国会報告 その76(2002.1.7発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(01.12.24〜02.1.5)


新年明けましておめでとうございます。
いつも国会報告をお読みいただきありがとうございます。本年も皆さまとと もに「市民が主役」の政治の実現に邁進してまいります。ご指導・ご支援 をいただけますようお願い申しあげます。
※今週号は、12月31日発行分と合わせた2週間の活動報告となっております。



2001年
■12月25日(火)

7時45分から恒例のマンデーリポート(今週は月曜が振替休日だったた め火曜日)。今年のマイク納め。

9時30分から定例の事務所内打ち合わせの後、終日支持者宅挨拶まわり。



■12月26日(水)

終日支持者宅挨拶まわり。 簗瀬進さんの秘書さんのおじいさまが亡くなったため、夜はお通夜。



■12月27日(木)

8時37分発の新幹線で息子を抱いて東京へ。

いったん議員会館に寄り、息子を預けてから、加藤シヅエさんの告別式へ。
弔辞は、官房長官、東京都知事(副知事による代読)、国際MRA日本協会 の相馬雪香さん、三木睦子さん(故三木首相のパートナー)、樋口恵子さ んという顔ぶれ。
私の弔電も読んでいただき、喪主の加藤タキさんからは「母の遺志を継い で頑張ってくださいよ」と声をかけていただく。


******* 以下、私の弔電 ******

尊敬する大先輩を失って本当に残念です。
昨年いただいたメッセージは、私の活動の支えとなっています。特に、 「本当の自由とは時間や空間ではなく、どれだけ自分の信念に忠実に生き るかということ」「信念を支えるのが愛、ひいては家庭」というくだりは、 三歳の娘と三カ月の息子を抱えて政治活動をしている私を常に励ましてく れています。本当にありがとうございました。
がんばっている人をほめることの重要性を教えてくださった加藤シヅエさ んに、もうほめていただけなくなると思うと寂しい限りですが、大先輩が 築いてくださった礎の上に、さらなる活動を積み重ねてまいりたいと思っ ております。
どうぞ、天から温かくお見守りくださいますようお願い申し上げます。 ご遺族の皆様のご心痛はいかばかりかとお察しいたしますが、くれぐれも ご自愛くださいませ。


加藤シヅエさんの生前の功績に改めて感じ入るとともに、告別式に集まっ た方たちを見て、これだけ多くの女性たちを育ててこられたのだというこ とを実感。私から見れば先輩格の方たちも、加藤シヅエさんに育てていた だいた立場になる。活動の糸を絶やすことなくつなげていかなければいけ ないと感じた。

議員会館で息子を引き取り、15時22分発の新幹線で宇都宮へ。

宇都宮到着後、支持者宅訪問。


■12月28日〜31日

連日支持者宅訪問。
31日の夜中は、年越しの行事に参加。



2002年
■1月1日〜3日

恒例となった新年の街頭演説を二荒山神社前で行う。今年は、大晦日に二 荒山が火事になったため、参道が閉鎖されるという異例のお正月となった。
1日のみ、神社から少し離れた商店街で街頭演説とする。

今年で3年目の新年街頭演説だが、基本的に事務所スタッフは年末から休 みに入ってしまうため、ボランティアの方たちにチラシ配りをしていただ いて初めて成り立っている。今年も連日駆けつけてくださったボランティ アの方たちに心から感謝。
街頭演説後は、街宣車でご近所の挨拶まわり。



■1月4日

11時から、宇都宮市の新年賀詞交歓会。

終了後、マスコミ挨拶まわり。恒例の挨拶まわりだが、今年は県連所属議 員が3グループに分かれて各社をまわる。

いったん授乳に戻ってから、支持者宅挨拶まわり。



■1月5日(土)

10時から会合に出席。その後、支持者宅挨拶まわり。

さて、連日挨拶まわりをしていて時々言われるのだが、「水島さんは女の 味方ばかりする。女のことばかりやっていては困る」というふうに思って いる方もいらっしゃるようだ。

また、私が女性議員を増やすための活動をしていることについて、あから さまに不快感を表明する男性議員の方もいる。
日本の社会では、「女性にとって暮らしやすい社会は男性にとっても暮ら しやすい社会」ということをまだまだ理解してもらいにくいようだ。

私が現在、男女共同参画調査会会長としての仕事を熱心にやり、また、政 調会長のもとでの民主党女性政策草案のとりまとめに力を注いでいるのは、 もちろん、「女性にとって暮らしやすい社会を」という動機もある。また、 差別を解消して人権社会を、という観点もある。

でも、それだけではなく、今の日本が陥っている閉塞的な状況を打開する ためには、女性政策、すなわち、裏返せば男性政策をきちんと転換する必 要があるということをひしひしと感じているのだ。

それぞれの人の人生には様々な局面がある。男性は終身雇用、女性は専業 主婦、一家そろって病気も障害も抱えない、というような従来型のモデル の中で生きている人は実は少数派になっていると思う。育児や介護に従事 するためにフルタイムで働けない、突如としてリストラされて再就職でき ない、自分や家族が病気や障害を抱える、配偶者との死別や離別、など、 日常茶飯的に起こっていることだけ並べてみても数え切れない。

今の日本は、このような多様なライフスタイルに対応するための社会シス テムができていない。このため、社会にさまざまなひずみが生じ、子ども の虐待、夫婦不仲のもとでの子どもの心の病、中高年男性の自殺、配偶者 による暴力、介護現場での虐待、高齢者の自殺、など、いわゆる「社会的 弱者」へのしわ寄せという形で現れている。

また、今の雇用・経済状況を脱却するには、モノ中心の社会からヒト中心 の社会へと転換する「構造改革」を行わなければならない。そのためにも、 男性・女性一人一人の生活に焦点を当てた政策づくりが必要だ。日本がこ こ数年で沈没に向かうのか、明るくモラルの高い国として立ち直れるのか、 その分かれ目となるのは、狭い国家主義的考えではなく、男性も女性も自 分らしく生き生きと生活できる、多様な価値観を認め合える社会づくりが できるかどうかにかかっている。

「女の味方ばかりして」という人たちに、これらのことを説得していくこ とが本年ますます重要となる課題である。


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