【新刊】『「他人の目」が気になる人へ 自分らしくのびのび生きるヒント』を刊行しました。

『「他人の目」が気になる人へ 自分らしくのびのび生きるヒント』(光文社知恵の森文庫)を刊行しましたのでお知らせします。

 

内容紹介
(出版社より)
「友人が少ない人、つまらない人と思われたくない」「みんな自分のことをブスだと思っているに違いない」「キャラを演じなくては嫌われる」「メールには即返信しなくては」……。現代人はなぜこうも「他人の目」を気にするのか?要因となる“プチ・トラウマ”とその正体、克服法を精神科医が語る。

(図書館流通センター「TRC MARC」より)
他人からの評価は「客観的な真実」ではない。評価は相手サイドの問題に左右されるもの…。現代人はなぜ「他人の目」を気にするのか。要因となる“プチ・トラウマ”とその正体、克服法を精神科医が語る。〔「「見た目」が気になる!症候群」(主婦と生活社 2012年刊)の改題,加筆修正〕

光文社 756円(税込)

※本書は『「見た目」が気になる!症候群』(2012年、主婦と生活社)を改題し大幅加筆修正して文庫化したものです。

 

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2016年7月のツイートより(抜粋)

2016年7月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。

 


7月1日(金)

史上最難関の校正は、直しをたくさん入れてしまったのでもう一度校正することに。もう一冊の校正も抱えています。私の校正の「赤(直し)」の多さは案外有名らしくて、編集者さんにはご迷惑をかけますが、これも「できるだけ完璧主義」ですね。その時点の自分のできるだけを。

来週またテレビの収録があって、白衣を着せられます。ああはずかしい・・・。でも僧侶の方がその衣装で出られるというので、私も合わせることにしました。こちらも詳細は後日。

過去に診ていた患者さんから、現在妊娠中で不安なことの相談があった。なぜか私が診た患者さんは、結婚もよくするし、出産もよくする。知っている範囲では皆さん順調。月経がないままに治療を終結しても数年すると出産、というのは、やはり対人関係療法の長期的な効果か。

ギリギリまで粘って校正した本、「自分の居場所がないと感じるときに読む本」として、かんき出版から7月19日発刊の予定です。入手可能になったらまたお知らせしますね。


7月3日(日)

今日は5時起きで大阪に新幹線日帰り、創元社セミナーとして、対人関係療法研究会の実践入門編を行った。やっと東京に帰ってきた。さすがに疲れたが、皆さん熱心に学ばれていて希望。東京はここのところ会場抽選に落ち続け、なかなか開くことができずにおります。


7月4日(月)

私が理事を務める国際対人対人関係療法学会(ISIPT)では、各地のテロに対して対人関係が何か役立てるはずだと考えている。私も同意だが、AHの方が可能性が高いのではないだろうか。


7月5日(火)

私は慶應医学部の医学部新聞の編集委員をやっているのだが、「天声人語」のような、「鑑往知来」というコラムがある。だいたいは執筆を人に頼むのが仕事だが、今回は10年ぶりに自分で書いた。現在の世界情勢のキーワードが「疎外」であること、AHや対人関係療法の可能性など。

テレビの収録が終了。(テレビにしては?)なかなか役に立ちそうな内容だったが、関西でしか放映されないらしい。ちょっと残念。

今日はバタバタしておりましたが、「他人の目が気になる人へ」の再校ゲラも先ほど発送してきました。「見た目が気になる症候群」の焼き直しなのですが、ずいぶん改編し加筆もしました。このあたりが今の日本への直球勝負かなと思っています。刊行日がわかりましたらお知らせします。

こんな時間なのに、AH仲間と、どうすれば日本を安心できる国にできるかを話し合っています。そんな仲間ができたことは幸せで、AHを日本に導入して本当によかったと思っています。


7月10日(日)

昨日・今日と、AHのファシリテーター・トレーニング中。AHのガイドラインを誰よりも大切に守ることができるファシリテーターがたくさん誕生しますように。

選挙速報を見ていると、もちろん信頼する人が落選していく様子も目の当たりにするし、全体の情勢も心配になる。いろいろな感情が出てくる。でも、そういう「怖れ」にとらわれず、自分自身の「政治活動」と決めたAHを淡々とやっていこうと思っている。それが一番の近道と。


7月13日(水)

戦争の害と言えば、そこで失われる命や健康が注目されているが、戦地で闘った戦士達のPTSDがどれほど彼らの人生を土台から損なうか、きちんと検証されているのだろうか。英雄どころか、殺人者、自殺者にもなりうる。そういう人たちを私たちは作りたいのだろうか。

PTSDになるほど現場にさらされなかった人(つまり大本営などでふんぞり返っていた人)が、戦争への幻想をいつまでも手放せないのではないだろうか。

日常生活に戻っても、戦地を思い起こさせるある刺激によって、まるで自分が戦地にいるような状態になるという現象が起こる(解離性フラッシュバック)。自分を守るために周囲の人を攻撃するのも、その人にとって当然なのだ。結果として無辜の市民の安全が脅かされる。

安倍首相をはじめ安保法制推進派は、アメリカなどに見られる帰還兵の悲惨なその後を知っているのだろうか。それも、多くが一時は「愛国者」「ヒーロー」と持ち上げられた後に、終わりのない苦しみに取り憑かれたことを。

平和な日常生活を送るだけでもこんなにメンタルを患っている日本人が、戦争に加担することによってどんな精神状態になるかと思うと、私は本当に心配になる。ただでさえメンタルヘルスのマンパワーが少なく専門性も低いのに。


7月15日(金)

私が理事を務める国際対人関係療法学会(ISIPT)のメーリングリストでは、フランスへのお見舞いがいっぱい。私もその一人だが、世界には日々もっと多くの人が殺されている地域があるということを学会メンバーが気づいていることを望む。


7月19日(火)

今日は朝ジェリー・ジャンポルスキーと電話で話し(また、電話が足りないと言われた)、この後20時からは国際対人関係療法学会の電話理事会。何となく英語の多い日。

小池百合子さんが鳥越俊太郎さんを「病み上がりの人」と言ったことについて、発言自体が非人間的である以上に、それを小池さんが「これが選挙なんですよ」と言った、ということも大きな問題だと思う。選挙不信、政治不信は明らかにこういう価値観と関連していると思う。

私は今でも、対立と疎外を生まない選挙のあり方について考えている。正解は、政策本位の政党が、時に応じて連立していくという北欧形式かと思っている。そういういう国の人間としての豊かさ、国際競争力の高さは見とれるほどだ。


7月20日(水)

「居場所」の本、おそらく今までで一番難産だったように思う。自分自身がAHでまったりしすぎて、「居場所のなさ」を感じなくなってきているからだろうか。同時に、自分の個人的なストーリーを今までで一番たくさん書いた本でもあります。居場所を感じられなかった、昔の。

そうそう、著書「対人関係療法のプロが教える 誰と会っても疲れない「気づかい」のコツ」のハングル語版刊行のオファーが来たそうです。この頃案外ハングル語、中国語の訳書を刊行していただいていて、嬉しいです。 amzn.to/2abWAG2

週刊文春には私もやられました。しかもなぜか毎回同じ記者なのです。最終的には事実と異なるという内容証明を送って、その後は無事になりました。週刊新潮に至っては、取材すらしていないのになぜか取材に応じたコメントが。こちらはあまりにバカバカしく放置しました。


7月21日(木)

(1)ちなみに週刊新潮には後日談が。2008年に父が亡くなった時、確か「 墓碑銘」というコラムに書きたいのでと、私のコメントを求められた。「新潮さんには嫌な記事を書かれた記憶があるのですが、今回のはまともですか」と聞いたら「まともです。大丈夫です」と言われた。

(2)まともでない記事も書いていることは新潮自身わかっているのだなと思った。実際、故人に敬意を払ったよい記事でした。

しかし雑誌の中吊り広告(新聞広告も)は恐ろしい。私は「水島広子代議士、3度離婚でも政界失楽園の船田元に勝った理由」という広告を週刊文春にさらされ、選挙区で大きなダメージを受けた。記事を読めば、別姓維持のために同じ相手と離再婚を繰り返しているだけ、ということがわかるのだが。

週刊誌相手は難しいです。ターゲットにされた時点で、取材に応じなければ勝手なことを書かれて「現時点で何のコメントもない」と嫌な総括、取材に応じても勝手な解釈をされて結局は嫌な総括。周辺取材を受けた友人が、「とにかく悪い方向に話を持って行きたがる」と言っていました。

週刊文春の周辺取材を受けた友人によると、「大学時代から自分というものをしっかり持った人でした」と答えたら「つまり浮いていたということですか??」と尋ねられたそうです。「そんなことはありません!」と必死で守ってくれた友人達に感謝。

よく「健康だけには自信がある」という人がいるが(名誉男性の女性に多い)、私は「健康には自信がない」タイプ。長時間睡眠を必要とするlong-sleeperだし、いろいろな病気をしてきたし、今もしているし。どうしても自分の社会リズムを中心に計画を練っていく必要がある。

現職議員のときに「朝まで生テレビ」に招かれたのだが、当時は母乳育児の赤ん坊もいたし、「夜は寝るものですから」と断ったら田原総一朗さんの逆鱗にふれ、それ以来非常に嫌われているようだ。もちろん徹夜国会とかは出ましたよ。

通販生活の座談会で、自称評論家の男性が、私の発言を完全にねつ造して自分のウェブサイトで批判するという被害にあったこともある(田原総一朗氏も座談会の一員で、私への偏見に相当とらわれていた)。信頼する先輩いわく「彼らは騒がれることで稼いでいるのだから無視しなさい」と。

私も若かったので、「不正はただすべき」と思っていたが、確かにやり返すことで相手を潤すこともあるのだなと初めて気づいた。さすがに週刊文春はしつこかったので内容証明を送ったが。


7月23日(土)

今日、原口一博さんにいただいたメッセージに「平和への道はない。 平和こそが道なのだ。」とあった。まさにAHだ。

現在、東京新聞(北関東)と北海道新聞ウェブ、その他雑誌2誌にコラムを連載していますが、さらに北日本新聞にもコラムの連載が決まりました。こちらは「女子の人間関係」関連です。


7月24日(日)

どうでもよい話ですが、「ああ、間違えた」という気持ちが強いので。先日私は「健康には自信がある」人たちの話をツイートしましたが、「体力には自信がある」の間違いでした。ごめんなさい。


7月25日(月)

私は初めて選挙に出たとき、地元県議から「選挙は殺す以外何でもあり」と言われた。「選良」という言葉は死語なのかと思った。でも絶望するために出馬を決意したわけではない。相手の悪口を言わないことも含め、選挙中の空気をできるだけよくするように、自分なりに努力したつもりだ。

これは中学生時代からの疑問。なぜ米国、the United States of Americaを「アメリカ合州国」と訳さずに、「合衆国」と訳しているのでしょうか。どなたか納得のいくように教えてくださる方がいらっしゃれば。

国際対人関係療法学会のメンバーシップ委員会担当理事の私ですが、英語圏でない日本でのアンケートをふまえてようやく一つの連携モデル(国際学会と国内学会)を提案してみました。どう受け取られるでしょう。もう2時だったのですね。集中したときの時間の速度は速いです。

私がこれほど神経質になるのは、認知行動療法の前例があるからです。確かに保険適応になったのは喜ばしいことですし、私も議員時代に推したことでした。ただ、各自が勝手に「認知行動療法」を行うので、大野裕先生直弟子の私はかなり戸惑っております。本当はそんな治療法ではないのに。

対人関係療法は認知行動療法と並んでエビデンス・ベイストな精神療法の双璧をなしており、重度のうつ病や、うつ病併存のPTSDに最も優れた治療法としての地位が確立しているのですが、私が現職議員のときに厚労省に委員会で質問したら「人間関係療法については知りません」と。嗚呼。


7月26日(火)

娘と一緒に期日前投票に行ってきました。二人のスケジュールを見比べると、今日しかない! ということで、雨の中行ってきました。私の子育ては決して自慢できたものではありませんが、「投票は当然」という価値観を育てることができたのはよかったと思います。

ついでに。私に似て倹約体質の中3息子が「靴を買ってほしい」というので今履いているのを見たら、何と靴底にいくつも大きな穴が(靴下ではないですよ、念のため。もちろん靴下も穴だらけですが)。雨のときとか、どうしていたのだろう。息子の希望で一番安いのを買いました。

この頃、新聞の一面記事であっても、「いったいこの文節はどこにかかっている?」と思うものが多い。文章力の劣化。一流新聞を読んで言語を学ぶ時代は終わったのか。

任侠的な私には右翼的な部分もあり(英語で自分の名前を表記するとき、必ず姓名の順にしている)、右とか左とかどうでもよい気がしてきた。人間としての優しさ、疎外しないで包み込む態度、筋を通す勇気、その土台があれば右でも左でもよいのでは。もちろん何よりも命の尊重。


7月28日(木)

8月2日(火)13:00から議員会館で開かれる「平和と連帯」勉強会にて、「心の平和から社会の平和へ」の講演を20分ほどします。原口一博さんの呼びかけです。国会でAHの話がされる初めての機会になると思います。 

今回の悲しい事件。ヘイトクライムの方に話が圧倒的に進んでいるが、まずは罪を犯した本人がどういう人生を歩んできたかの理解は不可欠だと思う。罪は罪であり、かばうという気持ちはないが、どういう人がどういう動機で犯罪を犯すのか、専門的な調査が必要だ。

米民主党大会でのオバマ大統領。「私たちは何を怖れているのではなく、何を共有しているのかに基づいて米国を定義づけるかだ」という、Andrew Sullivanの引用。これはAHそのもので、怖れによって動かされるのはやめようという明確なメッセージ。

(1)パーソナリティ障害の診断は、遅くとも成人期初期までに、広い範囲にわたって、診断基準に規定されているような症状が見られることが必須です。この頃、若い治療者の方が「うつ病で、自己愛性パーソナリティ障害です」などとプレゼンテーションすることに懸念しています。

(2)うつ病など臨床疾患の間には、多くの人が回避性パーソナリティ障害などの診断基準を満たしますが、うつ病が治れば、それらは消滅したり、常識範囲内になるということが研究結果からわかっています。よほどの根拠がない限り、臨床疾患が治る前にパーソナリティ障害の診断は下さないでほしいです。

幸せな人生を送ってきた人が、今回のような事件を起こすことはあり得ないように思うのです。疎外をなくす、被害者意識をなくす。AHの仕事だと思います。どうぞご賛同を。

私が臨床経験のある自己愛性パーソナリティ障害の人は、我が子をも殺すほど、自己愛にとらわれていました。それに比べて、うつ病の人の「自己愛」は、むしろ自虐的で、「自分のせいで悪いことが起こっている」と考えるもの。人によっては地球の裏の地震ですら。同じ自己中心でも、全く違います。


7月30日(土)

私はAHが自分の「政治活動」だと思っているが、議員会館で8月2日に講演をさせていただくことについてAHコミュニティにお知らせしたところ、「勇気をいただいてしまいました」という嬉しい反響が。お互いに勇気を与え合うことはとても大切ですね。

議員会館で「心の平和から社会の平和へ」という講演をさせていただくことは、別に名誉なことではない。ただ、それが本当に政治に必要なことだと思うから、意義を感じるだけだ。国会は特別に高貴な場所ではない。ただ、多くの権限を握っている場所だ。

わが子達は、無認可、私立認可、公立認可、東京都認証のすべての保育園を経験したが、いずれにおいても安心して預けられたことを「幸運だった」と思わなくてよい時代が来ますように。

防災対策として、木造住宅密集地域の再開発を行うと小池さんが言っていた。私も木造密集地域に住んでいる。近所で行われてきた再開発は、タワーマンションの建設。タワーマンションは健康被害が多いということで欧州では規制対象になっていると聞いている。

私は「元に戻りますか?」と聞く患者さんに、「せっかく病気になったのだから、元に戻るのではもったいない。もっとよい人生を歩めるようにしましょう」と言う。これは鳥越さんの、「癌になったから、私は人生で今が一番健康なんですよ」という言葉に通じると思う。

鳥越さんの公約まで、東京都が「非核都市宣言」をしていないことを知らなかった。歴代の知事を考えれば当然とも言えるが。非核都市宣言は、今年1月、1604自治体を数える。日本における総自治体数は1797、従って宣言率は89.3%となるが、人口比では90%を遙かに越えている。

ちなみに、小池百合子さんは東京都知事になっても、東京を非核都市宣言するつもりはないそうです。有力候補者の中で最もタカ派であることは間違いないと、国会時代の体験からも感じています。


8月1日(月)

私の漢方の恩師・寺師睦宗先生は、「何も咲かない冬の日は下へ下へと根を伸ばせ」とおっしゃっていた(最初の発言者不詳)。私にとっての「下」とは、心の姿勢。絶望に駆られそうになったときには、自分の心の姿勢を見つめ、心の平和を選んでいくようにしている。

明日は議員会館の「平和と連帯」勉強会で「心の平和から社会の平和へ」の講演。都知事選後、分断が激しい今だからこそ、よけい価値があるように感じる。この時期を選んでくださった原口一博さんに感謝。決して「しゃんしゃん」という意味ではないので誤解なきよう。

「漢方」と言えば、私の最新刊「自分の居場所がないと感じたときに読む本」に私の漢方研修時代の辛い話が出て来ますが、これは寺師先生のことではありません。寺師先生との出会いはその後のことです。


8月2日(火)

「平和と連帯」勉強会で、議員会館で講演してきました。懐かしい人たち(へー、こんな人も来てくれるんだ、と思う人も含め)にお会いできて嬉しかったし、ポイントをおさえて話を聴いていただけた感じがしました。睡眠不足でどうなることかと思いましたが、行ってよかったです。

カメラに写るのは私と原口さんだけなのに、「平和と連帯」勉強会に集まられた国会議員の方達がとても真摯に話を聴いてくださったのは思った以上の収穫だった。「まずは自分が変わらなければ」という結論を共有することもできた気がする。

久しぶりの国会、それも建て直されて初めて行った議員会館で勝手がわからずあたふたしていた私をさりげなく優しくサポートしてくださった国会職員の方達にも感謝。しかし立派な議員会館になったものだ。駐車場を地下に入れたので広くなったそう。なるほど。古い会館も懐かしいけれど。

本日の講演に対し、民進党は今後どうすれば再び信頼を得られるのかという質問をいただいた。私は、これを「失敗→やり直し」と捉えるのではなく、まず、期待していた人たちを傷つけてしまったのだという意識を持ち、必要なのは癒しだと認識するところから始まる、という趣旨のことを答えた。

そうしないと、いつまでたっても失敗を責められ、落ち込んだり自己正当化したり、と、まさに「攻撃」を攻撃として受け止めてしまう、という連鎖に陥る。AHを知るものであれば、「攻撃」とは、「傷ついた心の悲鳴」と捉えることができ、癒し、進化させていくことができるはずだ。

今日の講演では、「包み込み型の政治」という言葉を初めて使いました。分断vsつながりというのは今までも使ってきた構造ですが、「つながり」も微妙な言葉です。でも、分断したがっている人すら包み込んでしまう、というのが私のイメージとしてAHに最も近いです。

誤解を招くといけないので改めて申し上げておきますが、原口一博さんが立ち上げられた「平和と連帯」勉強会は、超党派のもので、さらに国会議員だけではなくNPOの方達などにも広く呼びかけているものです。創設の理念からして「包み込み型」です。


8月3日(水)

【1】精神医学(専門性の高いもの)と司法とが、今ほど連携しなければならない時はないと思う。先日の障害者施設事件しかり。どう育った人がああなるのかは、精神医学的な解明が必要だ。

【2】また、私の専門範囲で言えば、学校時代の熾烈ないじめによりひどい複雑性PTSDに罹患し、その症状としての解離(意識の連続性、統合性がなくなる)によって万引きをしてしまう(この場合、記憶も全くない)。私が診るまで長いことトラウマも発見されていなかった。

【3】裁判で証人台に立ったが、裁判は検察官によるいじめの再現だった。私が頑張って収監を防いだケースはあるが、収監されたらどうなるのだろう? ただでさえ対人関係に恐怖を持つ彼女たちが、そこでどれほど追加のトラウマを受けるのだろう。至急改善を求めたい。

【4】確かにPTSDについては「私はPTSDだ」と嘘をつく人もいて、米国の訴訟が大変だという話は聴いている。しかし、私の患者さんについて言えば、私は偽証罪に当たることはしていない自信があるし、その根拠として、治療と信頼関係の結果、患者さんの病状は驚くほどよくなってくる。

「怒り」「攻撃」「自己肯定感」「本当の自信」など、大好きな本を編集していただいてきた編集者さんといろいろ打ち合わせた(打ち合わせ?とは思えないような話も含めて、だが)。またよい本ができるといいな。

AHでの愛は、物理的法則に逆行すると言われています。与えれば減るのが当たり前。しかし、AHでは、愛を与えると、自分もそれを同時に体験するので、自分の持ち分も増えるのです。究極の財テクですね。

軽々には決して言えない。でも、昨日の議員会館での講演を経て、沖縄と政府の膠着状態に対して、AHが1%でも力になれれば、と思った。AHは問題解決の手段ではない。ただ、AHによる奇跡を多々見てきた立場としては。

(1)「蓮舫氏と細野氏が会談 共産党との連携見直しで一致」という記事を読んだ。共産党は限界のある政党だと私は思っている。「国が」「国の責任が」が多く、自分たちが「国」になったときの道筋がわからない。しかし、信頼性のある多くの情報提供を行ってきたことも事実だ。

(2)私は民主党現職議員時代「バリバリの共産党員」というデマを流されてダメージを受けた。人権侵害をしているわけでもない一政党を、スケープゴートにするのは下品すぎないか。政治全体を考えたときの「野党連携」の必要性はある。共産党をそこから外す理由はそんなに本質的?

おそらく8月2日の議員会館での講演を受けて、栃木時代のボランティアの方からメールをいただいた。「16年前から、水島さん動きは、変わらないですね」と。「変わらないですね」は「成長しましたね」よりも私にとって格段に嬉しい言葉。貫きたい信念と生きる姿勢があるからだと思う。

「平和と連帯」勉強会の動画をアップしました。

水島広子「心の平和から社会の平和へ」

水島広子「心の平和から社会の平和へ」質疑応答編

 

「平和と連帯」勉強会 原口一博 衆議院議員(元総務相)主催

第一回「心の平和から社会の平和へ」
講師:水島広子

2016年8月2日(火)
衆議院第一議員会館国際会議室

 

当日配布した資料
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心の平和から社会の平和へ
精神科医・元衆議院議員
アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表
 水島広子

闘争的な平和運動?
差別的な差別撤廃運動?
暴力的な暴力撲滅運動?

「形」と「心の姿勢(エネルギー)」の区別

暴力的なエネルギーによって実現したことは、暴力的なエネルギーによって滅ぼされる(2009年11月 水島)

社会に変化を起こしたければ、自分自身がその変化になる必要がある(マハトマ・ガンジー)

「攻撃」をどう見るか → つながりか疎外か

「決めつけ」も「怖れ」の一つの形・・・それぞれの事情を知っていく努力

参考文献
「怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ」(星和書店)
「怒りがスーッと消える本」(大和出版)
その他、アマゾンで「水島広子」を検索してみてください!

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国会でAHの講演をします(8月2日)

世界中で起こっている悲しい事件や苦しい生活を余儀なくされている人たちに、
胸を痛めておられることと思います。

私が政治の世界を出てAHに力を入れているのは、AHこそが解決策になると
信じているからです。

そんな信念を共有してくださる友人・原口一博衆議院議員(元総務相)の
呼びかけで、「平和と連帯」勉強会が国会で開かれることになりました。

その第1回、8月2日(火)に私が「心の平和から社会の平和へ」の講演を
20分ほど、させていただくことになりました。
国会でAHの話が出る、最初の機会になると思います。

当日の講演は録画して、後日YouTubeで見られるようにするつもりです。
そうなりましたら、またご連絡いたします。

以上、ご報告まで。

水島広子

【新刊】「「自分の居場所がない」と感じたときに読む本」を刊行しました。

「「自分の居場所がない」と感じたときに読む本」(かんき出版)を刊行しましたのでお知らせします。

内容紹介

(出版社より)
職場では同僚たちと、家庭では配偶者や子どもたちに溶け込めず、「疎外感」を覚えたり、「ひとりぼっち」でいることに対する「イライラ」「恥ずかしさ」「落ち込み」を感じている人が増えています。
また、「居場所がない」というと〝孤独〟を連想しがちですが、家族や恋人、親しい友人たちと一緒にいるときにも、「あるべき自分」を演じてしまうことによって、他者との「距離感」や「ありのままの自分を受け入れらない」と感じている人も多くいます。
本書は、そういった身近な人たちとの「居心地の悪さ」の原因を明らかにし、他者と自分との向き合い方のヒントを解説する1冊です。
本書を読むことで、人間関係の不安が消え、まわりの評価・対応にいちいち動じない自分に変わり始めるでしょう。「居場所」は、自分で簡単につくれます。

(図書館流通センター(TRC MARC)より)
対人関係療法の第一人者が教える、人生がラクになるコツ。「居場所がない」という心理の正体について説明したのち、「居場所のなさ」を減らし、「居場所」感を増やすための3つのステップを解説する。

他者との距離感やありのままの自分を受け入れられないと感じている人に向けて、身近な人との「居心地の悪さ」の原因を明らかにし、他者と自分との向き合い方のヒントを解説。

 

かんき出版 1404円(税込)

 

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『大人のしがらみ劇場 絶体絶命アンサー』に出演します。

水島広子が『大人のしがらみ劇場 絶体絶命アンサー』に出演します。

 

放送局:ABC朝日放送 (関西ローカルでの放送です)

日時:2016年7月16日(土)午後3:00 ~ 4:00 放送!

MC:今田耕司

 

番組概要

(ABC朝日放送のサイトより)

人間関係のしがらみの中で起きる“絶体絶命のピンチ”の切り抜け方を様々なケーススタディによって学ぶ人生勉強バラエティ。
「嫁と姑・ランドセルの重圧」「部下と上司・恐怖のご祝儀袋」「社宅の妻たち・ご近所付き合い」「患者と医者・2人目の担当医」など、実際にあった“大人のしがらみ”を再現ドラマで紹介。最終的に主人公が立たされる絶体絶命のピンチを、何と言って切り抜けるのが正しいのか?まさに「しがらみ地獄のような難問に、パネラーの芸能人たちが“絶体絶命アンサー”を披露。その真剣な回答を「対人関係」「伝え方」「交渉術」「人付き合い」などの専門家たちが評価した上で、心理学や広告の世界で使われる様々な会話テクニックなどを伝授する。しがらみ解決のプロたちが明かす「大人の断り方」「大人のかわし方」とは一体!?

 

(制作会社のサイトより)

ママ友のしがらみでランチのお誘い。波風立てない大人なお断りの仕方って!?
会社のしがらみで部長から飲みのお誘い、いい感じで断りたいけどなんて言えば…??
そんな日常に転がっているいろんな「しがらみ」で、一歩間違えば大やけど、なんて経験、誰もが日々、直面しています。
この番組では、そんな「しがらみ」によって生まれた絶体絶命の窮地をどう脱するか。
様々なジャンルの専門家のアドバイス・添削によって、見事な大人な「言い回し」を見出し、生き抜いていく方法を探る、新規トライアル・情報バラエティー番組です。 

Yahoo!テレビ.Gガイド

 

 

2016年6月のツイートより(抜粋)

2016年6月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。

 


6月1日(水)

 

(1)私は12歳から普通の英語教育を受け始めた普通の学生だ。でもラジオ「基礎英語」を聞くことができたので、英語教師(進学校)の発音がめちゃくちゃだと言うことは理解した。だからそこからはそこからは距離をとった。

(2)「基礎英語」をはじめ、ネイティブの英語だけを聞いた。学校では先生レベルの「イットー」みたいな英語を話した。

(3)英作文だけは絶対にしなかった。必ず英和辞書を見て、その文章どおりの文章を作った。ただしい英文を書けるように。

(4)結果として、今は英語のコミュニケーションを、そこそこの発音でできている。ネイティブにはもちろん劣るが。先日自分とAHの関係をぽっどキャストに載せたときは、「あなたの第一言語が英語でないということを忘れた」と言われた。自慢ではない。戦略だ。

 

(5)ちなみに、英会話教室も、塾も、何も行っていない。でも高2で家族でアメリカに行ったとき、壊れていた電球の修理を父が私に頼んだ。電話して惨状を報告したら何と!新しい電球が。どれほど父が喜んだことか(そしてますます英会話学校は遠い夢に。。。

 

AHにしろ「奇跡のコース」にしろ、人間の本質は愛(あたたかいこころ)で、そこに怖れが垢(大人からの叱責や、様々な怖れ)のようにこびりついてしまうのだ、という考えだ。私たちはAHなどを通して、自分の本質に立ち返るのだと。

 

私はジェリーに質問したことがある。「なぜもともと愛の存在だったのにわざわざ忘れて、思い出すの?」と。ジェリーの答えは「君は賢すぎるんだよ」だった。

 

その後いろいろ考えた。時間があり、身体を持っているこの世界に生きている私たちには、当然のごとくいろいろな怖れが生じる。その中で本質を思い出していくのではないか。心の平和を唯一の目的にするというのは、私たちの本質に立ち返ると言うことではないのか。

 


6月4日(土)

 

明日の高松でのAH入門ワークショップがどうなるかな、とともこさんからの報告を楽しみにしているが、結局いつも詳しい話にはならず(もちろん守秘義務もあるため)「AHっていいですね」が結論になる。「やっぱりAHっていいですね」を私とともこさんは年に何百回言っているか。

 


6月5日(日)

 

8月27日(土)一般向け対人関係療法セミナー「みんなで学ぶ対人関係療法」、詳細と申し込みフォームができました。3年目の開催となりますが、基本は変わらず、新しい情報のアップデートをします。どなたでもご参加いただけます。ぜひどうぞ。 ipt-event.com

 

今までのイベントでは、いただいたご質問全部に時間内に答える、ということが幸いにもできてきました。今回も全問回答を目指しますが、どうなりますことか。 ipt-event.com

 

2006年秋たった一人でAHJを始め、名札をカッターで切ったり、クリニックの待合室をワークショップ風に並べ替えたりと、一人で始めてきました。そんな過去があるから今ボランティアの皆さんへの感謝が強いのでしょうか。私などいなくても高松でAHの空間が広がる。素晴らしいことです。

 

さすがに日経新聞に大きく取り上げられ、多くのビジネスパーソンが参加された2007年秋は、通常の仕事の他に月8回の入門ワークショップを一人でやり、高熱を出しましたが。タイミングよく星和書店の方が別件でいらして、「怖れを手放す」の書籍とDVDの刊行となりました。

  

 


6月6日(月)

 

そうそう、私の「発明品?」がこの「逆転の発想」なのです。特に自虐的な方にお勧めです。自分に言っているようなひどいことを、大切な他人に言うだろうか? というところから、自分へのいじめに気づいていただくのです。

 

AHと同じく、すべては自分の選択なのだと思います。自分をいじめて一生を終わるのか。生まれてきて、人の役にも立ててよかったと思えるのか。私は後者を選びます。

 

「居場所がない」と感じる人のための本を、書き上げています。「自分なんて生きていたって・・・」と思う方、出版を待っていてくださいね。かんき出版です。

 

締め切りにはちょっと早かったけれど、「現代用語の基礎知識」、メンタルヘルスの部分を書き終わりました。ああ疲れた。

 

私は自由を至上主義にしているので、締め切りギリギリに仕事をするということはあまりしません。さっさと仕上げてしまいます。相手が設定した締め切りに拘束されるなんて、いやですから。(でも時間がなくてギリギリになることもありますが)

 

私の発明品?は他にも結構あって、たとえば「今は、これでよい」とか「横の比較と縦の比較」とか、「まし」を感じで「増し」と書くとか。まあ、特許権はとれないでしょうねえ。気の毒に思う方は本を買ってくださいませ。

 


6月7日(火)

 

アマゾンの書評だったかな、社会リズムについて「カントのような生活はできない。つまらない」というようなものがあったので、責任を持って私も社会リズムを守るようにしています。でも今日は眠気が全然訪れず、原稿を書き続けていますが。ごめんなさい。

 

雑誌に私の名前を見つけて喜んだけど、読んでみたらいつも私が本で言って言ることとあまりにかけ離れている、どうしちゃったんでしょう、というお問い合わせをいただいた。雑誌の場合、監修者のプロフィール欄が小さいので、他の人の監修部分まで私のものに見えるのかな?お問い合わせ感謝。

 


6月9日(木)

 

1年半ぶりくらいに再開したランニング。比較的速やかにペースを取り戻しつつある。膝の負担を考えて、決して速く走らないようにしているが、それでも息が切れることがないのは大学時代体育会で鍛えた心肺機能故だろうか。

 

ちなみに高校までの私は体育以外の通信簿はみんな左にまっすぐ並んでいて、体育だけが右端だった。その頃はちょっと走っても脇腹が痛くなっていた。まあ、人生、やる気になれば何歳からでも遅くないということかな。もう少し年をとったらウォーキングにします。

 

さらにちなみに。 体前屈もマイナス20センチみたいな人間だったが、近年ヨガを初めて、今は開脚頭床付けができます。

 

なぜランニングとヨガなのか。もちろん、有酸素運動と、柔軟+筋力運動の組み合わせだからということもあります。でも、どっちも家を中心にできるのです。家からランニングに出る。家でヨガをする。お金もかかりません。

 

前はジムに通っていたこともあるのですが(プールは貴重)、家からジムに行くまでの間にランニングが終わってしまいます。という時間的なこともあります。

 

不器用なのですが、絵を描くのは好きです。小さい頃の志望は漫画家(その後ピアニスト→小説家→革命家!!!!(今は絶対しませんよ))。人の似顔絵とか、案外上手です。人の能力って案外でこぼこですね。

 


6月10日(金)

 

今日はテレビの打ち合わせ2件。どちらも出演することになりそうだ。こういうのは季節性があるのだろうか。

 

修学旅行に行く中3息子になぜか2000円余計にとられたが、学生時代ずーっとぐれていたわたしにとって、まっすぐに教育を受けていく息子はまぶしい。私もそうだったらもっとよい性格になっていたかな。

 

考えてみたら、私が大学5年のときに「日中医学生交流協会」に参加して、中医(日本の漢方とは多少異なるが)の勉強のために各大学に滞在したのは、「学生として何かやっておきたい」という願望もあったのだろうな。ただぐれていることがもったいなくなったのかもしれない。

 

似顔絵のことを考えていたら、私と愛犬(メスのミニチュアダックスフント。頭はすごく悪い)の共通点に気づいた。黒目がちであること、そして寂しがり屋であること。

 

土曜の夜にテレビの収録があるのだが、医者ということで白衣を着て出るのだそうだ。恥ずかしい・・・(ま、白衣の優れた点は、下に着る服を選ばずにすむということだが)放映日は別なので、またお知らせします。

 

私はヒラリー・クリントンを尊敬している。自伝も細かく読み込んだ。「政治によって、社会に変化をもたらす」という目的がなければ、彼女はもっとピュアな人権派でいられただろうなと思うと何とも言えない気分になるが、それが政治だ。そして大切なのは変化をもたらすことだ。

 

政治は怖れをどう扱うかだと思っている。そういう意味ではピュアな人権派はある人達にとって怖れをもたらすだろう。そこをどれほどうまくやるかに政治家の力量が問われると思う。ヒラリーにも。

 

私が専門としている対人関係療法は、少々ソーシャルワーク的な要素も含む(周囲の身近な人にも手を突っ込む)。だから米国のソーシャルワーカー学会で人気が高い。私も日本で、PSW(精神保健福祉士・国家資格)に普及させたい。

 

たとえば20代で過食症を患ったとする。その人が40代でアルコール依存症を患ったとして、対人関係療法をかつて受けていたのなら、周囲の人が力強い味方になってくれるのではないか。

 

私は今自分がやっていることにまあまあ満足しているが、医療ドラマなどを見るとあの忙しい現場に戻りたくなる。でも、私よりもずーっと医療技術的に優秀な人たちがいるのだから、任せて自分がやるべきことをやろう。

 


6月12日(日)

 

患者さんをサポートしていて気になるのは、保育園入所における親の精神疾患の重視度。自治体によってかなりバラツキがあり、まともな診断書では入れないところも。うつがひどくて一日ネグレクト、トラウマ症状による激しい感情発作(自傷も含む)、そんな環境の子が入れないとは?

 

一億総活躍とかなんとか言っているが、それは「親が子どもを保育園に預けて働くこと」だけではない。子どもを安心できる環境で育てて、その子が持っている人柄や能力を引き出すことでもある。わかっているのだろうか?

 


6月14日(火)

 

”プロ”の人にはバカにされるかも知れませんが、私が今一番癒しを得るのは「遺留捜査」です。huluで見られる過去のドラマですが。シーズン2からが真骨頂ですが、ぜひシーズン1から見てください。被害者は語ることができないが、遺留品は語ることができる。毎回泣いています。

 

国際対人関係療法学会(ISIPT)の電話理事会が終了。本来隔月のはずが結局毎月になっている。やはり資格化の話は難しい。私も現在行っている調査に基づいて、会員制度についていくつかのモデルを提示する予定。各国に一律のモデルを押しつけるのは事実上不可能。

 


6月15日(水)

 

「現代用語の基礎知識」のメンタルヘルスの部分の執筆が少し前に終わった。例年よりも早い仕上がりで肩の荷が下りている。執筆者が私に代わってからは「この分野を読む」の総論部分を、単なる分析にとどめず、あるべき社会の姿、アプローチの仕方を織り交ぜるようにしている。

 

肩の荷が下りたとは言え、今週は金曜夜にテレビの収録、土曜朝の便で沖縄に行って講演。睡眠時間が必要な私には恐怖。そのあたりから校正地獄(今出版社に2冊入っている)。もっと余裕を持って仕事をしたいが、何しろ体力の限界が・・・。

 

それでも子どもが小さい頃は家族旅行でボーッとしたり旅行先で書きたい本を書いたりすることがリラックス源だった。子どもが反抗期や受験期に入ってくるとそういう時間は失われる。犬はかわいいが子どもとはやはり違う。メリハリがつけにくい。

 

宇都宮の支持者の方からメールをいただいて、ツイッターで息子(衆議院一期目に生んだ第二子)がもう中3なんて、と驚いていた。さすがに年頃の子どもの個人情報を公にはできないが、こっそり子ども達の写真を送った。

 

ダーティな政治家は常にいるが、そこには比較的「お金を配って足下を固める」というイメージがあった。つまり政治力・支配力の強化だ。今回の都知事騒動まで、個人的な贅沢のために政治資金を使った例があったのかな。浅学にして知らないが。

 

しかし。国会議員になってお金持ちになったなどと思ったことはないですね。政治資金と私生活を完全に切り離していたので、最初の当選までは8ヶ月間、週1回東京に通ってアルバイトして家計を支えていました(赤字でしたが)。現職になってからも歳費からは党費や秘書給与。

 

何かの参考になれば。国会議員の委員会派遣など正規の視察はなぜかファーストクラスが義務づけられます。ただし、泊まったホテルは例えば直前に小泉首相も泊まったという一泊3万円のロンドンのホテル。ロンドンのホテルは高いですから、決して異常ではない料金でした。

 

ノルウェーの視察では、今では当たり前になりつつエコホテルに初めて泊まりました。交換の必要のあるタオルだけを床に落としておいてください、というスタイル。視察のよさって、贅沢さよりもこういうところにあるのでは、と感心しました。

 

格安ビジネスって何?と思われた方用に。私がはまっているサービスです。間違いなくビジネスに乗れてビジネスラウンジも使えるのですが、例えばアムステルダムまで26時間かけて3カ所で乗り継いでいく、でも料金はエコノミーなみで行ける、というものです。しばらくめまいがします。

 

中国系の格安ビジネスに乗ったら、座席がフルフラットになっただけでなく、何と布団(敷、掛両方!)とパジャマつきでした。夜になったら乗客が妙に可愛らしくなってきたな、と思っていたら皆さんかわいらしいパジャマ着用で。もちろんぐっすり眠りました。

 


6月16日(木)

 

確かに自伝や伝記の全てが真実を語っていないだろう。私は小学校2年生のとき、日本語で読める伝記を毎日2冊ずつ読んでいた。夢中だった。将来精神科医になる芽があったとしたらこのあたりだろうか。伝記を読んでも、患者さんの話を聴いても、真実の軸を見る訓練になったのかも。

 

「居場所」に引き続き「他人の目」の本のタイトルで自己主張しております。どうも、「解決本」「ハウツー本」の方が売れるという印象が業界にあるようですが、少なくとも私の著書は、もっとしんみりした心に届くタイトルのものか、中立的なタイトルのものの方がよく売れています。

 

今回の決着はどうなるかわかりませんが、この頃以前よりも執筆ペースが落ちているのは、タイトル問題が大きいです。仮タイトル(テーマ)に基づいて心を込めて本を書いても、校正が終わるくらいの段階で、どんでん返しが来る(タイトルの最終決定権は出版社にある模様)からです。

 

仮約束をしている出版社はたくさんありますが、やはり今まで気心が通じて仕事をすることができた、そしてそれなりにたくさん売れて多くの方に影響を与えることができた、編集者さんとだけ仕事をしていこうかなと思う今日この頃です。もちろんタイトルも。

 

「怒り」「女子」が売れたあたりから執筆依頼が増えたので、自分に合った編集者さんと営業力のある会社を探してみようと、一通りおつきあいしてみようとやってきました。でも心をこめて書いた物がひっくり返されてしまうのは思ったよりもきついことに気づきました。

 

かつて楽しんでいたのは開発途上国における貧乏旅行。もちろん予約なく行き安宿で熾烈な料金交渉をして宿を決めていた。しかしおもしろいもので、本気で料金交渉をした宿は、私たちの安全を守り親切にしてくれた。人と人が真剣に向き合った結果なのだろうか。

 

次の都知事の候補は・・・という街角インタビュー(恣意的ではなく公平な基準を持ってほしい)を見ていて、「あーあ」という気持ちを隠しきれなかった。でもそれは有権者の意識の低さというよりも、政治についての情報提供の悪さが原因なんだろうな。

 


6月17日(金)

 

TBSの収録が終わった。疲れたけれども明日は朝から沖縄に行って講演。ゲラも持って行かねば。放映日の詳細は後日お知らせします。

 


6月18日(土)

 

那覇空港で飛行機を待っているところ。梅雨明けしたばかりの沖縄はすごい天気で、さっき見た外気温は35度だった。それでも多くの方が有料の講演に集まって熱心に聞いてくださった。また梅雨前線をまたいで帰ることになる。不思議な感じ。

 


6月19日(日)

 

テロリストは必ずしも「流入」してくるものではなく、その土地で生活していた人が疎外されてテロリズムに共鳴するケースもある、という視点は見逃してはいけないと思う。

 

AHスカイプはともこさんの発明によって前からやっているが(国際的には初めて!)このたびAHLineを試しにやってみたら大成功だった模様。沖縄の講演でも質問の時間にAHの話も出、勇気を得た。さすが10周年、日本にAHがとてもよく受け入れられていることがわかる。

 

今まで、元支持者の方にも時々は元気な姿を見せたい、とテレビはほぼ無条件に出演してきたが、これからは内容を選ぶ必要があるかなと一昨日の収録時に思った。なんだかどんどん世捨て人になりそうだ。

 


6月20日(月)

 

私も、調子が悪いときでも講演や診療など人に会うときは元気にしている。これはプロ意識とも言えるが、明るさを相手に与えると、自分も明るさを受け取ることができる、というAHの原則がらみだとも思う。だから破綻しないでやっていられるのだろうな。

 


6月21日(火)

 

今、時間さえあれば(睡眠時間を削っても)熱心に見ているのが米ドラマ「クリミナル・マインド」。もちろん精神科医としてのサイコパスへの関心はあるが、それ以上に、テロ、ソマリア戦線の弊害をリアルに(米国寄りでなく)描いているのがすごい。とてもお勧めできる量ではないが。

 


6月25日(土)

 

(1)日本人はもともと自然に神を見出しており、いろいろな事情を受け入れることに長けていたということを私は考えている。それが日本人の精神性だと思う。それを単純に○か×かの二元論的に裁くような人たちが政権についていることに強い違和感を覚えている。

 

(2)しかもそのような人たちが「保守」「日本の伝統を守る」などと自分たちを称しているのはさらに違和感がある。一昔前の自民党の人たちには、「事情」のわかる、懐の深い人たちがいたように思うが。

 


6月26日(日)

 

今日、ランニング中にATMの場所を聞いてきた外国人カップル旅行者がいたので丁寧に教えてあげた。旅行者には英語で親切にしてあげるが、日本に何年も住んでいて英語で質問してくる人には、日本語で答えるようにしている。いくらなんでも「すみません」くらいは日本語で言えるでしょう。

 


6月27日(月)

 

史上最難関の校正を終えて、先ほど投函してきた。7月19日発刊予定の「居場所がないと感じるときに読む本」。評価は大きく分かれるのだろうなあ、と思いつつ、読んでほしいような、読んでほしくないような。テーマとの相性、編集者との相性など、いろいろあります。

 

「こんなツイートをした」と、ゲラを読んでもらった友人(普段はゲラを人に読んでもらうこともしない。それだけ自信がなかったのでしょう)に伝えたら、「いや、よく書けていたと思うよ」と。そうならよいけれど。

 

EUを「グローバリズムの象徴」と見るか「協調」と見るかで、英国民投票の評価は全く変わってくる。私はかつてド・ピルバン仏首相(イラク戦争をやめさせようと外相として奔走した人)と昼食を共にしたことがあるが、彼は東アジアにもEUみたいなものをつくったらどうかと強く提案していた。

 

どうでもよいことだが、ド・ピルバン元首相は、とてもイケメンだった。「日本も米国だけでなくもっと広く目を向けた方がよい」とはっきりと明言していた。

 

国民投票は、究極の直接民主主義だ。でも、その前提としてどれほど正しい情報が提供されているのか。今の日本のメディア(少なくともテレビ)がその役割を果たしているとは思えず、絶望的になる。

 


6月28日(火)

 

今日は中高一貫教育の学校で、「10代の子をもつ親が知っていたいこと」の講演。もちろん専門家としての講演だが、うちの子もまさに10代が二人なので、聴衆と気もあってよい雰囲気だった。

 

講演に行く途中、某有名人を含む選挙演説が聞こえてきた(幸い私と反対側の出口だったので会わなかった)。怖れをあおる演説で、聞いていてよい気持ちはしなかった。人の怖れをあおらずに、選挙をしたり政治を変えたりする方法は、真剣に考える必要がある。

 


6月30日(木)

 

自己肯定感の話をしていたら、「自己肯定感、持っていますか?」が増刷になりました。また、「十代」の講演の話をしていたら、「十代のうちに知っておきたい折れない心の作り方」が増刷に。こういう考え方が広がってくれること、癒される人が増えること、ありがたいです。

 

6月18日に沖縄で講演会があります。

沖縄県浦添市で講演会があります。

講演名:「対人関係療法」の第一人者が語る『職場の人間関係』

【日 時】6月18日 13:00-15:00(12:30)
【参加費】前売3,000円 当日3,500円
【人 数】300名(先着)
【主 催】NPO法人メンタルケアLink
【事務局】株式会社BowL

【会場】浦添市てだこホール(小ホール)
 沖縄県浦添市仲間1丁目9-3

お申し込みなど詳しくはこちらから
http://goo.gl/rBSnw1

夏季特別講座「みんなで学ぶ対人関係療法」(一般向け)を開催します。

今年も水島広子・夏季特別講座「みんなで学ぶ対人関係療法」(一般向け)を開催します。

◆日時:8月27 日(土) 10:00~16:00 (9時半開場、昼休憩あり)

◆場所: JR浜松町駅から徒歩7分の会場です。

◆参加費: 8000円 (税込み、資料代含む)  事前にお振込をお願いします。

◆定員: 90名

◆対象::一般の方向け(どなたにもご参加いただけます)

◆お申し込み:下記専用サイトのお申し込みフォームからお申し込ください。
 http://ipt-event.com/

※昨年(7月4日)開催の物と基本的に同じ内容ですが、昨年以来、対人関係療法が進歩した部分についてもお伝え致します。
※ 講演終了後、水島広子による著作サイン会を開催します。
  (現地で主な著作が購入できます)

2016年5月のツイートより(抜粋)

2016年5月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。


5月1日(日)

 

AH仲間から感動的なメッセージをもらった。私も彼女も「世の中の悪化にAHが間に合うだろうか」という懸念を持っていたのだが、日々AHの底力に触れている彼女は、そんな懸念(怖れ)よりも、日々AHを生きていきたい、それが幸せだと。AHを続けていてよかった、と聞いて涙。

 

5月は穂高養生園の宿泊ワークショップ、佐賀でのAHワークショップ、と出張が続きます。各地にどんどんAHの花が開いているようです。数年ぶりに参加して故郷を感じてくださる方も。嬉しいです。


5月2日(月)

 

NHKのニュースをたまたま見ていたら、「命に別状はない」と書かれていた。命は大丈夫、という意味では「命に別条はない」が正しいのでは? 「別状はない」だと、命の状態に変化はないという意味になってしまい、ニュアンスが変わると思うのですが。


5月3日(火)

 

東日本大震災のときは震災直後に岩手に行ってAHのワークショップをした。とても有意義だった。今回の佐賀は、熊本地震よりも前に日程が決まっていた。九州に少しでも心の平和が広がりますように。

 

今日本で起こっている問題、今後の懸念のどれが、憲法と関係あるのだろうか。私は日本国憲法が好きで、「人の道」のように思っている(私はかなり任侠っぽいのです)。憲法をどう改正したら格差や貧困、教育の質の低さなどが解決するのだろう。 twitter.com/hosakanobuto/s…


5月4日(水)

 

小3からぐれていた私は、どうもこの「長いものに巻かれろ」という発想がわからない。自分の目で見て納得しないと動けません。意見は言うときもあるし言わないときもあります。どちらが効果的か、頭の中で考えてから発言するようにしています。 twitter.com/hosakanobuto/s…


5月5日(木)

 

「長いもの」というのがよくわからない。経験豊富な人からは学びたい。でも、学んだ上での自分の判断だ。「まかれろ」というのもよくわからない。言うとおりにするよりも、相手から学んだことを自分のものにしていくことの方が、よほど失礼がないのでは? 表面的に合わせるより。

 

米国大統領選。いろいろな事情を超えても(政治家だから多少あり)、私はヒラリー・クリントンを尊敬しているので、米国初の女性大統領になってほしい。トランプは論外。相手がトランプであれば、女嫌いの人も、共和党の人も、ヒラリーに有利に動いてくれることを願っている。

 

ノーブレスオブリージュほど医師の実感に合ったものはないと思います。少しでもよくなってほしい、そのために自分を犠牲にすることもいとわない。これがまともな医師の感覚です。医療の現場に司法が入ると医師が萎縮するように思います。 twitter.com/ken_fiore_endo…

 

先日高名な米国の精神科医とやりとりしたとき、「自分の孫には医師にならないように勧めた」とのことだった。保険会社に拘束された今の米国医師ならではのこと。日本も同じ轍を踏まないように、医師が患者のことを第一に考えられるように、心から祈っている。

 

もちろんトンデモ医師はいる。そんなところで健康や命を犠牲にしてほしくない。トンデモ医師と、ノーブレスオブリージュの精神を持った医師。その区別をぜひしてほしい。人間ならかぎ分けられるはず。

 

前にもツイートしたような気がするが、私が永田町に行って一番驚いたのは、臓器移植の会議で「医師は名誉と金を求めて臓器移植をしている」という発言がまかり通っていたこと。今更臓器移植をしても何の名誉にもならないし、もちろん給料も増えない。むしろ仕事が増えるだけ大変。

 

現職議員時代、あるパーティーで小児科学会の先生に会ったので、「政治を避けてばかりいるから小児科医療がこんなことになってしまったのでしょう」と言ったら「俺は逃げない」と。そこで各党に(民主党が一番!)ヒアリングをしてもらって、小児科医療は前進した。

 

最近、遅くまで起きているときは外国に電話するようにしているが、今日はAHの創始者、ジェリー・ジャンポルスキー。「あなたと妻があまりにもパートナーシップを強調するから、独身だと心の平和が得られないような誤解をしがちだけど違うでしょ?」と聞いたら「君は完全に正しい」と。

 

原口一博さんに教えていただいた、映画カンフー・パンダの台詞。昨日はhistory、明日はmistery、そして今日はgift。だからpresentと言うんだよ、と。毎日をgiftと思って生きていくのはAHそのもの。@kharaguchi

 

映画には、There are no accidents.という表現も何度か出てきた。これはAH創始者のジェリーの十八番。偶然に見えることでも、そう生きるべくして起こる、と考えれば怖れも減るし被害者意識対策になる。全てに理由がある。生きながら、それを見つけていくこと。

 

それにしても、カンフー・パンダの声優を務めるのは、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェンという大物俳優ばかり。だからそそられるというのもあるが、なぜなんでしょう。


5月6日(金)

 

明日は74歳で急逝した父の命日なので墓参。もう8年になるだろうか。抽選が当たってからは墓地を青山墓地に移し、緑が増えた。私は父の魂が墓地にいるとは思わないが、遺族が集い思いを馳せるためにはよい場所だと思う。自分の骨は子ども達の判断に任せるつもり。


5月8日(日)

 

25年間愛用してきた冷蔵庫がついに寿命に。冷蔵庫の買い換えは初めて。子どもの頃から信頼してきた電気屋さんに依頼。とは言え、冷蔵庫を運ぶため廊下の片付けを男子チームが頑張ったのですが、なぜか私が今週も来週も使う出張用キャリーが備蓄食糧と共に倉庫の奥深く入ってしまいました。困った。

 

私は乱雑な環境でも仕事はできますが、やはり片付いた家に住みたいです。ところが2008年に父が亡くなり、精神科医の信念に基づいて母に引っ越しをさせたため、母の家をきれいにするために私が思い出の品を全て引き取りました。家がゴミ屋敷みたいになったのはそれから。あーあ。

 

昨日、兄と従兄に会った。二人とも一流の科学者である。でも私が「選挙の投票ははどうするの?」と聞いたらキョトンとしていた。インテリが政治に興味を持たない日本。(訂正版です。「選挙はどうするの?」だとまるで出馬を要請しているうようだという友人の指摘あり)

 

死別の喪失を乗り越えるには、喪失を認める必要がある。私は父の本葬には100%の力を1ヶ月間かけて費やした。父の衣類も、私に合わないものは処分した。でもまだまだ中途半端。全て捨てる必要があるわけではなく、「私が父から継いだもの」として生き返らせたい。昨日が父の命日。


5月9日(月)

 

参院選の野党候補者、未定のところもどうやら落ち着きそうだが、情報管理は難しい。私の栃木時代の記憶でも「身内に伝えれば漏れる、伝えなければ疎外されたと恨まれる」が常識だった。唯一守られたのは私の初出馬だが、疎外されたと感じた人たちとの関係修復は大変だった。やれやれ。

 

うーん。備蓄飲食料と共に奥深く倉庫に眠ってしまった私の出張用キャリーとスーツケース。今週の出張は自分で運転していくからよいとしても、来週は飛行機に乗る。ジャストサイズのキャリー、出てきてほしい。


5月10日(火)

 

この頃の取材で、SNSは必ず話題になる。私はフェイスブックが嫌いで、やっていない。でも、ツイッターからは大きな癒しを得ている。要は使う心の姿勢ということかな。

 

そもそも、生物である人間には緩む時間が必要です。「対人関係療法でなおす 気分変調性障害」にそのあたりをたくさん書いたら、担当編集者さんが「ここの部分だけでも一つの本にしたい」と。生物には限界があります。もっと生命に対して謙虚になる必要があるのでは。

 

今日は8時から電話で大切な会議があるから、用事があったらその前に言ってね、と息子に声をかけたら、反抗期の彼は無視しつつ、時計をちらりと見ていた。かわゆい。

 

私は映画にしろドラマにしろ法廷ものが好きだが、自分自身も証人として法廷に立ったことがある。熾烈ないじめにより解離症状が起こり、自分の意識がないまま万引きしてしまう人。判決はこちらに有利になったが、裁判のプロセスそのものが、検察官による「いじめ」の再現だった。

 

国際対人関係療法学会(ISIPT)の電話理事会終了。2017年の学術総会はトロントになる見込み。私はカナダ西部にしか行ったことがなく、トロントは初めて。学会参加希望の方、ぜひ行きましょう!


5月11日(水)

 

明日は自分で運転していくのだが、その前に冷蔵庫の買い換え(詰め替え)儀式をすませるらしい、という怪情報が今頃。真偽を確かめたいのだが、確かめるのが怖い気も…。なにやら忙しい日になりそうです。

 

著書『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本 』が増刷になるとのお知らせ。「怒り」や「攻撃」の本に比べると地味な本だが、時系列を取り入れているという点ではそれなりに価値のある本だと思っている。 amzn.to/1TEnVgT

 

3年目になる、マクロビ聖地穂高養生園での宿泊ワークショップ。あずさで松本まで行った後は1時間に1本の大糸線(それも座れない!)、さらにタクシーという行程。思い切って今年は自分で運転して行くことにしたのだが。どちらが早く着くのだろうか。中央道、込みませんように…!

 

養生園では、普通のAHのワークショップの他に、マクロビのおいしいお食事をいただいたり、大自然を楽しんだり。宿泊型の濃さもある。何と言ってもお勧めはサウナ! 富士山と浅間山の溶岩にハーブ汁をかける。汗をたくさんかくのに、入浴後のサウナで翌朝はお肌さらさら。

 

養生園の近くには、少年院がある。養生園のオーナー福田さんには、AHをうまく取り入れられないかという鋭いご指摘をいただいた。実際に米国では先行している。AHが本当に必要な場所に使われますように。それぞれの人が自分の価値と他人への優しさの価値に気づきますように。

 

本当に偶然だが、穂高養生園は自分が癌になったら滞在しようと思っていた場所。まだ癌になっていないがご縁ができたのはとても嬉しい。洗濯機もあるし、食器洗いなどは自助努力。健康を害したらお金が続く限り長く滞在しようかな。

 

私は江戸っ子だが、人生の12分の1を軽井沢で過ごしている。それもセレブっぽい過ごし方ではなく、地元の子と遊んだり、ひとりでずっと山道を散歩したり。本を読むのはいつも自分で木にくくりつけたハンモック。台風の時には断水と停電を1週間ほど体験した。山に行くと心が落ち着く。

 

軽井沢の家は、祖母が亡くなって、父が相続放棄したために失ってしまったが(祖母の土地に小さな家を建てていた)、何とかして取り戻したい、あるいは環境が似た物件を老後に向けて見つけたい、と思っている。

 

明日乗っていく車はバックカメラがついているので悲惨なことにはならないはずです。一生、トランクつきの車には乗れないと思います。初心者時代に一台壊しました…(勘のよい親が、廃車にすべき車をとっておいてくれていました) twitter.com/cocorojin/stat…


5月15日(日)

 

穂高養生園での宿泊式AHワークショップ、大変満足に終え、車も無事に運転して帰ってきました。AH仲間、ハーバルサウナ仲間が増えたことはとても嬉しい。スタッフの皆さまもお世話になりました。とてもおいしかったです。

 

どうでもよいことですが、私は普段はサウナ嫌いです。江戸っ子だからか?お風呂も短いです。そんな私が、「ハーバルサウナをやってくれないのなら養生園のワークショップには行かない!」とスタッフさんを困らせてしまうほど、養生園のサウナは独特です。ぜひお試しあれ。

 

帰りの中央道はやはり渋滞していましたが、同乗してくれていたともこさんと楽しい話や今後のAHの話などたくさんして、とても楽しかったです。来年もできれば車で行きたいです!

 

大きな変更がなければ、来年も5月頃に穂高養生園で宿泊AHワークショップ(入門、実践)を行います。大自然の中、おいしいマクロビとハーバルサウナも。 是非、スケジュールに入れておいてください。週はまだ決まりませんが、金~日の日程になると思います。

 

なぜハーバルサウナでは汗をあれほどかくのに翌朝サラサラで汗臭くないのか。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、におうのはアポクリン腺と言われています(ワキガとか)。ということは、ハーバルサウナでどっさりとかく汗はエクリン腺由来なのでしょうか。ご存じの方どうぞ。


5月18日(水)

 

さんざんお騒がせしたキャリー、中3の息子が1000円で運び出してくれました(涙)。佐賀行きの飛行機に間に合います。土曜夜は佐賀で講演(無料)、日曜日は佐賀でAHの実践ワークショップです。ぜひどうぞ。

 

ちなみに息子に家事をさせることに賃金を払うの?というご意見もありそうですが、反抗期まっただ中の彼のメンツを尊重することはとても大切だと思っています。頼んだらすぐやってくれましたし。

 

息子の反抗期が終わったら、また無償労働してもらいます(笑)。もともと優しい子です。野球でモリモリ鍛えているので、私よりも力持ちです。 twitter.com/satoru_asaka/s…

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5月20日(金)

 

私も明日佐賀に行きます。先乗り、ありがとうございます。佐賀では双子の兄(血縁はありませんが)原口一博さんにも、かつての同期で今度の参議院候補(佐賀)の中村哲治君とも会います。講演、AHのワークショップと盛りだくさん。 twitter.com/tomokoko513/st…


5月21日(土)

 

佐賀に着きました。17時から市文化会館で講演です。身元を伏せて取材したところタクシーの運転手さんから「佐賀の人で原口さんを悪く言う人はおらんでしょう」と。満足。

 

佐賀での講演が終わり、原口さんやともこさんとおいしい夕食をいただいてきました。原口さんとお会いするのは約1年ぶりでしたが、お元気そうで何よりでした。明日はAHのワークショップです。


5月22日(日)

 

佐賀での講演とAHワークショップを終え、東京に戻ってきたところです。双子の兄?原口一博さんに久しぶりにお会いできたのが嬉しかったですし、原口さんが地元でいかに支持されているかを知ることができて幸せでした。AHにも、熊本を含め九州各地から参加していただきました。

 

しかし、今回の佐賀でのAHの会場は、サミットでも行えそうな立派な会議室でした。こんなところでほんのりとしたAHができるのだろうか、という懸念は全くの杞憂。いつものAHらしい、温かい空気で終わることができました。さすがAHです。

 

雑談ですが、昨晩の講演で「すっぴんである」と書かれた朝日新聞の記事を紹介したところ、ざわめきが。「水島さん、今日はきれいにお化粧している」という噂が流れていたそうなのです。私は化粧道具も持っていませんし、テレビに出演するとき以外はすっぴんです。

 

テレビから帰るときにも、お化粧したままだとなんだか気持ちが悪いので、必ず落としてから帰ります。「70歳くらいになったらお化粧しようかな」と言ったら娘から「気持ち悪いからやめて」と言われました。

 

もちろん、このアカウントに使っている写真も、すっぴん、それも一日の診療が終わった後の疲れた時間に雑誌の取材で撮っていただいたものです(寛大にも、写真の自由使用を許してくださいました)。日々歳はとっておりますが、だいたいこんな顔をしています。

 

お化粧もしない、皮膚が弱くすぐに金属アレルギーが出てしまうので(プラチナでも)アクセサリーもできない。考えてみれば安上がりな女です。

 

例えが悪いなんて、とんでもない。疲労回復効果があるなんて、とっても嬉しいです。@unazuki3 アイコンのお写真は、眺めてると たぶん養命酒とか以上の疲労回復効果があるんです(*´▽`*) (例えが悪くすいません・・・)


5月23日(月)

 

水島家は伝統的に童顔なのですが、自分が歳をとっていくとどうなるのでしょう。最近白髪もちらはら。レディー・ガガみたいにまっしろな頭にしてしまおうかと思ったら、美容師さん曰く、日本人は無理なんですって。灰色が限界だそうです。自然志向も強いので、どうしましょう。

 

アメリカ人の友人からは、やたらとフェイスブックを勧められるのですが、「あ、私、雑でメンテが苦手だから、言いたい放題のツイッターだけでいいわ」と断っています。なんか、私のスタッフがやっているみたいですけど、まあ好きにやらせておきますか。

 

娘から先日聞かれた質問。「ねえ、どうしてフェイスブックに自分の作った料理とか載せるの?」・・・「うーん、やっぱり自慢したいのかな」。 他のご意見、ありますか?

 

「すっぴん」の朝日の記事はこちらです。 bit.ly/1WaFVWx もう1年半も前なのですね。あまり見た目は変わらないと思いますが。体育会テニス部では、男子先輩に布団蒸しまでされました。でも当時の体力があるから選挙ができたんですね。

 

しつこいですがメイクの話。私は一日中同じ自分の顔を見ているので、どうしてこれがメイクした顔に見えるのかわかりません。昔は「口紅くらいしなさいよ」「顔が青白いからチークくらい」などと言われたものですが、確かに最近は言われません。化粧文化も変わったのでしょうか。

 

佐賀出張の後で疲れているはずなのに、眠気も訪れず、いろいろやっている間に結局完徹にほぼ近い状態になってしまいました。双極性障害用のIPSRTの一つの重要な柱が「社会リズム」ですが、これが見事に崩れたのだと思います。

 

双極性障害用のIPSRT(対人関係・社会リズム療法)では、生活時間の安定化(できるだけ毎日同じ時間に同じことをする)と、刺激のコントロール(刺激の強すぎること、弱すぎることをしない)に注目します。私は双極性障害ではありませんが、本当に社会リズムは大切だと思います。

 

故父・兄はじめ、故・叔父、故・祖父など、私の親戚は純粋な科学者が多い。だから科学は謙虚でなければいけないと小さい頃から教えられてきた気がする。学問的に優秀でありながら、人間の領分をわきまえていた。「放射能で何でも解決」などと、決して言わない人たちだったと思う。

 

故・祖父は文化勲章を受章した一流の物理化学者だった。明治生まれでもちろん孫をかわいがることなどなかったが、彼に教えてもらった一番大切なことは、「対人関係は大切だ」ということだった。

 

亡くなった父(医師、というよりも創薬家。特許も持っていた)からは「これだけ口が達者なのだから、落語家か弁護士になるといい」と言われていた。医者の子は医者、などという発想は全くなかったようだ。法廷ものも好きだし、落語も好きです。

 

でも曾祖父の代までは商人だった。三越(当時越後屋)の向こうをはる「増見屋」という店をやっていた。どうもうちの人たちはだまされやすく、増見屋も番頭さんに実印をとられて潰れてしまった。祖父が学問の世界に入ったのは「もう商売はこりごり」だったからと聞いている。

 

私と誕生日が同じ3月21日生まれの祖父(でも孫が多すぎて私はどれほど認識されていたか。ちなみに私の娘も3月21日生まれ)と、5月7日が命日の父を偲んで。私と祖父は「超」がつくほどのケチだが、なぜか娘は浪費体質。

 

愛犬(ミニチュアダックスフンド・メス)を抱こうとしたら足下がよたついて転んでしまった。でも犬だけは守ろうとしっかりと抱っこしたので犬は損傷なし。私はあちこち痣だらけだが、犬は新しい遊びだと勘違いしたらしく猛烈にしっぽを振っていた。それにしても犬はかわいい。

 

タクシーの運転手さんいわく「佐賀には何もない」とのことですが、偉大な大隈重信さんを生み出した土地です。私が日本で一番尊敬している精神科医である慶應の先輩は、「早稲田に医学部があったら、絶対に行っていた」と。


5月26日(木)

 

8月27日(土)に、一般向け対人関係療法セミナー「みんなで学ぶ対人関係療法」を東京で行います。詳細は後日。日程をあけておいてくださいね。基本的には昨年と同じですが、データを更新した部分もあります。質疑応答タイムも豊富にする予定です!

 

今日は診療後に創元社の方と打ち合わせをしました(本社は大阪なのによく来てくださること)。ちょっと新しい世界が広がりそうです。お楽しみに!

 

ありがとうございます。すでに何冊かの本が、ハングル語版、中国語版(台湾)に翻訳されていて、人の悩みには普遍性があるのだなあと感じています。夢は「怖れを手放す」の英訳なんですけどね。どなたかエイジェントの方、いませんか??? twitter.com/keekeehanako/s…

 

なぜ私が「怖れを手放す」を英訳したいかと言うと、私は米国でAHを全く学ばなかったからです。自分のボランティアで道を切り開きました。創始者ジェリーとは本当に深いつきあいです。でも活動としては日本の方がずっとAHなんです。米国の人にも癒されてほしいです。

 

「怖れ」とは何かを知れば、あとは簡単です。光を当てればいいんです。光を当てれば、影なんてなくなります。自分の中に、そしてそれぞれの人の中にあたたかい心があることを体感すれば。不安とか緊張とかはただの感情です。 twitter.com/keekeehanako/s…

 

あ、あ、念のため誤解を招かないように。「怖れを手放す」の英訳をしたいのは、著書の翻訳です。怖れを手放すという言葉の英語そのものは、let go of fear ですものね。誰もそんな誤解していないか…

 

ウガンダ(イスラム国、一夫多妻制、精神科医はごく少数、抗うつ薬は高くて買えない)でグループ対人関係療法を行った結果の美しい論文がJAMA(米国医師会雑誌)に載っています。つまり、人間の悩みは普遍的だということだと思います。これが国際平和につながらないでしょうか?

 

笑ってしまうのは(笑っていいのかな?)ウガンダでは、妻が夫に直接不満を言うことが許されていないと言うことです。妻の不満は、「まずい料理を作る」ことだけ許されています。同じ対人関係療法でも、そういうちょっとした工夫は必要ですね。


5月27日(金)

 

私の動物占いは「波乱に満ちたペガサス」で、若い頃は波瀾万丈な人生こそ生きるに値すると信じていました。でも歳を取るにつれ、得たいものを手に入れるには、社会リズムの安定が大切なのだなと気づいたきたところです。 twitter.com/tomarigi14/sta…

 

ただいま眼科受診中。こう見えても結構ややこしい持病をいくつか抱えています。その多くが遺伝性。以前はアンフェアだと思っていましたが今はそれも含めて自分を受け入れる心境に達しつつあります。

 

あ、あの福山雅治さんが私の著書を手渡すという重要なシーンがテレビで放映されていたというのにお知らせがこんなに遅くなるバカな私。でも嬉しいです。福山さん、かっこいいですよね。

 

「対人関係療法でなおす うつ病」amzn.to/27UQ2mwと「対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD」amzn.to/20IUuiQ の増刷連絡。どちらも、対人関係療法に興味がなくてもどんな病気かを学べる本だと思っています。

 

そういえば、夫婦関係について本を書いてくれという依頼が案外あるのですが、私としては「対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係」に全て書き尽くしたように思っています。 amzn.to/25lAq9e

 

不愉快に思われる方がおられると思います。ただ、AH的に考えると、まずは安倍さんを「気の毒な人」「助けを求めている人」と見ることができます。特殊な家庭に生まれ、分不相応な役割を与えられ、困った結果が twitter.com/tanaka_mako/st…

 

(2)「自己正当化」という反撃なのだと思います。これは私がよく言う「怖れの綱引きから手を離すこと」。こちらが離してしまえば、相手は綱引きを続けられなくなります。内閣支持率は低くて結構です。でも今安倍さんに怒っている方、少しAH的に見てみると何が起こるでしょう。

 

私は子どもを守りたい。平和な生活をしたい。だからこれ以上、安倍さんに攻撃のエネルギーを与えたくないのです。(かく言う私も、かつては口げんかでは絶対に負けない人間でしたが)

 

大丈夫ですよ。もう20年近く口げんかはしていませんから。実は我が子のことも怒ったことがないんです。いつも「困っちゃうから助けて」で切り抜けてきました。 twitter.com/keekeehanako/s…


5月29日(日)

 

これから大宮に向かい、講演です。対人関係療法入門。産業カウンセラーの方達が対象です。一般の方はぜひ8月27日(土)当方主催の方へお出かけくださいませ。詳細は近々お知らせします。

 

私の衆議院同期の中村てつじさんと、先日佐賀で久しぶりに会いました。このたびの参議院選で佐賀から出馬されます。てっちゃん、頑張れ!(私がやたら変な写真写りをしているので、てっちゃんがかっこよく見える・・・) pic.twitter.com/Su7MW2z90m

 

 

香川の皆さま、そして周辺の皆さま、AHに触れる貴重な機会です。是非ご参加を!(先ほど、「高松の皆さま」と書きましたが、もっと広く参加していただきたいので書き直しました。ごめんなさい) twitter.com/tomokoko513/st…

 

政治は理想や正論を主張するだけでは変わらない。自分が最も重要だと思う本質を見失わず、どこまで相手の事情に合わせて妥協できるかが政治だ。そういう意味で、オバマ大統領の広島訪問にはとても大きな意味があったと私は信じている。

 

前もぼやいたが、どうも私のツイートはリツイート率よりも「いいね」率の方が圧倒的に高い。選挙時代、支持者は夜を徹してチラシをポスティングしてくれていた。でも「お願いだから隣の人に、私が水島支持だということだけは話さないでください」と。そういうことと関係あるのかな。

 

なるほど。私にとってはほのぼの空間のツイッターも、サバイバルなのですね。精神科医のプロフィールを削除して、元衆議院議員とAHオタクだけにした方がいいのかな。考えてみます。 twitter.com/puremohi/statu…

 

とりあえず、プロフィールの「精神科医」を「医師」にしてみました。これでリツイート率が上がるでしょうか? 私自身は、精神科医であることに誇りを持っているのですが、目的志向です。


5月30日(月)

 

お騒がせしました。一晩考えました。昨夜の結論は「私がプロフィールにこだわるせいで広げたい情報が広がらないのは問題」でしたが、精神科医のくせに心療内科を名乗る医師をネガティブな目で見ている自分と矛盾していますね。要は、よい情報なら広がるだろう、と前向きに考えます。

 

フォロワー数が減るのは、特定の政治家のツイートをリツイートしたときだったりしますね。こうやって考えるとツイッターのデータは人間観察としておもしろい。

 

治療者との関係、さまざまですね。私が思うに、かなり多くの治療者が、「ちょっと変なところ」を患者さんにゆるしていただいているように思います。 twitter.com/tvfxq_j11/stat…


5月31日(火)

 

そうですね。私は今国際対人関係療法学会(ISIPT)の唯一の有色人種理事をしておりますが、特に非英語圏への普及に力を入れています。そんな私の姿勢を温かく支援してくれるのが、理事仲間(大物ばっかり!)です。 twitter.com/keekeehanako/s…