国会報告 その160(2003.9.29発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




国会報告 バックナンバー|HOME

国会報告(09/22〜09/28)




◆民主党と自由党の合併完了




9月24日、民主党と自由党の合併調印式が行われました。
9月25日には両党が一緒になって初めての両院議員総会も開かれ、204名の 大きな政党ができたということを実感しました。
9月26日には、正式な合併届出手続きも無事終え、「民主党」という一つの 政党ができました。
これでようやく二大政党制の一翼を担う、政権交代の受け皿となる基盤が できたといえます。後は、政権交代の必要性を一人でも多くの方に理解し ていただき、選挙戦に突入するのみだと思います。




◆第157臨時国会が9月26日に召集されました




9月26日から、第157臨時国会が始まりました。36日間という会期の予 定ですが、すでに10月10日解散という日程が囁かれているため、議員全般 に浮き足立っている様子です。
本当に10日解散ならば短い国会になりますが、テロ特措法も含め、重要な 課題もあります。また、選挙目当てに作られた第二次小泉内閣の矛盾を明 らかにしていくことも野党の責任です。

26日には、首相の所信表明演説が行われました。
相も変らぬむなしい言葉が読み上げられた後、最後には、平均寿命が延び たことやスポーツの分野で若者が活躍したことなどをあげて日本の自画自 賛を行うなどという信じられないものでした。

私自身が感じている今の日本、そして、地元で有権者の方たちと直接お話 して感じる今の日本の像とあまりにもずれている、と感じたのは私だけで はないはずです。
小泉首相は、六本木ヒルズを見て、「こんなに人があふれている。どこが 不況なんだ」と言ったという名セリフで知られていますが、相も変らぬ現 実感覚のなさには呆れ返ります。
こんな状況下でも活躍されている方たちには確かに敬意を表さなければな りませんが、政治の責任はそんなところにだけあるのではありません。ど んな人でも生き生きと暮らせる社会を実現することこそが、政治の責任で あるはずです。


自国の悪い面を虚心坦懐に見つめないで、ことさらに国力を強調する小泉 首相の演説を聞いていると、いつも、ここは旧ソ連か北朝鮮か、という錯 覚に陥ります。

首相の所信表明演説に盛大な拍手をしていた与党の議員の方たちも、同じ ような感覚なのでしょうか。




◆鴻池大臣の事実上の更迭




今国会も私の所属は、厚生労働委員会、法務委員会、青少年問題特別委員 会、憲法調査会となります。
青少年問題特別委員会では、引き続き、野党の筆頭理事を務めさせていた だくことになります。
青少年担当大臣は、今国会から、小野清子さんになります。確か福田官房 長官から鴻池大臣に変わったのが6月中旬くらいだったと記憶しています から、鴻池大臣は実に短命の青少年担当大臣だったということになります。 私たちは、前国会から、鴻池大臣の資質を問い続け、任命者の小泉首相を 呼んでその理由を問うという約束を取り付けていました。鴻池大臣がおや めになってしまったのでその機会は失われてしまいましたが、事実上の更 迭といってよいでしょう。
小野清子大臣の手腕はまったく未知数ですが、引き続き、筆頭理事として 努力してまいりたいと思っています。



◆自民党総裁選に思う




自民党総裁選が、予想通り、小泉氏再選という結果に終わりました。
 今回の結果は、2年半前に小泉氏が初当選したときのような「これで何か が変わるかもしれない」という期待を国民に抱かせるものではなく、「や はり自民党はこんなものだった」と思わせるものでした。

自民党がどのようにして成り立っている政党か(政官業の癒着構造を支え るためのシステムとして成り立っている)ということを考えれば、「加藤 の乱」と同じく、やはり、自民党を離れずに改革をするということそのも のが論理矛盾しているのです。今回も、小泉氏の政策は支持しない。
でも、自分の選挙を考えれば小泉氏を支持するしかない。そんな、政治家 ともいえない言動をとった議員がどれほど多かったことでしょう。

 国会に一日座っていれば、小泉首相が同じセリフばかりを繰り返し、基 本的に答弁能力がないということは一目瞭然です。
注目の安倍幹事長も、「プリンス」などというイメージとは正反対の下品 な野次を菅さんに飛ばし続けています。国会という現場に身を置いている と、メディアが描く姿と実像との違いに驚くこともしばしばです。この夏、 ヨーロッパを視察してきましたが、本当に日本の有権者は政治のごくごく 一部しか見ることができていないと強く感じます。とても民主主義国会の 体をなしていないと思います。

 政治に関心のない人は「誰がなっても同じ」と言うそうですが、この言 葉ほど悲しいものはありません。政権交代とともに、民主主義のレベルを 思い切って高くしていかなければ、日本が抱える諸問題は解決していかな いでしょう。



★ イベントのお知らせ 




■民主党躍進のつどい
・と き:10月6日(月)午後6:30〜
・ところ:ホテルニューイタヤ
    宇都宮市大通り2-4-6 TEL.028-635-5511
・弁士:簗瀬進、水島広子、小林守、山岡賢次、谷博之ほか
・会費:5,000円
・主催:民主党栃木県総支部連合会

■水島広子総決起集会(参加無料)
・とき:10月14日(火) 午後7:00〜
・ところ:栃木県教育会館
     宇都宮市駒生1-1-6 TEL.028-621-7177
・主催:民主党栃木県第1区総支部



★地区集会のお知らせ
 


■10月2日(木) 午後7:00〜
とちぎ福祉プラザ
宇都宮市若草 1-10-6 TEL.028-625-7766

■10月3日(金) 午後6:30〜
西地域コミュニティーセンター
宇都宮市西1-2-13 TEL.028‐635-7141

■10月4日(土) 午後6:00〜
総合福祉センター9階
宇都宮市中央1-1-15 TEL028-634-2941

■10月4日(土) 午後7:00〜
御幸地区コミュニティーセンター
宇都宮市御幸本町4638-1 TEL.028‐663-2901

■10月18日(土) 午後5:00〜
城東地域コミュニティーセンター
宇都宮市簗瀬町354-4  TEL. 028-635-8041

■10月18日(土) 午後7:00〜
篠井地区市民センター
宇都宮市下小池町466-1 TEL.028‐669-2101

■10月20日(月) 午後6:30〜
プラザ イン・くろかみ
宇都宮市桜4-1-19  TEL. 028-622-1981

■10月25日(土) 午後6:30〜
国本地区市民センター
宇都宮市宝木本町1868-1 TEL.028‐665-1041

■10月26日(日) 午前10:00〜
新陽北公民館
宇都宮市錦2-9-16 

■11月2日(日) 午後3:00〜
雀宮市民センター
宇都宮市新富9-4 TEL028-653-1511

※会場への行き方その他詳細は、水島広子事務所TEL.028-649-6600まで お問い合わせください。








国会報告 バックナンバー|HOME