国会報告 その128(2003.1.20発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(01/13〜01/18)



■1月13日(月)




「書典」創立五十周年記念の書典会会員書道展を見学し、11時から、石 井万吉宇都宮市議後援会総連合会新年会に参加。

その後、統一地方選の打ち合わせや後援会会員宅訪問など。



■1月14日(火)




7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時半から定例の事務所内打ち合わせ。

日中は後援会会員宅訪問。

18時からは労組の新年会に出席。

何となく体調がすぐれないと思っていたら、就寝前から1時間おきくらい のペースで嘔吐が続く。
実は今日の午後、地元の高根沢秘書が体調を崩して早退している。また、 野口秘書も胃痛を訴えていた。そうしたら今度は自分の番なので、我がこ とながら驚いてしまった。



■1月15日(水)




地元の地区回りをする予定だったが、昨夜からの嘔吐が朝になっても続い ているため、断念。
議員会館に電話をすると、何と、政策秘書の鳥居さんも不調を訴えて早退 したと言う。新聞を見れば、宇都宮市で小学校2校がインフルエンザで学 級閉鎖とのニュース。そんな季節なのだと再認識。

何とか夜の会合だけでも、と思ったが、結局嘔気が夜まで続き、断念した。 1歳の息子も、保育園で、オムツの外まで飛び出るほどの下痢をしたそう だ。私も息子も熱は大したことがないのだが、何らかの風邪だったのだろ うか。



■1月16日(木)




まだ本調子でないため、午前中まで休養。たまった事務作業に少々手を出 す程度にする。

14時から財界とちぎ賀詞交歓会に出席。

この後、労組の旗開きに一件出席して、17時には財界とちぎの懇親会に 戻る。

18時からは労組の旗開き。



■1月17日(金)




午前中は、後援会会員宅訪問など。

12時59分の新幹線で東京へ。

15時から党本部で両院議員懇談会。明日の党大会を前に、議案の確認な ど。大した議論もなく終わる。

16時44分の新幹線で宇都宮へ。

18時から、3つの新年会に立て続けに出席。



■1月18日(土)




労組の旗開きに出席してから、11時34分の新幹線で東京へ。
13時から東京プリンスホテルで民主党大会。来賓に自由党幹事長、社民 党党首、連合会長、日本経団連参与を迎え、菅代表から具体的な政策や戦 略も力強く打ち出され、政権交代への期待が高まる大会だったと思う。

15時44分の新幹線で宇都宮へ。

税理士会の新年会、地元の新年会を経て、鹿沼に移動し、鈴木みつぐ鹿沼 市議の後援会新年会に駆けつける。



ところで、最近、地元の何名かの方たちから、「ジェンダーフリー」につ いてのお問い合わせをいただいた。
地方自治体で主催・後援している「親と子のジェンダーフリー教室」のよ うなものが、開けなくなったとのこと。もう行政では「ジェンダーフリー」 という概念そのものが否定されたというような混乱した情報もあり、私も 大変驚いた。

よくよく聞いてみると、その根拠として示されているのが、文化庁文化部 国語課の「外来語・外国語の取り扱いについて」という依頼らしい。
ジェンダーフリーというのは私が好んでいる言葉であるので、大変気にな り、事務所を通して内閣府に問い合わせをした。

内閣府からの回答は、次のようなものだった。

「ジェンダー」については従来から「社会的、文化的に形成された性別」 という注釈をつけて使用しており、今後もその方針を変更する予定はない。

他方、「ジェンダーフリー」については、この文化庁の「依頼」とは関係 なく、そもそも内閣府としては「公式的概念は示せない」という見解。

また、内閣府の男女共同参画局長は、国会で次のように答弁している。

「ご指摘の通り、ジェンダーという言葉は、社会的、文化的に形成された 性別という意味で男女共同参画基本計画においても使用しておりますけれ ども、ジェンダーフリーという用語はアメリカでも使われておりませんし、 北京宣言及び行動綱領や最近の国連婦人の地位委員会の年次会合の報告書 などでも使われておりません。もちろん、日本の男女共同参画社会基本法、 男女共同参画基本計画等の法令においても使用しておりません。
(中略)男女共同参画社会はこのような意味でのジェンダーフリーを目指 しているのではなくて、男女共同参画社会基本法で定められている通り、 性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会、 男女が差別を受けることなく、対等なパートナーとして様々な分野に参画 し、利益も責任も分かち合っていけるような社会を目指しているというふ うに思っております」

これは、参議院内閣委員会(2002年11月12日)での亀井邦夫議員 の質問に答えたもので、内閣府としてのジェンダーフリーについての公式 の見解。内閣府の担当者の話では外部からの問い合わせに対しては、この 局長見解をもとに説明しているとのこと。

一部マスコミでは、この政府の姿勢を「フェミニストが進めるジェンダー フリーを否定したものだ」と評価しているようだが、外来語の問題ではな く、男女共同参画の捉え方にすり替えられているようで気になる。

ちなみに、「ジェンダーフリー」は、メディア、女性、市民団体のみなら ず、自治体でもかなり広範に使用されているのが実態。おそらく「バリア フリー」にまねて使用されているのだと思うが、確かにアメリカで作られ た言葉ではない、ある意味では和製英語なのだろう。

でも、私が今まで国際会議や、アメリカの国会議員との交流の中で英語の 会話の中でこの言葉を使ってきた経験からは、意味がわからないなどと言 われたことはなく、むしろ「そのジェンダーフリーという言葉はすばらし い。私たちもその言葉を自国で広めていきたい」「水島議員の提唱したジ ェンダーフリーという概念はすばらしい(私のオリジナルではないので、 恥ずかしい限りだが)」というふうにプラスの評価をいただいてきた。
「ラジカセ」などの和製英語とは一線を画すものだと思っている。

私自身は、これからも、アメリカ人たちに励まされたように、ジェンダー フリーの普及につとめていきたいと思っている。なお、自治体関係者など で「ジェンダーフリー」という言葉が使えなくてお悩みの方は、「ジェン ダーに縛られない」などという表現を考えられたらどうだろうか。



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