今まで、いろいろな本にコミュニケーションについては書いてきましたが、考えてみればコミュニケーションそのものを正面から扱った本はない、と気づいて書いたものです。
「自分にはコミュニケーション力がない」「一生懸命話すけれども空回りしてしまう」「人とのやりとりが面倒」など、人とやりとりする上でさまざまな悩みを抱えている方にお勧めです。
内容紹介(出版社より)
◆「盛り上げ上手=コミュニケーション上手」ではない!
「コミュニケーション上手」というと、場を盛り上げて輪の中心になれるような人、と思いがちです。
しかし、コミュニケーションとは、本来「目的に応じて相手とやりとりすること」。
そのため、「盛り上げ上手=コミュニケーション上手」と考えていては、いつまで経っても本当のコミュニケーション力は磨かれません。
本書では、どんな質問がよいのか、どういうリアクションがよいのか、というスキルの話ではなく、 安心して心を開ける環境をつくる方法などの「コミュニケーション上手」の本質を磨くコツを紹介します。
◆一緒にいたいと思われる人になれる!
会話が途切れて沈黙になるのが怖い、黙ってしまうことで気の利いた話ができない人だと思われたくない、などの理由から、無理やり沈黙を会話で埋めていることは多いものです。
しかし、言葉は時間を埋める道具ではありません。
ペラペラと無意味なことで沈黙を埋めている人は、かえって「余裕のない人」「落ち着きのない人」と思われる場合もあるのです。
本書では、自分が沈黙に強くなり、誰と一緒でもリラックスしていられる方法を解説。
自分のゆとりが相手に「よい雰囲気」として伝えられるようになり、一緒にいたいと思われる人になることができます。
◆ストレスフルな場面でも上手に聴ける! 話せる!
愚痴を聞かされる、自慢話をされる、上から目線で評価してくるなどの場面では、ストレスを感じることも少なくありません。
しかし、こんなストレスフルなときでも言葉の受け止め方や、相手を傷つけない上手な伝え方ができれば、悩まないで済みます。
悪口に共感はするが、自分は悪口を言わない方法や、相手の評価や自慢話をスルーしてそのままお返しする方法、 相手との距離の保ち方などを対人関係療法の精神科医ならではの視点で解説します。
日本実業出版社 1365円(税込)
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