「理解のない大人達は多いですが、
そんな大人ばかりでもありません。
ちゃんとわかってくれる大人に助けてもらってくださいね」
以前「あさイチ」に出演したとき、「援助交際」
をその「居場所」として扱っていてギョッとした。当日開始前に強く頼んで援交の危険性についてやっと言及してもらえたが。本当に「強く」頼む必要があった。
(1)前もツイッターで愚痴ったような気がしますが、「あさイチ」のもっとひどかったところは、ようやく「援交」から抜け、家族とよりを戻し、自分のような子の役に立ちたいと養護教員を目指すことにした子が、高校の成績証明書を取りに行ったという感動的なエピソードに対して
(2)「この子はおかしい。先生にため口を聞いている」と不満を言いつのったコメンテーターのM氏、そしてそれを誰も否定しない雰囲気でした。私はスタッフに「この番組が終わってから自殺者が増えたらNHKのせいですよ」と脅して、番組の締めの役割をもらいました。
(3)「今日ごらんになったように、理解のない大人達は多いですが、そんな大人ばかりでもありません。ちゃんとわかってくれる大人に助けてもらってくださいね」というのが確か私の締めの言葉でした。その辺は元政治家、時間きっかりで終わりました。
(4)発展途上の人間には、期待すべきレベルというものがあります。売春をして、家族との仲も悪く、さまよってきた子が、養護教員になりたい、そのための書類獲得に高校に出向くなんて、私はVTRを見ていて「頑張れ!」と涙が出ましたよ。ため口云々はもっとあとの話でしょう。
(5)「あさイチ」問題もう一つ思い出しました。コメンテーターのM氏などがやたらと礼儀を無視して自分の意見ばかりぶつけるので、ニュースで時間があいた際にUアナウンサーに「ちゃんと均等に発言の機会をください」と頼みました。そうしたら「それはご自分で声を大きくして」と。
(6)仕方なくスタッフの方に、「こうやって声の大きいものが社会を支配していくから、行き場のない子ども達は救われないのですよ。か細い声にも、語る場を作ってください」と、これまたかなり強く主張しました。そうしたら、ニュースあけは私のコメントから再スタートしてくれました。
※2015年9月のツイッターから抜粋したものです。