10月に出演したNHKフォーラムを録音したものが、ラジオで放送されるそうです。
2012年1月22日(日)
「ともに生きる」(ラジオ第2)
午前8時~8時30分
午後7時~7時30分(再放送)
副題: 厚生文化事業団だより 「フォーラム『うつ病と躁うつ病を知る』」
オンエアと同じ時刻に、インターネットでもお聴き頂けます。
(http://www3.nhk.or.jp/netradio/ の「R2」をクリック下さい。)
こころの平和から社会の平和へ
創元社から出していただいている対人関係療法シリーズの第六弾として、夫婦・パートナー関係の本を刊行いたしましたのでお知らせします。
病気の有無を問わず、一般の方向けです。
対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係
創元社
1575円(税込)
店頭では、クリスマスイブには発売されるそうです。
以下、あとがきより抜粋です。
本書は「対人関係療法でなおす」シリーズの第六弾ですが、前作までは病気の治療について集中的に扱ってきたのに対し、本書は病気の方に限らずより一般にお役に立ちたい、という思いで「対人関係療法で改善する」というタイトルになっています。
正確に言えば対人関係療法は「病気の治療法」であり、治療の対象となるのはもちろん病気を持つ方です。そして実際に、対人関係療法を用いて夫婦関係に取り組んだ患者さんの多くが、症状が軽快する、病気が治る、という体験をされているのも事実です。
しかし、対人関係療法の考え方、そこで得られてきた経験が役に立つのは現在病気を患っておられる方だけではありません。夫婦・パートナー関係におけるストレスが積み重なって病気にすら至る、あるいは、夫婦・パートナー関係のずれが、他のストレスに対処する力を減じる、ということからは、病気を治すのみならず、予防的な観点からも、そして人生の質を向上させるためにも、対人関係療法のエッセンスを活用することの意義がわかります。
私は対人関係療法を用いて夫婦面接をするのが大好きですが、それは、人間が相互に及ぼしうるプラスの影響を目の当たりにする機会だからです。最初は夫婦関係そのものがストレスを生み出しているような人たちでも、治療の中で関係を改善させていくにつれて、夫婦関係がむしろ病気を治していく力になる、と感じさせられることが多いのです。人間同士の相互作用の力は本当に想像をはるかに超えるものだ、といつも感動しています。そんな感動を少しでも多くの方と分かち合えれば、というのが本書に込められた思いです。
新年早々ですが、下記の番組に、収録ゲストとして出演することになりましたのでお知らせします。
是非、ご覧ください。
拙著「ダイエット依存症」などに基づいた話になります。
番組名:「オトナへのトビラTV」第3弾
~今年こそかっこいいカラダを手に入れる(仮)~
番組HP:http://www.nhk.or.jp/heart-net/tobira/
放送日時:2012年1月1日(日)
午後2時半~3時15分 Eテレ
(再放送)1月4日(水)午前0時~午前0時45分(3日の深夜)
番組内容:オトナへのトビラTVは、10代のあなたに向けた番組。
親や教師が教えてくれないリアルなオトナの現実って?
それに直面した時どうしたらいい?
かっこいいオトナが教えてくれる知らないと損する“オトナ流”生き方って?
幸せな未来を手に入れるために絶対に役立つ情報満載でお届けします!
今回のテーマは「かっこいいカラダ」。おいしく食べ、楽しく料理を作り、
それでいてかっこいい体を維持するスキルを一挙大公開。
また「ダイエット」の光と影も紹介。
今年こそ、素敵な身体を手に入れたいという高校生たちへ届ける新春スペシャル。
このたび、恋愛の本である「『愛する人と幸せになる』55のルール」を刊行しましたのでお知らせします。
基本的には女性向けの内容になっていますが、男性のお役に立つ部分も多いと思います。
恋愛には「愛の恋愛」と「怖れの恋愛」があるのをご存じですか?
残念ながら私たちが通常「恋愛」とよぶものはほとんどが「怖れの恋愛」。
なかなかよい出会いがない、というのも実は「怖れの恋愛」の中の現象なのです。
恋愛すればするほど嫉妬などで自分に自信がなくなったり、他の人と距離ができたり生活がつまらなくなってしまう「怖れの恋愛」ではなく、自分に自信がつき、生活のあらゆる領域が楽しくなり、他の人たちともつながる「愛の恋愛」で幸せになりませんか?
精神科医が教える 「愛する人と幸せになる」55のルール
大和出版
1365円(税込)
アマゾンで購入する方は http://amzn.to/sRQjX8
もくじ
はじめに うまく恋愛できないあなたへ
第一章
まずは「恋愛感情」をマスターしよう
なぜ、その恋はうまくいかないの?
第二章
「感情」を認めてくれる人となら、うまくいく!
恋人選びで一番大切なこと
第三章
彼から「愛を引き出す」コツ
「愛されたい」気持ちが、彼を遠ざける
第四章
ぴったりの相手とめぐり合うコツ
お互いの「ありのまま」を受け入れよう
第五章
愛する人と「いい関係」になるコツ
気持ちの伝え方、受け止め方
第六章
今すぐ愛を感じるコツ
恋愛で幸せになるたった一つの方法
おわりに
「愛の恋愛」をするために「愛の恋愛」を手放す
現在の私の「政治活動」であり、大切に続けているボランティア活動であるアティテューディナル・ヒーリング(AH)のファシリテーター・トレーニングの主要な部分を収録した「続々・怖れを手放す」を刊行しましたのでお知らせします。
書籍版、DVD版、どちらもございます。同じ場面を収録したものですので、内容はほぼ同一です。
続々・怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング・ファシリテーター・トレーニング
星和書店
書籍版 1995円(税込)
DVD版 9975円(税込)
アマゾンで購入される方は、
書籍版 http://amzn.to/w4KBaj
DVD http://amzn.to/sRaeAJ
以下、ご参考までに、「あとがき」より抜粋です。
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アティテューディナル・ヒーリングとは、心の平和を唯一の目標とし、心の姿勢(アティテュード)を自ら選ぶことによる癒しのことを言います(本シリーズ既刊「怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ」参照)。
アティテューディナル・ヒーリングは、専ら自分の心の平和のために実践するものであって、人助けのためのものではありません。ではそのファシリテーターとは何か、ということになりますが、やはり、「他の人が心の平和を体験できるようにするため」にお手伝いするという役割ではなく、「自らの心の平和のため」にアティテューディナル・ヒーリングをより深く身につけるための有効な手段だということになります。自分ひとりのことであれば怖れを手放すのは容易であるように思われても、ファシリテーターという立場に身を置いてみると、実に様々な怖れが出てくることがわかるものです。それらに取り組むことは、間違いなくアティテューディナル・ヒーリングの理解を深めるでしょう。
また、それは治療やカウンセリングの場に役立つものだと思います。アティテューディナル・ヒーリングは自分の心の平和のために取り組むものであり、一義的に相手のために行う治療やカウンセリングとは本質的に違います。それでも、治療者やカウンセラーがアティテューディナル・ヒーリングを身につけておくことは、治療者やカウンセラー自身にとっても、また、患者さんやクライアントさんにとっても、計り知れないプラスになると私は考えていますし、治療やカウンセリングの場で問題となる様々なテーマへの答えがここにあると思っています。
そもそも、治療とは、「変えること」ではなく「変化を起こすこと」です。人を変えることはできませんが、人が変わりやすい環境を作ることはできます。人が変わりやすい環境とは、安心して自分のプロセスを歩むことができる環境です。人間は安心すれば前向きに進む生き物だからです。治療者の役割は、極言すれば、患者さんが安心できる環境を作ることだと言えます。もちろん専門知識は役に立ちますが、大きく見れば、専門知識の提供も、安心できる環境を作ることに貢献する性質のものです。
患者さんに内在する回復力を信じ人間のプロセスを信じることが最も生産的な治療につながるということは、「エンパワーメント」という概念として知られてきたこと、また、近年では「レジリエンス」として精神医学の領域でも注目されてきている概念にも通じるものだと思います。治療者が過保護的な姿勢でいなくても患者さんは回復していくものであり、治療の成功は、治療者自身がどれだけ怖れを手放せるかに関わってくると言っても過言ではない、と私は思っています。
アティテューディナル・ヒーリングが役立つのは治療の場だけではありません。より専門性の低い、傾聴ボランティアの方などにおいても、特に燃え尽き防止という観点から、これまでも高い評価をいただいてきています。
アティテューディナル・ヒーリングは「自らの心の平和」を唯一の目標としていますが、結果としては相手のためにも役立つものです。「相手のために」とのめりこんでしまうと、自分の一方的な評価を押しつけるという暴力性を生みかねない、という意味でも問題があるのですが、それだけでなく、「相手のためにうまく機能できていない自分」について罪悪感や無力感が生じるという問題も起こってきます。罪悪感や無力感に襲われている間、私たちは完全に自分にしか意識が向いていないものであり、相手のことを考えているようでいて、実際には相手から自分の意識が分断されています。それこそ、相手のためになっていないのです。
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お役に立てば幸いです。
なお、書籍10冊以上ご希望の方はinfo@hirokom.org までご連絡ください。
好評発売中の第1作目に引き続き、アティテューディナル・ヒーリング(AH)の創始者・ジャンポルスキー夫妻に、米国カリフォルニア州の自宅にてインタビューしました。
(収録:2010年8月、聴き手:水島広子 日本語字幕入り 55分作品)。
85歳のジェリーが、日本の皆さまに心から語りかけます。
作品概要
自分の心の平和を唯一の目的とし、ゆるしを唯一の機能とするアティテューディナル・ヒーリング(AH)。
前作に引き続き、水島広子が質問し、ジャンポルスキー夫妻が今の時代に求められる心の姿勢について答えています。
特に、震災後の日本をどのような心の姿勢で生きていけばよいのか、示唆に富んだ内容となっております。
■インタビュー内容
・お金について
・職場の人間関係について
・ジャッジメントについて
・リーダーシップについて
・内なる声について その他
※特別附録 アティテューディナル・ヒーリング座談会(ジェリーと水島のほか、社会正義にAHを取り入れているオークランドの二人も参加しています)
■出演
・ジェラルド・G・ジャンポルスキー(アティテューディナル・ヒーリング創始者/精神科医)
・ダイアン・シリンシオーネ(ジャンポルスキー氏の妻/臨床心理士)
■聴き手
水島広子(アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表/精神科医)
■座談会
ジェラルド・G・ジャンポルスキー(アティテューディナル・ヒーリング創始者/精神科医)
ココモン・クロッテイ(アティテューディナル・ヒーリング・コネクション(AHC)共同創始者)
アイーシャ・クロッテイ(アティテューディナル・ヒーリング・コネクション(AHC)共同創始者)
水島広子(アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表/精神科医)
入手方法など詳細は
2011年9月のツイッターより、反響が大きかったものの抜粋です。
現在国外にいるため日本のニュースは文字でフォローしているだけだが、2006年米国に住んでいて日本に一時帰国したとき、例の「メール事件」の時期だっ たこともあり、帰国中、壊れたレコードのように連日繰り返される同じ「切り取られたシーン」しか見られず驚いた。今はどうなのだろう。
前後の文脈なく突然出てきた情報は、人に理解よりも衝撃をもたらし、感情的な反応を生むものだ。感情的な反応に頼って注目度を上げる、というような文化に価値を見いだすのをやめないと、知りたいことも知れなくなるし、相互理解も進まず、民主主義の危機に向かうと思う。
拙著「『怒り』がスーッと消える本」、先日重版のご連絡をいただいたばかりなのに、また重版になるというご連絡。嬉しい驚きです。多くの方にお読みいただき、幸せな本です。 http://t.co/T1PBT66
「あさイチ」見ていただいた方ありがとうございます。こういう心の問題と、「コメンテーター形式」という媒体の組み合わせについて、様々な限界を感じた時間でもありました。いろいろな思いを感じ取って理解を深めてくださった方が一人でも多くおられますように。
鉢呂大臣の辞任を見て思うのは、「政治家が自分の言葉に責任を持つ」とはどういうことかが全く見えないということだ。政治家にとって言葉は命。政治家としてのあらゆる発言から政治姿勢が見えるべきだと思う。今回のような辞めさせ方は、また政治文化の熟成を妨げたと思う。
NYテロの日に生まれた下の子も今日で10歳。この10年間の我が子の成長に対して、世界平和の成長は? 対立からつながりへのシフトは、「べき思考」の手放しにあると私は思っている。「つながるべき」も手放して、それぞれのありのままを認められるようになりますように。
拙著「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」がまた増刷になるとのお知らせをいただきました。自分でも好きな本なので嬉しいです。年を追うごとに増刷ペースが速くなっているとか。一人でも多くの方のお役に立ちますように。 http://t.co/XyIIM9g
リストカットについての本の執筆構想中。こんなことを取り上げてほしい、という皆さまの声を募集しています(執筆の参考としてであり、お返事や治療はできません)。詳細は http://t.co/ridfYoX ツイートではなくウェブサイト経由の書き込みでお願いいたします。
昨日は新潟で「心の平和から社会の平和へ」というタイトルで講演。「平和のエネルギー」と「戦争のエネルギー」があるとすると、いかに「平和のエネル ギー」を増やすかが重要という話を、AH、修復的司法、非暴力コミュニケーションなどを紹介しつつした。大変好評で心強かった。
闘争的な「平和運動」、差別的な「差別撤廃運動」、暴力的な「暴力反対運動」等々。これらは本来の目的を達することができないだけでなく、結果として「戦争のエネルギー」を増やすものになるだろう。活動の内容と心の姿勢を一致させることはとても重要だと思う。
先日のNHK「あさイチ」でも、反対意見があったら割って入るようにと言われたが、声の大きい者が自説を声高に主張し合うのではなく、弱者の声にも耳を傾 ける社会を子どもたちに見せたいから、ちゃんと発言の機会を与えてくれと頼んだ(そして、聞き入れていただいた。感謝)。
来週月曜日発売の「週刊ポスト」で怒りの特集をするとのことで、今日取材の方が見えた。どちらかと言うと拙著「怒りがスーッと消える本」の内容よりも、先日書き上げたばかりの「対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係」(仮)の内容に関連する質問が多かった。
今朝の朝日新聞3面「うねる直接民主主義」。「(脱原発デモの)参加者は原発事故を主義主張というよりも自分たちの生活の問題として考えようとしてい た」。記事タイトルの「直接民主主義」論と直接関係しない文章ではあるが、これを読んで、「主義主張」とは何かを改めて考える。
主義主張が「べき」の最たるものなのだとすると、それをぶつけ合ってもつながりが生まれないのはむしろ当然のこと。また、「べき」のもとに集った人たち は、それぞれが持っている力を奪われてしまっていて、ただ自動操縦のように「べき」を人に押しつけるしかないのかもしれない。
「べき」思考を手放すワークショップを企画してみたが、瞬く間に定員に達してしまった。それほど多くの方が「べき」思考に苦しんでおられるのだな、と思うと同時に、手放すことの価値に気づいておられるのは朗報。 http://t.co/y7p2O4ti
来年度版「現代用語の基礎知識」メンタルヘルスの項の拙稿校正中。せっかく編集者の方がAHを新聞記事より拾ってくださったのに、文字数を減らす必要の中 でAHの項を自ら泣く泣く削除。まあ、まだ基礎知識として知っておくべき現代用語にはなっていないと考えて自分を納得させる。
拙著「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」がまた増刷になるとのご連絡をいただきました。刊行後まだ半年になりませんが、こんなに多くの方に読んでいただき嬉しいです。 http://t.co/HyA489Gk
対人関係療法の創始者の一人ワイスマン(「疫学の神様」と呼ばれて国際的に著名な女性研究者)が来日中なので今日は一緒に夕食。研究者として一流であるだけでなく人間としても本当に魅力的で尊敬できる方で、いつも多くを教えていただいています。
なぜリストカットしてしまうの? どうすればもっと自分を好きになって楽に生きられるの? そんなことを本に書く予定です。
こんなことを本の中で答えてほしい、こんなことを本の中に取り上げてほしい、そんな声を募集しています。
アンケートのフォームは http://www.hirokom.org/koe.htm
携帯からご記入いただく方は http://bit.ly/pvDpDX
なお、いかなる形でも、いただいたメールにお返事することはできませんのでご了解ください。
また、これは治療とは全く無関係ですので、いただいた内容についての治療をお約束するものではありません。
いただいた声は、できる限り、本の中に反映させていただくことで、皆さまのお役に立てればと思っております。
声は2011年11月末まで受け付けております。どうぞよろしくお願い申し上げます。