「『見た目』が気になる! 症候群 ―他人にどう思われるか、とても気になる心から自由になれる本―」刊行

「『見た目』が気になる! 症候群 ――他人にどう思われるか、とても気になる心から自由になれる本――」を刊行しましたのでお知らせします。

【内容(出版社による紹介)】
10代、20代の若者を中心に、「自分が他人にどう思われるかが気になってしかたがない」人たちが激増しており、「見た目」が時代のキーワードになっています。“つま
らない人”“おもしろくない人”“空気の読めない人”……と呼ばれたくない、嫌われたくない――その思いが強すぎで、人前で本来の自分とは違うキャラを演じたり、
必死にメールの返信をしたり、ダイエットに励んだり。そんな不安にさいなまれる人たちを『「見た目」が気になる!症候群』として、その心理の深層に潜む“プチ・ト
ラウマ”の存在を暴き、自分らしく、のびのびと生きるためのアドバイスをする本です。

《本書の項目タイトルより》

・体型やスタイルの願望は「もっと、もっと」ときりがない
・会話上手になろうという思いが強すぎるほど、会話が下手になる
・携帯メールの、「即、返信」呪縛にとらわれていないか?
・「キャラ」を気にし始めると自分を見失う
・「友だちが少ないと思われたくない」心理が、真の友人との出会いを遠ざける
・饒舌に会話できることは、コミュニケーション能力の高さを意味しない
・恋人は、「もてる私」を証明するためにいるのではない
・「見た目」を気にしていないふりをする人も実は「見た目」 にとらわれている
・「見た目がよくなれば自信がつく」は嘘
・「自信さえつけば」と思うと、ますます自信がなくなる
・「自分の好きなところを見つけよう!」のワナ
――etc.

「あとがき」より

講演で話し慣れている私でも、「話している自分はどう見られるか」というところに意識を向けると、にわかに緊張するものです。しかし、「聴いている人」に意識を集
中させると、「見た目」が気になる心を完全に手放すことができ、講演そのものに集中して、その質をよくすることができるのです。ほとんどストレスも感じませんし、
聴いている人とのつながりを感じますので、あとで「自分はどう思われただろうか」などと気に病むこともありません。完璧な出来ではなかったとしても、一生懸命やっ
たことはわかってもらえただろう、と思えるのです。

これは、患者さんを含め、多くの人との関わりの中で経験してきたことと完全に一致します。「見た目」を気にすることで、どれほど自分にストレスを加え、どれほど
自分が嫌いになり、どれほど相手との間のつながりが断たれ、どれほど今に集中できなくなるか・・・。それはときに、心を病むレベルにまで達するのです。

本書を書きながら、「見た目」が気になる心について一般にいわれる、「自信をつけよう」「見た目なんて気にしないようにしよう」といったアプローチが、いかにピ
ント外れであるかを改めて認識しました。本書をお読みいただいた方にはおわかりだと思いますが、そういったアプローチは有効であるどころか、むしろ有害なのです。
今この瞬間にも「自信さえつけば」「見た目を気にしないようにしなければ」「見た目を気にする自分は弱い」などと思っている方が多数おられると思うと、そのもとに
本書が届くことを祈るのみです。

主婦と生活社  1365円(税込)

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