国会報告(8/5〜8/11) |
■8月5日(日) 夫入院 昨夜から夫がぎっくり腰になったため、夫が代理出席するはずだったバー ベキュー大会をお断りし、今後の計画を練る。 さすがに臨月間近のお腹で、 3歳の娘を抱え、臨時国会を迎え、さらに身動きできない大人の面倒まで は見られない。 明日から東京に行かなければならないので知恵を絞る。 12時から谷ひろゆきさん・山田みやこさんと共に会合に出席してから、 夫を病院に連れていき、日曜日ではあるが入院させていただく。 夫は昨年も私の選挙が終わって1週間くらいのときに帯状疱疹で数日間入 院している。 選挙でかなり無理をする方なので、今回もやはり疲れが出た のだろう。 ■8月6日(月) MR、両院議員総会、 7時45分から恒例のマンデーリポート。 夫が入院中のため、娘も同行。 9時前に演説が終了し、娘を保育園に連れていく。 その後、定例の事務所内打ち合わせ。 11時半から労組の女性の方たちと会食。 14時前に娘を保育園に迎えに行き、14時26分の新幹線に乗る。 栃木 2区の小林守代議士と一緒になり、「おじちゃんと一緒に座るかい」など と温かく声をかけていただく。 東京駅で娘を実家の母に預かってもらい、私は国会へ。 16時から両院議員総会。 参院選をめぐって様々な意見が噴出したが、時 間が十分でなかったため消化不良という感じがした。 どうも同じようなパ ターンが繰り返されており、そろそろ、平場で出た意見に執行部が答える という形式から脱皮したら良いのではないかと思っている。 18時からの両院議員懇親会に出席する予定だったが、事務所での打ち合 わせが長引いてしまったため、出席できず。 東京泊。 ■8月7日(火) 代議士会、本会議 午前中は原稿執筆など。 12時40分から代議士会。 サミットも開かれたので会期を延長して予算 委員会を開くべきだという野党側の主張は受け入れられず、結局臨時国会 の会期は本日から10日までの4日間となった。 が、閉会中に予算委員会 が開けるよう、引き続き働きかけるということになっている。 本格的には9月早々に召集される臨時国会が長丁場の論戦の場になる。 13時から本会議。 議席指定、特別委員会設置、永年在職議員として表彰 された河本敏夫元代議士、武藤山治元代議士に対する弔詞朗読。 短時間で 終了。 1カ月以上ぶりの東京なので、たまった事務用件などをして午後がつぶれる。 今日も東京泊。 ■8月8日(水) 国会に保育室、県議補選、民法改正、両院議員懇談会 10時から超党派の「国会に保育室を!推進議員連盟」。 今日はなぜか民 間の株式会社を呼んでの聴き取りだったが、具体的な話に入る前の問題と して、何のために、どのようなものを作りたいのか、もっと議論を深める 必要があるという結論になった。 傍聴者のためという視点は絶対に忘れて はならないし、傍聴者のための保育室ということであれば、車椅子の人の ためにエレベーターを作るのと同じような意識で行う必要があると思う。 11時半すぎに山田みやこさんが到着。 選挙中お世話になった国会議員へ のお礼の挨拶まわり。 今回の県議補選は参院選と同日だったということも あり、また、私が切迫早産で安静にしなければならなかったということも あり、総決起集会の司会をしてくださった小宮山洋子さん、出陣式に出席 してくださった羽田孜さんをはじめ、鳩山代表、菅直人幹事長など大物(?) 国会議員が続々と山田さんの応援をしてくださった。 急いで法務省に移動し、13時45分から、超党派の議員による森山眞弓 法務大臣への緊急申し入れ。 先日公表された選択的別姓についての世論調 査の結果に基づき、早期法改正を申し入れた。 前回の世論調査とはすっか り変わって、民法改正に賛成の人が優勢となった。 特に30代では法改正 に反対の人は10%に満たない。 法務大臣は「具体的な数字が出たので自信を持ってやっていけます」と早 期法改正に意欲的なコメントをされた。 申し入れ後、法務省にて記者会見。 党本部に移動して15時半から両院議員懇談会。 8月6日の両院議員総会で「議論の時間が短い」と指摘されたことを受け て開かれたと思われる。 様々な意見が出されたが、大橋巨泉さんの「小泉 内閣が経済の問題ばかりを語るからこちらも経済ばかり、というのではい けない。 人間はパンだけでは生きられない」という意見に共感。 大橋さん はそれをアイデンティティと表現したが、私はさらに具体的な表現が必要 だと思う。 今まで、男性は金を稼ぎ、女性は家庭を守る、という性的役割分担が、そ のまま男性中心の政治に反映されてきたと思う。 経済や外交が政治の花形 で、生活や人権という「女子どもの領域」は日の当たらない部分に追いや られてきていた。 私が当選直後に代表質問をしたときにも、多様な価値観 や子どもの人権に重きを置いた質問をしたところ、「代表質問というのだ から、経済や外交を聞かなければだめだ」という意見を言われたこともあ る。 ところが、「男は外、女は中」という一面的な役割分担のために子どもの 問題を含めて多くの社会病理が生まれていると同様、政治における経済至 上主義が社会全体を硬直化・閉塞化させ、日本を世にも暮らしにくいモラ ルの低い国にしてしまい、結果として経済の活力すら奪ってしまった。 私 が日頃から政治における「生活者の視点」の必要性を訴えているのは、ま さにこのような観点に基づく。 経済はもちろん大切だが、経済は経済だけで回っていくのではない。 活気 ある経済を生むのは人間であり、人間は心を持って生活する生き物なので ある。 これからも確信犯的に「女子どもの領域」に取り組んでいきたいと思って いる。 民主党全体としてもしっかりとそのような視点を持っていくことが 必要だと痛切に感じている。 他の意見の中では、石井一副代表の、今回の非拘束式比例選挙の戦略に問 題があったのではないかという意見に共感した。 今日はとりあえず意見が出尽くすまで両院議員懇談会が続けられた。 これ からもこういう機会をたびたび設けるとのこと。 ぎっくり腰で宇都宮の病院に入院していた夫が退院して東京に出てきたた め、今日は家族そろって東京泊。 ■8月9日(木) 法務・厚労委員会、本会議、靖国参拝反対、精神医療 9時40分から法務委員会。 閉会中審査について(継続審議となる法案に ついて)。 10時から厚生労働委員会。 こちらも閉会中審査について。 12時から広報委員会(民主党)。 普段の広報は広報委員会に任されてい るが、肝心の選挙中の広報は選対企画に持って行かれてしまうため、広報 委員会の委員の間に不満が募っている。 日頃から、客観的なデータに基づく広報戦略の必要性を訴えていることも あり、党の機構改革の中で広報をきちんと位置づけてもらうべきだという ような意見がまとまる。 党幹部の発言の戦略を立てる広報官制度も、この 際真剣に考えるべきだ。 12時40分から代議士会。 13時から本会議。 閉会中審査についてなど。 すぐに終了。 13時15分から「総理の靖国神社公式参拝に反対する国会議員の集い」 に参加。 超党派で多くの議員が集まった。 A級戦犯合祀の問題、アジアを 中心とする外交問題、政教分離問題、靖国神社の特殊性などの点から反対 されている首相の公式参拝であるが、本日の菅直人さんのコメントはわか りやすかった。 菅直人さんは数年前、小泉首相と同じように鹿児島で特攻 隊員の遺書を読んだそうだ。 小泉首相と同じく、涙なくしては読めなかっ たそうだ。 が、そこから先の反応が小泉さんとは違った。 小泉さんは単に 特攻隊員の方に感動しただけだったが、菅さんは、若い彼らに自殺を命じ た政治の責任を考えたという。 「一市民としてはそこまで考えることは要 求されないのかもしれない。 でも、日本の政治の責任者として、時の政治 の責任というものを考えることは当然必要なことではないか」と菅さんは 言っていた。 私も同感だ。 戦争の犠牲になられた方たちを慰霊するのは当たり前のことだ。 靖国問題 をいとも簡単に慰霊問題にすり替えてしまい、公式参拝に反対する人は慰 霊の気持ちのない人であるかのように表現する小泉首相の無神経さ(無知 さ?)には本当に唖然とさせられる。 14時半から、司法と精神医療の連携に関するプロジェクトチーム(民主 党)の役員会。 与党が次々と方針を打ち出してくる中、民主党としての今 後の進め方を打ち合わせる。 15時からは同プロジェクトチームの第3回会議。 日弁連と日本精神神経 学会からの聴き取り。 日本精神神経学会から見えた理事の方が、実は私のかつての上司だったた め、会議終了後に精神医療をめぐるいくつかの問題について意見交換をさ せていただく。 18時から「いっきの会」(当選1回の衆議院議員の会)による、参議院 初当選の方たちの祝勝会。 鳩山代表と菅幹事長も参加。 遅くなったため大事をとって東京泊。 ■8月10日(金) 保育政策、連合講演 朝は事務所内の打ち合わせ。 秋の臨時国会に向けて必要な調査などについ て政策秘書と話し合う。 11時前から民主党の保育政策について石毛えい子議員と小宮山洋子議員 と打ち合わせ。 13時から来客。 その後、原稿執筆や、原稿チェックなど。 来週がお盆休みということで、 締め切りが重なっている。 連合本部に移動して、15時半から連合の教育改革研究会に講師として参 加。 テーマは「子ども達とどう向き合うか」。 お盆前の10日で金曜日、 という悪条件が重なり、すさまじい渋滞に巻き込まれたため大遅刻をして 大変ご迷惑をかけてしまった。 帰りは渋滞に巻き込まれないように地下鉄をひた走り、18時12分の新 幹線で宇都宮へ。 地元の盆踊りに間に合うように急いで帰ったのだが、雨のため延期になっ ていた。 ■8月11日(土) スクール、ボランティア 14時から第13回の「女性のための政治スクール」。 「政治の場での男 女共同参画を進めるために 山田みやこ選挙の反省と今後に向けての課題」 というテーマ。 様々なご意見をいただいた。 その後、短時間で個人相談を受ける。 16時半頃からボランティアスタッフの皆さんとの懇談。 18時半から、昨日中止となった地元の盆踊りが行われる予定だったが、 またしても雨のため中止。 ボランティアの皆さんと共に会食。 |