国会報告 その42(2001.4.30発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております。



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国会報告(4/23〜4/29)

■4月23日(月)県議補選、谷ひろゆき選対

北海道の日程を終えて午後宇都宮に戻り、県議補選候補予定者の山田みや こさんと谷ひろゆき県議(参院選候補予定者)の引き合わせと打ち合わせ。
山田さんと谷さんは、PTA活動や生活クラブ生協活動などで旧知の間柄。

18時半から、谷ひろゆきさんの宇河地域選対結成大会に参加。



■4月24日(火)県議補選

終日、地元で山田みやこさんと行動を共にする。
午前中は今後の活動について県連で打ち合わせ。
12時半から山田みやこさんと共に街頭演説。

午後は、山田さんを私の後援会長などに紹介。
夕方から、両立支援法について東京事務所や議員の方たちと電話連絡が続 き、すっかり遅くなってしまった。



■4月25日(水)厚生労働部会、女性選対、樋口恵子さん、下村満子さん

6時36分の新幹線で東京へ。

8時から厚生労働部門会議。
各種事務連絡。
確定給付企業年金法案の対応。
「患者の権利法案」中間報告。
「両立支援法案」要綱について。
「長期休 暇法案」中間法案。
「原爆被害者問題ワーキングチーム」設置、「アレル ギー疾患対策ワーキングチーム」設置、「有害タバコから子どもを守るワ ーキングチーム」人事について(農水部門に作られるチームだが、厚生労 働部門からは私が中心メンバーとして入る予定となる)。

党本部に移動して9時半から女性選対会議。
比例区が非拘束名簿式になっ てしまった今、どのようにして党としての積極的女性優遇策を示すことが できるか、というのが私の関心事であり、その問題意識を提起する。

11時前に参院選比例区候補予定者の樋口恵子さんの応援スタッフが来室。
ビデオカメラに向かって樋口さんへの応援メッセージを語る。

13時から緊急事態法制プロジェクトチーム。
党としての意見とりまとめ。
緊急事態に対応する基本法を作った方が人権が積極的に守られるとする立 場と、基本法を作ると包括的に人権が制約されてしまう危険性があるとす る立場とに分かれている。

市ヶ谷に移動して15時からWIN WIN副代表でもあるジャーナリストの下 村満子さんとお会いする。
近況報告をし、最近の活動についてご意見など をいただく。

議員会館に戻り、17時半から「D&Uフォーラム」。
組織外議員(労働 組合の組織内で擁立された議員ではない人)と労働組合の方たちとの政策 交流の場。
子ども有害情報、仕事と家庭の両立支援法、児童福祉法改正案 について説明する。
私の他には細野豪志さんが長期休暇法案について説明。

睡眠時間確保のため東京泊。



■4月26日(木)厚生労働部会、小泉内閣、メディア問題

9時から司法制度改革ワーキングチーム(民主党)。
司法制度改革に対す る党としての意見集約。

10時から厚生労働部門会議懇談会。
中国残留帰国者の老後保障について。
中国から日本への帰国は果たせたものの、生活保護に頼らざるを得ない人 も多い。
特に老後に関しては、年金掛け金を免除された人と同じ扱いにな り、月額22000円しかもらえないという現状だ。
当事者たちから事情 をうかがう。

11時に米国人の友人が来訪。
共同研究中のデータの打ち合わせなど。
な かなか会えなくなってしまったので、会ったときにはものすごい勢いで打 ち合わせが進む。

12時から広報委員会。
小泉内閣誕生に伴って広報戦略を切り替える必要 が出てきたため、選対企画からの説明を受ける。

12時40分から代議士会。
13時から本会議。
今朝の森内閣総辞職を受けての内閣総理大臣指名。
小泉氏287、鳩山由紀夫氏127、小沢一郎氏22、志井氏20、土井 氏19、その他自分の名前を書いた人が3名。
ほぼ予想された結果だったが、民主党・無所属クラブ所属の無所属議員が 2名、小泉氏に投票したことが波紋を呼んだ。
確かに民主党員ではないが、 同じ会派のメンバーとして質問時間を平等(あるいはそれ以上)に分け与 えてきただけに、同僚議員のショックは大きい。
後の報道で、彼らが会派 離脱となったことを知った。

14時半から、メディア問題に詳しい方と懇談。
子ども有害情報の法案作 成に向けていろいろなアイディアをいただく。
子ども有害情報の件でいろいろな方とお話ししてきたが、最近つくづく思 うのは、こと情報に関しては、強者に基準が合わされているということ。
「どんな情報でもオーケー」という人には良いかも知れないけれども、そ うでない人への配慮があまりにも欠けているように思うのだ。
セクハラと 同じで、受け取る人が「有害」「不快」と感じることがもっと尊重されて 良いのではないだろうか。
私たちの法案を「危険思想」と叩く人たちを見 ていると、本当に強者の論理だなあと感じることが多い。

事務用件をすませて、17時48分の新幹線で宇都宮へ。

19時すぎから会食。



■4月27日(金)小泉政権、樋口恵子さん、女性閣僚

8時17分の新幹線で東京へ。

9時半から本の出版のための対談。

11時半から正副幹事長会議。
小泉政権に対する態度や民主党がやるべき ことなど、活発な議論が交わされる。

13時から再び対談に戻る。

15時50分から、参院選比例区候補者の樋口恵子さんの応援ビデオ撮り。
私の分は先日すんだのだが、今日は菅直人さんが応援メッセージを録画す るところに登場する役回りだ。
「樋口さんは、地盤もカバンも看板もない 上に、体力もない『4ない』候補です。
今までの常識では、とても不可能 に近い戦いに挑んでいるのです。
でも、ご自分の障害を前向きに生かして、 そして、女性として、『自分を好きになれる社会』を目指して頑張ってい る樋口さんを当選させることができれば、市民が主役の民主党を本当に実 現できるのではないでしょうか」と言って「全力で応援してくださいね」 と菅さんに迫った。
もちろん笑顔で応じてくれた。

16時半から取材。
「女性閣僚が5人誕生したことは、女性首相の誕生に 近づく第一歩と考えて良いか」というテーマ。

17時すぎに英語での電話取材。
やはり5人の女性閣僚の誕生について。

17時半すぎには、また別の電話取材。
やはり同じテーマ。

私は、女性の閣僚が5人も誕生したことは率直に言って良いことだと思っ ている。
特に、外務大臣のように、今までは「女性ポスト」と思われてい なかったところに女性が配置されたことも良かったと思っている。
パフォ ーマンスだという批判もあるようだが、こういうパフォーマンスはとても 大切だと思う。
5人の女性閣僚には是非活躍していただきたいし、くれぐ れも「名誉男性」にならないでいただきたいと思っている。
そして、これ が単発の人事に終わらないように、後進の女性たちにしっかりと道を開い ていただきたいと切に希望している。
私の方は、閣僚候補となるような女性議員をもっと増やせるように、引き 続き女性候補者の発掘と支援を続けていきたいと思っている。

18時48分の新幹線で宇都宮へ。



■4月28日(土)メーデー、スクール、県議補選公約

宇都宮から黒磯に移動して、10時から第72回メーデー北那須地区大会 に出席。

宇都宮に戻り、13時半から後日の講演会の打ち合わせ。

14時から、第10回女性のための政治スクール。
「仕事と家庭の両立支 援」というテーマで、今私たちが作っている両立支援法と児童福祉法改正 案の説明をした後、障害児を持つ家庭の現状など、本当の両立支援のため に何が必要かを話し合った。
政治スクールの後半では、県議補選候補予定者の山田みやこさんの選挙公 約を皆で検討し練り直す作業を行った。
皆さん、真剣に考えて有意義な意 見を多数くださった。

16時半から、ボランティアミニ集会。
本来は私への質問事項などを話し 合う予定だったが、山田さんの選挙に向けて、どんな運動ができるかなど を話し合った。
ここでもいろいろと貴重な意見が出された。
選挙公約にしても、運動方法についても、本当の市民参加型の選挙を展開 していきたいと山田さんも私も希望している。
それが本当の民主主義を定 着させることになると信じている。

17時半から個人相談。
18時半からお通夜。
19時半から会食。



■4月29日(日)メーデー、県議補選

10時45分から第72回栃木県メーデー中央大会に参加、その前に同じ 場所で開催されている福祉まつりに顔を出す予定だったが、何と、会場で ある「市運動公園」を「県運動公園」と間違えていたため、大慌てで市内 を移動し、遅刻して到着。

メーデー終了後、午後は宇都宮市議団のお宅を山田みやこさんと共に挨拶 回りをする。


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