国会報告 その135(2003.3.10発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(03/02〜03/08)



■3月2日(日)




午前中は、塚原たけしげ市議会議員の事務所開き。
昨日は菅さんを迎えての街頭演説も雨にたたられたが、今日は打って変わ って好天に恵まれた。
午後は原稿執筆や事務作業など。



■3月3日(月)




7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時半から事務所内打ち合わせ。
水島広子ネットワーク通信の入稿やいろいろな雑務も重なり、また、3月 1日のイベントの反省会も兼ねて、打ち合わせが昼過ぎまでかかった。

午後はお見舞いや事務作業。

自宅で子どもたちと夕食をとってから、21時34分の新幹線で東京へ。
今日の国会は大荒れ。
予算委員会が「委員長職権」によって終わり、その後、総務委員会が関連 法案の審議をして、日付が変わる前に本会議で予算案の採決、というシナ リオだったようだが、大島農水相が衆議院法制局に疑惑追及に対する答弁 を書かせていた問題で予算委員会の時間が大きくずれ込み、すっかり見通 しが立たなくなった。
そうは言っても、23時頃が本会議開会の一つの予想であるため新幹線に 乗った。

ところが、大宮駅で停車中に携帯電話に鳥居秘書から連絡が入り、「本会 議は明日になった」とのこと。あわてて座席に戻って書類やパソコンをか き集め、ギリギリ間に合って下車。22時10分大宮発の新幹線で宇都宮 にUターン。

何とか日付が変わる前に帰宅。



■3月4日(火)




10時34分の新幹線で東京へ。

12時40分から代議士会。
13時から本会議。
2003年度予算案について、予算委員長からの報告の後、野党4党合同 で編成替えを求める動議が出され、その後、自民・民主・自由・共産・社 民それぞれから、それぞれの立場での賛成討論や反対討論。
編成替えを求める動議への起立採決が行われた後(否決)、予算案につい ての記名採決。2003年度予算案が衆議院を通過した。

その後、関連法案に関して、財務金融委員長と総務委員長からそれぞれ報 告が行われた後、採決。

15時から総括副大臣会議。

夕方は、子ども政策などについて打ち合わせ。



■3月5日(水)




8時から厚生労働部門会議。
各種事務連絡の他、法案対応や担当法案の決定。

8時50分より、内閣府部門/市民・子ども部門合同役員会議。

9時より、内閣府部門/市民・子ども部門合同会議。
各種事務連絡。
自動車安全運転センター法改正案について、警察庁よりヒアリング。
沖縄振興特別措置法改正案について審査。

10時半にコロンビア大学の米国人の共同研究者が来室。

12時から、国対役員・筆頭理事合同会議。
度重なる与党不祥事のため、マスコミもたくさん来ていた。今度は私の所 属する厚生労働委員会の委員長の秘書が逮捕されたというのだから驚きだ。

党本部に移動して、13時から役員室会議。菅代表の全国行脚が第3弾ま で行われたが、車座集会を中心としたきめ細かな行脚は各地で好評。

15時からイラク問題について取材。

17時16分の新幹線で宇都宮へ。

18時半から県議選立候補予定者の石井万吉さんの総決起集会に参加。

20時20分の新幹線で再び東京へ。

その後、東京での会合に出席。



■3月6日(木)




8時から医療問題プロジェクトチーム。
医療保険制度改革等について厚生労働省よりヒアリング。

8時半から、法務部門会議。
各種事務連絡。

出入国管理及び難民認定法の一部改正案、民事訴訟法の一部改正案、人事 訴訟法案について、法務省よりヒアリング。

10時に厚生労働省の方が来室。
次世代育成支援対策推進法案、児童福祉法改正案についてヒアリング。

赤坂に移動して、11時半から「国のかたち研究会」。

13時から地域経済活性化研究会。
宮城県の浅野知事がゲスト。
ここのところの宮城県の重点政策は4つで、食材(食材王国宮城:いわゆ る郷土自慢の特産ということではなく、第二次産業ものづくりの食品加工 業の立地としての宮城)、バリアフリー(医療、福祉)、環境(リサイク ル団地)、ITということだ。それぞれ具体的な政策と実行内容を伴ってお り、さすが浅野知事といったところだ。
「今の時代、地方自治体も得意分野を持っていなければなりません」とい うのが浅野知事の弁。さて、栃木の得意分野は?

党本部に移動して、14時半から総合選挙対策本部企画会議。
このたび、常設の機関として、総合選挙対策本部が作られることになった。
本部長は菅直人代表、事務総長に岡田克也幹事長、事務局長に前参議院議 員の前川忠夫さん、という配置である。具体的には、企画、政策、広報・ 宣伝、総務、経理、組織・団体対策、女性対策、遊説、国民運動、という 配置になっており、私はその中の企画に所属することになった。企画の責 任者は江田五月さん。
またもや仕事が増えたというのが実感だが、選挙は政権交代のためには最 も重要なプロセスなので、できるだけがんばりたい。



■3月7日(金)




11時半から内閣府部門、市民・子ども部門、法務部門の合同会議。出会 い系サイトの法案などについて、今までは子ども政策会議で議論をしてき たが、法案対応の時間が迫られていること、その時間内で多方面からの議 論をする必要があること、から今回より三部門の合同会議とした。
今日は、児童買春・児童ポルノ法について、これまでの取り組みについて、 法務省、警察庁、厚生労働省よりヒアリング。

なお、子ども政策会議の事務局長をお願いしていた小宮山洋子さんが急き ょ東京6区の衆議院補選に、故・石井紘基さんの後継として出馬すること になったため、事務局長人事も考えなければならない。

12時40分から代議士会。
13時から本会議。
坂井隆憲衆議院議員(厚生労働委員長)の秘書逮捕、そして、本人の逮捕 許諾請求が出されたことを受けて、厚生労働委員長の辞任、新委員長の選 挙、逮捕許諾請求、と議事が進む。当然のことながら逮捕許諾請求は全会 一致で承認された。
ところで、この事件、私からすれば「青天の霹靂」なのだが、実は昨年の 10月頃から内偵が始まっていたようだ。ここ数日でバタバタと事態が進 行したのは、

●現在、名古屋刑務所問題で法務大臣への辞任要求が高まっているため、 法務大臣から関心をそらすために法務省(検察は法務省の管轄)がやった のではないか。
●昨日は、三浦和義氏の無罪(いわゆるロス疑惑)が確定した日である。 検察の大失点とも言える事件の報道量を少しでも減らすために、坂井議員 の逮捕許諾請求を昨日出したのではないか。(実際に、坂井議員の記事が 新聞のトップを飾り、三浦氏の記事は小さくなった)

というような推測が囁かれている。

永田町に来るまでは、スキャンダルというのは、発覚するとすぐに報道さ れているものだと思っていたが、どうやらスキャンダルを公にするタイミ ングというのが政治の流れをある程度作っているということがわかってき た。それが「常識」だというのだから、やはり変な世界だ。

地方税法等の一部改正案について採決が行われ、義務教育費国庫負担法及 び公立養護学校整備特別措置法の一部改正案について、文部科学大臣から 趣旨説明の後、民主党の鎌田さゆり議員が質問。

本会議終了後、地元事務所と東京事務所合同でスタッフ打ち合わせ。



■3月8日(土)




昨夜東京に泊まったため、朝8時16分の新幹線で宇都宮へ。

10時から、連合栃木の春闘・統一地方選必勝総決起集会に参加。

集会後、県庁前からJR宇都宮駅前までのデモ行進が行われたが、私は先 に駅前に移動して、11時すぎから、連合栃木女性委員会の方たちと山田 みやこ県議と共に、国際女性デーの街頭演説。私が先日まとめたパート法 案や、今国会でも大きな争点となる有期雇用者(契約社員)、派遣社員な どについて、現在の労働市場が抱える女性の問題を訴えた。

街頭演説終了後、デモ行進を終えた連合の方たちを迎える。

12時半から、連合栃木と民主党国会議員の懇談会。政策課題や選挙情勢 などについて意見交換。
14時から、統一地方選についての打ち合わせ。
15時に事務所で個人相談。
夕方はお見舞い。






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