国会報告 その22(2000.12.11発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております。



国会報告 バックナンバー|HOME

国会報告(12/3〜12/9)

■12月3日(日)

午前中はメールサーバの不調のため、「国会報告」の原稿がうまく事務所とやりとりできずにバタバタする。
11時30分から地元の餅つき大会。
13時からミニ集会。
13時半から街頭演説(二荒山神社前)。
14時からミニ集会。
その後、支持者宅を訪問しながら街頭演説。



■12月4日(月)

7時45分から恒例のマンデーリポート。
終了後、インフルエンザの予防接種を受けにいく。
昨年は予防接種を受けようとしたら早々に品切れになっていて大慌てだったが、昨年私が大騒ぎしてワクチンを探し回っていた姿を記憶していた方たちから「今年はあるよ」と声をかけてくださり、これで2回目の接種が終了。
安心して冬に臨むことができる。

9時半から労組の新聞の取材。

11時から、小山市議の小口誠司さんの告別式。
42歳という若さでの急逝に大きな衝撃を受けている。
民主党栃木県連のホームページを二人で協力して何とかしようというような話もしていた矢先だったのに、本当に信じられない。
小口さんは富士通労組の出身だが、富士通の後輩の方の弔辞などから、面倒見の良い誠実な姿がしのばれた。
心から小口さんのご冥福をお祈りいたします。

昼食をとりながらやなせ進さんと久しぶりに打ち合わせ。
支持者宅を訪問しながら宇都宮に戻り、18時から県連の幹事会。



■12月5日(火)

午前中は事務所で名簿整理など。
途中で会合1つ。

12時32分の新幹線で東京へ。
13時50分頃に議員会館に到着し、朝倉病院問題について厚生省から説明を聞く。
「朝倉病院問題」とは、埼玉県の朝倉病院で、精神保健福祉法に違反して常軌を逸した拘束などが行われていたのみならず、過去6年間に大部屋で3件もがんなどの手術が行われていたという問題。
身体拘束は、医療上どうしても必要があるときのみ、精神保健指定医(私も指定医である)の指示のもとに行われることが許されているが、朝倉病院では、そんな手続きも踏まず、胴体と両手足という5点拘束まで行われていたという。
さらに驚くのが大部屋での外科手術だが、通常、腹部をあけるような手術の場合、清潔に十分な配慮をした手術室で行うものである。
なぜそれを、他にも患者がいる大部屋で行ったのか、異常としか言いようがない。
また、診療報酬を得ようとして、ふつうに食事がとれている患者にIVH(中心静脈栄養:高濃度の栄養を大きな静脈に直接注入する方法。
感染の危険性もあるため、口から摂食できる場合や鼻から胃にチューブを入れる「経管栄養」ですむ場合には行わない)を行っていたらしい。
何とも大変な問題である。
このような問題をきちんと解決してシステムの改善に結びつけていかないと、被害に遭っている患者さんたちの人権が蹂躙され続けるのはもちろんのこと、良心的にがんばっている他の精神病院までが同じような目で見られてしまうので何とかしなければならない。

14時20分から取材。
15時前にデザイナーの方が来訪。
「水島広子と歩む会」の会員証のデザインについて。

15時10分に山井(やまのい)和則衆議院議員が訪室し、朝倉病院問題について協議。
近々現地視察をしてきちんと対応していくこととする。

15時半から、法制局の方と肥田美代子代議士を招いて勉強会。
私が作っている「子ども有害情報からの子どもの保護に関する法律案」の内容について、プロジェクトチームの事務局長である私と、座長をお願いしている肥田さんとの認識を一致させるためにも、不明な点や詰めるべき点を法制局の方にうかがう。
勉強会終了後、慌てて赤坂プリンスホテルへ。

17時から、参議院議員の江田五月さんの「江田五月全国後援会シンポジウム」に出席。
パネラーとして、菅直人さん、名古屋大学大学院の後房雄教授、そして私が招かれている。
コーディネーターとパネラーを兼務する江田さんの進行により、「21世紀・日本の選択 −これまでの政治とこれからの政治−」というタイトルで、「加藤政局」の総括、21世紀の政治のあり方などについて討論。
シンポジウムは18時45分までの予定だったが、私だけ一足先に18時40分に中座させていただき、19時4分の新幹線で宇都宮へ。

20時頃帰り着き、慶応大学の同窓会である「宇都宮三田会」に出席。



■12月6日(水)

7時32分の新幹線で東京へ。
9時から、民主党本部の会議室を借りて(予算などのためか、議員会館の会議室がどこも一杯でとれない)、「子ども有害情報からの子どもの保護に関する法律案」の内容について、関係者の方たちと内々の打ち合わせ。
机上の空論にならないよう、また、民主主義を後退させないよう、法案作成にはできるだけ多くの方に関わっていただきたいと思っている。
今日は、今までヒアリングを受けてきた業界団体の方たちをお招きし、私が現在考えている骨子についての意見をお聞きした。
座長の肥田美代子さんがどうしても多忙ということで、江田五月さんがつきあってくださる。
まるまる2時間以上かけて、大変良い議論ができた。
いただいたご意見を取り入れて修正してから、正式な党内手続きにかけていくことになる。

13時から取材。
女性が政治に関心を持つにはどうしたら良いか、というような内容。

14時過ぎに法制局の方をお呼びして、朝の会議で出された検討点について、意見交換をする。
いつもお願いするとすぐに対処してくださるので頭が下がる。

15時から民主党の税制調査会の役員会。
参議院選挙政策について、ネクストキャビネットに上げたところ、いくつか注文がついたとのこと。
改めて議論する。
より正式には明日の総会で話し合うことになる。
15時から、民主党でスタートした憲法調査会の初会合が行われていたが、税調役員会が終わったのが16時半近かったので少ししか顔を出せなかった。
私は憲法調査会のうち、安全保障に関するチームに所属している。
改憲のためではなく護憲のための所属。

原稿チェックなどをして、宇都宮へ。



■12月7日(木)

8時37分の新幹線で東京へ。
10時から民主党の税制調査会の総会。
昨日の役員会での議論に基づき、2001年度税制改革についてと参院選の政策についての最終議論。
税金は選挙での核心に触れる部分なので、皆やはりピリピリしている。
まだまだ検討すべき点は多いが、税調の役員としては、多様な生き方を尊重する21世紀に向けての良い方向性が作れたと思っている。
最初は勉強すべきことがあまりにも多岐にわたるので「厄介な仕事を引き受けた」と思っていた税調だが、勉強してみるとなかなか奥が深く向学心をかき立てられるというのが実感。
社会のあらゆる領域が税金と関わっているので、「税を征する者は民主主義を征する」とはよく言ったものだと改めて感心している。
引き続きがんばっていきたい。

14時24分の新幹線で宇都宮へ。
その後、支持者の方への挨拶まわり。

今日は久しぶりに早く引き揚げて保育園の迎えに行った。
子どもと一緒に買い物をして帰宅する。



■12月8日(金)

10時から、下野新聞社で新春特集のための鼎談(ていだん)。
自民党の森山真弓さん、公明党の青山二三さん、と栃木県を基盤とするの3名の女性衆議院議員が一同に会したのは初めて。

12時37分の新幹線で東京へ。
会合に出席し、15時44分の新幹線で再び宇都宮へ。

支持者宅を何軒か訪問し、夜は会合2つ。



■12月9日(土)

9時から取材。
上河内町まで移動して10時から講演。
鹿沼まで移動して13時から講演。

16時から「世界若年女性リーダー会議に参加して」というテーマで講演会。
17時半から、同じ建物内のフランス料理店で参加者の方々と懇親会。

20時から、支持者宅を訪問。




国会報告 バックナンバー| HOME