国会報告 その40(2001.4.16発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております。



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国会報告(4/8〜4/14)

■4/8(日) さくら祭り、阿部県議告別式

10時から地元のさくら祭りに参加。
すぐ近所に名所・新川桜並木があるのだ。
途中で失礼して、11時からの阿部元治県議の告別式に向かう。
今日も非常に多くの方が参列してくださった。
泣きながら読んだ簗瀬進さんの弔辞は大変感動的だった。

告別式終了後、斎場へ。
こちらも、阿部さんの人徳のおかげで多くの方が同行される。
今までお世話になったことに感謝すると共に、心から阿部さんのご冥福を祈る。

17時から打ち合わせ。



■4/9(月) 真岡市長選、「暴言の嵐」?、再選セミナー、菅直人後援会

7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時10分から定例の事務所内打ち合わせ。

10時から、真岡市長選の政策協定調印。
福田武隼候補予定者を県連で推薦する方向になったため、そのための政策協定。
男女共同参画社会の実現のために、仕事と家庭の両立支援や子育て支援の他、女性職員の積極的登用も約束してもらう。
その他、民主党ならではの環境政策なども満載の協定書。

その後、散髪や事務作業や打ち合わせなど。

15時23分の新幹線で東京へ。
この新幹線の車中で、先日「通販生活」の誌上討論会で「子ども有害情報」問題を議論したときに参加していた某氏が自身のホームページ上で虚偽の情報を流していることを知る。
私が発言してもいないことを、さも発言したかのように吹き出しやカギかっこを使って書き、私のことを「暴言の嵐」などと書いている。
よほど悔しい思いをしたのかと想像がつくが、表現の問題を云々する人が、このようなことを平気でするのだから呆れてしまう。

17時から「いっきの会」の「再選セミナー」。
「選挙の神様」である上田清司代議士をお呼びして、再選に向けてのアドバイスをいただく。
私は、新人候補者時代に、選挙のやり方が全くわからなかった時、「候補者セミナー」で上田さんの話を聞いて目から鱗が落ちた経験を持つ。
今日の話も大変参考になった。
議員の財産であるはずの必勝の知恵を惜しげもなく分け与えてくださる上田さんの度量の大きさに改めて感動。

18時半から、菅直人さんの後援会「草志会」に参加。
菅さんの後に講演をさせていただくためだ。
「女性の目から見た政治」というテーマで話をする。
民主党の参院選東京選挙区候補予定者の鈴木寛さんも見えていた。
慶応SFCの助教授でもあった鈴木さんとは、候補予定者になる以前からお会いしている。
ぜひ頑張っていただきたい。

20時12分の新幹線で宇都宮へ。



■4/10(火) 本会議、教科書問題、千葉知事選取材

9時27分の新幹線で東京へ。

11時から経済産業委員会に「差し替え」で出席。
委員の都合が悪く委員会に出席できないと他の議員を「差し替え」て出席させることができる。
私が今日だけ経済産業委員になるということで届け出を出し、すぐに辞任するという形をとる。

12時40分から代議士会。
13時から本会議。
上がり法案1本の採決の後、「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部改正案」について、国土交通大臣から趣旨説明の後、民主党と共産党からの質疑。
民主党は伴野豊さん。
原稿も読まず、自らがかつて最後の国鉄職員として採用された経験からの堂々とした質問だった。
ここのところ民主党議員は本会議の質問(15分間が多い)を原稿なしでやっている。
その意気込みと記憶力に感心。

14時半から取材。
千葉県知事選について。
15時から教科書問題検討ワーキングチーム(民主党)の中間報告。
歴史教科書のあり方、検定制度の是非、採択制度のあり方、諸外国の教科書、など、いくつかの分科会に分かれて議論してきた結果が報告された。

16時半から取材。
千葉県知事選と参院選について。
17時から法制局の方と打ち合わせ。
依頼しておいた児童福祉法改正案の条文が完成した。
17時半前に江田五月さんの事務所を訪ねる。
睡眠時間確保のため東京泊。



■4/11(水) 厚生労働部門会議、県議補選について

8時から厚生労働部門会議。
各種事務連絡。
最近の雇用失業情勢について厚生労働省から聴き取り。
確定給付企業年金法案の対応について。
「ホームレスの自立支援等に関する臨時措置法案」中間報告。
「個別的労働関係の調整に関する法律案」中間報告。
日本が未批准のILO条約で今後批准の検討対象になりうるものについて。

10時から医療事故ワーキングチーム(民主党)。
財団法人医療機能評価機構から聴き取り。
11時から税制調査会役員会(民主党)。
納税者の権利およびフロン税について。

13時から厚生労働委員会。
今日も確定給付企業年金法案についての質疑。
16時半から男女共同参画・人権・消費者部門会議。
民法改正案の提出時期について。
他、法案対応や事務連絡など。

17時16分発の新幹線で宇都宮へ。
18時半から、民主党栃木県第1区総支部幹事会。
20時半頃から県連の選対委員会。
7月の参院選出馬のために辞職する谷ひろゆき県議、亡くなった阿部県議と、民主党は2議席を失うため(自民党県議も1人参院選に出馬するため、合計で3議席の空きができる)、その対応を話し合う。
22時までかかった。



■4/12(木) 良質な保育、横路副代表、政治空白へ、少子化

8時37分の新幹線で東京へ。
10時20分から、私が事務局長を務める「子どもたちに良質な保育を提供するためのワーキングチーム」(民主党)。
神奈川ネットワーク(ローカル=パーティ:地域を基盤とした政治団体)の方たちからの聴き取り。
11時半から「いっきの会」。
横路副代表を囲んでの昼食会。
12時40分から代議士会。

13時から本会議。
上がり法案3本の採決の後、「税理士法の一部改正案」について、財務大臣から趣旨説明の後、民主党の中川正春代議士から質疑。
民主党の税調事務局長らしい、堂々とした質疑だった。

今日の本会議を持って、国会は事実上停止する。
自民党の総裁選のためだ。
とても責任を持って審議ができる体制ではないため、4月26日の首班指名まで本会議は開かれない。
連休が明けてから、新総理の所信表明があって、それから予算委員会が開かれる。
約1カ月間のとんでもない政治的空白だ。
今回は参院選を控えているため、会期は6月末までとせざるを得ない。
重要な法案を多数抱えて、議員立法もたくさん用意してあるのに、法案審議の時間が足りないのではないかと本当に心配だ。
それにしても、不信任案が否決された総理をなぜやめさせるのか、今もってよくわからない。

14時から厚生労働部門と男女共同参画・人権・消費者部門の合同会議。
少子化について。
参議院の国民生活・経済に関する調査会で少子化について議論してきているということだが、この件について部門での意見を集約する。
「産めや増やせや」ではなく、産みたい人・育てたい人が安心して産んだり育てたりできる体制を作ること、そして、それでも少子化が進むのは一つの必然であるので、少子化が社会に与える影響を検討し、どのような社会作りをすべきかを検討すること、このあたりが民主党としての姿勢であることが再確認された。
私もいつも思うことだが、「産めや増やせや」という一見無邪気な方針は、身体の都合などによって産めない人や、子どもをどうしてもほしくない人にとっては大変苦痛をもたらすキャンペーンである。
十分な配慮が必要だと思う。

15時すぎに、衆議院内の眼科を受診。
議員健診だ。
私は現在妊娠中なので、眼科検査のみ希望。
眼底検査のために散瞳したりしたので、16時頃まで眼科と事務所を行ったり来たりする。

16時半から出版社の方が来訪。
若い女性向けに新たな本を書くことになったため、その打ち合わせ。
17時から取材。
民主党について。
取材の中で、「自民党に移りたいと思ったことはありますか?」と聞かれる。
「一度もありません」。
「自民党が羨ましくないですか?」「??」。
「自民党は、お金とか、面倒見が良いようですが?」「お金のために魂を売ることはできません。
お金が目的なら他の仕事をします」。

たまった事務作業や電話連絡を片づけて、近くのホテルでの会食に18時半から参加する。
保育政策がテーマ。
じっくりと話し込んでしまい、遅くなったため、東京泊。



■4月13日(金) 介護保険、両立支援法、菅幹事長と打合せ

9時半から介護保険をより良くするワーキングチーム。
低所得者対策について、厚生労働省から聴き取り。
10時から、議員同士の打ち合わせ。
11時半から正副幹事長会議。
13時から両立支援法の事務局会議。
法案の条文化に向けてのいくつかの確認と今後の取り組みについて。

この後、菅直人幹事長からの宿題への答申メモを書く。
幹事長補佐としての仕事だ。

16時半から民主党本部で幹事長と打ち合わせ。

17時16分の新幹線で宇都宮へ。
19時から打ち合わせ。



■4/14(土) 各国料理トーク、講演

12時から毎月恒例の各国料理トーク編。
今日は韓国料理。
韓国の方や韓国に留学したことのある方からいろいろな話をうかがう。

13時半から講演。
テーマは「17歳の心」。
18時から会合。


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