東京新聞夕刊のコラムを7月から書きます

7月~12月の半年間、東京新聞の夕刊に毎週土曜日「紙つぶて」というコラムを執筆することになりました。
毎週の連載は初めてなのでやや緊張しますが、伝えたいことを頑張って書いていこうと思っております。
お読みいただければ幸いです。

新刊『「つい感情的になってしまう」あなたへ』を刊行しました

「我慢しよう」と思って手放せるのは、軽い感情だけ。
ある程度以上の感情は、振り回されないようにするための理解が必要です。
「感情的な自分」を手放していくことによって、本当の意味で強くなれる。
そこを、じっくりと書いてみました。(水島)

「夫の無神経なひとことにムカムカムカムカ!」
「友達に図星をさされてムーーーーッ!」
「部下が仕事をしなくてイライライライラ!」
「仕事でミスしてクヨクヨクヨクヨ……」
「電車のマナー違反にカーーーーーッ!」

そのイライラ・ムカムカは、
「ある思考」がつくっている!

↓↓もし、こんな自分に困っていたら……↓↓

●つい感情的になって言い過ぎてしまい、いつも後悔する
●キレてしまう自分を抑えられなくて、人間関係がギクシャクする
●感情的になる自分が未熟に感じられて情けない
●不機嫌になってばかりで「つき合いにくい」と思われる
●取り返しのつかないことを言ってしまい、人間関係を壊してしまう
●感情的にエキサイトしてしまうと、仕事ややるべきことが滞る
●「ヒステリック」「すぐキレる」などと思われて敬遠されがち

「イラッ」「ムカッ」で、人生でソンをしがちなあなたへ、
対人関係療法の専門医が、「心の平和」を守るコツを教えます。

河出書房新社
1400円+税

アマゾンで購入される方は https://amzn.to/39ceiVP

著書「50代からの人間関係」を刊行しました

もう若くはない。そして、子の自立、親の介護、近親者との死別、
配偶者との関係性など、実はいろいろなテーマがあるこの時期について、
PHP増刊号に連載していたものに加筆し書籍化しました。
担当していた若い男性編集者さんが「歳を取るのが怖くなくなり、
むしろ楽しみになった」と言ってくださった内容です。
いろいろな年代の方のお役に立つと思います。

PHP研究所 1540円 キンドル 1300円

アマゾンで買う方  https://amzn.to/316dM9v

内容紹介
50 代と言うと、一般には「もう若くもないのだし、分別もあるでしょう」という
目で見られます。
それは確かに一面の真実なのですが、ぜひ認識しておいていただきたいのは、
50 代以降の人生を歩むのは、誰にとっても初めてだということです。

でも、安心してください。「50代からの人間関係」を豊かにするには、
いくつかのコツがあります。

難しいことは特にありませんが、知っているのと知らないのとでは、
人生の質がかなり変わってきてしまうと思います。
「50 代からの人間関係」の重要ポイントを学んでいただくことは、
単にその時期の悩みを解決するだけでなく、人生後半をどう生きるか、
ということにもつながってきます。

●夫の不機嫌も、妻の不機嫌もSOS
●説得しようとすると、親はより頑固になる
●ただ見守ることが、子どもの力になる
●50代の働き方が、後輩の立場を決める
●怒りは抑えずに表現しよう
●「孤独」を感じたら、誰かに”与えて“みよう

「夫婦・パートナー関係も それでいい。」を刊行しました。

細川貂々さんとの共著「それでいい。」シリーズ、
今回は夫婦・パートナー関係となりました。

創元社 1320円

アマゾンで購入する方  https://amzn.to/2s0JTdB

実用的には拙著「対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係」の方が
よいかな、という気もしますが (こちらは https://amzn.to/38Pd589)、
いつものほっこりワールドを「それでいい。」でどうぞ!

出版社より

●「夫婦やパートナーとの関係に悩んでいる」「そもそもパートナーもいない」
夫婦やパートナーは「心に影響を与える、最も難しい人間関係」。
その問題を「対人関係療法」で改善してみませんか。
「何をやってもだめ」「相手には通じない」「どうせ自分なんて」とお思いのかたにこそ、
ぜひお読みいただきたいです。きっとあなたはすでにがんばっているはずです。
また、そもそもパートナーなんていないよ……というかたのお役にも立ちます。
ひとりでも、ふたりでも、だれとでも──。

翻訳・監修した「PTSDのための対人関係療法」を刊行しました。

私の兄貴分、ジョン・C・マーコウィッツが5年間の大規模研究の結果を踏まえて
マニュアル化した本「PTSDのための対人関係療法」の日本語訳を刊行しました。

【以下、監訳者あとがきより抜粋】

PTSDに対してはエクスポージャーを基盤にした治療が現在の主流であるが、
(1)恐怖や記憶の欠如のためにエクスポージャーができない患者が存在する、
(2)ソーシャル・サポートに乏しい者がPTSDを発症させやすい、
(3)PTSDの症状が現在の対人関係に大きな影響を与える、
(4)複雑性PTSD等、特定のエクスポージャーが不向きな患者がいる、
ということから、エクスポージャーを必要とせず現在の対人関係に注目し
ソーシャル・サポートを充実させる目的を持つIPTは適した治療法であると言える。

すでに、小規模なパイロット研究の結果からはIPTの可能性は強く示されていたが、
昨今は、薬物療法を用いない精神療法の臨床研究は資金調達が難しい。
しかし大規模なRCTをきちんと行わないと、「PTSDに対してIPTは有効である」と言うことはできない。

著者Markowitzは私にとって長く「兄貴分」のような存在で、個人的なやりとりも多い。
「治療の選択肢は常にあるべき」という見識を常に持っているMarkowitzは、
ニューヨークのテロ事件を経て、エクスポージャー以外の治療に道を開く
PTSDの大規模研究が必要だと確信し、NIMHを熱心に説得した結果研究が可能になったと聞いている。

本書にその結果が記されているが、特にうつ病を併存する患者においてのIPTの脱落率は、
持続エクスポージャー療法に比べると明らかに低い。PTSDとうつ病の併存率の高さを考えると、
これは臨床的に大変意味のある結果だと思う。

実際に私もPTSD患者を多く治療しているが、再体験症状などのPTSD症状そのものよりも、
現在の対人関係の困難、つまり「生きづらさ」の方が苦しみの本体であり、
生活の質を下げている、というケースは決して少なくない。
現在の対人関係の質が下がってしまうために、結果としてそこから得られるはずのサポートも
得られず、悪循環に陥っているというケースがとても多い。そんな人たちに対して、
何がPTSDの症状であるかをきちんと心理教育し、有害な対人関係の整理を助け、
人からのサポートを実感できるよう取り組むIPTは、治療法としてとても適していると
日常臨床で強く感じている。

【以上、監訳者あとがきから抜粋】

全体に、多職種の方が読まれることを想定して、平易な表現につとめました。
また、日本語の専門家向けマニュアルとして手に取りやすい価格が実現するように、
エビデンスを高い専門性をもって記した第一章はほとんど訳出せず、
創元社のウェブサイトでQRコードから原文を読んでいただけるようになっています。
(このレベルのエビデンスに興味のある方は、英語の論文も問題ないはずなので)

マーコウィッツもとても信頼と喜びをもって受け止めてくれています。

災害はもちろんのこと、虐待、いじめ、と私たちの社会がトラウマ体験からフリーになることは
ないでしょう。
症状はより複雑化してもいます。

エクスポージャーがうまくいく方はエクスポージャーを。
でも、怖くてできない人、エクスポージャーが向かない人は、
対人関係療法という選択肢があることを知っておいてください!

創元社 2860円

アマゾンで購入する方は

https://amzn.to/34TgW1c

自分は気分変調性障害では? という方向けのワークショップを開きます。

「対人関係療法でなおす 気分変調性障害」(創元社)を読み、
「自分はこれかも」と思った方が対象です。

「病気って書いてあるけど、自分の場合は自分が悪いんじゃないかな」と思う人も、大歓迎です。

(主催は、水島広子こころの健康クリニックとなります)

午前:気分変調性障害についての知識の整理

午後:アティテューディナル・ヒーリング(AH)の体験を通して、
本人とより楽で効果的な関わりができるようになるための練習
というプログラムになります。
ファシリテーターは水島広子(午後は安斉知子と共同)がつとめます。
参加要件としては、以下の3点を全て満たしていただく必要があります。

(1)自分は気分変調性障害だと思う人、あるいは、「もしかしたら」と思っていること

(2)「対人関係療法でなおす 気分変調性障害」(創元社)をそれなりに真剣にお読みいただいていること

(関連書籍として、該当すると思われる方は「『他人の目』が気になる人へ」(光文社)、「対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD」(創元社)も併せてお読みください。)

(3)「怖れを手放す」(星和書店)をじっくりとお読みいただき、アティテューディナル・ヒーリング(AH)の概念に触れておられることもちろん、(2)(3)とも完璧な理解を求めるものではなく、当日いくらでもご質問いただけます。

両方の書籍をご持参ください。

入手が困難な方は、clinic@hirokom.org までご連絡ください。

日時:2019年10月14日(月・祝) 9:30~16:30
(昼休み1時間、午前午後に短い休憩あり)
場所:水島広子こころの健康クリニック
地下鉄都営大江戸線「麻布十番」駅より徒歩4分
地下鉄南北線「麻布十番」駅より徒歩7分
地下鉄日比谷線「六本木」駅より徒歩11分
(参加者の方には地図をお送りします)
定員:約13名
参加費:19,440円(消費税込み) (簡単な飲み物とお菓子が出ます)
* 参加ご希望の方は、clinic@hirokom.org までご連絡ください。
* お問い合わせはclinic@hirokom.org までお願いします。
* 受付担当のスタッフと、当日対応のスタッフは別の者になります。
* あくまでも治療行為ではなく、教育目的のプログラムですので、ご了解ください。
* 長時間のワークショップなので、カジュアルな格好でお越しください。
* 最少催行人数は10名です。10名に達せず、当日イベントそのものが
キャンセルされた場合、それまでお振り込みいただいた金額は
全額返金いたします。
* クリニックそのものは未だに待機患者さんが多く、新規の受付が
できていない状況ですのでご理解いただけますようお願いいたします。

『「幸せにやせたい人」の心の教科書 ─摂食障害の専門医が教える「やせたがり」ほどやせられない心理』刊行しました

「ダイエット依存症」のリメイクですが、大好きな御友貴子さんの編集で、すっきりとわかりやすい本に生まれ変わりました。

なんと、超イケメン大人気ボディワーカーの森拓郎さんから、「やせたらすべての問題が解決すると思っているすべての人に読んでほしい」という推薦文を、素敵な写真と共にいただきました!

内容紹介

心が傷つかない「やせ方」が明かされる!

美的に、健康的に、ダイエット願望は世代を超えて強い反面、ダイエットに悩み、苦しむ人も多い。
本書は、第一線の精神科医が、ダイエットがうまくいかない人、苦しみながら続けている人、またダイエットに疲れた人、傷ついた人が、どうすれば幸せにやせられるかを心理面からサポート。リバウンドしないダイエットをするための心の処方箋を明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

摂食障害の専門医から、本当の自信を取り戻し、自分の好きな身体に変わる方法!

さくら舎

1512円

アマゾンで購入される方は https://amzn.to/2JsH76Q

新刊『続「他人の目」が気になる人へ』を刊行しました

「孤独力」のリメイクですが、新たな内容も盛り込みました。
手軽な文庫になりましたのを機に、ぜひ。

内容(「BOOK」データベースより)

「ひとりで外食ができない」「SNS上の友達の数が少なくて恥ずかしい」
「職場で孤立し、つらい」「独り身で老いていくのが不安」─。
人生の様々な場面に潜む「ひとり」の不安の多くは「他人の目」が原因で、
「ありのままの自分」と「つながる」ことで軽減が可能です。
よりよい人生のために「ひとり」への不安を手放そう!
好評シリーズ第2弾。

光文社知恵の森文庫 (光文社)

756円

アマゾンで購入される方は https://amzn.to/2USBrcT

自分は気分変調性障害では? という方向けのワークショップを開きます。

1月20日、2月10日にも開催しますが、大変好評で、
どちらも満席・キャンセル待ち状態ですので、3月にも開くことといたしました。
初めての参加、繰り返し参加、どちらも大歓迎です。

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「対人関係療法でなおす 気分変調性障害」(創元社)を読み、
「自分はこれかも」と思った方が対象です。

「病気って書いてあるけど、自分の場合は自分が悪いんじゃないかな」と
思う人も、大歓迎です。

(主催は、水島広子こころの健康クリニックとなります)

午前:気分変調性障害についての知識の整理

午後:アティテューディナル・ヒーリング(AH)の体験を通して、
本人とより楽で効果的な関わりができるようになるための練習
というプログラムになります。
ファシリテーターは水島広子(午後は安斉知子と共同)がつとめます。
参加要件としては、以下の3点を全て満たしていただく必要があります。

(1)自分は気分変調性障害だと思う人、あるいは、「もしかしたら」と
思っていること

(2)「対人関係療法でなおす 気分変調性障害」(創元社)を
それなりに真剣にお読みいただいていること

(関連書籍として、該当すると思われる方は「『他人の目』が気になる人へ」
(光文社)、「対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD」(創元社)も
併せてお読みください。)

(3)「怖れを手放す」(星和書店)をじっくりとお読みいただき、
アティテューディナル・ヒーリング(AH)の概念に触れておられること
もちろん、(2)(3)とも完璧な理解を求めるものではなく、
当日いくらでもご質問いただけます。

両方の書籍をご持参ください。

入手が困難な方は、clinic@hirokom.org までご連絡ください。

日時:2019年3月10日(日) 9:30~16:30
(昼休み1時間、午前午後に短い休憩あり)
場所:水島広子こころの健康クリニック
地下鉄都営大江戸線「麻布十番」駅より徒歩4分
地下鉄南北線「麻布十番」駅より徒歩7分
地下鉄日比谷線「六本木」駅より徒歩11分
(参加者の方には地図をお送りします)
定員:約13名
参加費:19,440円(消費税込み) (簡単な飲み物とお菓子が出ます)
* 参加ご希望の方は、clinic@hirokom.org までご連絡ください。
* お問い合わせはclinic@hirokom.org までお願いします。
* 受付担当のスタッフと、当日対応のスタッフは別の者になります。
* あくまでも治療行為ではなく、教育目的のプログラムですので、ご了解ください。
* 長時間のワークショップなので、カジュアルな格好でお越しください。
* 最少催行人数は10名です。10名に達せず、当日イベントそのものが
キャンセルされた場合、それまでお振り込みいただいた金額は
全額返金いたします。
* クリニックそのものは未だに待機患者さんが多く、新規の受付が
できていない状況ですのでご理解いただけますようお願いいたします。

新刊「やっぱり、それでいい。」を刊行しました

細川貂々さんとの共著シリーズ「それでいい。」。
このたび、「やっぱり、それでいい。」を刊行しましたので
お知らせします。
貂々さんの素敵な漫画で、ふんわりと優しく、かつ押さえどころは
しっかり押さえた作品にできたと思います。

既刊、「それでいい。」「生きづらい毎日に それでいい 実践ノート」も
ご一緒に活用していただきたいですが、
本書だけでもちゃんとわかる構造になっています。

創元社 1296円(税込)

アマゾンで購入される方は https://amzn.to/2yYHqAx

内容紹介(出版社)

人間関係で一番大事な事=人の話を聴く事

疲れない聞き方、
ムカッ! を手放す聞き方、
あります。

〈ベスト&ロングセラー『それでいい。』の続編登場! 〉
〈今度は「聞く技術」! 〉

*

“人の話を聞くのがニガテ”な漫画家・細川貂々、
水島広子に“精神科医の聞く技術”を教わりに行く、
体当たりの成長物語。〈ワークショップ形式〉
(コミックエッセイ+コラム)。

「水島先生、人と関わることで一番大事なことは何ですか?」


人間関係で一番大事なことは、
「人の話を“聴く”こと」です。

相手の立場に立って聞く、は大マチガイ!
ポイントは
・「正しい判断」を止める
・「現在」に集中する
・「形」と「心の姿勢」を区別する

「『それでいい。』で私自身が変わったので、
それが私の仕事の向き合い方を変えることにもつながってるようです。」細川貂々

*

■目次

はじめに

◆第1章:水島先生、人と関わることで一番大事なことは何ですか?
「聴く」とはどういうことか?
人の話を聴く時

【水島広子の聴く技術】
一番大事なのは、人の話を聴くこと
相手の現在に集中する

◆第2章:てんてん、「話の聴き方ワークショップ」に参加する
ワークショップに参加してみました
話をする時は「私」を主語にする
自分の「こころの声」を聴く
お互いが先生であり生徒
ランプのかさでなく、光だけを見る
だけど、こころって穏やかになれるの?
こころを穏やかにするためのチェックシート
知らないうちに過去や未来に縛られている
「怒り」は「困ってる」というキケン信号
いざ、聴く練習
話を聴く練習をしてみて
聴く練習~応用編~
聴き方を変えると~トモコさんの場合~

【水島広子の聴く技術】
ランプのかさでなく、光だけを見る
ポカポカするということ
雑音を横に置くと、なぜ穏やかになれるのか
きき方の違い
相手を変えようとしない聴き方

◆第3章:もっと知りたい聴く技術
ワークショップを受けてみて
(疑問1)相手を変えようとしない
(疑問2)相手の力を引き出す
(疑問3)決めつけないで、ただ聴くだけ
「なるほど」のポイント
なぜ人の話が長くなるのか?
安全な人、キケンな人
ニガテな内容の話の聴き方
ポジティブ話、オススメ話をされた時
自慢話、得意話
イヤなことを言われた時
怒ってる人の話
相手の立場になんて立てない
自虐話
仕事の時の聴き方
イヤな人と話す時
イヤなことから逃げるのは当たり前
男女の区別と思い込み
自分らしい聴き方を見つけよう
ほめてから直すのは万事において原則
発達障害(非定型発達)
自由な人間関係をつくる
お互いの自由が認め合えると

【水島広子の聴く技術】
評価を下さないことがなぜ大切なのか
ムカッ! を手放す~「こころの姿勢」と「形式」~
お互いの自由、お互いの心の平和

あとがき