国会報告 その74(2001.12.17発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(12/9〜12/15)



■12月9日(日)

午前中は地元のもちつき大会。
13時半から起業家の方たちを対象に、「職場のメンタルヘルス」につい て講演。



■12月10日(月)

7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時半から定例の事務所内打ち合わせ。

10時から、栃木県の検索サイト「栃ナビ」の子育て支援ページ「天使の たまご」で私が12月から開始した子育て相談のことについて担当者の方 と打ち合わせ。

その後、支持者宅の訪問を夕方まで続ける。
息子を連れてきてもらったり 私が自宅に戻ったりして3時間ごとの授乳をやりくりする。

18時半から宇都宮市議会「民主市民連合」の13名の市議の方たちと懇 談。
県議補選の候補者選考のプロセスなどについて忌憚のない意見をいた だく。



■12月11日(火)

夫が、ひき逃げの容疑者逮捕の協力により警察で表彰を受けることになっ たため、午前中は私が自宅で原稿書きなどをしながら育児。

13時8分発の新幹線で東京へ。
今日は短時間の用事なので私が息子を抱いて新幹線での移動。

15時から党本部で両院議員総会。
代表選をめぐって、サポーター制の是 非などが一部の議員たちから問題提起される。

サポーター制というのは、民主党の代表選をより国民的なものにするため に、党員以外の方たちにも投票権を与えようとして考え出されたもの。
サ ポーターとしての登録料を払えば、代表選に投票できる。
もちろん、幽霊 サポーターが生まれないように、投票用紙は本部から自宅への郵送という 形が取られる。
民主党が政権党になろうとするのなら、サポーター制もうまく機能させな ければならないと思う。

ところで、両院議員総会での議論を聞いていてとても気になったことがあ る。
ここのところ気になっているのだが、例の自衛隊派遣の事後承認問題 について造反した議員に対して偏見をもって臨もうとする議員群がいると いうことである。

両院議員総会でも、本会議に出席して反対した桑原代議士が、鳩山代表の 政治路線について質問をした。
「加藤政局からずっと自民党を見てきたが、自民党は簡単に分裂するよう な政党ではない。
小泉首相に同調して自民党を分裂させることで政権交代 をはかろうとするのは不可能なことではないか」 ということを桑原代議士は指摘し、野党共闘を呼びかけた。
なかなか感動 的な演説であったが、一部の議員たちからヤジがとんだ。
もちろん、政治 姿勢が違えば、批判したりヤジを飛ばしたりしてもかまわないわけだが、 そのヤジの中に「そういうことは賛成してから言え」というものが混じっ ていたことが大変引っかかった。

桑原議員本人も、役職停止処分を受けている。
処分を受けているというこ とは、その件についてはとりあえず解決しているということを意味するは ずである。
それなのに、いつまでも「賛成してから言え」などと批判する のでは、処分の意味がなくなってしまうのではないだろうか。
こういう姿 勢が、社会的な様々な偏見の根底にあるのではないだろうか。

こんなことを考えるきっかけになったのは、私が尊敬する先輩議員の一言 だった。
私も「幹事長名での注意」処分を受けたわけだが、その後、医療 制度改革のことで鳩山代表に意見を言いに行ったとき、「処分中の身の上 ですが、大切なことなので言いに来ました」と言った。
半分冗談ではあったのだが、それを聞き咎めた先輩議員(念のためお知ら せするが、「造反」議員ではない)が、「注意処分は注意処分にすぎず、 活動自粛処分ではないのだから、絶対に混同してはいけない。
大切なこと だよ」と教えてくれた。

その通りだ。
桑原議員の役職停止処分についても、議員としての活動停止 処分ではないのだから、両院議員総会で議員として発言する権利は当然保 たれているはずだ。

「賛成してから言え」というようなヤジが自然に受け入れられるような党 にしてはならないと思った。

17時48分の新幹線で宇都宮へ。



■12月12日(水)

終日支持者宅訪問。

17時45分から労組のクリスマスパーティー。



■12月13日(木)

昼過ぎまで支持者宅訪問。

14時から労組の定期大会。

その後、支持者宅訪問。

19時15分からミニ集会。



■12月14日(金)

支持者宅訪問。

15時から司法と精神医療の連携について取材。
その後、事務所でたまっ た事務作業。

18時から、後援会長主催の講演会。
出産・育児をしながらの国会活動に ついて。
第二部として、19時から「フランス料理を楽しむ夕べ」。
昨年もこの時 期に同じパーティーを開いていただいたが、政治資金パーティーはしない という方針を持つ私にとって、支持者の方たちとゆっくり話ができる有り 難い機会。



■12月15日(土)

ボランティアの方がご家族でトンカツ屋を開くことになり、今日がその開 店日であるため、昼前にトンカツを食べに行く。

14時から「女性のための政治スクール」。
今日のテーマは「小児医療に ついて」。
私が国政で取り組んでいる小児医療の抜本改革の方向性を説明 し、県の小児医療懇談会の今までの議論の経過などを報告してもらいなが ら、栃木の子ども病院と小児医療のあり方についても広く意見交換をした。

県の小児医療懇談会では、中間報告として望ましい小児医療のあり方が示 されている。
それは大変結構なことなのだが、子ども病院のことも含めて、 いったい誰がそれをやるのかという運営主体については一切議論されてい ないという。

小児医療の不採算性を考えても、公設民営という形では機能しないと思う。
大人の病院に隣接した、県立県営の子ども病院を作って初めて県の子ども たちの健康が守るための第一歩となるのではないだろうか。
形態としては 隣接型、運営としては独立型、というのが最も望ましいと私は考えている。

19時から「キレる若者たち」について講演。
21時に講演を終了した後、懇親会。


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