■１０月２２日（日）
７時３０分からフジテレビの「報道２００１」に出演。今の国会についてどう思うかというテーマで自民党から２人、民主党から２人、無所属１人の若手議員が出演。
政党批判はかまわないのだが、まるで無所属が正しいというような扱いには少々疑問を感じた。テレビに出演した無所属の議員の人も、「民主党・無所属クラブ」という会派に属して民主党と行動を共にしている。政党を中心に回っている国会では、そのようにしないと質問時間も与えられないのだ。「政党に属するのがおかしい、無所属が正しい」というような議論をする前に、会派に属さないと質問もできない国会の仕組みを議論する方が先ではないだろうか。
政党批判は私も共感するところが大である。日本の国会議員も、党議拘束に縛られず、一人一人が自由に行動する代わりに、誰がどの法案に賛成して反対したというリストを常に公表するべきではないだろうか。そうすれば「政党がこう決めたから・・・」というような言い訳をする議員がいなくなると思うのだが。
そそくさとテレビ局を後にし、８時４０分の新幹線で宇都宮へ。
１０時からミニ集会。
その後、バーベキュー大会に顔を出してから、１４時から国政報告会。今回はやなせ進さんを特別ゲストに招いて行った。
１６時半から個人相談一件。
事務所でボランティアの方たちと雑談していたが、人に風邪をうつしてはいけないので早めに帰宅。
■１０月２３日（月）
７時４５分から恒例のマンデーレポート。
終了後、一社訪問し、１１時からミニ集会。
その後、さらに一社訪問し、１４時から取材。
１５時半から連合栃木の会長と会談。知事選について、中立の方針を再度了解していただく。
１６時半から時間ができたので散髪。
１８時から水島広子事務所の歓送迎会。
■１０月２４日（火）
６時３４分の新幹線で東京へ。
８時から、民主党の税制調査会勉強会。消費税・納税者番号・電子商取引について。
引き続き９時から、税調事務局会議。
１０時から民主党男女共同参画委員会役員会。今後の運動方針についてさらに打ち合わせ。長引いたため、民主党教育基本問題調査会に出席できなくなってしまった。
１２時から民主党の広報委員会宣伝局会議。全国へのビラ等の配布をＩＴ化していこうという話。
１２時半から始まっていた代議士会に遅刻して参加。今日からの審議の姿勢について確認。
１３時から本会議。ＩＴ基本法案（高度情報通信ネットワーク社会形成基本法案）についての官房長官からの趣旨説明とそれに対する各党からの質問。民主党からは伊藤忠治さん、公明党、自由党、共産党、社民党の順。各党とも、ＩＴ基本法案のみではなく、森首相の「北朝鮮発言」と中川官房長官の一連の疑惑について追求。
社民党の辻元清美さんは「最近の首相官邸は疑惑の館となっている」などと皆を笑わせてくれた。
１５時半前に本会議終了。その後、法務省の方たちが見えて明日の委員会で何を質問するかの確認。
１６時半に米コロンビア大学の友人が訪室。米国の有害情報規制の状況、小児医療の状況などについて聞く。
１８時から、一年生議員と政調役員との懇親会。
遅くなったため東京泊。
■１０月２５日（水）
８時から民主党厚生部会。科学技術部会の内藤議員が来て「ヒト胚等の作成及び利用の規制に関する法律案」の説明をする。
その後、医療法改正案・健康保険法改正案への対応、今後の厚生委員会日程を話し合う。今日は７時間、明後日、３１日、１１月１日、と、異常な詰め込み方。
９時から厚生委員会。民主党議員が４人で４時間、自由党・共産党・社民党がそれぞれ１時間ずつ。同僚の山井議員が精神病院に取材に行って撮ってきた保護室の写真などを示しながら精神科医療の実態を訴えてくれる。
途中で抜け出して、１３時から法務委員会で少年法について２０分間質問し（詳細は議事録で）、再び厚生委員会に戻る。
１４時４５分から１５時５０分まで党首討論のため厚生委員会中断。その後再開して１８時すぎまで。
厚生委員会終了後、公選法改正のための特別委員会で強行採決が行われないよう応援傍聴に駆けつけなければならなかったのだが、終了時間が迫っており、モニター画面で見るとすでに緊迫したムードになっている。「連座制で当選無効になったら、その候補者名が書いてある票は全部無効になるのか」「本人の当選が無効になるだけで、政党に入った分としては無効にならない」（政党にとってあまりにも都合が良すぎないか？）などと、質問者も答弁者も頭に血を上らせながら議論。この画像を茶の間で流せば、もっと国会に関心が持たれると思う。率直に言って党首討論よりもおもしろい。
そのうち、「傍聴者は委員よりも前に出ないように」などと注意が始まり、いよいよ物々しい雰囲気に。ついに、「質問時間が終了しました」と、質問への答弁がないまま、衛視が委員長をガードして一気に強行採決されてしまった。野党議員が抗議に駆け寄るが何の意味もない。この時点で、事実上、参議院選挙制度が変えられてしまった。
質疑応答をして皆で考えるなどというものではなく、相手の質問が終わるや否や答えもしないで一気に採決をする。１８時半に採決することが決められていて、それまでの時間つぶしに質疑をしていたような雰囲気だ。これが国会の現状だ。審議拒否をしていたことについて「きちんと国会で議論をしろ」と批判する方がいらっしゃったが、国会はもはや論議をする場ではないのかもしれないと思った。
古巣の慶応病院に行って、上司や同僚と久々に顔を合わせる。研究データについての打ち合わせや四方山話をしていたらすっかり遅くなる。
またしても東京泊。
■１０月２６日（木）
９時に国会をバスで出発し、民主党少年犯罪総合対策プロジェクトチームの仲間たちと共に多摩少年院視察。
１２時から両院議員総会だったが、道路の渋滞のため、終わる直前に到着。
引き続き１２時半から代議士会。
１３時より本会議。
東京２１区の補選で当選された川田悦子さんが紹介された。
その後、議院運営委員長藤井孝男氏解任決議案を提出。参議院選挙制度をめぐる一連の一方的な議会運営の責任が追求されたのだ。野党の審議拒否を「出てこないのが悪い」と言っていたくせに、しっかりと論議するために出席した衆議院では、実質審議３日間で強行採決。民主党が提出した対案については審議もしなかった。民主主義を殺した一番の責任者と言える。
民主党が趣旨説明、公明党が反対討論、自由党が賛成討論をして、その後記名投票。民主・自由・共産・社民は賛成。反対多数のため否決された。
その後、いよいよ非拘束名簿式導入のための公職選挙法改正案。特別委員会の委員長による報告。その後、公明党による賛成討論、民主・自由・共産・社民の各党による反対討論。そして、記名投票。先ほどの裏返しで、今度は賛成多数で可決。この瞬間に参議院の非拘束名簿式が成立した。
最初から予測していた結果であったが何とも空しい。こんな国会運営をしているのでは、野党議員は何のために存在しているのだろうか。
１６時から「子供たちを有害情報から守るための基本法制定プロジェクトチーム」第３回会議。この領域の研究が長い岩男寿美子さんをお招きしてじっくり話をうかがう。大変勉強になり、また、改めて立法化の必要性を認識。
１７時半すぎまで会議をやって、大慌てで四谷まで移動して１８時から講演。
終了後、議員会館に戻って２０時から２１時まで厚生省の、明日何を質問するかの事前聴取。
遅くなったが今日は何としても帰ろうという決意の元、２１時４８分の新幹線で宇都宮へ。２３時すぎに家に帰り着く。
■１０月２７日（金）
８時３７分の新幹線で東京へ。
１０時から厚生委員会。のはずだったのだが、理事会が長引いていて始まらない。事情を聞くと、１１月１日（水）に森首相を厚生委員会に出したいと与党が主張していると言う。今まで厚生委員会に来たためしなどないのだが、その日は党首討論の日。
昨日中川官房長官が更迭され、満身創痍の森首相は、追求を恐れて厚生委員会に逃げ込みたいようだ。そんなことのために厚生委員会を利用するなんてとんでもない、と野党の理事が頑張ったところ、１時間後に与党の要求が撤回されて１１時から厚生委員会開始。厚生委員会は国会の中では比較的議論が通じる場だと思う。
１２時からの昼休みを利用して、民主党男女共同参画調査会の税制作業チームの勉強会。講師を招いて配偶者控除について。
１３時から厚生委員会に戻り、１３時半から私が１時間質問をした。精神科医療、医療の抜本改革のための基盤づくり、臨床研修などについて（詳細は議事録で）。精神科医療は本当に今まで「日の当たらない」領域だった。一昨日の山井議員の質問、そして今日の私の質問で、少しは日が当たっただろうか。
厚生委員会の最後を失礼して、１７時４８分の新幹線で慌ただしく宇都宮に戻り、１９時から会合。
■１０月２８日（土）
午前中は事務所で久々の打ち合わせ。
昼からパルティ（栃木県女性センター）で行われているフェスタに顔を出し、１３時から１４時までその中でのフリートークに参加。
その後、支持者が主催されるフェスタ内のシンポジウムで挨拶して、大急ぎで移動して１４時半から第３回「女性のための政治スクール」。テーマが「少年犯罪について」であったこともあり、いつもよりも多くの方が参加してくださった。今回から議事録を作ってホームページなどで公開することにしたので乞うご期待。
１７時半、１８時、と２件個人相談。
１９時から会食。
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