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米国でクラーマン博士らによって開発された対人関係療法(IPT)は、アメリカ精神医学会の治療ガイドラインでもうつ病に対する有効な治療法として位置づけられるなど、認知行動療法と双璧をなす短期精神療法として知られています。
うつ病のほか、摂食障害にも長期的な効果を及ぼすことが確かめられています。
治療は、「重要な他者(自分の情緒に最も大きな影響を与える人)」との「現在の関係」に焦点を当てて行いますが、コミュニケーションのパターンなどに注目することによって、対人関係全般が改善することも期待されます。
治療は期間限定の短期精神療法ですが、その効果は長く維持されることが臨床研究からは確認されています。