国会報告(10/1〜10/7) |
■10月1日(日) 9時から、娘の保育園の運動会。来賓として挨拶させていただく。 朝は雨がぱらついていたが、私の挨拶のあたりから薄日が射してきた。 10時から、労組の大会。 ■10月2日(月) 7時45分より恒例のマンデーリポート。 今日が新しい街宣車のお披露目。パオという車に、上に人が立てるようなキャリアと、音響を整備。トランクルームのドアが上下に開くパオの構造では、通常の梯子はつけられない、ということで、着脱式の梯子を知恵を絞ってつけていただいた。スピーカーも、手動ではあるが180度回転する。転落防止の手すりなども完備。完璧な車である。車を探してくださった皆さま、様々な工夫を凝らしたキャリアと看板を作ってくださったKさん、すばらしい音響設備を付けてくださったI市議、本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。また、小回りの利く車なので、あちこちで街頭演説をしていきたいと思います。 支持者回りをして、13時8分の新幹線で東京へ。 16時から、党の男女共同参画委員会の三役会議。私は副委員長として出席。マ員長は、同じく一年生議員の鎌田さゆりさんであり、やる気満々である。委員長代理はベテランの千葉景子参議院議員(前ネクスト大臣)。男女共同参画委員会の今後の活動方針について話し合う。今まで、さまざまな取り組みがなされてきたが、それらを振り返って、もっと活動の目的を絞り、わかりやすくしたいという意見で一致した。私は、女性の議員を増やすための運動を全力で展開していきたい、そして、その運動を地方にしっかりと広めて根付かせたい、という希望を伝えた。三役の中で、党の政策立案の「男女共同参画調査会」の役員(事務局次長)もやっているのは私一人なので、党としての行動と、政策づくりと、両方を協調させるのも私の役割となりそうだ。さらに、広報についても話が出たが、広報委員会の役員(副委員長)もやっているのは、やはり私一人。これだけあちこちの役員をやっていると責任重大だが、それだけ、横断的な取り組みができるので、全貌も見えるしやりがいもある。頑張っていきたい。 17時から民主党の緊急両院議員総会。参議院の選挙制度をめぐって、にわかに国会が緊迫してきたため、緊急に召集された。 18時16分の新幹線で宇都宮へ。 ■10月3日(火) 6時36分の新幹線で東京へ。 8時から、党の税制調査会の勉強会。日本の悲惨な公債発行の歴史がよくわかる。 9時から、同じく税制調査会の事務局会議。途中で抜け出し、同時に行われている、民主党の法務部会へ。少年法についての議論。マスコミで、民主党が「与党案を容認」という方に分類されていることに異論がoて、「とにかく修正が認められなければ与党案には反対」という方針が再確認される。 10時から取材。 12時30分から党の代議士会。 代議士会の後、新幹線で熱海に向かう。本会議が行われたら出席できないと諦めていた労組の会議で講演。国会の情勢もしっかりと訴えた。 ■10月4日(水) 6時36分の新幹線で東京へ。 8時から党の厚生部会。健保法・医療法改正について、連合の生活福祉局の方から意見を聞く。我々の意見とはほぼ一致しているのだが、今のままの国会情勢では、民主党が出席しない間にどんどん改正議論が進んでしまう危険性が高い。国会外でいかにして有権者の理解を得て、我々が反対する健保法改正に歯止めをかけるか。戦略と努力が必要だ。 10時から党の教育基本問題調査会。教育改革国民会議の中間報告について、内閣官房から話を聞く。「教育改革国民会議第1分科会の審議の報告」では、「教育基本法の改正が必要だという意見が大勢を占めた」と書かれているが、これは事実が歪曲された形であり、官邸からの圧力がかかったからだ、などと報道されている。中間告ciは、「教育基本法については、必要があれば改正するべきだという意見が多かった」というような控えめな表現に落ち着いている。 中座して、11時から党の税制調査会の役員会。NPO税制と支援措置について。活発な議論がなされる。 昼食中に来客一件。 14時より、党の男女共同参画調査会の民法改正作業チーム。今国会でも、民法改正案を提出するかどうかを話し合った。どうせ臨時国会では成立しないから無駄な努力はやめるべきではないかという意見もあったが、私は、国会の外で民法改正運動をやってきた立場からも、改正法案を持っているのに提出しないという姿勢が信じられないと発言した。あらゆる国会に衆参両院で提出すべきだと思う。そして、「また審議されなかった」「また廃案になった」というマイナスの実績をどんどん作って、国民に広くアピールすべきだと思う。これほど民法改正を待っている人がたくさんいると言うのに、話題にすら上らない国会があることが理解できない。作業責任者の千葉景子参院議員(前ネクスト大臣)の考えもあって、今国会には衆参両院で提出することになる。今までも野党共同提案でやってきたので、与党も含めて他党にも呼びかけていくこととする。提出のタイミングは今後の判断。 17時4分の新幹線で宇都宮へ。 ■10月5日(木) 6時36分の新幹線で東京へ。 8時から、民主党の税制調査会総会で、今後の税制改革の方向について、政府税調会長の石弘光氏より説明を受ける。 10時半から、民主党のPKO検討プロジェクトチーム。今までのPKOの経過について調査室の人から説明を受ける。党内ではこれから広く議論していこうということになった。私の隣に座っていた羽田特別代表が、東ティモールを訪れたときの様子を小声で話してくれた。西ティモールの難民キャンプに行ったときには、軍服を見ただけでパニックになる子どもたちなど、心の問題が気になった。援助を必要としているのはむしろそういう分野なのではないか、とのこと。私も同意見だ。羽田さんを改めて見直す。ちなみに、先週の栃木県連のパーティーに来てくれた羽田さんは、新幹線の待ち時間に餃子をたくさん食べて帰られたそうだ。「宇都宮の餃子はおいしいよねえ」と嬉しそうだった。 12時半から代議士会。現在、野党は共闘して審議拒否をしているが、参院選の選挙制度をめぐる一連の経過を改めて振り返り、与党の横暴に対して徹底的に戦うことを改めて確認。週末には各自が選挙区で有権者に訴えかけることを確認し合う。野党が提出するあっせん利得処罰法案の説明を受ける。 13時30分から、民主党税制調査会役員会。株式譲渡益課税問題について、大蔵省・通産省・金融庁・日本証券業協会より説明を受ける。 14時半に、衆議院内の眼科を受診。3日の熱海での講演の途中から、目が開けていられないほどの苦しい状態になった。私はコンタクトレンズをしているのだが、目が真っ赤になって3日の夜はコンタクトどころではなくなった。それから、目を温めてみたり、新幹線の中で仕事をするのをやめてみたり、と、だましだましやってきたが、やはり調子が悪いので政策秘書の鳥居さんの勧めもあって眼科に行ってみた。議事堂の建物の中にあるので古めかしい診察室だったが、診察してもらい、目に傷があるということで点眼薬をもらった。 15時から、衆議院定数削減のために空いた会館の部屋(20室)を利用して作られた「議員応接室」で、民主党の男女共同参画委員会と男女共同参画調査会との打ち合わせ。運動体である委員会と、政策立案のための調査会とは、協調する必要がある。両方の役員を兼ねている私の責任は重大だ。 16時に議員会館を出て、東京21区から補選に出馬予定の長島昭久氏の応援のため日野に向かう。17時過ぎに到着。同僚議員である鈴木衆議院議員も来ていた。2カ所で応援演説。東京で街頭演説をしたのは初めてなので、少々緊張。 18時過ぎまで日野で演説をして、東京駅まで戻り、19時20分の新幹線で宇都宮へ。 ■10月6日(金) 6時36分の新幹線で東京へ。新幹線の中でいつものようにモバイルコンピュータで仕事をしようとしたら突然初期化されてしまい、書きかけの原稿と共にコンピュータに蓄積されていたメールの情報が全て消えてしまった。ショックのあまり仕事ができ なくなる。10月5〜6日にメールをいただいた皆様、大変申し訳ございません。できましたらもう一度メールをいただけると幸いです。 8時から党の厚生部会。「世界標準から考えるわが国の医療供給体制」というタイトルで東北大学の濃沼教授から講義を受ける。私も医療現場で痛感していたことだが、データで改めて見ると、日本は世界の中で明らかに異常な医療体制になっている。日 本は病床数が諸外国の2〜3倍、医療職員数は1/2〜1/3、在院日数は3〜5倍。つまり、国民の希望「入院したくない、手厚い看護を受けたい、早く退院したい」と完全に逆の現状となっている。医療密度という指標では、日本はOECDの平均の1/20、米国 の1/70である。密度の薄い医療を長期間受けているというのが日本の医療の現状なのだ。諸外国では、病床数を減らすことで、患者あたりの医療スタッフの数を増やし、医療の密度を上げることで、平均在院日数を短くした。日本もこの方向で医療改革をすべきだというのが濃沼教授のご意見。「病床数を減らす=病院がもうからなくなる」わけではないことを医療側にきちんと説明していき、同時に診療単価を引き上げていけば、新たな負担を強いられなくても、また、医者や看護スタッフをこれ以上養成しなくても、満足すべき医療体制が確立する、というのは多くの人にとって新鮮な主張なのではないだろうか。民主党の医療改革政策もこの方向に従ったものにできると思う。ちなみに、病院で働いていた私からは、退院した患者の受け皿となる外来と地域の体制作りも急務だと思う。 厚生部会終了後、出席されていた連合の生活福祉局の方が会館事務所に見える。医療改革の一連の流れなどについて話し合う。 10時から党の男女共同参画委員会。 11時45分に国対委員長室に集合し、12時から議事運営委員会(議運)に抗議に行く。少年法という重要な法案を、本会議での趣旨説明も行わずにいきなり委員会に付託するという。今日は金曜日で、本会議を突然開くことも難しいという状況のようだが、本来は来週審議すべき少年法をいかにも拙速に今日委員会に付託しようという姿勢は異常だ。もはや「何でもあり」の状況のよう。 14時から、総務庁青少年対策本部の方から説明を受ける。プロジェクトチームの第1回目の会合に向けての事前調査。 新幹線で宇都宮に戻って、18時半から地元で会合。 ■10月7日(土) 8時半から、身体障害者スポーツ大会。晴天に恵まれた。 |