11月22日(水)、元衆議院議員今野東(こんの・あずま)さんの難民支援チャリティー寄席に行ってきました。
私と同期当選だった今野さんですが、2003年の総選挙における選挙違反(宮城県)のけじめをつける形で議員辞職されました。
同期当選組の中では貴重な平和主義・リベラル議員でしたから引き続き親しくさせていただいております。
議員辞職後も、現職時代からの重点領域であった難民支援活動を続けておられ、難民支援基金・理事長を務めておられます。
====以下、今野東さんの「ご挨拶」より抜粋====
2005年度、難民認定を申請した人は384人、そのうち難民として認定された人は42人だけです。2004年度は426人の申請に対して15人の認定ですから、いくらかよくなったという評価もあるかもしれませんが、難民認定手続きが極めて不透明である事には変わりがありません。
難民認定は法務局の入国管理局が行いますが、そもそも入国管理局は、不法に入国する者がいないかどうかをチェックする役所ですから、難民は保護しなければならないという前提に立っての認定業務とは矛盾しがちです。よって難民申請する人々には冷たい対応になってしまうという問題があります。
自由を求めて日本に逃れてきた人々は、日本の硬直した難民行政のもとで希望を見出せない状況にあります。多くの方々は刑務所同然のところに収容されていますし、そこから仮放免される場合も保釈金のような性質を持った保証金を要求されます。上限30万円の保証金を要求するのは、命からがら迫害の祖国から逃れてきた方々にはあまりにも過酷です。難民の方々の暮らしを公的に支援する制度もない現状では、誰かが救いの手を差し伸べなければなりません。
=====以上、今野東さんの「ご挨拶」より抜粋====
今野さんはもともとアナウンサーですが、1997年に東北弁の話芸の確立を目的に東方落語を設立しました。以来、毎月の定期会はもちろん、全国で精力的に高座をつとめています。
22日のチャリティー寄席は、収益金を難民支援のために役立てる目的で開かれたもので、今野さんに支援されてきた難民の方たちもずいぶん見かけました。
以前から評判だった今野さんの東方落語を聞くのは初めてでしたが、チャリティーという目的を忘れても、落語として本当に楽しませてもらいました。
今野東さんは、来年の参院選に民主党公認・比例区候補として立候補される予定です。難民支援にご関心のある方は、ぜひ、今野さんの活動をご支援ください。