国会報告 その114(2002.10.7発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(9/29〜10/5)



■9月29日(日)

うちの子どもたちの通う保育園の運動会と、ほかの幼稚園の運動会で挨拶 をしたあと、原稿執筆や事務作業など。



■9月30日(月)

7時45分から恒例のマンデーリポート。

10時から労組の定期大会。

13時から事務所内打ち合わせ。

14時26分の新幹線で東京に行き、16時から、「国のかたち研究会」。 「国のかたち研究会」というのは、3年前の代表選で菅さんを支援した議 員たち(+菅さん本人)が続けてきた勉強会。私もかつて入会を勧められ たことがあったが、特定のグループに属さないという方針で活動してきた ため、入会は遠慮させていただいてきた。
ところが、今回の代表選で事態は変わってしまった。つまり、私たちが代 表選を通して実現したかったこと(日本に初の市民政権を誕生させること) に向けて引き続き取り組むための場が必要になったのだ。
今回、私は菅さんの応援をさせていただき、菅さんのことをさらに評価す るようになったと同時に、良い仲間と共に活動できたという感慨を持って いる。この仲間と共に目指してきたことが、代表選の終了と同時に解消す るものでもない。また、現在の危機的な党の状態を見ても、とても安心で きるものでもない。民主党が期待を感じさせる政党に成長するよう、私も 「国のかたち研究会」の方たちと意見交換を続けていきたいと思っている。

会議終了後、宇都宮へ。



■10月1日(火)

10時から労組の定期大会。

12時32分の新幹線で東京へ。

14時から、両院議員総会。党役員の人事の同意を求めるもの。
「何か質問は?」と言うなり、「なし!」という声が会場からあがり、ま たたくまに終了してしまった。(「総会屋に仕切られた株主総会みたいだ った」と某議員が新聞でコメントしていた)

明日のOECDのヒアリングに向けて、山本孝史参議院議員とともに民主 党のファミリー・フレンドリー政策についてのまとめ作業。

宇都宮に戻って、18時前から鹿沼で講演。台風だったが、多くの方が参 加してくださる。

夜、鳩山代表から電話をいただいた。
ネクストキャビネットのある部門の大臣にならないかという打診だった。 大変ありがたいお話ではあったが、私は前国会から「民主党が政権をとっ たら子ども省を。そのためにはまずNCに子ども部門、子ども担当大臣を」 ということを訴えており、前政調会長から新政調会長への申し送り事項と してもらっている。NC大臣にしてくださる気持ちがあるのなら、子ども 部門を作って、そこの大臣にしていただけないかと、かなりずうずうしい お願いをさせていただいた。それなら「ニュー鳩山」という感じがするの ではないか、という私見も勝手ながら述べた。
鳩山代表も、子ども省の設立や、子ども担当大臣を作るということについ ては大変共感してくださり、実現に向けて努力すると言ってくださった。



■10月2日(水)

7時32分の新幹線で東京へ。

地元の小学校の皆さんが国会見学に見えたため、私も同行。

10時半から「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」 について取材。

鳩山代表から再び電話をいただく。子ども担当大臣については、賛否両論 あるため、新体制ですぐに、というわけにはいかないということ。臨時国 会中には実現すると約束してくださる。

11時に出版社の方たちが来室。提出していた本の企画が編集会議を通過 したとのことで打ち合わせ。

午後は宇都宮に戻って事務作業。

17時45分から個人相談を受けて、18時半からは先に行われたバス旅 行の反省会。

ところで、今朝、山形4区の衆院補選候補者の斎藤淳さんに女の赤ちゃん が誕生した。連絡を受けて、本当に嬉しいことだと思った。
先日行った候補者公募に応募されてきた方だが、お子さんのためにも、日 本にまともな政治を実現したいという思いでエール大学での研究生活を切 り上げて立候補を決意された方だ。ちなみに、男性応募者の中で唯一、男 女共同参画を重要な柱に位置づけられた方でもある。
言行は見事に一致しており、選挙運動中でありながらも、常に配偶者とお 子さんへの配慮を怠らず、夫としても父親としてもすばらしい方だと思う。 こういう人が国政の場に一人でも増えることが、日本を必ず良くしていく と信じ、心から応援している。



■10月3日(木)

10時9分の新幹線で東京へ。

11時半に、フルブライトで日本に留学されているピッツバーグ大学博士 課程の方が来室。日本の精神医療について英語でのインタビュー。

13時からは、OECD「家族にやさしい政策プロジェクトチーム」の調 査団の方たちに対して、日本の問題点と民主党の政策について山本孝史議 員と共に説明。山本議員はNC厚生労働大臣、私は男女共同参画調査会会 長としての立場。

14時に党本部に移動して、両院議員総会。
今日はネクストキャビネットの大臣や常任委員長の人事の承認。
その後、動議により、非公開の両院議員懇談会に移行することになった (両院議員総会は原則としてマスコミに公開、両院議員懇談会は非公開、 という扱いのため)。サポーター制度や民社協会のことが話題になりつつ あったが、残念ながら私は15時から講演の先約があったため中座。

15時から、心神喪失者医療観察法案について講演。

17時4分の新幹線で宇都宮へ。

電話で公認候補者の方たちの選挙支援。

なお、男女共同参画調査会会長については、留任の打診があった。ようや く出版された「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」 をいよいよ広めていくところなので、留任をお引き受けした。



■10月4日(金)

7時32分の新幹線で東京。浜松町と移動し、モノレールで羽田空港へ。 9時55分の飛行機で青森へ。

「日本女性会議2002あおもり」に参加。1984年から毎年全国各地 で開催され、今回が第19回。青森会議のテーマは「私は私を大切に思う と同じ重さであなたを大切に思う」というもの。
今日と明日の二日間の日程だが、今日は全部で10の分科会に分かれてい る。「労働」「高齢社会」「個人で生きられる社会」「男性」「ドメステ ィックバイオレンス」「農山漁村」「政策決定への女性参画」「メディア」 「アジアの女性」「リプロダクティブヘルス・ライツ」という10の分科 会のほか、「大昔の女性たち」「学校教育」「セクシュアリティ」という 3つのワークショップがある。
私は、「政策決定への女性参画」という分科会のパネラーとして招待され たが、この分科会が最も人気が集中したそうだ。コーディネーターは、国 際基督教大学の御巫由美子準教授(政治学)。パネラーは、私のほか、自 民党の松島みどり衆議院議員とNPO法人フィフティ・ネット代表の森屋 裕子さん。森屋さんは、女性を議会へ送るためのバックアップスクールを 大阪でやっており、フィフティ・ネットの応援議員は、34名の女性自治 体議員。
3時間に及ぶ長丁場だったが、大変有意義な分科会となった。
会場には、栃木からも、現職・前職の女性議員・統一地方選候補者の女性 たちが参加されていて、頼もしく思った。

18時40分の飛行機で青森を発ち、羽田空港→東京駅と移動し、20時 44分の新幹線で宇都宮へ。



■10月5日(土)

8時から地元の地区の体育祭。夫と子どもは選手として参加。

13時から、故引地忠県議の葬儀に参列。自民党の方だが、同じ地区に住 んでいるため、いろいろな関わりがあった。9月6日の夜に会合で元気な お顔を拝見したばかりだったので、9月9日に韓国で急死されたと聞いて 本当に驚いた。ご冥福を心よりお祈りしたい。


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