心のバリアフリーとメディア

最近、昨年来の疑問が一つ解けたことを機に、バリアフリーについていろいろと考えましたので少し報告させていただきます。

昨年、ある地方都市の大学に招かれて講演をしました。その後、夕食をとりながら遅くまで医局の方たちと懇談しました。その席で、私の子どもはどんなタイプか、という質問があったので、子どもたちの特徴を話し、「病気になるとしたら上の子は○○で、下の子は××(子どもたちのプライバシーを尊重して病名は伏せますが、いずれも私の得意分野の病気です)だと思うので、できるだけストレスをためさせないように気をつけて育てています」と言いました。

すると、その席にいた一人の精神科医が、「それはお子さんにとってとても失礼なことではないかしら」と言いました。私は大変びっくりしました。患者さんに失礼だという話なら状況によってわからなくもないのですが、子どもにとって、という発想は全くなかったからです。
実はそれ以前にも一度、私は仕事の合間に雑談していたカウンセラーから同様の状況で「それはお子さんにとってはきついですね」と言われたことがありました。そのときもとても驚いたものです。
いずれの場合も、違和感は覚えつつ、その正体がよくわからずに放置していました。

先日、その正体が明らかになる出来事がありました。地方出張の際に、福祉職の方と雑談をしていると、その方のお子さんの話になりました。「いかにも摂食障害になりそうなタイプなんですよね・・・」とおっしゃっていたので、「そうやって思っていらっしゃることが、リスクの認識になって、予防につながるでしょうね」と言いました。するとその方はとてもびっくりされていました。その反応に私がかえって驚き、「だって、糖尿病になりやすい体質だとわかっていれば栄養に注意するのと同じですよね」と伝えておきました。

後ほど、その方からメールがきて、「我が子が摂食障害になりそうだ、などと考えているのは子どもに悪いと思っていたけれども、リスクの認識と思ったら気が楽になった」とのことでした。
そのときに、私は、昨年の不可解な出来事がようやく理解できたような気がしました。

私はいろいろと忙しいので、子どもと一緒にいられる時間はあまり長くありませんが、せめて自分が毎日どんな仕事をしているかは詳しく説明するようにしています。その日にどこで何をしているかを子どもは知っていますし、いろいろと後で報告もします。ですから、当然、自分が患者さんから学んだことも子どもには日常的に話しています。「自分の気持ちを人に言わないでため込むと病気になるみたいだから、何でも話してね」などという具合に、です。そんな環境で育った子どもたちは、心の病気というのは、自分たちも何かの拍子になるものだと思っています。そして、「もしも心の病気になったら治してね」と言ってきたりします。
今回出会った方の「子どもに悪い」という言葉を聞いて、ようやく違和感の正体がわかりました。自分の子どもが心の病を煩う可能性がある、ということは、私にとってはむしろ当然のことであり、否定すべきことではないからなのだと思います。もちろん病気になると本人も周りもつらいですから、病気にならないように努力して育てておりますが、「絶対にならない」などと言い切れる人はいないのではないでしょうか。

自分や家族がいつでもなり得るもの、と自然に考えていることはバリアフリーの一歩だと思いますが、同時に、やたらと病名を日常会話に乱用することには違和感があります。例えば、肥満ぎみの中年男性が「過食症なんだよねー」と言っていると、そういうことを言わないでほしいと思います。過食症の患者さんが持つ、病気ならではのつらさが共有されていないからです。過食症についての知識がほとんどないのでしょう。

この話で思い出しましたが、私は国際摂食障害学会のメディア対策委員会に日本代表として参加しています。その委員会では、摂食障害とメディアの強い関連に注目して、「どういうニュースをどういうふうに取り上げてもらいたいか」ということを話し合っています。例えば、「アノレクシック・マック(拒食症マック)」という名前のコンピュータが出たときには、メンバーは懸念を話し合いました。単にスリムなコンピュータを「拒食症」という病名で呼ぶことが、病気のつらさを隠してしまうのではないかと思われたからです。

このメディア対策委員会、おもしろいのですが、私は現在長期のお休みをいただいています。何かと多忙で、月1度の国際電話会議の時間をやりくりするのが難しいというのも理由の一つですが、より大きな理由として、「日本と諸外国とはレベルが違いすぎるので当面意味がない」というものがあります。この委員会に参加して私が一番驚いたのは、他国では学術的なニュースが普通に記事になっているということでした。日本では考えられない、と言ったら、試しに1~2か月間、「グーグル・アラート」(自分の関心のある領域のニュースが配信される仕組み)を利用して調べてみるようにという助言を受けました。それで実際にやってみたのですが、摂食障害関連のキーワードで探しても、芸能人の誰が拒食症の疑い、などというニュースしか引っかかってこないのです。私自身、政治家になる前に自分の研究結果が夕刊の一面トップになるという光栄な体験をしていますが、そういう記事は滅多に見ません。何かの賞をとるような研究は報道されますが、それ以外の情報は、一般に共有されていないと思います。
シアトルで開かれた今年の国際摂食障害学会では、この委員会が主催して、メディア・トレーニングの講座も開かれました。これは、メディアに自分の言いたいことをどのようにわかってもらうか、ということを学ぶためのトレーニングです。社会的な色彩の強い病気の場合には、こういう努力も重要だと思います。

メディアの役割は重要です。昨今の医療崩壊を加速している一因は、政治やメディアなどに医療の現場を知っている人があまりにも少ないことにあると言われていますし、私もそう思います。防ぎようのない医療過誤と悪質な医療怠慢を混同する風潮にも危機感を抱きます。まあ、「医者には社会的常識がない」などと公言してしまう首相のいる国の医療が健全に保たれるとも思いませんが。(もちろん、医師にも非常識な人はいますが、これは他の職種も同じことだと思います)

オレンジページ「女性の心とストレスケア」監修、有料メルマガ廃刊のお知らせ

★ オレンジページムック「女性の心とストレスケア」(2008年11月17日発売)、以前からのご縁でまた前半部分を監修させていただきました。結婚や育児などライフスタイルの変化やホルモンの影響で、女性の心は不安定になりやすく、ときには病気につながることも。気になる心の病気について症状別に詳しく解説するほか、そうなる前に自分でできるストレス解消法、考え方のコツも満載の一冊です。オレンジページの方はとても元気が良く、以前から一緒に仕事をさせていただいて元気をいただいています。
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★ 有料メールマガジン「こころの健康便」は、2年あまりご愛読いただいてまいりましたが、間もなく星和書店からアティテューディナル・ヒーリングのワークショップを実録した本とDVDも出していただけることになりましたので、12月末でメールマガジンとしての役割をいったん終えたいと思います。バックナンバー等ご希望の方は、12月末までしか入手できませんので、よろしくお願いいたします。(この無料メールマガジンは続きます。引き続きよろしくお願いいたします)

「雅子妃問題」

先日、週刊女性の依頼を受けて寄稿した「雅子妃問題」の原稿が11月4日発売号に載りましたが、「おもしろかった」という声をいくつかいただきましたので、ご紹介させていただきます。(今売られているよりも前の号です)
この問題については、かねてから、心の病を持った一人の女性という観点と、皇室という仕組みの問題からの観点が混乱していると感じていましたので、この機会に整理させていただいたものです。

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雅子妃問題に見られる二つの混乱

私は直接雅子妃を診ている立場でもありませんので具体論は避けますが、一般論として、この問題には大きく二つの混乱があると思います。
第一に、そもそも皇室は「家庭」なのか「仕事」なのかがはっきりしない、ということです。公務をこなすというだけの「仕事」であれば、一般の職場の感覚として、確かに5年間働けていないということは問題視して良いことかもしれません。でも、「象徴天皇制」という言葉のあいまいさから来ることですが、「象徴的な家庭を作る」ことも皇室の「仕事」の要素だとしたら、家族が病気になったときにどう対応するか、という点でも「象徴的な家庭」を作ることが必要でしょう。うつ病なのに家族の理解が得られず、「できの悪いヨメ」として見られて苦しんでいる女性もたくさんいます。「象徴家族」がどう対応するかが、そういう人へのメッセージになるでしょう。皇室を支える納税者である国民のニーズはどこにあるのでしょうか。天皇制に求めるものを、冷静に考えてみる機会になると思います。
第二に、「病気」と「気合い」が混同されていることが挙げられます。これはひとえに、心の病についての知識不足からくるものです。例えば、雅子妃が長患いを余儀なくされる身体疾患にかかっていたとしたら、事態はずいぶん違っていたでしょう。「雅子妃には公務は無理だ」という前提のもとに、環境調整がされ、それについて不満に思ったりハッパをかけたりする人はあまりいなかったと思います。
うつ病などの心の病も、身体疾患と対等な病気です。治療法についても多くの科学的研究がなされ、明確になってきています。「自覚が足りない」「気合いで何とかすべき」と言っている人たちは、まるで、手術で治癒することが可能ながんを呪術で治すべきだと主張しているようなものです。皇室の方たちも、がんに対する手術をはじめ、現代医学の恩恵にあずかってきたはずです。
私が専門としている「対人関係療法」は、うつ病(適応障害もそれに準ずるものとして考えられます)に対して、薬と同じだけの効果があることが科学的に確認されている2つの精神療法のうち1つですが、きちんとした治療マニュアルがあります。そこでの考え方は、まさに雅子妃のケースにも当てはまると思います。つまり、「病気の症状は、長引くと、周囲からネガティブな反応を引き起こす。それが本人の症状に、さらなる悪影響を与える」というものです。ですから、治療においては、ご本人だけでなく周囲の人たちにも病気についての教育をし、治療にプラスな行動をとってもらうようにします。その際には、患者さんご本人が何を期待しているのか、周囲は何を期待しているのかを明確にし、よく話し合っていきます。雅子妃の場合、「周囲の人たち」には、ご家族のみならず、「職場の人たち」(官僚組織)も含まれるわけですが、対人関係療法の言葉を使えば、現状は、「役割をめぐる不和が行き詰まりに達した状態」と呼ぶことができます。こうした対人関係上の調整も含めて、もっといろいろなことが明らかにされれば、国民が現代の精神医学のレベルが案外高いということを知る機会にもなるでしょう。
うつ病などがこれだけ蔓延している現代社会です。それにどう対応するか、ということも「象徴」の方たちには求められているのではないでしょうか。

「探すのをやめたとき愛は見つかる – 人生を美しく変える四つの質問」が神田昌典氏の推薦を受けました

私が米国の刑務所で行っていた活動を訳した「探すのをやめたとき愛はみつかる―人生を美しく変える四つの質問」ですが、神田昌典さんが(ダイヤモンド社)で、「この本だけは絶対読もう! 究極の10冊」の1冊として挙げてくださっています。

私も神田さんと同じ意見で、ビジネス書としても役に立つ本だと思います。

CS放送出演のお知らせ

● CS放送出演のお知らせ

日時: 10月25日(土)11:00~13:00

番組: 愛川欽也のパックイン・ジャーナル

朝日ニュースター(CS放送)
テーマ:未定

CS放送をご覧になれる環境の方は、ぜひご覧くださいませ。

なお、インターネットでも一部をみることができます。

http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00064/v00134/

摂食障害講演(滋賀)のお知らせ

● 講演「摂食障害ってどんな病気? ~対人関係に焦点を当てた治療と回復~」

日時: 11月17日(月)13:30~16:00

会場: 近江八幡市文化会館小ホール

対象:一般県民(どなたでもOKです)

参加費:無料

申し込み:当日受付

主催:滋賀県立精神保健福祉センター

日本栄養学会市民公開講座で『長寿のための心のケア』を話します

主催者からのご案内を以下にお知らせします。
私は4番目に話します。
定員がございますので、ご関心のある方はどうぞお早めにお申し込みください。

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■第30回日本臨床栄養学会総会・第29回日本臨床栄養協会総会・第6回大連合大会
 市民公開講座「生命(いのち)の呼び覚まし」のご案内

この度、第30回日本臨床栄養学会総会・第29回日本臨床栄養協会総会・第6回大連合大会市民公開講座「生命(いのち)の呼び覚ましー食に始まり、食で輝くー」を
開催することとなりました。
万障お繰り合わせの上、ご出席賜りますようご案内申し上げます。

◆◆詳細◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
第30回日本臨床栄養学会総会・第29回日本臨床栄養協会総会
第6回大連合大会
市民公開講座「生命(いのち)の呼び覚ましー食に始まり、食で輝くー」
      
★ 600名様無料ご招待
★ 当日、参加者の方に、もれなく記念品をプレゼントします。

◇日時: 平成20年10月9日(木曜日)13:30―15:30
                      (開場 13:00)
◇会場: 大手町サンケイプラザ 4Fホール
       東京都千代田区大手町1-7-2
◇交通のご案内:電車
        地下鉄(丸ノ内線 半蔵門線 千代田線 東西線 都営三田線)
        大手町駅下車A4・E1出口直結
        JR東京駅丸の内北口より徒歩7分
        お車
        首都高速都心環状線神田橋インター降車。
        駐車場(有料)7:00~22:30 30分300円
        (満車の際は、JAビル・大手町ビル駐車場をご利用ください。)
       http://www.s-plaza.com/map/index.html

◇募集人数 600名(無料ご招待)

◇座 長
    第30回日本臨床栄養学会総会 会長
    東邦大学医療センター佐倉病院 病院長
    白井 厚治先生

    第29回日本臨床栄養協会総会 会長
    昭和女子大学 生活科学科 准教授
    山 大治先生

◇プログラム 

講演1 『長寿のための栄養科学』
     東京慈恵会医科大学 大学院医学研究科
     器官病態・治療学 代謝・栄養内科学  教授 多田 紀夫先生

講演2 『地中海型食事に学ぶ健康長寿』
     東京慈恵会医科大学附属第三病院
     糖尿病・代謝・内分泌内科     教授 横山 淳一先生

講演3 『長寿のための糖分、繊維、水、塩分のじょうずな使い方』
     せんぽ東京高輪病院   栄養管理室長 足立 香代子先生

講演4 『長寿のための心のケア』
     水島広子こころの健康クリニック(対人関係療法専門)院長
     慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)
                         水島 広子先生

◇お申し込み方法
    参加ご希望の方は①郵便番号、②住所、③電話番号、
    ④氏名(ふりがな)をご記入の上、
    FAX、郵便はがき、またはEメールにて下記宛にお申し込みください。
    ご記入の際は楷書でお書きください。
     *複数名お申し込みの場合は参加者全員分をご記入ください。
     *定員になり次第、募集を締め切らせて頂きますので
      予めご了承ください。
     *参加者発表はご招待状の発送をもってかえさせて頂きます。
      なお、ご招待状1枚につき、1名限り有効です。

◇宛先・お問い合わせ先
    〒105-0004 東京都港区新橋2-20 新橋駅前ビル1号館5F
          株式会社協和企画コンベンション事業局内
          「10月9日市民公開講座」事務局
          ■FAX 03-3573-2062
          ■Eメール:event@kk-kyowa.co.jp
◆TEL:03-3573-2066
           (平日9時~17時 お電話はお問い合わせのみ対応)

共催:第30回日本臨床栄養学会総会
   第29回日本臨床栄養協会総会
   第6回大連合大会
   大塚製薬株式会社
後援:社団法人日本医師会

女性医師に対するキャリア支援

医療崩壊が気になる今、日本女医会主催のキャリアデザインセミナーに参加します。
私が参加するのは午後の部です。ご関心のある方はどうぞご参加ください。

医学を志す女性のためのキャリアデザインセミナー 2008
-キャリアもライフもピカピカに磨こうー

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日時:2008年9月21日(日)10:30~17:00(開場10:00)
場所:女性と仕事の未来館
対象:医学を志す女性たち(学生、研修医、医師、社会人)、その支援者
参加費:2,000円(学生無料)定員:250名
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■挨拶 く10:30-10:35〉
山崎トヨ(日本女医会 副会長)

■女性医師の現状とキャリアデザインのすすめ <10:35-11:00>
荒木葉子(荒木労働衛生コンサルタント事務所 所長)

■【女性医局】における女性医師支援 <11:00-11:30>
長瀬淑子(株式会社グランツ取締役)

■保育とワークシェアによる女性医学研究者支援 <11:30-12:00>
斎藤加代子(東京女子医科大学付属遺伝子医療センター所長・教授)

■昼食<12:00-13:00>

■先輩女性医師のキャリアを聞こう <13:00-16:15(休憩14:30-14:45)>
●ママでも救命救急医!
 並木みずほ(東京女子医科大学救命救急センター助教 救急医学)
●行政職としての女性医師の働き方
 住友眞佐美(東京都福祉保健局 保健政策部長)
●留学を経てグローバルな医療をめざす
 新明裕子(聖マリアンナ医科大学医長 血液腫癌内科)
●二ころの平和と社会の平和 政治家・臨床医・意識変革活動
 水島広子(対人関係療法専門クリニック院長、前衆議院議員 AHJ代表 精神科医)
●女性のための「私のクリニック」を開設して
 平田雅子(私のクリニック目白院長 皮膚科・美容皮膚科・内科)

■質疑応答<16:15-16:40>

■参加者からマイキャリア発表 <16:40-17:00>

主催:社団法人 日本女医会
共催:女性と仕事の未来館
後援:日本医師会、厚生労働省(予定)
内閣府「平成20年度チャレンジ・キャンペーン~女子高校生・学生の理工系分野への選択~」関連事業
お申し込み・お問い合わせ:(社)日本女医会 TEL:03-3498-0571 FAX:03-3498-8769  (http://www.jmwa.or.jp)

名古屋講演「女性とうつ」のご案内

以下の要領で、名古屋にて講演をいたします。近隣の方はどうぞ。

講演 「女性とうつ」 ~ 専門医がやさしく教える「うつ病」

    (ウィメンズカウンセリング名古屋YWCA 9周年記念講演会)

日時: 9月28日(日) 13:30-16:00

会場: 名古屋YWCA 2Fビッグスペース

参加費: 前売り 1500円 当日1800円 (障がいのある方のつきそい者は半額)

定員: 100名程度(要予約、定員に達し次第締め切り)

お問い合わせ: ウィメンズカウンセリング名古屋YWCA

〒460-0004 名古屋市中区新栄町2-3
電話 052-961-7707   ファクス 052-961-7719
メール wcny@nagoya-ywca.or.jp

アティテューディナル・ヒーリングの本

私の親友である米国精神科医ジェラルド・ジャンポルスキーが1979年に書いた国際的ベストセラー「愛とは、怖れを手ばなすこと」が、本田健さんの翻訳によって文庫化されて再出版されました(今まで単行本で出版されていたものは「愛と怖れ」というタイトルでしたが、今回の方が原題の直訳になります)。私も解説を書かせていただいています。アティテューディナル・ヒーリングの考え方がわかりやすい良書だと思いますので、ぜひご一読ください。私の方でも、アティテューディナル・ヒーリングのワークショップをご紹介する書籍の準備中です。

愛とは、怖れを手ばなすこと―今をよりよく生きるために(サンマーク文庫)
ジェラルド・G・ジャンポルスキー 著
本田健 訳

570円(税込)