国会報告 その130(2003.2.3発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(01/26〜02/1)



■1月26日(日)




10時から職場のメンタルヘルスについて講演。

11時から11時半までは問屋町のびっくり市に顔を出す。

その後、日光に移動して、13時から男女共同参画をテーマに講演。

講演終了後、宇都宮に戻って新年会。

その後、すぐに鹿沼に向かい、小林守衆議院議員の新春の集いに参加。


■1月27日(月)




7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時半から定例の事務所内打ち合わせ。

大平町で労組訪問をしてから、足利へ。

13時から、「日本の現状とこれからの政治」と題して講演。

16時11分発の新幹線に小山駅から乗って東京へ。

18時40分から代議士会。
19時から本会議。
今年度の補正予算について、民主・自由・共産・社民それぞれからの反対 討論、自民からの賛成討論の後、採決。
タイミングを逸した上に効果のなさそうな補正予算が衆議院を通過した。

その後、夜の新幹線で宇都宮へ。




■1月28日(火)




7時19分の新幹線で東京へ。

8時45分から内閣府部門/市民・子ども部門合同役員会議。
9時から内閣府部門/市民・子ども部門合同会議。
定例日の設定、政策会議やプロジェクトチーム、ワーキングチームの設置。
民主党の予算案について。政府の予算案とは異なって雇用創出効果があり 将来への投資になる予算案を編成している。私も、従来の政策を予算化し たものの他、障害児学童保育などで雇用の創出を、という予算案を提案。
内閣提出予定法案について、内閣官房、内閣府、警察庁よりヒアリング。

10時から取材。

党本部に移動して、11時から役員室会議。

14時に青少年問題特別委員会の委員部の方が来室。今後の委員会の持ち 方などについて概略の説明を受ける。

15時から総括副大臣会議。

16時44分の新幹線で宇都宮へ。


■1月29日(水)




6時36分の新幹線で東京へ。

8時から厚生労働部門会議。
今国会提出予定法案に関して、また、今年度介護報酬の見直し案について、 厚生労働省よりヒアリング。
その他、各種事務連絡や方針協議。

引き続いて、9時すぎから障害者政策ワーキングチーム。
支援費制度施行の準備状況について、厚生労働省よりヒアリング。
今年の4月から支援費制度が始まる。これは、障害者の地域における自立 を支援するという理念の下に作られた制度であり、自らが受ける支援を障 害者が選択し、それを行政が経済的にサポートするという構造になってい る。措置費から支援費へという変化は、障害者福祉の抜本的改革とも言え るものであり、施設から地域へという流れは歓迎すべきものだし、支援費 制度そのものは決して否定すべきものではないが、昨年末からの厚生労働 省の対応はひどすぎる。

まず、夏の概算要求の時点では従来通りの「市町村障害者生活支援事業」 及び「障害児(者)地域療育等支援事業」の補助金という形で予算化されて いたのに、昨年末に突然一般財源化されたため、自治体に大変な混乱と負 担を与えている。

また、障害者のホームヘルプに上限が設定されている(国庫補助金交付基 準であって、上限ではないと言っているが、それしか交付しないというこ とは自治体が従来通りのサービスを提供しようとすると負担増となるので、 事実上の上限となりかねない)。すでに進んだサービスを提供している自 治体の障害者にとっては、サービスの低下を意味する。

民主党では、1月17日に厚生労働大臣への申し入れを行っている。
その柱は、「ホームヘルプ事業の補助金について、障害の種類等による画 一的な交付基準を設ける案は一旦白紙に戻し、改めて関係団体と話し合い を進めること。この結論が得られる前に基準の考え方について地方自治体 に対して示さないこと」「市町村障害者生活支援事業および障害児(者)地 域療育等支援事業の補助金を唐突になくして敢えて一般財源化を決めたこ とは、支援費制度の円滑な実施を妨げるものである。これは、障害者団体 及び地方自治体にとって到底承服できるものではなく、大きな混乱を招い ているので、これを撤回し、予算案を修正すること」。

今日の厚生労働省の説明によると、昨日の支援費制度担当課長会議で、改 めて、今回の基準はサービスの上限を定めるものではないこと、今回の基 準によってサービスが減る自治体については移行措置を設けること、今後 の利用状況をふまえて見直すこと、などが合意されたとのこと。一時休戦 という形のようだが、当事者には事前に相談もせずに一方的に物事を決め、 抗議が殺到して混乱をきたし撤回(に近いこと)をする、というパターン がここのところ目につく。

12時から国対役員・筆頭理事合同会議。

13時から来客。

14時16分の新幹線で宇都宮へ。
後援会会員宅訪問。

夜はお通夜。


■1月30日(木)




7時7分の新幹線で東京へ。

8時半から法務部門会議。

9時から衆議院憲法調査会。私にとっては初体験である。
小委員会の設置等についての採決が行われた後、「現在の国際情勢と国際 協力について(特にイラク問題・北朝鮮問題をめぐる憲法的諸問題)自由 討議が行われた。各党からはまず10分以内で代表者1名ずつが討論をし、 その後は5分以内で誰でも発言できる。憲法調査会独自の形式である。

今日の討論を見ていて、日本の安全保障問題がどんな構造で議論されてき たかがとてもよくわかった。
「社民党は北朝鮮による拉致の存在を否定し ていたはずですが・・・(党として正式に否定したことはないそうだ)」
「北朝鮮への帰国運動の旗を振っていたのは共産党だったはずですが・・ (実際には超党派で進められていたものであり、ある時期からは閣議事項 となったそうだ)」
といった論調で、時には言いがかりとも思えるような 内容が語られるのだ(社民・共産両党もせっせと反論しており、北朝鮮に よる拉致の問題を国会で初めて取り上げたのは共産党だったというような ことも私は今日初めて知った)。

 その一方で、民主党の仙谷由人議員が提起した、「イラクに対するアメ リカの先制攻撃に関して、国際法上どう説明できるのか」という本質的な 質問に対しては、きちんと答えられる与党議員はいなかった。これでは話 が前に進まないのも当然だ。

 いずれにしても、議員同士の自由討議という形式は、憲法調査会は初め ての私には新鮮な体験だった。私は昨日行われた事前打ち合わせに参加で きなかったこともあり、また、「自民党タカ派」対「共産党・社民党」と いう構造が続いたため、今日のところは発言を控えたが、次回からは頑張 りたいものだ。そうは言っても、各議員の言いたい放題の委員会運営には 疑問も残る。一般の委員会であれば、政府からの答弁が、すぐに形になっ て国を動かしていくが、ここの調査会での議論は性質が違うために価値を 見いだすのに時間がかかりそうだ。

13時44分の新幹線で宇都宮へ。
後援会会員宅訪問。



■1月31日(金)




朝から後援会会員宅訪問。

11時からの新年会に顔を出して、11時34分の新幹線で東京へ。
12時40分から代議士会。
13時から本会議。
小泉首相による施政方針演説の後、外務大臣が外交演説、財務大臣が財政 演説、竹中大臣が経済演説を行った。
この内容は、メディアでも酷評されているが、「○○さんが国際○○賞を 受けた。日本は大丈夫だ」というような内容と、すでに精彩を欠いた精神 論。これが日本の首相の演説かと、聞いていて情けなかったのと共に、日 本人の功績や昔の日本人の精神性などを前面に押し出した演説には、社会 の右傾化の兆しも感じて不吉な予感がした。

本会議終了後、食品衛生法改正などについて厚生労働省よりヒアリング。

16時16分の新幹線で宇都宮へ。

宇都宮でお見舞いに一件うかがってから、上三川へ。上三川町議の隅内正 美さんの義理のお父様が亡くなったため、お通夜に参列。



■2月1日(土)




午前中は山田みやこ県議の選対結成式。

午後は事務作業や挨拶回り、個人相談など。

夜は会合。







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