国会報告 その34(2001.3.5発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております。



国会報告 バックナンバー|HOME

国会報告(2/25〜3/3)

■2月25日(日)

10時から、谷ひろゆき参院選予定候補者の総合選対結成大会。
多くの人 が集まり、熱気あふれるムード。

この後は自宅でつわりと闘いながらはかどらない原稿執筆など。



■2月26日(月)

7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時10分から定例の事務所内打ち合わせ。

10時9分の新幹線で東京へ。
今日は2回目の産科受診。
順調に育って元気に動いていたので一安心。

15時から都内のホテルでカタログハウスの「通販生活」誌上シンポジウ ム。
テレビの法規制について。
全部で6名。
田原総一郎さんも来ていた。

自民党からは直前に断りがあったということで、法制化側からは私のみの 参加。
討論が始まって数分で気づいたが、法制化に賛成の立場は私以外に は1名のみで、まさに4対2の敵の土俵での戦いである。
それも、女性は 私のみ。
カタログハウス側に恣意があったのかどうかは知らないが、高く 評価してずっと定期購読している立場としてはやや残念。
民主党の法案が 正しく理解されていない上、参加者のうち数名がヒステリックに持論を怒 鳴り立てていたため、ほとんど冷静な議論にはならなかった。
疲れ果てて17時48分の新幹線で宇都宮へ。



■2月27日(火)

6時36分の新幹線で東京へ。

8時から民主党のプライバシー保護法ワーキングチーム。
子どもの有害情 報に取り組んでいるため、こちらの領域にも参入せざるを得ない。
個人情 報の保護は大変重要な問題である。
でも、それに乗じて政府が危険な法律 を作ろうとしている(大臣の権限が強すぎる、など)という点では、子ど も有害情報と全く同じ状況。

9時から民主党の税調事務局会議。
今後の進め方について。

10時から法務委員会。
大臣所信に対する一般質疑。

12時から民主党の国対勉強会。
予算委員会の分科会について。
現在、予 算委員会で2001年度予算案が審議中であるが、この最後に、いくつか の分科会に分かれて個別のテーマを審議する。
3月1日と2日に行われる 予定。
各自、明日の昼までに3大臣を指定して希望を出すようにと指示が ある。
あまり聴衆もいない小さな分科会ではあるが、かつてその分科会で 一年生議員が引き出した大臣答弁が新聞の一面トップを飾ったこともある という。
私は、法務大臣(無国籍児問題など)、外務大臣(ILO条約批准、 女子差別撤廃条約の選択議定書採択など)、文部科学大臣(障害児学童保 育、養護学校の最低基準など)を希望。

13時から再び法務委員会。
枝野幸男代議士が例によって鋭い質問。
勉強 になる。

14時半から、子ども有害情報の法制定ワーキングチーム。
これで8回目 の会議となる。
昨年末から公開している法案骨子について、日本PTA全 国協議会、民放連から聞き取り。

16時半すぎに会議が終了してから法制局と打ち合わせ。
有害情報の法案 と児童福祉法改正について。

  17時すぎに外務省から説明を受ける。
予算分科会で質問を予定している 内容について。

この後取材などを受けて、睡眠時間確保のため東京泊。



■2月28日(水)

8時半から12時半すぎまで厚生労働委員会。
大臣所信に対しての一般質 疑。

13時すぎから外務省の説明。
昨日担当者が来ていなかった子どもの権利 条約について。

14時から広報委員会の女性用チラシの打ち合わせ。
最終合意に達する。

15時半から、民主党の男性助産婦問題ワーキングチーム。
職業選択の自 由という重大な権利と、未だに出産の現場での妊産婦の選択の自由が確保 されていないという状況をどう秤に掛けるかという問題である。

17時から男女共同参画・人権・消費者部門会議。
従軍慰安婦のための法 案を再提出するに当たっての報告の他、私たちの子ども有害情報チームの 報告、NPO税制のチームの報告。

18時すぎから、文部科学省から説明を受ける。
障害児の学童保育、養護 学校の施設最低基準などについて。
本来は明日からの予算委員会分科会で 質問をするための事前説明の予定だったが、文部科学部門の枠をとること ができなかった。
養護学校の設備については最低基準というものがない。
設備向上のためには都道府県の教育委員会に訴えていくしかないのが現状 である。
「たくさんの声を教育委員会に寄せていただければ・・・」とい うのが文部科学省の言い分だが、「ただでさえ当事者の絶対数が少ないの に、そんなことが現実的なのか」と問い返すと、「・・・でも、文部科学 省の方から都道府県の担当者を呼びつけて注文をつけるというわけにもい かないんです・・・」。
日本で生活する子どもたちなら、最低限の基準以 上の学校に通う権利があるのではないか。
「地方分権」の誤解釈なのでは ないか。
この点については、何らかの形で動いていきたいと改めて思った。

またしても遅くなってしまったため、東京泊。



■3月1日(木)

8時から厚生労働部門会議。
各種事務連絡。
政府提出法案(労働時間の短 縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案など3つ)への対応 について。
医療情報の開示、患者の権利擁護等についての民主党の議員立 法について。
医療事故対策ワーキングチームの中間報告。

9時から、民主党の司法制度改革ワーキングチーム。
連合からの聞き取り。

10時から、法務省からの説明および明日の予算委員会の質問取り。
無国 籍児と非嫡出子について。
「無国籍児であるがために認められない権利にはどのようなものがありま すか?」「それは、各省庁にまたがりますので、法務省としてお答えでき ません」??
「無国籍児は国民健康保険に入れませんよね?」「管轄外です」??
「無国籍児の問題を扱う立場にありながら、その生活実態がどうなってい るかもわからないんですか?」「・・・」 これが縦割り行政なのだと痛感。
改めて質問の戦略を練る。

12時から民主党広報委員会。
私が作った女性向けチラシがことのほか好 評で意外。
12時半から代議士会。
いよいよ緊迫してきた国会情勢について。

13時から国内人権機関設置ワーキングチーム(民主党)。
人権問題をし っかりと救済できる機関を日本にどのように作るかという議論。
人権問題 に取り組んでいる方たちからの聞き取り。

この後の時間に厚生労働省からの聞き取りを予定していた。
無国籍児の健 康保険問題などを聞きたかったのだが、厚生労働省内の縦割り問題に直面 し、また、各自治体がやむにやまれず行っている努力(無国籍であっても 児童養護施設で育てるなど)も是認するわけにはいかない、との建前によ り、話が全く前進せず。

この後、外務省の方が来て、明日の質問の事前聴取。

15時半に出版社の方が見える。
摂食障害の本を4月に刊行できることに なり、その初校ゲラを提出する。
この一週間、様々な仕事の片手間にせっ せと校正をやってきたが、ようやく肩の荷が下りた。

この後、民法改正ネットワークの3月15日の集会の案内を持って、友人 が来訪。
民法改正についての情報交換などをする。

17時半から、両立支援法案について法制局との打合せ。
19時までかか って一通り仕上がる。

この後、明日の質問準備。
遅くなったが、今日は夫が娘を連れて東京に来 ているため、家族そろって東京泊。



■3月2日(金)

9時から法務部門会議や個人情報保護法についての勉強会などがあったの だが、予算分科会の質問にさらに手を加えているうちに、時間がなくなっ てしまう。

11時からの質問だが、15分前には入室ということなので、10時45 分頃に行く。
第3委員室という小さな部屋で、政府側は大臣はじめずらり といるのだが、質問側は数人しか座っておらず、なんだか裁判を受けに来 たような気分。
質問は、大臣と1メートルちょっとの至近距離で、それこそマンツーマン。
相手の顔色もよく見えて、とても質問しがいのある構造。
詳しくは後日議事録をご覧いただきたいが、子どもの権利を軸に、「最悪 の形態の児童労働の禁止および撤廃のための即時の行動に関する条約」の 批准に向けての取り組み状況について江藤外務副大臣に質問し、さらに、 無国籍児と非嫡出子の問題について高村法務大臣に質問をした。
全体とし て、大変前向きな答弁を得られたと思う。
法務大臣も「言っていることは よくわかる。
何とかしなければならないとも思う。
今すぐに良い方法が見 つからないが、これから考えてみたい」というような答弁を一生懸命考え て自分の言葉で語ってくれた。
聴衆は少なかったが、大変実りの多い質問 だった。

12時半から代議士会。
内閣不信任案提出の時期は、4野党を代表して民 主党の鳩山代表に一任されたとのこと。

15時から、民法改正について民主党内の情報交換。
与党が、非嫡出子の 部分を外して選択的別姓の部分だけの法案を出してくるという気配がある が、民主党としてはどのような態度をとるべきか、など議論。

17時20分に、岡田克也政調会長に子ども有害情報の法案について現状 説明に行く。

18時半から代議士会。
当初の噂では、今晩、本会議で予算審議が終わっ てから内閣不信任案を提出するというような段取りだと思われていたが、 今日は予算審議のみで、不信任案は月曜日の朝の提出に決まった。
与党は 何としても今日のうちに提出させて採決したがっていたらしい。
週末に地 元に帰って「不信任案にどう対応するのか」などと突っつかれないように したかったようだ。
そのような事情を考えると、月曜日の提出というのは 良い選択だったと思う。

19時から本会議。
予算委員長から委員会報告があり、その後、4野党共 同提出をした「予算の撤回と編成組み替えを求める動議」について趣旨弁 明(民主党の原口一博代議士)と、各党から賛成・反対討論。
民主党から は海江田万里代議士。
動議が起立採決によって否決された後、政府予算案を記名採決。
予算案が 衆院通過。
この後、6本の法案の採決をして、21時すぎに本会議が終了。

新幹線でようやく宇都宮へ。



■3月3日(土)

10時から、連合栃木の春闘総決起集会に参加。
鷲尾連合会長も見えた。
デモが行われたのだが、私は次ぎの予定が決まっていたため、10時半前 に急いで移動。

10時半から第8回女性のための政治スクール。
「憲法と平和」がテーマ。
憲法9条をどうするか、日本はどのようにして世界の平和に寄与すべきか、 小グループに分かれて話し合って発表していただくという初めての試み。
皆さん熱心に討議してくださり、とても感激する。
いろいろな世代の人が 意見交換できる貴重な場である。

12時にスクールを終え、また慌てて移動して、鷲尾会長を交えての連合 の昼食会に参加。

13時すぎに事務所のボランティアルームへ。
ボランティア全体会議が開 かれている。
多くのボランティアの方が集まってくださり感謝。
それぞれ の方が気持ちよく活動してくださることを祈る。

14時半から来客。

この後、打ち合わせなどをして、ボランティアの方たちと夕食(とは言っ てもつわりでほとんど食べられない)。
夕食後、一軒訪問して子どもの人権問題について相談を受ける。


国会報告 バックナンバー| HOME