国会報告 その90(2002.4.15発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(02.4.7〜4.13)



■4月7日(日) 自衛隊、花見

10時から陸上自衛隊宇都宮駐屯地創立52周年記念式典に出席。

午後は花見会に参加。




■4月8日(月) 参考人招致、県連、(⇒東京)

7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時半から定例の事務所内打ち合わせ。

参考人招致について取材をしたいという申し出があったこともあり、午後 はテレビで予算委員会の参考人招致(加藤紘一さんと鹿野道彦さん)を見る。
ここのところ本会議にも姿を見せなかった(おそらく参考人招致に向けて の準備をしていたのだろう)加藤紘一さんの答弁は、ある意味では見事な ものだった。そうは言っても不明の点は依然として残っており、今後も説 明責任はあると思う。

鹿野さんの部分は最初しか見ることができず、夕方はお見舞いや弔問。

18時から県連の三役会議。
19時から幹事会。

幹事会終了後、21時すぎに東京に向けて出発。




■4月9日(火)  内閣部門、ゴビンダさん、法務、税調、本会議、触法

8時から内閣部門会議。
人事院の業務全般及び天下り白書等について人事院より聴き取り。
特別国家公務員の給与について総務省より聴き取り。
その他、各種事務連絡。

部門会議終了後、内閣部門役員会。

10時に神田弁護士が来室。明日の法務委員会で、在日外国人被疑者の問 題について質問をすることにしたため、いわゆる東電OL殺人事件の被告 で上告中のゴビンダさんの事件について情報を提供していただく。

その後、法務委員会。午前の部は司法書士法及び土地家屋調査士法一部改 正案について参考人質疑。

12時から財務金融役員・税調事務局合同会議。

12時40分から代議士会。

13時から本会議。
冒頭に、加藤紘一さんの議員辞職願いの許可。
その後、土壌汚染法案の採決の後、私的独占の禁止及び公正取引の確保に 関する法律の一部改正案について、総務大臣の趣旨説明の後、民主党の質 疑。

本会議散会後、再び法務委員会。対政府質疑および採決・附帯決議。

16時半から、いわゆる触法精神障害者の問題について、日弁連との懇談。 こちら側は、司法と精神医療の連携に関するプロジェクトチーム役員4名 と、政調会長代理の枝野幸男さん、厚生労働ネクスト大臣の山本孝史さん。

17時40分に法務省の方たちが来室。明日の法務委員会の質問取り。




■4月10日(水) 厚生部門、法務質問、別姓、平湯弁護士、連合議員懇

8時から厚生労働部門会議。
各種事務連絡。法案対応など。
民主党議員立法「シックハウス対策関連2法案」について。
障害者雇用促進法改正案への附帯決議案について。
身体障害者補助犬法案に対する附帯決議案について。

9時15分から法務委員会。本日は一般質疑。
私は9時半から40分間の質問。
前半は在日外国人被疑者の処遇問題(拘置所における配慮、通訳)につい て質問。特に少数言語の被疑者に対しては、理想的な通訳が必ず確保され るというわけではないので、国連の人権規約委員会が勧告しているように、 取り調べの録画や録音が必要ではないかと訴えた。

後半は、選択的別姓をめぐって、「通称法案」について質問した。
選択的別姓に反対して「通称法案」を作ろうという動きがある。が、そも そも、通称使用を認める法律などというものが作れるのか、いろいろな角 度から法務大臣の見解を聞いた。
結論から言うと、「通称使用を法的に認めると社会が混乱する。選択的別 姓の方が良い」という答弁を得た。自民党席からも「そのとおり!」とい う声援が飛んだ。

ちなみに、この日、16時から自民党法務部会で選択的別姓についての集 中審議が行われた。賛成派(いわゆる「例外的」夫婦別姓法案を内閣提出 法案として出し、党議拘束をはずして記名採決すべきとするグループ)と 反対派(自分たちの目が黒いうちは絶対に認めないとするグループ)が激 しくやり合ったとのこと。
自民党の中でもリベラルな方たち、あるいは、ご自身が姓名のことで苦労 された経験のある方たちは、選択的別姓の問題に前向きである。今回は、 賛成派の方たちが今までとは違って外に見える形で声を上げられていると いうのが心強い変化だと思う。
なお、12日にも再び法務部会でこの問題が取り上げられるとのことで、 通称使用法案が提示される予定だそうだ。本日、通称使用に関して大臣の 答弁をきちんと取っておいたのは良いタイミングだったと思う。

10時からは厚生労働委員会がスタート。今日も同時間帯に二つの常任委 員会が開かれている。
障害者雇用促進法一部改正案について、参考人質疑。

12時に平湯真人弁護士が見える。明日の青少年問題特別委員会での質問 に向けて、情報の提供をお願いしたため。子どもへの暴力についていろい ろと教えていただく。平湯弁護士とは、精神科医時代からの知り合いだが、 子どもたちの人権のために常に走り回っておられる、尊敬すべき弁護士だ。

午後は厚生労働委員会が再開。
障害者雇用促進法一部改正案および身体障害者補助犬関連二法案の質疑お よび採決。

15時に、内閣府・厚生労働省・外務省・法務省・文部科学省の方たちが 来室し、明日の青少年問題特別委員会の質問取り。

17時20分より連合推薦議員懇談会の緊急集会。

17時50分より、石毛えい子議員、山井和則議員とともに、女性政策に ついての打ち合わせ。公表に向けての文章化の作業の分担と、形式につい て。




■4月11日(木) 緊急事態法、精神、連合、本会議、青少年質問、電機

8時から、緊急事態法制についての四部門合同会議。
緊急事態法制について、内閣府・防衛庁・外務省より聴き取り。

10時から、司法と精神医療の連携に関するプロジェクトチーム役員会。
先日議員立法についての基本的な考え方を話し合ったが、その内容につい て、衆院法制局の方たちと意見交換。

11時に会議を終了し、急いで議員会館前へ。
今日は全国の連合の方たちが国会に結集する行動日。連合栃木からも 約100名が見えることになっている。
議員会館前で座り込みをしている方たちに向けてマイクで挨拶し、その後、 連合栃木のみなさんのバスが到着したので、座り込みの場所に行って激励。 栃木の方たちは2グループに分かれており、もう1グループは路上デモを しているので、今度は走ってそちらに向かう。決められた場所には間に合 わなかったが、途中で合流することができた。
12時からは全体の集会。12時半に終了。

いろいろな国会議員が、それぞれの地元の連合の方を見つけるためにバタ バタと走り回り、何とも慌ただしい午前中だった。

12時40分から代議士会。
13時から本会議。
採決12本の後、政策金融機関に対する検査の権限の委任のための関係法 律の整備に関する法律案について、財務大臣による趣旨説明の後、民主党 の質疑。

本会議終了後、14時過ぎから青少年問題特別委員会。
私は14時49分から30分間の質疑。今日は子どもに対する暴力につい て質問した。
国連の子どもの権利委員会が2000年、2001年と2年続けて採択し ている勧告にそって、施設における暴力(少年院、児童養護施設など)、 親子間の暴力(懲戒権の概念など)について質問をした。
詳しくは後日議事録をご参照ください。

その後、急いで外出し、電機連合機関紙の座談会に出席。仕事と育児の両 立について。




■4月12日(金) 医療問題、厚労、(⇒宇都宮)

8時から医療問題ワーキングチーム。
独立行政法人国立病院機構法案について厚生労働省より聴き取り。
民主党議員立法「健康保険法の一部改正案(失業者に係る医療保険負担の 軽減に関する特例措置)」について。
薬事法及び採血及び供血あっせん業取締法の一部改正案について。 健康増進法案について。
民主党医療制度改革案のとりまとめについて。

10時から雑誌取材。

11時半から厚生労働委員会。
中小企業退職金共済法の一部改正案について。

13時に厚生労働省と文部科学省の方が来室。学校における健康教育につ いて。

その後、再び厚生労働委員会。

夕方、厚生労働省の方が来室。臓器移植について。

夜、宇都宮に戻る。




■4月13日(土) 無国籍児、音楽

無国籍児に関するシンポジウム。

夜は音楽の会に出席。


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