2018年8月のツイートより

2018年08月01日(水)
==================

昨日(火曜)から、右脚への荷重を1/2にすることが許可された(それまでは1/3)。
主観で2/1と3/1の区別は難しいので、身体の声を聴きながらやっていくしかない。
いずれにしても、片足を絶対についてはいけない時代が終わったのは本当に嬉しい。

修復的司法の考え方がもっと広まってほしい。
あるコミュニティに起こった事件(悲劇)には、コミュニティ構成員のすべてが
何らかの形で加担していること。
犯罪のことを書くつもりだったが、政治についてもそうだと今思っている。

新しくウェブの仕事を請け負ってくださる方と診療後にお会いして打ち合わせ。
もともとHTMLを自分で書いて作ったウェブサイトだが、1999年作だからもう19歳。
その前は確か、選択制夫婦別姓の活動用のウェブサイトを運営していたような記憶が。
いずれにしても専門家に任せられるのは安心。

2018年08月02日(木)
==================

私の友人である米国人のレズビアンカップルは、中国系の養子を得て、
愛情深く幸せな暮らしをしている。前から出生率の話が出るたびに
「では、生まれてきた子は大切に育てられているの?」と思ってきたが、
生まれてきた子が大切に育てられない社会では、出生率も上がらなくて当然では。

今週は右脚に2分の1の体重をかけてよくなったので、屋外歩行には
右脚の松葉杖は必要だがずり脚で屋内で移動する分には杖なしに動けるようになった。
片足しか使えなかった頃と比べれば天と地の差だが、早く両足普通につけるようになって
部屋を片付けたい!

書「国会議員を精神分析する」にも書いたが、たかだか1時間の会議でもタバコを
我慢できない議員が「今の子は我慢を知らない」と言い、「道徳教育が大事」という議員に
限って、隠蔽や改ざん、誠意のない答弁をしたりする。
これ、ものすごーーーーーく注目に値すると思う。

2018年08月03日(金)
==================

郵便局でしか売らないKiiteという産経系雑誌に連載していたが、休刊になってしまった。やはり私の持論通り、郵便局は地域の拠点として、米国同様パスポートの発行なども行うべきだと思う。私は郵政解散で自由の身になって幸せだが、郵政民営化についてはきちんと検証すべきでは? みんな覚えている?

日本に郵政民営化を強要した(とされている)米国では、郵便局は国営で、パスポートを受け取ったりできるんですよ。これ、私が米国に住み始めて真っ先に知った事実。

2018年08月04日(土)
==================

高2息子が、青春18きっぷを使って放浪旅行(国内)に出かけた。小学2年生の時から一人でキャンプに参加し、小卒以来は屋久島や北海道への一人旅。ひどい反抗もない彼なりの思春期の過ごし方なのだと思うと、応援しなければ。本当はとっても心配なのだけれど。無事でね。

2018年08月06日(月)
==================

息子と旅行と言えば、小学校を卒業した直後の春休みに屋久島に一人旅に行ったとき「気をつけるのよ。山中で小6の死体発見とか、いやだからね」と言ったら、「大丈夫だよ、山登りなんかしないから」「いや、あれはね、死んだ後に運ばれるんだって」「・・・」とゲラゲラ笑った記憶があります。

私は「お盆休み」をとれる職場で働いたことがない。大学病院勤務時はお盆休みがなかった。議員(候補も含めて)のとき、初盆回りは、まさに稼ぎ時。一日100軒以上を回って、ズボンの膝が擦り切れたときも。そして今は、「お盆休みだから受診しやすいだろう」と考えて、診療は続けている。

そもそもサマータイム(Day light saving time) は1時間の時差を恣意的に作り出すシステムなので、みんな1~2週間は適応に苦しんでいた。日本でその適応に苦しむ必要があるか?(それほど日本に合ったシステムか?)というのも疑問。

世界最北の鉄道駅、ナルヴィク(ノルウェー)に8月に滞在していた時には、11時を過ぎてもみんなでテレビでスポーツ観戦。私は短期間だけだったけど、みなさんの毎日はどうなっていたのだろうか。

サマータイムについてはいつも国会で議論になっていて、私がいた頃は沖縄出身の議員が「これが導入されると子どもたちは一年中暗い中登校しなければなりません」。大方の懸念は「まだ明るいから、と単に長時間労働になるのではないか」。日本に何が必要か、ちゃんと考える必要があると思う。

精神科医としては、生活リズムはとても重要。サマータイムを導入するのであれば、そのあたりまでのケアがほしい(双極性障害と生活リズムはとても深い関係にある)。

2018年08月07日(火)
==================

旅行で、英国や北欧に行ったときは、サマータイムは輝かしかったです。一日が終わったと思ったら、そこから素敵なレジャータイムなのですから。米国に住んだ時は「1時間の時差への適応」、今は国際電話会議などのややこしい要素。それがDaylight Saving Timeです。

2018年08月09日(木)
==================

近々AHミニトークのyoutubeを始める予定。楽しみにしていてください。またお知らせします。ちょっと間抜けな水島広子や安斉知子の素顔も・・・?

2018年08月10日(金)
==================

昨夜一睡もしなかったので、さすがに午後後半眠くなった。ウトウトしていて、はっと目が覚めたら明るい。「大変、今日はAHのワークショップなのに遅刻?!」と焦ったら、6時。あー、よかった、間に合うと思ったら、なんと午後6時でした。ホッとすると同時に、自分のバカさ加減が情けなく。

今年50歳になった私は、シンプルに生きることにしました。「あー、面倒くさいなあ」と思う要素をできるだけ減らしていくつもりです。

2018年08月11日(土)
==================

私が石破さんを応援する日が来るなんて・・・ものすごく魅力的なことを言っているわけではなく、まっとうなことを語っているだけなのに、輝いて見える。

時期的に、自民党総裁選です。その都度、よりましな候補を応援するのは私にとっての筋です。

今日はAHの「ゆるし」のワークショップ。普通の「許し」とは違うAHのゆるしとは何なのか。すごい人気で、前にもやったし、来週もやります。

AH流「ゆるし」についてはもうじき執筆開始。うまく書けるかな。

2018年08月12日(日)
==================

私がとても大切に思っているAHコミュニティの人たち。助けて!と言えば助けてくれる。私を癒してくれる。そして、彼らもAHの場で癒されてくれる。人間は不完全だと教えてくれる。私にとって、一生の財産。AHを始めて本当によかった。

そうなんです。普通は何かを使うと減ってしまうのですが、AHのあたたかさは、相手に与えるほど、自分にも増えるんです。本当、「とってもお得な財テク」ですね。

AHは道徳の教科書ではない、「べき」が全くない、ということをぜひぜひ体感してくださいね!

しかし、「クール」はよいとしても(ちょっとかっこいい)、よく「怖い人だと思ったけど面白い人でよかった」とか言われるのは「なんで?」と思います。私の本、そんなに怖いかしら。

松葉杖で外を歩くと、人が親切にしてくれる。さっき小さい子どもが寄ってきたときも(別に不快でなかったけれども、突進されたら転んだかも)お父さんが「すみません」と言ってくれた。人ってやさしいなあ。

青春18きっぷで放浪している(本当にどこにいるかわからない)高2息子に、「死んでいたら警察に届けなきゃならないから」とラインしたら、スタンプが届いて、ちょっと涙ぐむ私。結局どこにいるかわからないのだけれど、生きていてくれれば十分!

2018年08月13日(月)
==================

私は、人の本質は温かいこころだと思っています。それが何らかの形で表現されると「優しい」と感じます。押し付けられる「優しさ」では、上下関係が生じてしまいますが、そうではなく、自分の温かさがじんわりにじみ出るようなのが「優しさ」だと思っています。

今は「孤独力」の本の文庫化をしています。このリメイクは、相当力を入れているので、親本(単行本)をお読みになっている方でも意味があると思います。刊行が近くなったらまたお知らせしますね。

屋根があるから言えることですが、私は荒れた天気(今、東京がそうです)を室内で聞くのが大好きです。外に出ると魅力は一気に面倒に生まれ変わりますが。

YouTubeでのAHミニトーク、公開されました! http://www.hirokom.orgのトップページ右側「水島広子公式YouTtubeから入っていただけます。5分くらいなので、お気軽に見てみてください。

ちなみに、YouTubeを撮った時の顔は、何やらむくんでいます。普段はもうちょっときれいです(笑)。

2018年08月14日(火)
==================

12時頃寝たはずなのだが、脚の痛みで3時に目が覚めた。この頃調子に乗って足を使いすぎていたかもしれない。あまり効かない痛み止めを飲みつつ、こんなときは単純作業の翻訳だ。何か月催促されてもやる気になれなかったのに、痛みを忘れるためには結構スムーズに仕事できる。明日受診日でラッキー。

うわ、もう5時間仕事していた。出かける準備をしなければ。しかし、5時間仕事してもまだ8時なんて、ちょっとお得な気分。

整形外科で、ヨガの許可が出た。最近杖を突かずにその辺をつかまりながら歩いていたがそれもむしろOKとのこと。今朝の激痛は単に痛み止めを飲んでいなかったかららしい。「骨折は動かして治せ」は本当のことだった。9月10日に長距離運転をしなければならないので、それまでに全荷重をかけられるように。

あ、「骨折は動かして治せ」は、手術などで固定した後の話です。折れたまま動かさないでくださいね。

そうか。私は年中無休だけれど、皆さんがお盆休みをとってくれるおかげで、普段できないような仕事をすることができるのか。受け取るメールの数もぐっと少ないので切迫感もないし。こんなことに今頃気づくバカな私。

漫画・・・「はだしのゲン」はある意味、私の原点です。

2018年08月15日(水)
==================

あ、YouTubeを見てくださった方から、「AHって、アーじゃなくてエイエイチなんですね」とご指摘いただきました。なるほど、アーにも読めますものね。A(エイ)H(エイチ)です。

2018年08月16日(木)
==================

骨折術後の創から菌が入ったらしく発熱して夜中に緊急入院になりました。
菌の特定はこれからです。またまた皆さまにご迷惑をおかけすることになり、
申し訳ございません。ただ、医学的に慎重であるべき状況なのも確かです。
病名としては菌血症です。

広域抗生剤を点滴しても症状もデータも改善しないので、明日は傷を開いて
中を洗うという噂が。あまりの恐ろしさに「いくらなんでも麻酔くらい
してくれるんでしょうか」と聞いたら「そんな拷問みたいなことやりませんから」と呆れられた。

そうだ、こっちが先だった。皆さま温かいメッセージを本当にありがとうございます。

2018年08月17日(金)
==================

だんだん闘病ツイッター的になってきましたが、今日の午後、麻酔下で傷を開いて洗う、
という手術を受けることになりました(さっき痛いところを穿刺したら膿が出てきたので)。
今日は私の主治医が不在なので、上級医の先生が手術してくださいます。

うちの娘がラインに「お見舞いに行くね」ではなく「お見舞いしに行くね」と
書くのがなぜかとてもかわいく感じられる私。

実質1時間半、前後入れて3時間ほどの手術が無事に終わりました。温かいお励まし、
本当にありがとうございました!

今日のオペのチームはすごかった。執刀医とナースがみんな男性、
麻酔科医のみ女性。なんかみんなかっこよかったです。

21時まで飲水も不可です(涙)。結局起因菌はおそらくあの有名なMRSAで、
今回洗いきれなかった部分のことも考えて、抗生剤を変えて点滴治療が続きます。
本当、闘病ツイートになっちゃいましたね。

でもこんな時にしみじみ思うのは、ツイッターは今やしっかりと私のサポート源に
なっているということ。無条件にいろいろつぶやかせていただき、
温かいメッセージをいただき本当に感謝しています。SNSが悩み、ということを
よく取材で聞きますが、私は正反対です。

あちこちで攻撃的ツイートをしたり炎上している人は、このしみじみした温かさを
味わえないんだな、と思うと気の毒になります。まあ余計なお世話か。

2018年08月18日(土)
==================

入院前は旅行中の息子の安全が心配で、連絡とりたい衝動と闘っていたが、こうなると、できるだけ私の現状を知らないで放浪旅行を満喫して来てほしい(娘が知らせていない限りは知らないはず)。親心って本当、自分勝手だなあ。

またまたリハビリが始まりました。今回は松葉杖への適応というよりも、自分で鍛えたい筋肉を鍛えられた感じでよかったです。しかし手術翌日、しかも微熱があるから行きたくないと言ってもリハビリ、なのですから、整形はリハビリに尽きるのですね。感心しました。

そうそう、この病院で偉くなっている同級生(飲み会で酔っぱらったときに家まで送ってくれていた親しい友人)とすごーーく久しぶりにおしゃべりできて大学時代に戻った感じで楽しかったです。彼は貫禄がついていたけれども、私は「全然変わらない」らしく、成長の差?でしょうか。

松葉杖の手のところが痛くて限界状態だったので、プチプチの梱包材をガムテープでぐるぐる巻きにして案外快適に使っていたが、今日リハビリ室で「・・・看護師さんに言えばもっときれいな包帯とか巻いてくれますよ、きっと」とあきれ顔での助言をいただく。今は包帯できれいになっています。

本当は明日「ゆるし」のワークショップを先週に続いて開く予定でした。参加予定だった皆さま、本当にごめんなさい。この「ごめんなさい」の現状と「ゆるし」というテーマが妙にだぶるので不思議な気持ちです。

2018年08月19日(日)
==================

日曜日の病院は本当に静かです。今日はリハビリもお休みなので、自主トレで、松葉杖で廊下の往復をしました。一方で私の徐脈が注目されているようで(昨夜40台まで落ちたらしい)、全身状態に注意しながらの運動、という案外難しい課題です。

本来の私の脈拍は、1分に60回、つまり1脈1秒です。漫画のブラックジャックにも出てきましたが、自分の脈拍を知っておくと、時計のない時の時間の目安になります。

2018年08月20日(月)
==================

まだ菌の特定ができず、入院生活が続いています。病院時間にも慣れて、今朝も5時から、ベッド上でできるストレッチ(ヨガ風)と専門書の翻訳をしていました。7時半の朝食の時点ですでに一仕事終わった感じでした。車椅子を一生懸命こぐと肩こり治療効果があることを発見。

思い返してみると、私の人間観は12歳の時に大きく変わったのだが、その時点が自分の心の中でのAHとの出会いだったと思う。ただし、ぐれていたため、それは友達や自分より立場が下の人にしか適用されていなかった。なぜ私はこんなに友達に恵まれるのだろうと考えていたらそんなところに行きついた。

人を(自分も含めて)リスペクトすることの大切さを書きたくて、「自己肯定感、持っていますか?」を書いたことを思い出した。ランニング中に頭に浮かんで、「頼むから帰宅するまで消えないで」と思ったアイディアだった。ランニングもしばらくは無理そうだけれど。

2018年08月21日(火)
==================

宝塚市長の中川智子さん(衆議院議員時代の、党は違うが同志)と長電話。子どもの心のケアをとても気にかけておられる。本当によい市長です。「あら、あんた、今入院しているの!?」と驚いておられましたが。

私の方は少し退院の希望が見えてきたところ。原因菌が特定され、抗生剤も切り替わり、炎症反応もぐっとよくなり、最初の手術からもう6週間以上たつので脚に全体重をかけてよくなりました。まだ松葉杖つきで、ゆっくりですが、歩いています!

退院・・・と思ったら、ここからが勝負なのだそう。菌との闘いは、最後まで油断できないとのこと。骨周りはもともと血流も悪く、今は特に異物(金属)を入れているので、細菌が増殖しやすい環境。これは観念して、またスケジュールを組み替えなければ(来週くらいに退院するつもりでいた)。

2018年08月22日(水)
==================

『それでいい。実践ノート』(水島広子&細川貂々)の中身が一部見られるようになりました。記入式ですが解説とマンガもあります。元本『それでいい。』を持っていない方でも使えます。予約も受付中。是非どうぞ。
〈アマゾン〉https://amzn.to/2OTG7Zu
〈創元社〉 https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3909…

今ノックもせずに入ってきた人がいて、誰かと思ったら、放浪旅行から帰ってきた息子でした! すっかり真っ黒。東京より北は全部行ってきた?との話。北海道は結構細かく回ったらしいです。郵便物を持ってきてくれたので、「今度来るときはさあ」と言ったら「もう来ないよ」と言われてしまいました。

息子に私の再入院をいつ知ったか聞いたら、入院した日のうちに娘からラインで、私が再入院したけれども自分に時間がなくて物を届けてあげたりできない、という内容が送られてきたそう。こういうことを話し合える姉弟関係っていいなと思います。そういう子たちに育ってくれてよかった。

2018年08月23日(木)
==================

整形外科は精神科と違って、病気と人格が混同されないからよい。骨折と術後感染について、「本人がわがままなだけでは」「気合が足りない」などと言われることはあり得ない。骨折そのものも、もちろん同情的に見てもらえて、誰も「どうして骨折したの!」と怒ったりしない。

以前、他科の教授から「患者さんへの偏見」に基づいて「精神科は野蛮だ」と言われたことがある。もちろん反論したが、「野蛮」ということで言えば、病気と人格を混同したり、エビデンスではなく自らの機嫌で適当にものを言ったり、叱咤激励で病気が治ると思っている治療者の方が「野蛮」だと思う。

2018年08月24日(金)
==================

なんと、息子と北海道で会ったという方からクリニックにお葉書が。ありがとうございます。そこでわかったのですが、高2の息子はバイトで今回の旅行資金を作ったようです(私には、パソコンを買いたいからバイトする、と言っていましたが)。

再手術後、初めてシャワーが許可されました! 毎日入浴・洗髪が当たり前の(夜だけですが)私には、この暮らしはなかなか大変です。いろいろと工夫しながら頑張っていますが。

1日3回、8時間ごとの抗生剤の点滴(1時間かける)を規則正しく続けることと、いろいろな仕事との両立を頭の中で考えていたら、どういう組み合わせもあり得なくて、頭が疲れて思考停止しました。でも、どうしよう。

先ほど息子が来てくれて、娘が昨日から私が電話に出なくなっているから見てくるように言われた、とのこと(単に気づいていなかったのだが)。考えてみれば、こんなに長い間、入院はもちろんのこと仕事も含めて子どもたちと離れたことはなかったので、もう幼子ではなくても不安だろうな。

2018年08月26日(日)
==================

今月の東京新聞の連載原稿、入院中に頑張って書いて3日前に送ったのだが、メールがうまく受け取られていなかったようで、休載にするとのお知らせが。かなりショック。

原稿騒動のショックから立ち直る過程ですが(しばらく確認癖はつきそう)、考えてみれば、原稿をギリギリまで待ったであろう担当記者さん、そしていつも連載を楽しみにしてくれている読者の皆さまの気持ちを考えてみると、自分のショックばかりを中心にもしていられなくなります。

デング出血熱で入院した時も、本来の症状である大量出血よりも悩まされたのは理由のわからない激しい吐き気で、ずーっと苦しんだ。今回も、本来の症状ではなさそうな、理由のわからない頭痛(なぜか高くなっている血圧に伴う??)に苦しめられている。本来の足の方は、時々痛むのみ。

それにしても驚いたのは、骨折と手術のショックで、本来ほとんど毛が生えていない私の右脚に、見事に男のような毛が生えそろったこと。手術の傷の近辺では特に濃い。ナースに見せるとみんな開口一番「人間ってすごい」。私も自分にこんな力が備わっているとは知らなかった。

北日本新聞の連載原稿、書き上げて送りました(もちろん、確認のお願いつきで)。入院中ですが、連載原稿はちゃんと書いておりますので、ご担当の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!

2018年08月27日(月)
==================

今日の採血で、ようやく炎症反応が陰性化。長い道のりでした。とは言え、まだ点滴は続け、どこかのタイミングで内服に切り替え、それでも悪化しないことを確認しての退院、ということでまだ道のりは続きます。しかし、ホッとしました。

さらに嬉しいことに、今週から、試験的に自分のクリニックへの通勤が認められました。点滴時間はずらしてもらったものの、まだ時間に限りがあるので、全ての患者さんを拝見できないことは本当に申し訳ございません。水曜日が初出勤となります。

10月の日程のことを考えると頭痛がひどくなっていたのですが、この調子であればそれまでに決着しそうなので、かなり楽になりました。スケジュールの変更とお詫びがここのところの日課になっていたので。10月は、精神保健指定医の更新のための講習会もあり、資格問題になるところでした。

とは言え、今まで何度も期待を裏切られてきたので、基本的に希望を持ちつつ、万一のことも同時に考え続けます。

副木(シーネ)も今日ようやくはずしてもらったので、これからは足首の曲げ伸ばしのリハビリもできます。体重もかけてOKということなので、少しずつ、松葉杖なしの歩行訓練も自分で始めました。

そうそう、最近刊行したばかりの『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ: こころの荷物をそっと降ろす本』 (王様文庫)の重版が決まったとの連絡を先日いただきました。単行本のときはパッとしなかったのが、納得のいくタイトルに変えたらよくなった好例ですね。 https://amzn.to/2O6xYR0

2018年08月28日(火)
==================

★私がツイートしたものではありませんが、注意喚起のためお知らせします。
私自身が毒親から逃げている当事者でもあるので
ツイッターご利用の皆様に心よりお願いです

時折「行方不明、拡散希望」というツイが流れてますが

必ず「警察署の電話番号」「捜索願番号」を書かれたもののみ!拡散願います

わざと逃げている人もいます
探し主は犯罪者かもしれません
お願いです (以上)
==================

私は社会経験(いずれ世襲議員になると決まっている腰かけや松下政経塾は除く)なく政治家になった人や、医学部を卒業してすぐに厚労省に就職して医系技官になった人を基本的に信頼できない。自分が社会の歯車の一つとして生きていく覚悟を一度は持たなければ、現場を知っているとは言い難いからだ。

ここのところ頭痛や微熱で翻訳もできない状態だったが、先の見通しがかなり開けたことで、頭痛は軽減した。心因性のものだったのだろうか?? 社会復帰に向けて、今日の午後からシャワー付きの部屋に移る。シングルインカム、しかも給与所得者でないので、医療費もできるだけ抑えないと。

私のベッドの柵には毎日自分で洗濯したものが干してあってちょっと異様なのだが、思い出してみればヒマラヤを放浪していた頃も毎日自分の手で洗濯しては翌日リュックに吊るして干しながら歩いていた。あの頃にはすでに、人目よりも自分の必要を優先させる姿勢は確立されていた模様。

私は旅先では(今は入院だが)身体も髪の毛も、洗濯も食器洗いも、全部同じオリーブ石鹸でする。だから石鹸一個で何でもすむので身軽。化学的なものと違い、安全だしヌルヌルもすぐ落ちる。洗濯物を家に持ち帰るという発想があまりないので、帰った後も楽。

2018年08月29日(水)
==================

点滴の時間をずらしてもらったので朝4時に起こされましたが(苦笑)、診療に行ってきました! 患者さんと再会できてよかったです。また、延々と入院していると思い込んでいましたが、実質1週間半だけ診療にあなをあけたことを確認し、ちょっとホッとしました。明日も行きます!

今いる病院の看護師は、二交代制で、夜勤が4人。二交代は夜が長くて大変だが、三交代に比べると私生活との両立はしやすいという。また、夜勤を4人確保すると、様々な事態に対応しやすいとのこと。入院生活が長くなると、いろいろなインタビューが進みます。

2018年08月30日(木)
==================

今日も4時に起こされつつ、診療に行ってきました! やっぱり自分のペースに戻るのはよいものですね。まだ午後診療しかできていないのですが、どうすれば午前診療もできるか、だいたいアイディアが浮かびましたので、改善の一途だと期待しています。それにしてもシャワー付きの部屋に移ってよかった。

帰院したばかりなので、今朝の採血の結果をまだ聞けていないのですが、炎症反応が悪化していませんように・・・。明日からは、リハビリと、「やっぱり、それでいい。」の追い込みです。

私がクリニックでよたよた歩いている姿を見て、患者さんは「え!? 歩けるんですか」と言ってくださったり「先生もお大事に」と言ってくださったり。本当に皆さん優しいです。

2018年08月31日(金)
===================

安倍政権、保育園で無資格者起用の方向か…人件費削減優先で保育園が悲惨になる危険 https://biz-journal.jp/2018/08/post_24561.html… @biz_journalさんから

今日のリハビリから、杖なし歩行がOKとなりました(すでに勝手にやっていましたが)。唯一の心配は、杖をついていないと余裕のない人に足を蹴られたりすることです。あとは、正座をしました! いよいよリハビリは固まった足首周りに。一番の難所です。