2019年11月のツイートより

★2019年11月のツイートより(抜粋)★

2019年11月のツイートのうち、反響の大きかったものを抜粋してまとめました。
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2019年11月05日(火)

国際対人関係療法学会のためブダペストに着きました。
空港でバスを待っているところですが、そういえばヨーロッパはタバコの煙との
闘いだった、と身体が思いだしました。
公共スペースにいるのに煙いです。

なんと、重さに耐えて持ってきたパソコン、電源コードが別のパソコンの
ものではないですか!
すごいショックですが、校正とか紙でできる仕事をたくさん持ってきたので立ち直ります。
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2019年11月06日(水)

私が人に自慢できるのは、こういう時の立ち直りの早さ。
ポイントは、自分を責めたりせずに思いっきり同情することです。
だって使えないパソコンを帰りも担いでいくんですよ。
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2019年11月07(木)

そろそろ新しいことをしたくなってきました。
衆議院の公募を見つけたのもAHに出会ったのもそういう時期.
まだまだ子どもの教育費があるので無償労働には限界がありますが、
なにか名案はありますか? 個人的にはラジオ出演が好きですが。
お知恵があったら教えてください。

国際対人関係療法学会は隔年開催なのでみんな2年ぶり。
いつまでも若々しい兄貴分マーコウィッツに「いつ加齢が止まったの?」と
聞いたら「止まっていないからやんなっちゃうよ。君こそ歳を取らないね」と。
私が監訳した彼の「ipt for ptsd 」は11日に刊行されます。
とても好きな本です。

今日一緒に昼食をとった3人のスウェーデン女性は、
トゥーンベリさんの講演に感動して、飛行機を使わず30時間以上かけて
電車で来たそう。早速影響を与えているんですね!
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2019年11月09日(土)

詰め込みスケジュールの国際対人関係療法学会中。
今回もポスター審査員。
世界中の力作が揃う中、最優秀賞を決めなければならないので本当に大変。
脳細胞を隅々まで使い切った気分です。

あ、ポスターというのは、口頭発表ではなく大きな紙に研究の概要を書いて
展示して学会発表することです。
私も昔、スペインで開かれた世界精神医学会(WPA)でやったことがあります。
ポスターを健康な形で現地まで持っていくのが大変でした。

もちろん日本の若手もポスター発表しました! 頼もしいです。
ただ私は共同発表者なので直接審査は出来ませんでした。

観光都市ブダペストにいるのに、私は学会場に泊まっているので外の寒さもピンと来ず。
ロングブーツとかダウンコートとかは持ってきて無駄.
それでも最寄の地元スーパーに行って、通貨の話、ビールの話、
政治の話をするのはよい息抜き。

アジアに、対人関係療法のネットワークを作ることになりました。
これは、私の次の世代に任せたいですが、とりあえず着手だけでも。
言語のハードルが共通の課題です。
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2019年11月10日(日)

国際学会は費用も時間もすごくかかるので毎回「今回で最後にしよう」と
思うのですが、世界の対人関係療法のリーダーたちと「また2年後に」とハグし合うと、
結局また来るんだろうなと思います。
国際学会で情報のアップデートとネットワークの強化をしてくれる後輩が育つとよいのですが。

IPSRTの創始者である大御所のエレン・フランクはピッツバーグ大学教授を引退し
学会の要職からも外れましたが今回も素晴らしいポスター発表をしていて感心しました。
一応ご本人の意向を確認したところ、
やはり「最優秀賞には選ばないで」とのことでしたのでそうしました。

エレン・フランクの夫デイビッド・カプファーはDSM-5の総責任者ですが、
今回の学会で長い歴史を振り返った素晴らしい講演をしてくれました。
DSMが改訂された年に夫婦で日本の学会に来て講演してくれるという話を
取り付けたのですが、日本のご重鎮により却下されるというもったいない出来事が。

お金の話まですんでいたのに(もちろんとても謙虚な金額で)まさかの却下で、
本当に日本の現状が恥ずかしいと深く詫びたのですが
「私たちが日本に行くとしたらあなたを応援するためなんだから、話が潰れたことは
気にしないで」とかえって慰められました。

そうそう今日は閉会式で最優秀ポスター賞を授与したのですが、向き合って
頭を下げ合う日本式では全くなく、単に紙を賞状を渡すだけでした。
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2019年11月11日(月)

本当に集中するとテニスボールがゆっくり見えると聞いたことがあるが、
私の最後の衆院選はまさにそうで、「これが最後の選挙になる」と思ったので、
支持者の一人ひとりの動きを、スローに、感謝をもって味わった。
特に50を過ぎてからは何でも「これが人生最後かも」と思うので「一期一会」度が高い。

先ほど帰国。
行きは羽田便で楽だったが帰りは成田。
後継者のことを考えて明確になったが、私は純粋な向学心で学会に行くわけではない。
関心があれば、いつでもメールやスカイプでやりとりできる時代。
むしろ、日本が国際IPT世界から取り残されないための保険をかけにいっている、
むしろ政治活動です。

もちろん日本だけでなく、国民の多くが英語にハンディのある国の人たちと
連携しているのですが、今のところ私の発言力が最も大きいので、頼られているようです。
まあ理事を務めていたのでそんなものですね。

急いでトレーニングのgrandfater資格(私は絶対にgrandparentが
正しいと思うが白人男性主義の言葉だそうだ)の応募書類をまとめなければ。
すでに審査員からは「あなたは資格がとれるから何も心配しないで」と
今回の学会で言われたが、ここで私が取得しておかないと
日本のシステムが国際水準にならない。
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2019年11月12日(火)

監訳「PTSDのための対人関係療法」刊行しました。
著者マーコウィッツはとても親しい兄貴分です。
専門書ですができるだけ平易な言葉にしてあります。
この価格を実現するために、マニュアルそのものではない部分
(エビデンスが詳しく書かれた部分)は創元社のウェブサイトで。
https://bit.ly/2Kr4rCf

「PTSDのための対人関係療法」、アマゾンで756位になったよ、
あなたの本が多くの日本人に読まれているよ、と著者マーコウィッツに伝えたら、
「僕たちの本、だよね」と言ってくれた。
いつも優しいです。
https://amzn.to/2p7IaSg

国際学会の認定に必要な資料を昨夜から集め終えて提出したけれど、
「私はIPTの日本のgrandfatherです」というのはおかしいし社会逆行的である。
MLで意見を言ったら、小委員会で議論しますとのこと。
私はあまり言葉狩りする方ではないのですが
(特に他人が使った言葉については)さすがにこれは。
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2019年11月13(水)

なるほど、AHで常々話している「形とエネルギーは別物」というのは
ここにも当てはまるんだな。政治的指摘を、怖れのエネルギー(怒り)を
乗せずに伝える訓練をしていかないと、
結局は怒りによって振り回される不毛な社会になる。

さらに、なるほど。政治という話題が忌み嫌われたり距離を置かれたりするのは、
それが「怖れ」と深く絡んでいるからなんだ。
でも、「怖れ」ではない政治を考えていかないと未来はないと私は思っている。
政治は私たちの生活の基盤を考えるものであって、
それが「怖れ」に基づいているとしたら困る。

今書いている「感情的」関連の本に、こういうことも書きこんでいきたいです。
「感情的」の定義は本で読んでいただくとして、
「感情的」になるとコントロールがきかないし、
爆発力はあっても生産力がないのです。
今さら爆発し合っているほど未来に余裕があるとも思えませんし。

当然こういう意見は出ると思った。
ただ、怒りのパワーは、団結には効果的でも、
そうでない、穏やかな良識をもった人からは一歩引かれる。
コントロールのない危うさが理由だと思う。現政権が悪いと思っている人は
とっくに思っている。
あとは、穏健派の人たちにどれだけ支持してもらうか、だ。

「なるほど」が続くが、これだけの政治崩壊が続くと「何を言っても無駄」な
無力感が生じるので、たまには強く言わないとだめなのでは?
という理屈は理解できる。
でも、私は共産党の田村議員の動画を全部見たが、彼女は落ち着いていた。
怒りのエネルギーではなくデータに基づき理知的に。
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2019年11月14日(木)

今回の国際学会、創始者のワイスマンが、夫の健康状態のために出席を断念し、
会えなくて残念だった。ビデオレターで彼女は「誰にでも仕事か家族か
選ばなければならないことがあるけれど、私は今回は家族を選んだ」と。
夫の病状はよくなっているようで安心。

私は国際対人関係療法学会では「ブルドーザーみたいに(笑)
日本にIPTを普及させた人間」として一目置かれているが、
創始者ワイスマンは、政治家時代、子育てとの両立、などを含めて、
私という人間をよく理解してくれている。
しょっちゅう「NYの自宅に来なさいよ」と言われるが、なんとなくNY嫌いで…

私も、アメリカは政治を除いて好きです。NYは物価が高くて狭くて。
同じく物価が高くても、私が7か月間住んでいたマリン郡(サンフランシスコの北)は、
「東海岸と似たような経済レベルだけれどここでは金持ちがブルージーンズを
はいている」と言われるところでした。
自然も豊かで住み心地満点でした。

12月には貂々さんとの「それでいい。」第三弾。
1月には「50歳からの人間関係」。
今書いている「感情的」についての本はおそらく3月。
と、刊行が続きますので、お小遣いをとっておいてください!

ちなみにマリン郡(カウンティ)は、サンフランシスコから橋を
渡ったところなのですが、全土の何割か(忘れてしまった! すみません)を、
自然のままに残す、ということが法で決められていて、
馬が普通に歩いていたりするのです。
ものすごく古い木もあります。便利なところなのに深い緑と太平洋です。

それでまた思い出しました。私は衆院議員をやめてから
アメリカに住んでみたのですが、その直前に取材された記者から
「栃木の次はアメリカですか! お子さんがかわいそうですね」と言われた(涙)。
アメリカに連れて行ってくれたことだけは感謝する、
と反抗期真っ最中の頃の娘すら言っていたというのに。

「今となっては、だけどね」と今や21歳の娘は言う。
「全く言葉がわからないところで地元校に放り込まれて(小2)、
でもそれを7か月間で乗り越えて英語がネイティブ並みになった、というのは
自分の人生で誇れる唯一のこと(これからの人生でもっとできるでしょうが)なんだよ」と。

政策論はついにわからなかった細野さんもそうだけれど、
単に政権交代を視野において最大野党にいた、という人は少なくない。
それは権力志向であって、政治志向ではないと私は思う。
同僚議員としてしっくりいく人とそうでない人がいたのは、
そういうことだな。右左の寄せ集めの問題だけでなく。

日本人から見ると「サンフランシスコもロサンゼルスも同じくカリフォルニアでしょ」と
思えるだろうけれども、ものすごく文化が違うんです。
北カリフォルニアは、特に冬の天気はパッとしないけれど(LAは温かい)
スピリチュアルの中心地で、LAの整形当然主義みたいな文化に疲
れて上してくる人もいます。
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2019年11月15日(金)

昨夜息子といろいろな事件について話した。
「誰でもいいっていう殺しはやっぱり無理だよね」「情がでちゃうもんね」という流れで、
情がない人は先天的? と息子が言うので
「それもあるけど、こういう人たちに対しては共感無用って育てられると
そうなっちゃうと思うよ。女性とか貧しい人とか」

あ、別にいつも殺人について親子で話しているわけではなく、たまたま
そういうニュースが報道されていたので、過去の事件も一緒に振り返っていただけですよ。
反抗期が明けて、とりあえず私が話しかければ乗ってくれるようになって、
母としてはまぶしい時間なのです。

辛いときには、これから先の人生のことではなく、
「今日を無事に過ごす」ことだけを考えたい。
それも無理なら「今日の午前中を無事に過ごす」ことだけでよい。

ブダペストでの国際対人関係療法学会に初参加という外国人治療者が
「家族みたいな雰囲気で感動した」と言っていた。本当にそう。
上から目線の治療法もたくさんある中で、わざわざ対人関係療法を専門に
しようとしている人は、それだけで安心できる。

子どもたちが小さかった頃、
「〇〇さんは××さんがかわいそうになってしまって」という話が出たとき,
「〇〇さんはかかみたいだね」と言われた。
「なんで?」と聞いたら「すぐかわいそうになっちゃうところ」と言われた。
共感みたいなものを母から全く教えられずに育った私はなんか嬉しかった。

デング出血熱になってからは命の危険があるので温かいところへの
旅行ができなくなったが、その前は東南アジアが大好きで子どもを連れて
よく行っていた。
物乞いの人の中、赤ちゃんを抱いているお母さんには
「ねえ、かかお金あげて」と言って自分で届けに行く子どもたちが何だか誇りだった。

対人関係療法治療者の資格化は国際学会での動きに合わせたいと
思っています。
現時点では何もないので、とりあえず「対人関係療法」を受けたときに
「受けてよかった」とほっとした感じが得られなかったら、
その治療者はちゃんとトレーニングを受けていないと思ってください。

死にたいと強く具体的に思うときは、それが「異常」なことだと
認識してください。
人間は死にたいと思うようにできていないのです。
毎日、「今日」を乗り越えていけば、それはいずれ去ります。
そして「あのときはなんであんなに死にたいと思ったんだろう」と思います。
もちろん治療が必要です。

キンドルがなぜかなくなった。いつか出てくるだろうと、
購入をずっと控えていたが、毎日のように新しい本を読まなければ
ならない生活。
さすがにiPhoneの小さい画面で本を読むことにも疲れてきて、
ついに再購入。
悔しいけれど、今年は子どもたちの教育費も出せたので、よしとする。
来年は…恐怖あるのみ
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2019年11月17日(日)

昨年刊行されたIPTガイドの改訂版、やはり気になるので
「翻訳は本を書くより時間がかかるからPTSDの本で最後にしようと思っていたけど、
どうしてほしい?」と著者ワイスマンとマーコウィッツに聞いたところ
「事情はわかる。でも翻訳してくれたらすごく嬉しい」と言われて、
ああいつもの自爆パターン。

私の感覚だと、1冊翻訳するのは、6冊本を書くのと同じくらいの時間を要する。
6冊の本を諦めて1冊翻訳するのか。でも、最近「対人関係療法」とタイトルの
一部に明記した変な本(精神療法のイロハもわかっていない人が書いたらしい)が
売れているそうなので、やはり正統派を出版する必要はあるか。

対人関係療法の変な本。改めて思い出した。米国でも同じ現象が起こり、
その著者がトレーニングまで仕切り始めたので創始者ワイスマンに
「何とかできない?」と聞いたら、「ここは自由の国。法に触れない限り、
何をしてもいいのよ」と。
私たちは学会に選挙を導入することでその窮地を乗り越えた。

安倍政治が、まさに今私が書いている「感情的」の本の理論で動いている
・・・サボっていないで早く書かなきゃ。
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2019年11月19日(火)

うちの愛犬がどうやら白内障になったらしいのです。
ちょっと前から目の白さは気になっていたのですが、光線の加減かな?と
思っていたら、患側の右側によくぶつかるのです。
犬の白内障について初めて調べています。
私から見ればいつまでもかわいい子犬だけど、高齢者なんですよね。

身体に悪いことをやっているときは「何か自分に問題がある」と気づくが、
心に悪いことをやっている(自虐とか)ときにはそれが正しいことのように
思えるのはなぜだろうか。

A DOG’S WAY HOMEを飛行機で見てしまったこともあり、
「犬かわいくて仕方がない」モード全開。
白内障は何とかしてあげたいけど(しかし犬の医療費は高い)、
自分が白内障になっていることにも気づかずに
毎日健気に生きている犬は改めて愛おしい。
この健気さはすべての人にあると私は思っているけれども
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2019年11月21日(木)

昨夜も、何か一生懸命説明している自分の声で目が覚めた。
子どもたちと一緒に寝ていた頃、「かか、一生懸命病気について説明していたよ」と
言われたことがあった。
確かに、昨夜も病気関連のことだった。
どういう夢を見ているんだろう? 結構一生懸命だったことは寝ながら記憶している。

子どもには愚痴らない主義だが昨夜は娘にしかわかってもらえない話で
「ひどいことがあったから話したいんだけど、余裕がなかったらいいよ」と言ったら
「どうした?」と聴いてくれた。
子どもの優しさは麻薬みたいなものなんだな、と気づいた。
だから多くの親が子どもを愚痴の受け皿にしてしまうんだな。

感情処理として、私は愚痴大賛成派。
でもそれは対等の立場でないと困ったことになってしまう。
親子というのは「困ったこと」の第一位なんだろうな。
教師から授業中に愚痴られる、というのも逃げられなかったけど
(地理の教師がシルクロードを旅して羊肉がまずかったとか。
私は羊肉大好きだけど)。

1月刊行予定の「50歳からの人間関係」、
「50代からの人間関係」タイトルが変わるようです。
私もその方が広い方に読んでいただけるかなと思い、
賛成しています。https://amzn.to/2Own74r

この頃の大きな反省は「作品について人に変な気を遣うと
結局みんなに迷惑をかけることになる」です。
PTSDのためのIPTも、監訳者だったので翻訳者に気を遣って
できるだけ手を入れなかったのですが、結局三校(普通見ない)で
ほとんど全文を赤の手書きで直しました。
版元に多大な迷惑をかけました。
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2019年11月22日(金)

PTSDのためのIPT、三校のほとんどを手書きで直したので大変な仕事量だったが、
「著者の優しさが感じられる」という感想を複数の専門家からいただいて、
睡眠時間を削った甲斐があったとホッとした。
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2019年11月26日(火)

どうにも時間がとれなくて、宇都宮で大変お世話になった女性が亡くなったのに
お悔やみに行くことができません。
大きなハートを持った頭のよい方で、これまでも、これからも尊敬します。
訃報をくださったのも、ふしぎなご縁のある方。
栃木には、そういう素敵なつながりがたくさんあります。恋しい。
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2019年11月29日(金)

AHではさらに、輪の真ん中にティッシュを置いておいて、泣いた人が
自由にとれるようになっています。
ポイントは、他の人が泣いたときにティッシュを渡したりスキンシップしたりしないこと。
「あなたは泣き止むべき」「あなたが泣いていると私が苦しい」という
メッセージはAHの安全を損なうから。

AHについての取材を受ける際、記者さんが男性であれば
「男性が女性の前で安心して泣ける場ですよ」と言うようにしている。
羨ましがる人、固まる人、様々ですが、その「ハッとした様子」に
男性が背負っているものを感じる。性質も含めて。

恩義ある創元社が、なぜか専門書に関しては重版すると印税率を
下げるのです(印税辞退の本もあります)。
重版はおめでたいこと、と思っていた私にとっては謎だったのですが、
虚心坦懐に聞いてみましたところ、売れそうもない本でも絶版にはしたくない。
だから印刷コストも上がるという理屈を聞き納得。

私は、AHと学会活動を自分のボランティアだと思っています。
しかし、「ボランティア価格でお願いします」という仕事の依頼には
拒絶反応が起こります。
どういう活動に価値を見出し、自分の時間を差し出すか。
それは完全に私の自由であるべきだからです。
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2019年11月30日(土)

考えてみれば、(形式上の)名誉を与えたり、経済的利益を与える「お友達社交」は、
本当の信頼関係を人と築く魅力や能力のなさを露呈しているんだろうな。
そういう信頼関係の存在すら信じていないか、よほど自信がないか。

私は栃木で衆院議員をやっていたとき、利益供与なんて考えたこともなかった。
後援会も会費制だった(これは栃木で初めてだったので地方議員からの
ブーイングがすごかった)。
「どうせ料理している暇もないんだろうから」と料理上手な支持者の方が
いつもおいしいものを作ってくれた。幸せだったな。