国会報告 その52(2001.7.9発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(7/1〜7/7)

■7月1日(日) 街頭活動、ミニ集会、講演

本部から広中和歌子副代表が応援に駆けつけてくださったため、11時20 分から山田みやこさんと共に二荒山前で街頭演説。

12時半からミニ集会。
山田みやこさんも同行。

その後、高根沢に移動して山田みやこさんと共に講演。



■7月2日(月) 会合、県議補選

7時45分から恒例のマンデーリポート。

その後、午前中いっぱい会合。

午後は益子に移動して告別式に出席。

宇都宮に戻り、「水島広子ネットワーク通信」の発送作業をしてくださっ ているボランティアの方たちとしばし懇談。

その後、支持者まわりをしたり、山田みやこ事務所で接客をしたりする。

20時から山田みやこさんの企画戦略会議。



■7月3日(火) 緊急入院
朝、支持者まわりに出かけようとしたところ、出血していることに気づく。
驚いて産婦人科を受診すると、切迫早産との診断で、そのまま入院となっ てしまう。
最低でも1週間くらいは入院しなければならないとのこと。
退 院してもどの程度活動できるかわからないという。
今晩も足利まで講演に 行く予定だったし、今週は他にもいくつも講演の予定が入っている。
「司 法と精神医療の連携に関するプロジェクトチーム」の事務局長として、多 忙な有識者を招いての勉強会も企画している。
それに、何と言っても山田 みやこさんの選対委員長として、国会閉会後はいよいよ本格的に取り組も うと思っていた矢先のこと。
講演に人を集めてくださった主催者の方たち にも申し訳ないし、選挙のことを考えると自分が動けないというのは本当 に無念である。

そうは言っても現実は現実なので、とりあえずベッド上安静を保ちながら 関係諸方面への連絡をする。
時期が時期なので自分の体調と相談しながら活動してきたつもりだったが、 ここのところ通常の仕事に加えて例の週刊誌騒動などがあったために精神 的負担も増えていたのだろうか、などと考えてみる。
確かに先週あたりは いつもよりも体調が悪かった。
また、お腹の中の子どもが横向きになって いるため、通常(頭が下)よりも子宮が収縮しやすいらしい。

いずれにしても、切迫早産は決して稀な事態ではない。
かなりの無茶をし ても切迫早産などにならない人もいれば、無理をしていないのに切迫早産 になる人もいる。
なってしまうと、大して具合が悪くもないのにベッド上 安静を強いられるため、多くの妊婦さんが「○○したのが悪かったのだろ うか」「あんな無理をしなければ良かった」などとくよくよ思い悩むこと になる。
このまま早産してしまうと、週数の満たない子どもを産むことに もなる。
そんな罪悪感が混じり合って妊婦にとっては大変なストレスとな る。
それが妊娠経過に悪影響を与えることは言うまでもない。

前回妊娠時もずっと仕事を続けていたし、自分自身がまさか切迫早産にな るとは思っていなかったのでショックはショックだが、なってしまった以 上は、くよくよ思い悩まずに、できる範囲での仕事をすること、そして、 切迫早産について少しでも正しい知識の普及に努めようと決める。
幸い頭は元気なので、たまったメールへの返事書きや、すでに締め切りを 過ぎている原稿書きなどをする。
一日事務作業ができることなどないので、 貴重な体験ではあった。

夜、やなせ進さんが駆け付けてくださる。
主治医の意見も聞きながら、山 田みやこさんの選挙の進め方などを打ち合わせる。



■7月4日(水) 入院記者会見

今日も私はベッド上安静。
午後、やなせ進さんと主治医の産婦人科医と、うちの夫とで切迫早産の記 者発表が行われる。



■7月5日(木) 不正確な記事、ビデオメッセージ収録

引き続きベッド上安静。
昨日の記者発表の内容が各紙に載っているが、「流産」と書かれたり、「切 迫早産の恐れ」と書かれたり、医学的に正しい書き方ではないと、「産婦 人科医としてのレベルが疑われる」と主治医が頭を抱えている。
(妊娠28週未満を「流産」と呼び、それ以降は「早産」。
「切迫」とい うのは「恐れ」という意味)

7月8日に行われる山田みやこさんの総決起集会に出席できないことが確 定したため、ビデオメッセージの録画をする。

とにかくお腹の子どもの向きを直すことが安定につながるだろうと考え、今 晩から自分でお灸を開始する(前回妊娠時もお灸で逆子を治した)。



■7月6日(金) 原稿書きなど

今日もベッド上安静。
薬の副作用のせいか、血圧が低くなりすぎて頭がボ ーっとするため、原稿書きも休み休みしかできない。
山田みやこさんの選挙に向けて、ミニ集会のお願いの電話かけなどをする。



■7月7日(土) 取材、参院選公開討論会

相変わらずベッド上安静。
血圧が低くてあまりにもフラフラするため、西洋薬を漢方薬に変えていた だく。

午後、病室で雑誌・アエラの取材を受ける。
急ぎということと、夫へのイ ンタビューが中心の企画だということなので、受けることにした。

19時から、とちぎテレビで参院選の公開討論会を見る。
一方的な話しき り形式ではなく、今後はきちんと討論形式が根付いていけば良いと思うが、 以前に比べるとこのような催しが行われるようになっただけ進歩したと思 う。
とは言っても、予定候補者の方たちの発言の中には、正誤のレベルで 「??」と首を傾げざるを得ない箇所もあり、視聴者の方たちが正しい見 識を持って見てくだされば、と祈るような気持ち。
民主党公認の谷ひろゆきさんは、いつもと同様、地味ではあるが、長年の 地道な議員活動に基づいて誠実で谷さんらしい受け答えをしていた。
配偶 者が教員ということもあるのだろうが、教育現場について豊富な知識を持 っておられるようで頼もしい限りである。
残された短い期間で、谷さんの 良さを理解してくださる方が一人でも増えることを心から願う。


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