国会報告(02.1.6〜1.13) |
■1月6日(日) 朝6時に、初詣に出かける方たちのバスをお見送り。まだ暗い宇都宮の朝 はとても寒いが、幸い天気は良いので一安心。 連日外回りで机の前に座る時間もないため、今日は事務作業をしたり原稿 を書いたりする。 ■1月7日(月) 7時45分から恒例のマンデーリポート。今年の第一回目。 マンデーリポート後、いったん授乳に戻ってすぐに式典に駆けつける。 12時前に事務所に戻り、後日のNPOについての会議の件で主催者の方と打 ち合わせ。 午後は支持者宅訪問。 17時から労組の仕事始め。 その後、移動して、別の労組の新春賀詞交歓会。 ■1月8日(火) 終日、支持者宅訪問。 18時から連合栃木の「新春のつどい」。 ■1月9日(水) 今日も支持者宅訪問。 途中で、民主党栃木県連職員の和久井さんのご長女が若くして亡くなられ たというニュースが入ったため、夕方急きょ弔問にうかがう。 夜は新年会。 ■1月10日(木) 朝、鬼怒川に移動し、10時から組合の執行委員会兼新年会にて挨拶。 その後、宇都宮に戻り、夕方まで支持者宅訪問。 夜は労組の新年会。 ■1月11日(金) 今日は朝から会社訪問。 12時からは労組の新年会。 午後は再び会社訪問を続ける。 夜は、同時間帯に開かれている3つの労組の新年会のそれぞれに慌ただし く移動しながら参加。 ■1月12日(土) 昼を挟んで二つの新年会に参加。うち一つは在日韓国人の方たちの成人式 を兼ねるもの。 成人式といえば「これからは選挙権も得て」という挨拶が通例だが、在日 韓国人の場合そうはいかない。懸案の定住外国人の地方参政権について、 今年こそは実現できるよう努力するのが民主党としての務めだ。 15時からは、「とちぎ子ども学会」の新理事による協議会。同学会は、 8年前に発足し、健康部会・社会部会・人権部会・自然部会・文化部会よ りなる。近年は、子ども参画社会を目指して、というテーマで大会を開い てきている。私は同学会の会員だが、この度行われた理事選挙で何と健康 部会の理事に当選してしまったそうだ(単に名前が知られているから当選 したのかもしれないが)。議員という立場上、どれほど活動に参加できる かわからないが、健康部会の今後の主要テーマが摂食障害ということでも あり、できるだけの貢献をしたいと思い、引き受けることにした。 本日は顔合わせと会長選任、第9回大会についての話し合い。 17時から、地元の地区の新年会。 中座をして、和久井さんのお嬢さんのお通夜に出席。 ■1月13日(日) 10時から成人式に出席。 その後、二人の子どもを支持者の方のお宅に預けてから、夫とともに、和 久井さんのお嬢さんの告別式に出席。 子どもを引き取ってからいったん帰宅し、午後は支持者の方のお見舞い。 夕方、地元の「どんど焼き」に娘と参加。お正月のお飾りを焼き今年の安 全を祈る行事。早いものでこの行事に参加するのも今年で3年目だ。 さて、今週も新年会などの日程以外は、ずっと支持者宅や会社などを訪問 し続けたが、激励の言葉をいただくことが多い一方で、民主党のあり方に 苦言を呈される方も少なくない。もちろん、苦言でありながら勇気づけら れるものも多い。 その中の一つを紹介させていただきたい。 「民主党に期待している国民は実は多い。それは、自民党とは違った、新 しい政党のあり方を目指してほしいからだ」 「選挙区で、この人ならと思って一票を投じたのに、『党が決めたから』 と、自らの政治信条に背くことをするのでは、選挙区の有権者の意思が無 視されてしまう。そんな人は応援しても無駄だという気になる。選挙区で はあくまでも個人を見て投票するのだから、その人の姿勢をきちんと貫い てほしい」 「民主党は、新しい政党の姿を目指すのなら、個々の議員が多様な行動を するのを妨げない政党であるべきだ。政策レベルでは、多様な価値観の尊 重を、とうたっておきながら、もう一方では、造反議員を処分するなど、 矛盾も甚だしい。これでは何を目指している政党なのかわからなくなって しまう」 「民主党には、原点に戻って、今一度、自分たちがどのような政党を目指 しているのかを考え直してほしい。今の政党の姿よりも先を行くのが民主 党としてのつとめだ」 「政党としてのあり方で、自民党との違いをはっきりと見せてほしい」 この発言をしたのは、驚くことに、民主党の熱心な支持者でも何でもない、 もともと自民党と関係の深い方で、安全保障論なども私とは異なる方であ る。 例の国会承認の「造反」問題について苦言を呈されるかと思ったら、反対 のことを言われ意外だったが、大変勇気づけられた。民主党はバラバラだ から政権を担えない、とよく言われるが、バラバラなのは政策というより も、より本質的には、党運営のあり方なのではないかと思う。 小選挙区を主体とした選挙制度のもとでは、よほどの原則的な問題以外は 党議拘束をかけない緩やかな二大政党制がふさわしい。そして、各法案に 対する個々の議員の賛否の行動を全面的に情報公開するのだ。米国がこの 形をとっているが、こうすることによって、「党が決めたから」と責任回 避する議員が減ることは間違いない。逆に、党議拘束をしっかりとかけて いくのなら、比例代表制を中心とした選挙制度でなければおかしい。 21世紀の日本が、二大政党制を目指すのであれば、その一翼を担うべき 民主党こそ、まずは率先してその姿を示すことが使命ではないだろうか。 「党議拘束に逆らう議員がいるようでは政権はとれない」というのは、あ くまでも現在の政党の姿に即した考え方だ。 幸い、民主党内でも、党議拘束のあり方を見直そうという動きが始まって いる。このような動きがある限り、民主党は成長していけるのではないだ ろうか。 いずれにしても、ここしばらくが民主党にとっての正念場には違いないと 思う。 |