AHの「怖れを手放す」シリーズを刊行していただきAHの普及にご尽力いただいている星和書店さんからご依頼をいただき「天使の梯子」というコラムを書きました。
よろしければご一読ください。

こころの平和から社会の平和へ
AHの「怖れを手放す」シリーズを刊行していただきAHの普及にご尽力いただいている星和書店さんからご依頼をいただき「天使の梯子」というコラムを書きました。
よろしければご一読ください。
摂食障害を持つ患者さんご本人ではなく、親御さんを対象としたワークショップを開催することにしましたのでお知らせします。(主催は、水島広子こころの健康クリニックとなります)
午前:摂食障害についての知識の整理
午後:アティテューディナル・ヒーリング(AH)の体験を通して、本人とより楽で効果的な関わりができるようになるための練習
というプログラムになります。
ファシリテーターは水島広子がつとめます。
参加要件としては、以下の3点を全て満たしていただく必要があります。
(1)お子さんが摂食障害をお持ちの患者さんであること
(2)「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」(紀伊國屋書店) http://amzn.to/ybxrtj をそれなりに真剣にお読みいただいていること
(3)「怖れを手放す」(星和書店) http://amzn.to/xZpnYEをじっくりとお読みいただき、アティテューディナル・ヒーリング(AH)の概念に触れておられること
もちろん、(2)(3)とも完璧な理解を求めるものではなく、当日いくらでもご質問いただけます。
両方の書籍をご持参ください。
入手が困難な方は、info@hirokom.org までご連絡ください。
日時:2012年3月12日(月) 9:30~16:30 (昼休み1時間、午前午後に短い休憩あり)
場所:水島広子こころの健康クリニック(港区元麻布 最寄り駅 麻布十番、六本木) * ご参加の方には詳細な地図をお送りします。
定員:約20名
参加費: 1万円 (簡単な飲み物とお菓子が出ます)
* お申し込みの時点で、参加費の振込先やキャンセル規定などについてお知らせします。
* 参加ご希望の方は、お早めに、info@hirokom.org までご連絡ください。
お問い合わせも同アドレスまでお願いいたします。
* 受付担当のスタッフと、当日対応のスタッフは別の者になります。
* あくまでも治療行為ではなく、教育目的のプログラムですので、ご了解ください。
クリニックそのものは未だに待機患者さんが多く、新規の受付ができていない状況ですのでご理解いただけますようお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2011年10~12月のツイッターより、反響が大きかったものの抜粋です。
拙著「対人関係療法でなおす うつ病」 http://t.co/0wVDSQ0y と、「対人関係療法でなおす 双極性障害」 http://t.co/3aH1VqZi が、いずれも重版になるとのご連絡。心を込めて書いた本が多くの方に読まれるのはとても嬉しいです。
AHをベースにした新シリーズの企画が創元社の会議を通ったとのこと。希望して提案したものなのでとても嬉しく、やりがいのあるシリーズになりそう。力点は「癒し」よりも「エンパワーメント(自分の力とつながること)」。刊行は来年からになりますが、どうぞお楽しみに。
今朝の朝日新聞で細川護煕氏と河野洋平氏が「94年政治改革の悔い」を語っている。細川短期政権交代は、人々を失望させ、変化への諦めを強め、小選挙区制を生み、その後の政治の質の劣化に明らかに貢献したと思う。それについて細川氏が語る姿勢からは当事者意識があまり伝わってこない。
本当に「悔い」ているのであれば、そのプロセスを検証し、今後同様の過ちを繰り返さないためのメッセージを出してほしい。「私はこう言ったのに、こうなってしまった」とぼやくのが時の首相の姿勢とは思えない。朝日の主筆が勧めているように、選挙制度審議会にでも入ったらどうかと思う。
小選挙区と比例区の関係について「比率は半々くらいが適当」と、政治家としての感覚を細川氏は述べているが、それはあくまでも「並立制」の話。より民意を直接反映する小選挙区比例代表制併用制についてなぜ一言も言及がないのか、不思議。
今日は高知県四万十市に来ています。家族会のお招きで明日は講演です。羽田から高知空港の倍の時間をかけて高知空港から四万十市に来ましたが、やはり自然はきれいです。家族会の皆さま、県と市の方たちとお話しし、その熱意に感激。
今日の取材で「凜」ということは何ですかと聞かれ、「自分の心の始末は自分でつけること」と答えた。名言だと感動してもらえて嬉しかったが、 AH的な意味でどの位の方がわかってくださるか。
AH恋愛本を執筆中。対人関係療法をベースにした夫婦関係の本は12月刊行に向けて順調に進んでいるが、AHの恋愛本は、愛の恋愛か怖れの恋愛かがポイント。通常の恋愛は、無自覚な怖れの投影に過ぎないことが多いと思うから。書きながら楽しみ。あとは著者の力量次第か。
今日はNHKフォーラム「うつ病と躁うつ病を知る」でした。平日だというのに多くの方が参加してくださいました。病について正しく知ることは、不要な人間関係の軋轢をなくしていくことにつながります。こういう試みがもっと増えますように。
今日は年1回のAHファシリテーター・ミーティング。現役ファシリテーターの方たちが集まる場です。2006年には私一人しかファシリテーターがいなかったのに、今日は会場いっぱいに集まっていただき、感慨深かったです。一年の活動方針も決まりました。
本日、「『べき』思考を手放す」ワークショップが完了。参加者の方にも恵まれ、気づきも多く、本当に楽しく有意義な一日でした。この成果は来年本にまとめる予定です。今後も「手放す」シリーズのワークショップを、テーマを変えて継続予定。
順調に増刷を重ねてきた拙著「『怒り』がスーッと消える本」が、このたび大量増刷になるとのご連絡。あまりにも嬉しくて涙。日本から怒りのエネルギーが少しでも消えますように。 http://t.co/td0CgSVa
拙著についての嬉しいニュースが続く。被災地で活躍してこられた医師の先生から、現地で拙著「正しく知る心的外傷・PTSD 正しい理解でつながりを取り戻す」がとてもよく活用されていた、と教えていただく。素直に嬉しい。 http://t.co/z64dSMbI
2012年版の「現代用語の基礎知識」が届く。インターネット時代にも生き残っている貴重な本。昨年からメンタルヘルスを執筆しているが、今年から「心理学」がなくなり、メンタル関係を全部一人で書くことになった。今日から書店でも販売されているそうです。
昨日は「怒り」についての取材が2件続いた。最初は男女関係などにおける怒りの扱い方。これは、12月に刊行予定の2冊、「夫婦・パートナー関係」と「恋愛」の本とかなり関連。2つめの取材は「子どもの叱り方」。これはなかなかよい本がないとのことだった。将来的に検討。
11/26にパックインジャーナルに出演したときの感想を書き損ねていた。「○○のせいでこうなった」という責任論と、「だから怒りを忘れてはいけない」ということが混同されているのは辛い。特にそれを体験者でもない第三者が言うのは強い違和感。
責任は責任できちんと問われるべきだし補償は行われるべき。しかし、そのことと「被害者たるもの、怒り続けるべき」という話は別だ。すでにひどい目に遭った人たちが、なぜ怒りによって日々の生活の質を落とすことまで他者から強要されなければならないのだろう。
どのような行動をとるかということと、それをどのような心の姿勢で行うかということは別次元の話。また、現在どんな感じ方をしているかは本人のプロセスの中での話として尊重されるべきもの。過去に何が起こっていようと、私たちが生きているのは今だということを忘れないようにしたい。
情報を開示する際には、すでに衝撃を受けている人にさらなる衝撃を与えないようにする配慮が必要だと思う。開示される情報の位置づけを、現時点で得られている知識に基づいてできるだけ誠実に説明する。位置づけが修正される際には修正の経緯を誠実に説明する。自己防衛は事態を悪化させる。
高校2・3年生の「やせすぎ」女子の割合は5年前の約1.5倍に(学校保健統計調査)。拙著「ダイエット依存症」に書いたが、次世代に「やせたがり」文化を継承しないということは、子どもたちが育っている「今」の文化を改善する努力をすること。
自分はやせたがっている大人が、あるいは、子どもから見て素敵でない大人が、「やせすぎは身体によくない」「ちょっと太った方が魅力的」などと言っても、まず意味のない話。「やせたがり」心理(実際には「やせたがらざるを得ない心理」)をよく読みとくことが第一歩。
次世代への思いを馳せることは、自分の中の力を呼び覚ますもの。「自分の」身体へのとらわれから、これからどういう社会を作りたいか、次世代にどういう影響を与えたいか、という視点に転じることが、すでに「やせたがり」防止抑制効果を生む。
「対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係」 http://t.co/WLoXZect の見本が届く。発売はクリスマスイブだそうです。先日刊行した恋愛本「『愛する人と幸せになる』55のルール」 http://t.co/VEwd0yBO とは全く別の内容です。
拙著と言えば、「『怒り』がスーッと消える本」がまたまた大増刷になるとのお知らせをいただいたばかり。この本を通して癒しが広がりますように。 http://t.co/E1ZN02G6
地味な(?)専門書である拙著「摂食障害の不安に向き合う」がなんと増刷になるというご連絡をいただく。この本と、同シリーズの「トラウマの現実に向き合う」は、いつか英訳をしたいくらい内容を気に入っている本なので嬉しい。 http://t.co/iN4NAnec
宮本太郎先生編「弱者99%社会 日本復興のための生活保障」の見本が届きました。私がプライムニュースに出演したときのやりとりが収載されています(第4章 子どもの未来をひらけるのか)。 http://t.co/XQBhyusn
マーク・ボイル著「ぼくはお金を使わずに生きることにした」を読んだ。自給と分かち合いを軸にした、持続可能な地球の実現とコミュニティ再生の本。お金の存在が、自分たちが消費するものの本質を見えなくさせるという考えに基づく。(続く) http://t.co/iVexfyg3
(続き)全体に共感できる本だが、特に「えてして活動家は『地球を救いたい』なんて言うけれど、地球は大丈夫、時間がたてば回復するだろう。救済が必要なのは人間なんだ」(214頁)に深く共感。自分と異なる考え方をする人間を排除する姿勢が、自然環境の破壊の根底にあると思う。
八ッ場ダム継続はあまりにも象徴的。決定自体の正当性を主張するよりも、持続可能性という将来に希望を見いだせるよう、大きな絵を描くのが政治家の仕事だと思う。マニフェストが守られたかということよりも、そこでやろうとしていたことがどこにいってしまったのかが気になる。
紀伊國屋書店新宿本店5階の心理関連書棚のところに、AHコーナーが設置されているのを発見、というご連絡をいただいた。関連書籍が揃えられており、「続々・怖れを手放す」のDVDも視聴できるようになっているそう。すごい。
昨日友人とやりとりしていて気づいたこと。「相手との間に境界線を引けないこと=怖れ」という単純な構造。罪悪感も、境界線問題。そして、相手を信頼すれば、罪悪感を手放せる。もちろん信頼すべきは外形的な相手ではなくその本質たるあたたかいこころ(愛)。いずれ本に書きます。
創元社から出していただいている対人関係療法シリーズの第六弾として、夫婦・パートナー関係の本を刊行いたしましたのでお知らせします。
病気の有無を問わず、一般の方向けです。
対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係
創元社
1575円(税込)
店頭では、クリスマスイブには発売されるそうです。
以下、あとがきより抜粋です。
本書は「対人関係療法でなおす」シリーズの第六弾ですが、前作までは病気の治療について集中的に扱ってきたのに対し、本書は病気の方に限らずより一般にお役に立ちたい、という思いで「対人関係療法で改善する」というタイトルになっています。
正確に言えば対人関係療法は「病気の治療法」であり、治療の対象となるのはもちろん病気を持つ方です。そして実際に、対人関係療法を用いて夫婦関係に取り組んだ患者さんの多くが、症状が軽快する、病気が治る、という体験をされているのも事実です。
しかし、対人関係療法の考え方、そこで得られてきた経験が役に立つのは現在病気を患っておられる方だけではありません。夫婦・パートナー関係におけるストレスが積み重なって病気にすら至る、あるいは、夫婦・パートナー関係のずれが、他のストレスに対処する力を減じる、ということからは、病気を治すのみならず、予防的な観点からも、そして人生の質を向上させるためにも、対人関係療法のエッセンスを活用することの意義がわかります。
私は対人関係療法を用いて夫婦面接をするのが大好きですが、それは、人間が相互に及ぼしうるプラスの影響を目の当たりにする機会だからです。最初は夫婦関係そのものがストレスを生み出しているような人たちでも、治療の中で関係を改善させていくにつれて、夫婦関係がむしろ病気を治していく力になる、と感じさせられることが多いのです。人間同士の相互作用の力は本当に想像をはるかに超えるものだ、といつも感動しています。そんな感動を少しでも多くの方と分かち合えれば、というのが本書に込められた思いです。
新年早々ですが、下記の番組に、収録ゲストとして出演することになりましたのでお知らせします。
是非、ご覧ください。
拙著「ダイエット依存症」などに基づいた話になります。
番組名:「オトナへのトビラTV」第3弾
~今年こそかっこいいカラダを手に入れる(仮)~
番組HP:http://www.nhk.or.jp/heart-net/tobira/
放送日時:2012年1月1日(日)
午後2時半~3時15分 Eテレ
(再放送)1月4日(水)午前0時~午前0時45分(3日の深夜)
番組内容:オトナへのトビラTVは、10代のあなたに向けた番組。
親や教師が教えてくれないリアルなオトナの現実って?
それに直面した時どうしたらいい?
かっこいいオトナが教えてくれる知らないと損する“オトナ流”生き方って?
幸せな未来を手に入れるために絶対に役立つ情報満載でお届けします!
今回のテーマは「かっこいいカラダ」。おいしく食べ、楽しく料理を作り、
それでいてかっこいい体を維持するスキルを一挙大公開。
また「ダイエット」の光と影も紹介。
今年こそ、素敵な身体を手に入れたいという高校生たちへ届ける新春スペシャル。
このたび、恋愛の本である「『愛する人と幸せになる』55のルール」を刊行しましたのでお知らせします。
基本的には女性向けの内容になっていますが、男性のお役に立つ部分も多いと思います。
恋愛には「愛の恋愛」と「怖れの恋愛」があるのをご存じですか?
残念ながら私たちが通常「恋愛」とよぶものはほとんどが「怖れの恋愛」。
なかなかよい出会いがない、というのも実は「怖れの恋愛」の中の現象なのです。
恋愛すればするほど嫉妬などで自分に自信がなくなったり、他の人と距離ができたり生活がつまらなくなってしまう「怖れの恋愛」ではなく、自分に自信がつき、生活のあらゆる領域が楽しくなり、他の人たちともつながる「愛の恋愛」で幸せになりませんか?
精神科医が教える 「愛する人と幸せになる」55のルール
大和出版
1365円(税込)
アマゾンで購入する方は http://amzn.to/sRQjX8
もくじ
はじめに うまく恋愛できないあなたへ
第一章
まずは「恋愛感情」をマスターしよう
なぜ、その恋はうまくいかないの?
第二章
「感情」を認めてくれる人となら、うまくいく!
恋人選びで一番大切なこと
第三章
彼から「愛を引き出す」コツ
「愛されたい」気持ちが、彼を遠ざける
第四章
ぴったりの相手とめぐり合うコツ
お互いの「ありのまま」を受け入れよう
第五章
愛する人と「いい関係」になるコツ
気持ちの伝え方、受け止め方
第六章
今すぐ愛を感じるコツ
恋愛で幸せになるたった一つの方法
おわりに
「愛の恋愛」をするために「愛の恋愛」を手放す
現在の私の「政治活動」であり、大切に続けているボランティア活動であるアティテューディナル・ヒーリング(AH)のファシリテーター・トレーニングの主要な部分を収録した「続々・怖れを手放す」を刊行しましたのでお知らせします。
書籍版、DVD版、どちらもございます。同じ場面を収録したものですので、内容はほぼ同一です。
続々・怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング・ファシリテーター・トレーニング
星和書店
書籍版 1995円(税込)
DVD版 9975円(税込)
アマゾンで購入される方は、
書籍版 http://amzn.to/w4KBaj
DVD http://amzn.to/sRaeAJ
以下、ご参考までに、「あとがき」より抜粋です。
===
アティテューディナル・ヒーリングとは、心の平和を唯一の目標とし、心の姿勢(アティテュード)を自ら選ぶことによる癒しのことを言います(本シリーズ既刊「怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ」参照)。
アティテューディナル・ヒーリングは、専ら自分の心の平和のために実践するものであって、人助けのためのものではありません。ではそのファシリテーターとは何か、ということになりますが、やはり、「他の人が心の平和を体験できるようにするため」にお手伝いするという役割ではなく、「自らの心の平和のため」にアティテューディナル・ヒーリングをより深く身につけるための有効な手段だということになります。自分ひとりのことであれば怖れを手放すのは容易であるように思われても、ファシリテーターという立場に身を置いてみると、実に様々な怖れが出てくることがわかるものです。それらに取り組むことは、間違いなくアティテューディナル・ヒーリングの理解を深めるでしょう。
また、それは治療やカウンセリングの場に役立つものだと思います。アティテューディナル・ヒーリングは自分の心の平和のために取り組むものであり、一義的に相手のために行う治療やカウンセリングとは本質的に違います。それでも、治療者やカウンセラーがアティテューディナル・ヒーリングを身につけておくことは、治療者やカウンセラー自身にとっても、また、患者さんやクライアントさんにとっても、計り知れないプラスになると私は考えていますし、治療やカウンセリングの場で問題となる様々なテーマへの答えがここにあると思っています。
そもそも、治療とは、「変えること」ではなく「変化を起こすこと」です。人を変えることはできませんが、人が変わりやすい環境を作ることはできます。人が変わりやすい環境とは、安心して自分のプロセスを歩むことができる環境です。人間は安心すれば前向きに進む生き物だからです。治療者の役割は、極言すれば、患者さんが安心できる環境を作ることだと言えます。もちろん専門知識は役に立ちますが、大きく見れば、専門知識の提供も、安心できる環境を作ることに貢献する性質のものです。
患者さんに内在する回復力を信じ人間のプロセスを信じることが最も生産的な治療につながるということは、「エンパワーメント」という概念として知られてきたこと、また、近年では「レジリエンス」として精神医学の領域でも注目されてきている概念にも通じるものだと思います。治療者が過保護的な姿勢でいなくても患者さんは回復していくものであり、治療の成功は、治療者自身がどれだけ怖れを手放せるかに関わってくると言っても過言ではない、と私は思っています。
アティテューディナル・ヒーリングが役立つのは治療の場だけではありません。より専門性の低い、傾聴ボランティアの方などにおいても、特に燃え尽き防止という観点から、これまでも高い評価をいただいてきています。
アティテューディナル・ヒーリングは「自らの心の平和」を唯一の目標としていますが、結果としては相手のためにも役立つものです。「相手のために」とのめりこんでしまうと、自分の一方的な評価を押しつけるという暴力性を生みかねない、という意味でも問題があるのですが、それだけでなく、「相手のためにうまく機能できていない自分」について罪悪感や無力感が生じるという問題も起こってきます。罪悪感や無力感に襲われている間、私たちは完全に自分にしか意識が向いていないものであり、相手のことを考えているようでいて、実際には相手から自分の意識が分断されています。それこそ、相手のためになっていないのです。
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お役に立てば幸いです。
なお、書籍10冊以上ご希望の方はinfo@hirokom.org までご連絡ください。
好評発売中の第1作目に引き続き、アティテューディナル・ヒーリング(AH)の創始者・ジャンポルスキー夫妻に、米国カリフォルニア州の自宅にてインタビューしました。
(収録:2010年8月、聴き手:水島広子 日本語字幕入り 55分作品)。
85歳のジェリーが、日本の皆さまに心から語りかけます。
作品概要
自分の心の平和を唯一の目的とし、ゆるしを唯一の機能とするアティテューディナル・ヒーリング(AH)。
前作に引き続き、水島広子が質問し、ジャンポルスキー夫妻が今の時代に求められる心の姿勢について答えています。
特に、震災後の日本をどのような心の姿勢で生きていけばよいのか、示唆に富んだ内容となっております。
■インタビュー内容
・お金について
・職場の人間関係について
・ジャッジメントについて
・リーダーシップについて
・内なる声について その他
※特別附録 アティテューディナル・ヒーリング座談会(ジェリーと水島のほか、社会正義にAHを取り入れているオークランドの二人も参加しています)
■出演
・ジェラルド・G・ジャンポルスキー(アティテューディナル・ヒーリング創始者/精神科医)
・ダイアン・シリンシオーネ(ジャンポルスキー氏の妻/臨床心理士)
■聴き手
水島広子(アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表/精神科医)
■座談会
ジェラルド・G・ジャンポルスキー(アティテューディナル・ヒーリング創始者/精神科医)
ココモン・クロッテイ(アティテューディナル・ヒーリング・コネクション(AHC)共同創始者)
アイーシャ・クロッテイ(アティテューディナル・ヒーリング・コネクション(AHC)共同創始者)
水島広子(アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表/精神科医)
入手方法など詳細は