国会報告(5/27〜6/2) |
■5月27日(日) 自衛隊、講演 10時から陸上自衛隊北宇都宮駐屯地開設28周年記念行事に参加。 雨の 中、支給された雨合羽をかぶっての式典。 祝辞終了後、直ちに小山へ。 部落解放同盟栃木県連合会第29回定期大会。 終了後、東北自動車道にのって塩原町へ。 14時から講演会。 16時半に終了し、再び東北自動車道で宇都宮へ。 ■5月28日(月) 県議補選、ボランティア 7時45分から恒例のマンデーリポート。 県議補選予定候補の山田みやこ さんも同行。 9時10分から定例の事務所内打ち合わせ。 10時半から県連で山田みやこさんの選挙に関する打ち合わせ。 12時すぎから山田みやこさんと共に街頭演説。 14時からボランティアの皆さんと懇談会。 その後、原稿チェックなど。 ■5月29日(火) 労厚委員会、本会議、法務委員会、 7時32分の新幹線で東京へ。 9時から労働厚生委員会。 ハンセン病問題について、厚生労働関係の基本 施策に関する質疑。 10時から法務委員会。 中間法人法案について、参考人質疑に続いて政府 への質疑。 今日も二つの常任委員会が重なっているため、出たり入ったり。 11時半から、民法改正について早く審議入りするよう、議院運営委員会 の民主党理事に協力の要請。 12時から連合女性選対との意見交換会。 12時40分から代議士会。 13時から本会議。 上がり法案4本の採決。 うち1本は、私たちが提出し た「危険な運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律案」。 飲酒 運転や麻薬使用運転により人を死傷させた場合の量刑を重くしようとする もの。 自民・公明・社民・保守・21世紀クラブの反対により否決された。 その後、いわゆる「教育改革3法」について文部科学大臣による趣旨説明 と各党からの質疑。 本会議終了後、厚生労働委員会と法務委員会がそれぞれ再開。 法務委員会 は午前中に引き続き中間法人法案の審議だが、厚生労働委員会は午後から は確定拠出年金法案について与党の質疑。 自民党総裁選による国会の空白 のために、法案が目白押しで大変慌ただしいスケジュールになっている。 最終的に、法務委員会で中間法人法案の採決が行われて18時すぎに終了。 19時24分の新幹線で宇都宮に戻る。 ■5月30日(水) 県議補選、保育室、両立支援法 10時から、民主党県連と連合栃木の会議。 県議補選について、方針を決 定。 今回の県議補選は、民主党としては、参院選に立候補予定の谷ひろゆ きさんの議席と、4月に亡くなった阿部元治さんの議席と、本来は2議席 を取らなければならない選挙である。 すでに1人目の予定候補者として山 田みやこさんを擁立して取り組みに入っているわけだが、もう1人の候補 者をどうするかが懸案であった。 本日の話し合いの結果、2年後の本選挙では宇都宮選挙区で4人の候補者 (今までの3議席プラス山田さん)を擁立することを決め、今回の補選は 山田みやこさん一本で戦うことが決まった。 11時33分の新幹線で東京へ。 14時から「国会に保育室を推進議員連盟」設立総会。 国会に保育室を作 ることを目的とした超党派の議員連盟。 私自身は地元の保育園を利用して いるが、傍聴者のための保育室は必要だと思うし、徹夜国会などで通常の 保育サービスの枠を超えることもある。 そんな観点から国会内保育室の実 現に前向きに取り組んでいきたいと思っている。 14時半から、「仕事と家庭の両立支援法案」について、民主・社民・自 由の3党打合せ会議。 民主党案を野党共同提出とできるかどうかについて。 16時から取材。 17時より、男女共同参画・人権・消費者部門、プライバシー保護法ワー キングチーム合同会議。 個人情報保護法の修正案について。 子ども虐待問題ワーキングチーム人事について。 ダーバン2001(反人 種差別国際会議)参加について。 19時頃の新幹線で宇都宮へ。 ■5月31日(木) 患者の権利法、民法改正、本会議、原陽子さん 7時32分の新幹線で東京へ。 9時から、患者の権利法ワーキングチーム(民主党)。 法案がようやくま とまり、国民のみなさまからのご意見に基づいて修正を検討。 この後、原稿の校正。 11時半から、民法改正について、議院運営委員会の自民党理事に申し入 れ。 賛成してほしいという要望ではなく、すでに提出してある法案の「吊 し」をおろして議論の俎上に乗せてほしいということ。 「お墓はどうなる んだ」「外国で別姓の国なんてあるのか」などと質問が出るが、「そうい うことをぜひ国会の場で議論できるようにしてください」と申し入れた。 「わかりました。強い要望があったということで、前向きに取り組みます」 とのこと。 議院運営委員会の与党理事が認めない限り、どんな法案を出し ても吊されたまま審議はされない。 12時から広報委員会。 12時半から厚生労働委員会。 確定拠出年金法案について参考人を招致す るということだけ決め、1分で散会。 こういうところが国会の不思議なと ころだ。 自民党の議員たちからも「みんな忙しいんだからさあ」などと文 句が出ている。 12時40分から代議士会。 13時から本会議。 人事案件の他、上がり法案と条約批准などについて計 9本の採決。 私が予算委員会でも質問し、批准を強く求めてきた「最悪の 形態の児童労働の禁止及び撤廃のための即時の行動に関する条約(ILO1 82号)」の締結について、全会一致で可決された。 その後、「林業基本法の一部改正案」について、農水大臣からの趣旨説明 の後、民主党と社民党それぞれから質疑。 社民党の原陽子さんは本会議で 初めての質問だったが、なぜか与野党を超えて多くの拍手を集めていた。 良い質問だった。 新幹線で宇都宮に戻り、19時半から山田みやこさんの選対結成準備会。 ■6月1日(金) 法務委員会、今の民主党 7時32分の新幹線で東京へ。 9時から法務委員会。 「債権管理回収業に関する特別措置法(いわゆるサ ービサー法)の一部を改正する法律案」について、民主党の質疑。 自由党 の党大会の日でもあるため、10時半前には委員会終了。 11時からハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会第3回総会。 11時半から正副幹事長会議。 都議選と参院選について。 この後、取材を2件受ける。 いずれも、今の民主党をどのように考えるか というような内容。 私のような者であれば何か変わった話が聞けるのでは ないかと期待して取材にこられるようだ。 私は、以前から民主党が「政策がバラバラ」と批判される度に、それで良 いのではないかと思ってきた。 これだけ多様な人たちが暮らす社会である から、それぞれの考えがバラバラで当然だと思う。 その中で、民主主義的 なプロセスを尊重しながらどのような社会を作っていけるかが問われてい るのだと思う。 それを一政党の中で作っていくことが、社会全体のモデル になっていくのだと思う。 「市民が主役の民主党」とうたうのであれば、 政策を示して市民を引っ張っていく政党ではなく、民主主義的プロセスの 中で市民と一緒に作っていく政党であるべきだ。 「市民」というのは、決 して単一の価値観を持つ存在ではない。 その多様性をどれだけ尊重できる かが、民主党の本領だと思う。 このような考えから、私は「鳩山代表にリーダーシップがない」などとい う批判は、すでに敵の土俵に乗った議論であると思っている。 私は、自民党は昔の日本の家制度のようなもので、民主党は現代家族のよ うなものだと思っている。 「家父長制度」によって派閥を中心に成り立っ ている自民党は、個人の権利も自由も制限されているが、それなりに統制 がとれている。 一方、民主党は、個人の権利も自由も確保されているが、きちんとしたコ ミュニケーションのネットワークを作っていかないと、悪しき現代家族み たいなものになってしまう。 つまり、家族がバラバラで、それぞれが勝手 に食事をして、家庭内の信頼関係もコミュニケーションもない、というよ うな状況に陥ってしまう危険性があるのだ。 良き現代家族は、昔の家制度よりもずっと良いと私は信じている。 だから こそ、「強いリーダーシップ」というものに逃げずに、コミュニケーショ ンと信頼関係の構築に向けて、がんばり抜くことが今の民主党に求められ ているのではないだろうか。 そして、それが日本社会全体に求められていることでもあると私は思う。 打ち合わせをした後、宇都宮へ。 ■6月2日(土) 参院選、県議補選、女性デー集会 8時半から参院選予定候補者・谷ひろゆきさん企画戦略会議。 10時から山田みやこさんと挨拶まわり。 10時半からボランティアの方たちと打ち合わせ。 13時半から、「連合 2001国際女性デー栃木集会 仕事と家庭の両立支 援シンポジウム」に参加。 民主党の両立支援法について講演。 そのまま15時からは谷ひろゆきさんと山田みやこさんの激励会になる。 16時から支持者の方たちと打ち合わせ。 21時から山田みやこさんと共にミニ集会。 |