国会報告 その112(2002.9.24発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




国会報告 バックナンバー|HOME

国会報告(9/16〜9/22)



■9月16日(月)

11時から栃木県鍼灸師会前会長の中川節氏の叙勲祝賀会に出席。人権感 覚の豊かな方で、行政を相手に闘ってきた長い歴史を持つ方なのだが、叙 勲ということになり、疑問に思った方も多かったとか。いずれにしても、 ますます闘っていかれる、ということで、さらなるご活躍をお祈りしたい。

今日も後半は菅直人さんの随行。
15時23分の新幹線で東京へ。
東京から東海道線で川崎へ。

17時から川崎駅前で代表選の立会演説会。

終了後、車で移動して、18時半からは横浜駅前で立会演説会。

終了後、20時から、公認候補者の方たちと懇談。

私は21時すぎに中座して、東京駅経由で宇都宮へ。



■9月17日(火)

7時45分から恒例のマンデーリポート。(月曜日が休みだったため火曜 日)

第一秘書が事務所を留守にしていたため事務所内打ち合わせは木曜日に延 期。

10時45分から個人相談。

12時から記者懇談会。

午後は後援会会員宅訪問。

18時から、宇都宮・マヌカウ姉妹都市提携20周年式典。ニュージーラ ンドのマヌカウ市から多くの方が見えていた。

今日、日朝首脳会談が行われた。
そして、金主席が国家犯罪としての拉致を認め、「自らは関わりのなかっ たこと」として謝罪した。さらに、拉致された方たちのうち8名がすでに 亡くなっていると知らされた。
突如として家族を奪われ、そしてその命まで奪われていた、というこの事 件の衝撃はあまりにも大きく重い。真相を究明すること、そして、その責 任の所在を明らかにして処罰・賠償をするとともに、再発があり得ない体 制を作ることが、絶対的に必要なことだ。

だが、それと同時に、今回の事件を機に、「国家の名における殺人や過失 致死」というものを深く考えていけるようにしたい。例えば、アフガンの 誤爆で亡くなった方たちは、少数かもしれないが、遺族から見れば命の重 みは同じであるし、「アメリカという国家による過失致死」には違いない のだ。また、戦争中の残虐行為についても、「戦時下にはいろいろなこと がつきものだ」ということがよく言われる。でも、そういう理屈を許して しまうと、ある意味では常に「戦時下」である北朝鮮の蛮行を正当化して しまうことになるのではないだろうか。
拉致事件はとうてい許されるものではない。だからこそ、この際、「この 手の問題」を徹底的に考えてほしい。



■9月18日(水)

9時に知事を訪問。
民主党の男女共同参画政策「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と 安心の政策」を紹介するとともに、現在懸案の栃木県の男女共同参画推進 条例と女性副知事問題について、意見交換。
また、子ども病院に、身体だけでなく心をみる体制をしっかり作ってもら いたいということと、子どもが入院するときに家族が宿泊するための施設 を作ってほしいということを要望。
民主党の金融アセスメント法案についても宣伝。

10時9分の新幹線で東京へ。

事務所で打ち合わせをした後、日本記者クラブに行き、13時から代表選 挙の公開討論会。

この後、大阪の立会演説会に同行する予定だったが、昨日の日朝首脳会談 をふまえた党首会談が開かれることになり、大阪の立会演説会は取りやめ。

私は宇都宮へ。



■9月19日(木)

会合に出席した後、11時33分の新幹線で東京へ。

13時から菅直人選対会議。週2回開かれている選対会議は、ほとんど代 理出席としてきたが、いよいよ大詰めになったため今日は東京に出てきた。
お金もなければ策士もいない菅選対は、知恵を絞ってはみても結局は正攻 法しかできない。引き続き頑張ることになる。

議員会館に戻って取材。

15時44分の新幹線で宇都宮へ。

事務所で打ち合わせをしてから、18時半から会合。

心配したとおり、在日朝鮮人の方たちへの嫌がらせが始まっているようだ。
いつもながらの差別構造にうんざりするが、今回はさらに複雑な状況だと 思う。在日朝鮮人の方たちは、今まで、拉致疑惑などについても「信じた くないし信じないようにしてきた」という立場だったと思う。それが今回 見事に事実を突きつけられて、心のよりどころを失って大きく動揺してい るのではないだろうか。そんなときに嫌がらせを受けることの意味を考え ると、とうてい許されるものではないと思う。



■9月20日(金)

11時から、「県内労働運動、並びに福祉運動に貢献した物故者を偲ぶ会」 に出席。

13時から事務所内打ち合わせ。

14時26分の新幹線で東京へ。今日も菅さんの随行。

東京駅で菅さんと合流して、15時46分の新幹線で静岡へ。

新幹線の中で北朝鮮問題について菅さんと話す。菅さんは「準備不足」 「外務官僚の情報隠し」については批判しているが、「時期尚早」という 言葉は慎重に避けていると思ったので、その点を確認した。すると、「や はり、交渉の再開をするなとは言えない」とのこと。交渉再開に向けて、 拉致事件の全面的な解明と責任の追及と補償などは必要条件になるが、交 渉再開そのものは止めるわけにはいかない、という見解。私も同じ考えだ ったので安心した。世界的に見ても、朝鮮半島の平和は重要なポイントだ。
軍事独裁国家に少しでも光を当てて苦しんでいる市民の方たちを救うため にも、国交正常化交渉を進めることが日本に期待された時代の要請だと思 う。

17時半から街頭立ち会い演説会。

19時6分発の新幹線で東京へ。

東京から、20時12分の新幹線で宇都宮へ。



■9月21日(土)

午前中は「生活工芸展」を見に行く。生活に密着したすばらしい知恵と美 意識の数々を見せていただく。

12時からは二荒山神社前で代表選の立会演説会。今日がいよいよ最終日 で、宇都宮の後に埼玉でおしまい。党員・サポーターの方たちの郵送投票 は今日が締め切りなので、ほとんどの方はすでに投票をすまされている。

街頭演説終了後、菅直人さんはしばらくの間、著書「政権交代準備完了」 にサイン。

菅さんを送り出してから、私は県連の方たちとお弁当の昼食会。次の日程 のため、本当に急いでお弁当をいただいただけ。

14時からは「女性のための政治スクール」。今月からは民主党の男女共 同参画政策「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」を テキストに、毎月1章ずつ進めていくことになっている。今日は、序文と 「安心と公正の年金制度」。年金について、充実した話し合いができた。

16時過ぎから、後援会長との打ち合わせ。

18時半からは、後援会員宅でお弁当で会食。



■9月22日(日)

10時から労組の定期大会。

この後、娘を連れて催しに顔を出す予定だったが、あまりの交通渋滞に動 けなくなり断念。引き返して、12時半頃に問屋町のびっくり市へ。
今日もボランティアの方たちの活躍のおかげでフリーマーケットも盛況だ ったとのこと。
しばらく店番をしていたが、雨になって店じまい。

18時17分の新幹線で東京へ。

19時半から、菅選対の「最後の懇談会」。各陣営とも同様の会を開いて おり、その様子はさながら就職内定者の争奪戦のようだと聞いている。菅 選対は、特に囲い込みもせずあっさりと会を持ったが、新人候補者の方た ちもある程度きてくださった。菅さんを代表にして日本を立て直そうとい う希望に満ちた良い会だった。私も乾杯の挨拶をさせていただき、7つの 条件を考えて応援をしてきた一年生議員7名の思いを込めて話をさせてい ただいた。

21時32分の新幹線で宇都宮へ。
代表選も、投票箱が閉まるまでが選挙だ。明日までさらに頑張りたい。


国会報告 バックナンバー| HOME