国会報告(1/14〜1/20) |
■1月14日(日) 午前中は会合2つ。 午後は、「教育フォーラム」のシンポジウムにパネリストとして参加。 私の他のパネリストは、現職幼稚園長、現職小学校長、自立援助ホーム主宰者の方。 それぞれの立場からとても有意義な討論ができた。 教育の現場で自尊心を高めることの重要性は共通認識になってきたようだ。 それは私のかねてからの持論でもあるのだが、様々な現場で働いている人たちが同じ認識を持っていることに心強さを感じた。 教育現場だけではなく、社会全般に、私たちはもっと「ほめること」に積極的にならなければいけないと思う。 もうじき104歳になられる加藤シヅエさんからいただいたメッセージ(「水島広子ネットワーク通信」新年号に大部分抜粋、民主党機関誌「D'ear」に全文掲載。 とても素晴らしい文章です。 ご希望の方はぜひご連絡ください)にも、「頑張っている人を見つけたらほめてあげましょうよ」という主旨のくだりがある。 「甘やかすと増長してだめになるのではないか」という強迫観念によって相手の健全なやる気をそぐことなく、相手の努力をきちんと評価していくことがモラルの高い社会を作るのではないだろうか。 終了後、地元地区の「どんど焼き」に家族で参加。 正月のしめ飾りなどを焼く行事。 竹がはぜてドンドンいうのでこの名前がついたとか。 風が強い日だったので、スタッフや消防隊の方々もさぞ大変だっただろう。 ■1月15日(月) あまりの冷え込みのためか、朝から胃けいれんを起こしてしまった。 痛む胃を抱えて7時45分から恒例のマンデーリポートを何とかやる。 無事3カ所終えてホッとする。 マンデーリポート終了後、胃は治ったのだが、事務所に病欠者もおり、また何と言っても外回り要員が現在一人しかいないため、彼に休みをとらせるために今日は事務作業の日とする。 原稿書きなど仕事はいくらでもあるのでせっせと書く。 夜は会議1件。 ■1月16日(火) 今日も、外回りは取りやめ。 昼に事務所の打ち合わせをして、あとは事務作業と原稿執筆。 おかげで本の原稿をとりあえず書き終えることができた。 ■1月17日(水) 午前中は労組の定期大会など。 午後は支持者宅訪問。 夕方から、労組の旗開きが続く。 ■1月18日(木) 午前中は子育てについての講話。 午後は支持者宅訪問。 17時半から労組の旗開き。 19時から県医師会の新年懇親パーティーに出席。 ■1月19日(金) 忘れていた原稿の締切に突如として追われたため、午前中は執筆。 午後は鬼怒川に移動して、部落解放同盟栃木県連合会の荊冠旗開きに出席。 その後、宇都宮に戻り、個人相談を受ける。 18時半から、労組の賀詞交歓会。 ■1月20日(土) 事務所で打ち合わせをしてから、11時33分の新幹線で東京へ。 東京駅で鳥居秘書と合流し、新しく宇都宮で働いてくださる予定の女性と面接。 とても期待できそうな方なので安心する。 これで外回のできる秘書が2人になれば、少しは余裕もできるだろう。 その後、鳥居秘書と、たまりにたまった打ち合わせ。 有害情報の法案に寄せられたコメントも見せてもらう。 やはり「罰則規定もなくて効果があるのか」という意見と「表現の自由に配慮してほしい」という意見が主流。 この二つの意見が対立している限り、有害情報の問題は解決していかないのではないかと思う。 自由か規制かという対立構造のみではなく、二つの自由を比較して考えるということが日本でも普通にできるようになるべきだと思う。 15時から、東京プリンスホテルで民主党の党大会。 神戸で行われた昨年の大会では私が議長をやらせていただいた。 新人候補を議長とは前代未聞だと言われたが、どうやら恒例となったらしく、今年も議長2人のうち1人は新人候補の中村久美さん(参議院高知選挙区候補予定者)。 はきはきと良い議長ぶりだった。 党大会では、2人の来賓(岸紅子・(株)コロン代表取締役、鷲尾悦也・連合会長)の挨拶の後、鳩山代表の挨拶と菅幹事長の報告・提案、そして、参院選と東京都議選の候補者の紹介という進行。 栃木選挙区の谷ひろゆき候補予定者も紹介された。 「新世紀は民主党」をスローガンに、「いざ、政権交代」と気勢を上げた大会ではあったが、民主党の支持率が伸び悩んでいることは共通認識。 私も大会開始前にテレビのインタビューを受け、その理由を尋ねられた。 私は、やはり「見せ方」の問題が大きいと思う。 中に入ってみれば、実に様々な領域でまじめに議論をして良い政策を作っている政党である。 でも、それが外に全くと言って良いほど見えていない。 もちろん、与党の20分の1ほどしか報道してくれないメディアの責任も大きいのだが(日本の政治が変わる必要を感じているのなら、取って代わるべき政党や政策をもっと報道してほしい)、その貴重な20分の1のスペースを、スキャンダラスな報道で埋められてしまう甘さも問題だ。 スペースが限られているのだから、「鳩山・横路問題」など、人目を引く記事で埋めたくなるのがメディア側としては当たり前の感覚なのだろう。 そうであれば、情報提供側は、もっと「いかに報道してほしいか」を自覚して積極的にメディアを活用すべきだと思う。 そうしないと、いつまでたっても「寄り合い所帯で、いつ壊れるかわからない。 憲法論議ばかりやっている政党。 どんな政策を持っているのかが全くわからない」という民主党のイメージは変わらないだろう。 党大会が終わると、雪が降り始めていた。 17時4分の新幹線で宇都宮へ。 夜は新年会。 |