと問題があるようですが)、厚生労働省は、心神喪失者医療観察法案など乱暴な法案を通す引き換え条件として「社会的入院を10年間で解消する」と約束したのです。精神障害者をめぐる様々な「問題」の多くが、実は低いレベルの精神医療を放置していることによるものだという私たちの指摘に基づいてのことでした。
10年の期限が刻々と近づいているのに、その後も遅々として状況が進まないので、一体どうするつもりだろうと思っていたところ、今回の退院支援施設構想が出てきたわけです。
さすがに反対が強かったため昨年10月の施行は見送られましたが、この4月からは何とか施行しようとしているようです。
この「退院支援施設」では、病棟を改装して看板を架け替え、医師や看護師が生活支援員に変わり、患者は「退院」扱いになります。が、定員は20~60名で4人1部屋で良く、人員配置も高くなく、利用期限は「原則」2~3年とは言うものの結局は病棟が形を変えただけの「終の棲家」になるのではないか、ということが危惧されています。なぜかと言うと、精神障害者が地域に戻れない要因はもっと別のところにあるわけですし、そもそも本当に退院を支援して施設を利用する人がいなくなってしまったら経営が立ち行かなくなるからです。少し考えてみれば、この構想が大変おかしなものであることがわかります。
今日のシンポジストの中には、大阪のさわ病院の澤温院長もおられました。さわ病院のような質の良い精神科病院は、現在の制度の中でも、実に活発にノーマライゼーションに取り組んでおられます。他方、人権感覚に乏しく患者を囲い込むことで収益を上げている精神病院も残念ながらまだ多数存在しています。
今一番のテーマは、こうした病院間の格差をなくすためにも、精神障害者を地域に返すことが経営上もプラスになるような仕組みを作ることです。経営のことを考える経営者を責めることはできません。患者を囲い込んでいる限り安泰に暮らせて、努力すればするほど赤字になるような現在の制度がおかしいのです。
また、地域の受け皿ということで言えば、退院支援施設に余計なお金を投資するのではなく、小規模グループホームを作ったり、公営住宅の一定割合を精神障害者に割り当てる、というような対応が必要です。退院支援のためのハコモノは、努力するほど存在が危うくなる自己矛盾的な存在になってしまいますが、地域に根ざしたハコモノは投資する価値があるでしょう。
心のバリアフリーはなかなか進みませんが、偏見解消のためには、とにかく共に生きることが重要です。障害があろうとなかろうと人間は人間なのですから、共に生きる中で共有できることが多くなります。そのためには、少々思い切ったポジティブ・アクションが必要です。
すでにこうした取り組みが成功している先進例がいくつかあるわけですから、それを厚生労働省も学んで、有効な投資をすべきです。
また、「7万2千人を10年で」という数値目標だけが一人歩きしてしまった結果、こんなにおかしな構想に追い詰められてしまうのですから、なぜ社会的入院が問題とされたのかという原点に返るべきです。
シンポジウムで発言したのですが、行政を責め、「とんでもない」と怒っても、結局はおかしな制度が実現してしまうということが繰り返されています。
このあたりで、先進例から学びながら、行政も民間も力を合わせて前進できるような新しい気運を作る必要があると思います。
「怖れ」をテーマにしている私からみると、いろいろと考えさせられることの多い一件です。
なお、精神障害者のノーマライゼーションは、決して「一部の特別な人たちのかわいそうな話」ではありません。心のバリアフリーは、たとえば、現在社会的に大きな問題になっているいじめや格差とも深い関連があります。精神障害者が地域で生き生きと暮らせる社会が実現すれば、その地域で育つ子どもたちも他人とのつながりを大切にしながら生き生きと育つことでしょう。
本日、「愛川欽也のパックインジャーナル」に出演しました。
安倍内閣支持率低下を中心とした国内政治の話題、イラク増派をめぐるブッシュ対アメリカ世論、ゼネコンの談合問題、米朝会議、「納豆」データ捏造問題、と、それぞれが番組全部を費やしても良いようなテーマばかりでした。
今日はかねてから注目していたニューヨーク市立大学の霍見芳浩教授ともご一緒できて良かったです。ハーバード大学でブッシュ大統領を教えた経験のある霍見先生は、政権誕生当初からブッシュ政権を一貫して批判されています。学生時代のブッシュ氏が「人が貧しくなるのは、怠け者だからだ」と言っているのを聞いて、人間としての浅さに愕然としたそうです。
今日のテーマは多様でしたが、ほとんどのテーマを貫く一つの大きな論点が「メディアのあり方」だったと思います。
ここのところは事務所費等をめぐる「政治とカネ」問題が連日報道されて、またまた政治のイメージを下げているのですが、私は「おなじみの違和感」を覚えています。何についてかと言うと、閣僚など政府の中枢にいる人たちの疑惑と、野党である民主党の疑惑が、全く対等か、あるいは、民主党の方が問題であるかのように報道されているのです。民主党の方が問題であるという根拠は、「自分たちが襟を正さずに、政府与党を攻撃できるか」ということのようですが。
実はこの同じパターンで、過去には年金騒動で菅さんが代表辞任に追い込まれたこともありました。
政府与党には、二つの役割があります。
一つは、公権力を持つ政府としての役割です。この場合、対立する相手は、権力の行使を受ける国民ということになります。
もう一つは、与党という政党としての役割です。この場合、対立する相手は、取って代わり得る、野党という政党になります。
国民、そしてその木鐸たるメディアは、二つの目を持つ必要があります。
一つは、公権力を監視する目です。これは、自分たちに権力を行使する相手を見る際に、絶対に必要な目です。
もう一つは、政権を選択する目です。自民党が良いのか民主党が良いのか、二つの政党を比較する目です。
後者においては、自民党と民主党は対等ですから、「自民党もどうしようもないけれども、民主党もだらしがない」という議論は成立します。両者の政策や政党としての体質は、どんどん比較すべきです。
でも、前者については、あくまでも公権力対国民なのです。権力を監視する際には、野党もその一つの道具として監視に参加すべきなのです。
私はこちらの要素がすっかり忘れ去られているような気がしてなりません。
今朝の朝日新聞の朝刊の社説は、1つめが「いくら徳目を説いても」と、疑惑に対処できていない安倍首相を批判し、2つめが「今度は小沢氏に聞きたい」と、さらに疑惑が残っている民主党を批判しています。両者が対等に論じられているところに、違和感を覚えるのです。
「民主党が政権交代可能な政党として認識されている証拠」などとおだてられることは簡単ですが、政党対政党という軸しか認識していないということになります。
民主主義社会では、市民は公権力をきちんと監視する義務がある、ということが忘れ去られてしまうのは危険なことです。
こういう風潮づくりに貢献しているのは、メディアも大きいですが、当の民主党もそうだと言えます。よく、「対立路線か、対案路線か」が党の路線の争点になっていますが、この二つを対立する二つの概念のように捉えているところがそもそも間違っていると思います。前述したように、公権力の監視と、政党間の競争というのは、二つの異なる軸なのですから、それぞれにおいて役割を果たせばよいのです。もちろん、前者においては、国民と共に公権力を監視する「対立路線」をとればよいわけですし、後者においては政党として自民党と競争する「対案路線」をとればよいだけの話です。
「対案路線」だけが政権交代を可能にする、という思い込みは民主党がここのところかかっている一種の病気のようにも思います。
今日のパックインジャーナルでは、「メディアは与党に厳しく、野党にちょっと甘いくらいでちょうどバランスが良いのだ」と皆さんがおっしゃっていたので、安心しました。
メディアと言えば、年末年始滞在していたマレーシアの英字新聞では、フセインが処刑された日の記事で、「我々は、アメリカがイラクに侵略してからもたらされた悲惨な被害を忘れてはならない」と書いていました。毎日のように「アメリカがイラクに侵略」という表現を読んでいる人たちと、何となく小泉・安倍路線を支持している日本人とでは、この問題に関する認識が異なるのも当然だろうと思いました。