2013年12月のツイッターより抜粋

2013年12月のツイートのうち、反響の大きかったものの抜粋です。
________________________________________

2013年12月03日(火)

拙著『「怒り』がスーッと消える本」がまた増刷になるとのご連絡。特に「心の平和から社会の平和へ」と肝に銘じる今日この頃。 http://amzn.to/1k3gsGP

高知日帰りで支援者向けの講演。「支援者が燃え尽きないことは『義務』」と、強すぎるかと思いつつも強調。すでに燃え尽きた人を責める意図はない。支援者にとって、そのくらいに思わないと自分を大切にするのが難しいからだ。また、相手の問題と自分の問題を区別することも。

なぜか思い出したのが、現職議員の頃。栃木では、寒い冬の街頭演説でもコート着用を許されなかった。「議員はそれくらい自己犠牲をして頑張っている」というパフォーマンス。通行人の一人が「そういうところも変えなきゃだめだよ」と言ってくれたことが今でも温かく胸に残る。
________________________________________

2013年12月04日(水)

東京新聞栃木版に連載中のコラム「こころの健康便」、好評をいただき今度から茨城版にも載ることになったそうです。嬉しいです。

他人に警戒心・恐怖心を持つことが、いかに人と人のつながりを損ね、いかに人を無力化し、いかに「警戒のスパイラル」に陥り人生の質を下げるかということを、トラウマの研究を通して見てきた。ワンポイントの「生け贄」だけでも、「やっぱり」と恐怖を刺激して余りある。

ここでもポイントは「つながり」なのだと思う。現在自分とは反対の立場にいるように見える人でも、人間同士のつながりは、多くの場合可能だろう。そのつながりの芽を、感情的な怒りによって摘みたくない。だからせっせと頭の中の自動翻訳機をフル稼働させて「困って」いる。

法案の成立は、一つの「底つき体験」になるかもしれない。これだけ多くの著名人がそろって反対した法案は、近年ないはずだ。一度でも底をつけば、本質がわかって浮上は可能だと期待したい。政治に無関心な国民が「国民主権」「民主主義国家」をやっているのが、そもそもおかしい。
________________________________________

2013年12月05日(木)

昨日「著名人」についてツイートしたのは、ずいぶん前に日本の「著名人」は米国などと比べて政治的に慎重でカミングアウトしたがらない、と書いたことの続き。著名人が特別なのではなく、自分が関心を持つ領域の人が語る言葉であれば関心を持ちやすいということはあると思う。

「強いリーダー」を待望していると、主権を譲り渡すことになる。権力制限規範をきちんと持ちながら、怒りから「壊す」のではなく、問題意識から「創る」ことが、主権者の役割だと思う。
______________________________________

2013年12月12日(木)

過去を手放すということは、過去も含めて自分を愛せるようになるということであり、いろいろと大変だった中、常にできるだけのことをして生き延びてきた自分という存在に愛おしさを感じることだと思う。「できるだけのこと」は、もちろん他者の目からは不十分に見えるものもあるが。

毎年、拙著数種類をいくつかのNPO法人などに匿名寄付してくださる方がいる。とても心が温まる。ちょうど最近友人と「どう人の役に立つかは自分で決めること」と話したばかりだが、「べき」ではなく「したい」のボランティアは本当に多様な形をとり得ると思う。
________________________________________

2013年12月14日(土)

初めての選挙で「子どもたちが健康な心を持って成長できる社会の実現を」と言ったら「子どもだけか」と批判された。子どもの育ちは「結果」。社会のあらゆる要素が健康な土壌を提供できるかどうかに関わっている。秘密をめぐって市民が監視・警戒しあう社会が健康を育むか。
_______________________________________

2013年12月16日(月)

東京新聞の栃木版に、栃木への恩返しのつもりで「こころの健康便」というコラムを毎月連載していますが、それがこのたび、好評ということで、茨城に続き群馬でも採用されるようになったそうです。  http://bit.ly/1dG0RLv
_______________________________________

2013年12月20日(金)

麻布十番の地元にも、恒例の「火の用心」が回ってくるようになった。もちろんうちも一人供出している。小さかった頃の子どもたちは「お疲れ様!」と窓から声をかけてお年寄りを感激させていた。外国人も多く国際的でありながらお祭りに命をかけている麻布十番はまさに多様性の町。
______________________________________

2013年12月23日(月)

年を重ねるほど一年を短く感じるのは気づいていたが、「これからやらなければならないこと」について焦って考えると最も短く感じることに気づいた。時を忘れるほど集中する時間を持つことが、逆に、時の流れを緩やかにしてくれるように思う。

生活のマンネリ化も時間の経過を早く感じさせる。ポジティブにしろネガティブにしろ(どうせいつも同じ、とか)成果に目を向けるよりも、そのプロセスにささやかな感動を覚えると、時間の流れが緩やかになると同時に深みが増す。できるだけ「今」から離れずに暮らしていきたい。
________________________________________

2013年12月27日(金)

ニュースにもならずひっそりと厚労省のHPにある「精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針等に関する検討会議事録」 http://bit.ly/1h0dlCO AHや対人関係療法にも触れているが、発言者の近森病院は私が毎年研修にうかがっている先。熱心。

来年7月の日本うつ病学会(広島)で、対人関係療法のシンポジウムのコーディネーターを任された。対人関係療法単独でのシンポジウムは本邦初。豪華な若手シンポジストをそろえて臨む予定です。
_______________________________________

2013年12月30日(月)

私が大変敬愛している元衆院議員の石毛えい子さんが、「民主党再生のためには女性議員を3割以上に」という申し入れを行うべく、元国会議員だった女性の署名をコツコツと集め、先週私のところにも足を運んでくださった。見えない地道な活動に、さらに尊敬の念が深まる。