2017年10月のツイートより(抜粋)

2017年10月のツイートのうち、
反響の大きかったものを抜粋してまとめました。
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2017年10月02(月)

人が健康な自分とつながっていく(つながりを取り戻していく)様子は、
力強く美しい。そういう現場に立ち会わせてもらえる仕事でよかった。
人が「今何を言っているか」よりも「どうやって生きてきた人か」は
とても重要だと思う。もちろん、過去に間違いがあってかまわない。
それを本人がそのまま認めていれば。「過去の間違いを認める」ことも、
「どうやって生きてきた人か」の一部だから。
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2017年10月03日(火)

私は枝野さんが好きだ。何度も一緒に飲んだ。
宇都宮出身の彼のご家族だけでなくご親戚も全部知っている。
間違いのない人だ。ただ、今までの枝野さんは、私から言わせると
「頭がよすぎて1回転半してしまうから、逆の方向に見える」だった。
今回ようやく枝野方向になってくれて嬉しい。

枝野さんはよく「水島だけは敵に回したくないなー」と言っていた。
この路線で頑張ってくれれば、敵になんかなりませんよ。
安心してください。

演説中なら留守電になって迷惑がかからないかな、と思って携帯に
電話したら本人が出ました! 変わらない枝野さんでした。安心。
枝野さんは「1回転半」のせいで、松下政経塾出身だと
誤解されることが多かったけれど、全然違います!

国会議員は現行憲法を順守する必要がある(もちろん改憲の手続きも憲法
で定められている)。日本は民主主義国家である。
これらの、教科書的なことを、枝野さんが新党を立ち上げてまで
主張しなければならないなんて、嗚呼。
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2017年10月05日(木)

いろいろ逡巡はありましたが、「毒親」の本を刊行することに決めました。
来年2~3月になると思います。いろいろな本がありますが、
「癒し」につながる本を作りたいと思っています(もちろん、
「毒親」と定義されるような行為を肯定するものでもありません)。

育休明けの編集者さんと、産休前に書いた本(「毒親」の本)について
編集・刊行の打ち合わせをする(彼女は編集長に任せると言ってくれたが
私が彼女の復帰を待っていた)それぞれ1~2歳成長しているわけだし、
子どもがらみの経験も日々積んでいるわけだし、なんかいいな~と思った。

12月から、対人関係療法研究会(有資格者向け)を再開します。
すでにお申し込みが多いのですが、もう少ししましたら一般公開します。
事務局が突然職場放棄したので、しばらく水島が事務局ですので、
ご忍耐を。できるだけ頑張ります。

やはり臨床は楽しい。私のことなので、特に重い患者さんを引き受けることに
喜びを感じるのだが、信頼関係を作り、生命力を見つけていくこと、本
当にすばらしい体験だ。みんな頑張っている。本当に。
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2017年10月06日(金)

昨日、ものすごく久しぶりに会った編集者さんに今年の苦労を語ったら、
その大変さに驚いたり共感してくれると同時に、「笑顔やお肌のツヤが前回と
おなじで、ほっとしました」とのメールをいただいた。
こういうところを見てくれているんだな、と何だか嬉しかった。
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2017年10月07日(土)

10月10日、NHK Eテレの「Rの法則」に出演します。テーマは「嫉妬」。
詳しくは http://bit.ly/2wE7xd0 。収録後、隣にいた山口達也さんに
「近くで見るともっとかっこいいんですね」と言ったら、
「カメラが回っているときに言ってくださいよ~」と。

私はずっと枝野さんの「妹分」みたいなものだったけれど(枝野さんは
私を怖がっていたが)、若い頃の枝野さんには「1回転半」の問題だけでなく、
政治家寿命を考えたときの計算みたいなものを感じたこともあった。
でもこの年齢で、この動き、間違いなくやってくれますよ! 100%信頼。

政治ネタをツイートするとフォロワーが減るのが今までの傾向だったが、
今回は違うみたい。そこにも新しい流れを感じてよいのかな。

選挙はふたを開けるまでわからない。でも今回、「新しい勢力」の
演出をしようとした人たちが有権者に消化不良を起こさせていて、
意外なところから本当の「新しい勢力」が出てきたこと、なんか
日本で初めて民主主義が機能しているような気になる。頑張れ、日本。
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2017年10月8(日)

宇都宮は保守王国なので絶望を招きがちだが、「真面目な人たちの集団」と考えると、
いくらでもチャンスが広がる。今でも交流のある皆さんは、本当に地域や日本のことを
まじめに考えている方たち。私の誇りなんです。

政策を見て「癒される」というのは不思議な体験だが、私は立憲民主党の政策を見て、
まさに癒しを感じた。多様な社会のこまごまとしたところまで手が届いている、
優しい眼差しのようなものだろうか。心が楽になった。

うまくいくと、12月、来年1月、2~3月と、全く違うテーマの本を刊行できそう。
また水島ラッシュが戻ってくるのは嬉しい。回復するから本が書け、本を書くことによって
回復が進む。私にとって執筆とは癒しなのだ、と気づいてから、
書くべき本が何なのか、よりわかるようになってきた。

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2017年10月9日(月)

枝野さんが誰よりも一番頑張っているのは紛れもない事実ですが、
スタッフの皆さま(これまた民新党のスタッフが表立って使えないらしく、
所属議員のスタッフのそれぞれができることをやる状態、みたいです。
まさに「議員以外、選挙が終わったら寝ていいから本当に頑張って」です。

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2017年10月10火)

私の原稿の「よさ」に気づいている編集者さんに感動。
「売らんかな」の人だけではないんです。
自分の編集という仕事をとおして、世の中をよくしたいんです。
そんな人と知り合えただけで私は涙ボロボロです。

これが地元の「みなと子ども食堂」。うちの家族がスタッフとして
参加しているのに、うちよりも食事が豪華なのはなぜ????(笑)
https://minatokodomosyokudo.jimdo.com

先日「プレジデント」から連絡があって、桜蔭卒業生特集をするけれども
写真を提供してほしいと言われた。私は桜蔭が好きでないので、
と返事をしたら、詳しい事情を聞かれたのでメールで返事した。
最初の食いつきはよかったが、最終的には文字数の関係で写真のみになると。何だかなあ。
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2017年10月11日(水)

しかし、枝野さんがこれだけの短期間で政党をたちあげ選挙に堂々と
取り組んでいるという事実は、その実行能力の高さと共にずっと歴史に
刻まれることだろう。
追い込まれたところから逆に素晴らしいものを作り出しているのだから。
「立憲民主党」がなぜ必要なのか、の説明として政権批判は必要だと思いますが、
怒りのエネルギーで行う必要はなく、目指すものに向けて、
共生社会の温かいエネルギーを込めて、進んでいけるとよいですね。
前回の政権交代には希望を持てませんでしたが、今回は注目しています。
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2017年10月12日(木)

診療を終え、日経新聞の取材を受け、電話診療を終え、「親」(いわゆる「毒親」)に
ついて考えるAHのワークショップ用の資料を作っているところ。
事前アンケートから、すでに、「一人ひとり頑張ってきたんだな」が伝わってきて
ウルウルしている私。よいワークショップになりますように。
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2017年10月13日(金)

上の子(娘)と一緒に期日前投票に行ってきました。
昨年18歳になったのでうちの票が1票増えました。
一人一票には違いないのですが、ちょっと得した気分です。
もちろん本人の考えで投票させています(私と同じ投票先にはなりますが)。

思うに、日本はその乏しい外交力を、憲法9条によってカバーしてきたと思う。
外交力もつけないで9条改憲などしたらどうなるのか。
外交力のなさを自覚しているのか。
所詮はアメリカのポチになるだけなら、何のための改憲?

そういえば、私の両親は、憲法で保障されている「政治の自由」を理由に、
誰に投票したかを夫婦間でも親子間でも明かさなかった。
何を大げさな、と子ども心に思ったものだが、
それほど重要な権利なのだということはよく刷り込まれた。
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2017年10月14日(土)

怒りをエネルギーとした選挙は、ただちに結果が出ないと「何で!!」という
怒りに転じる。きわめて短命。でも、「種はまかれた。育てていこう」という
姿勢を有権者が持てれば、一人一人を大切にする政治を育てていくことができる。

他人に攻撃的な考えを向けるということは、その攻撃のエネルギーを自分でも
受け取っているということ(自分が吐いた毒ガスは、自分で吸うことになる)。
私は攻撃されても、「まあ、相手が弱るだけだな」と思うようにしている。
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2017年10月15日(日)

「絶対裏切らないでくださいね」というのは、立憲民主党に対して心から言いたいこと。
候補者の中に、9条改憲論者がいることは、少なからずショックだった。
私は枝野さんを信じているし、うまくまとめてほしいと思っている。
裏切られたときは・・・わかっていますよね。
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2017年10月16日(月)

インフルエンザワクチン接種に行ってきました。
今年は、麻布十番で開業した同級生のところで頼みました
。便利なところに開業してくれてありがとう!
同級生ネタもちょこっと弾んで、楽しかったです。

人をうるっとさせる政治演説。これがおそらく、民主党→民進党に
欠けていたものなのだろうな。(後者には私は無関心。前者には
よいところもあったが何となく青年将校の集まりっぽかった)
枝野さん頑張れ。

枝野さんを産み育てた宇都宮に、立憲民主党の候補がいないとは
なんと情けない・・・。私の友人達も困っています。
それでも枝野さんにとって宇都宮は特別な場所。
「枝野発祥の地」なんです。うまくプロデュースしてくださいね。

インフルエンザワクチンについては様々な意見があることを知っています
。「毒」と呼ぶ人もいるくらい。でも、ワクチン接種しない年には
ほぼ100%かかり、診療や講演など「外せない」仕事が多く、
診療のために解熱剤を使った年には低体温で死にそうになった私には、
本当に必要なものなのです。

栃木を嫌いになるなんて、あり得ませんよ! 皆さんに本当によくしていただきました。
F派の方ですら、「あんたには感心した」と。
唯一、困ったのは冬の寒さでした(笑)。今もちょくちょく栃木に行っていますし、
ふとしたときには栃木弁も出ますし、私の第二の故郷は間違いなく栃木です。

12月刊行予定だった本が1月にずれこみ、1月に2冊刊行される見通しとなりました。
全く違う本なので、両方ともお楽しみに。新しい企画もいろいろ始まっています。

私はデング熱ワクチンの開発を心待ちにしている身ですが(デング出血熱まで
やってしまったので、大好きな暖かい国々に行かれない)、
娘に子宮頸ガンワクチンは打たせていません。
もちろんワクチンは異物。他に回避する手段があるときは、異物接種には消極的です。
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2017年10月18日(水)

今年は大変な目に遭ったが、結果として今私は「天性のクリニック受付スタッフ」と
「天性のAHファシリテーター」という願ってもなかなか得られない人材に働いてもらっている。
こんなに一流の人たちと、(私のいい加減さもカバーしてもらいつつ)仕事ができるのはすごく幸せだ。

立憲民主党が支持されるのは当然だと思う。
民主党ですら「選挙のための寄り合い所帯」と言われてきたのに、民進、ついには希望との合流など、
どういう神経か(都議選でも、民進からの乗り換え組は苦戦したのに)。
私は自分が民主党で政治活動に入って以来、立憲民主党に最も潔さを感じている。

そもそも民主党が「寄り合い所帯」であったのは、連合の事情もあったけれど、
その方が選挙に有利だという判断はあった。でも今回の立憲民主党の勢いを見ると、
別れたことが正解だったと思う。私も、反原発の自分を組合室に監禁した電力総連の人たちと
一緒にやっていけるとは思えない。

これらのことを自由に発言できるようになったのは、自分が選挙をやめたことと、
枝野さんのおかげで、こういう発言をしても仲間に迷惑をかけずにすむように
なったから。枝野さんありがとう!

なぜこんなにすっきりと応援できるかと言うと、候補者・現職時代を通じて、
地元などで開口一番「民主党はバラバラだから・・・」と耳にタコができるほど聞かされたから。
だからバラバラでない立憲民主党は、とてもまっすぐに応援できる。
「バラバラ」以前に、政治的スタンスや政策を語れる。

実は私は議員をやめてからも、いろいろな議員や関係者と関わりを持ってきたが、
枝野さんとの関わりだけは意識的に避けてきた。年も近く兄のように身近でかつ尊敬できる
枝野さんが「もう一度政治をやってよ」と言ったら断る自信がなかったから。
今、それぞれの形で世の役に立てているのが嬉しいです。
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2017年10月19日(木)

直球でリベラルな訴えがこんなに多くの人に支持されるとは思っていなかったので感動している。
そして、選挙の結果がどうなろうと(投票箱の蓋が閉まるまで頑張りましょう!)、
それだけの数の人がこの時点で立憲民主党を支持したという事実は未来への希望に他ならない。

私は最初の選挙では栃木1区で小選挙区当選したが、2回目は地元活動を怠ったために
(相手は浪人で雪辱戦だったし)比例区での復活当選となった。
地元の船田派の人達からの評価が高まったのはそれから。
「ダブルスコアでつぶしてやるつもりだったのに、大したものだなあ」と。
票数は存在感になる。
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2017年10月20日(金)

親しい後輩からのメールに、「希望の党も勝手にぽしゃってしまったので、
結局、自民党が勝つのかなと思いますが、でも、新しい息吹きが確実にあることは、
なんだか安心感があります」と書いてあった。
まったく同感。そして後輩をもっと好きになった。

枝野さんの誠実で温かい姿勢、政治についての深い造詣、驚くほど賢い頭脳は、
直接街頭演説を聞いた方なら肌で感じておられると思う。
私が自分はとてもラッキーだと思うのは、枝野さんを個人的によく知っていること。
今枝野さんが皆さんに見せている姿が、枝野さんの自然体だと知っていること。

私は枝野さんのご家族をよく知っているのですが、枝野さんのお父様は
サラリーマンだったところ会社の倒産により失業も経験され、
その後宇都宮で小さな町工場をやっておられます。
世襲が約束されて、当たり前のように国会議員になる人とは全く違います。

実は私は落下傘で宇都宮に行ったとき、枝野さんが宇都宮出身と
知りませんでした。薬害エイズの国会審議は見ていましたから、
「国会ってなあなあじゃないんだ」という私の原体験は枝野さんなのですが、
宇都宮で政治活動を始めて、妙に親切な一家がいると思ったら枝野さんのご家族でした(笑)。
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2017年10月21日(土)

私は、ものごとをわかりやすく説明できない人はニセモノだと思っている。
専門用語に逃げる人は、その本質がわかっていないのだな、と気の毒になる。
もちろん枝野さんはわかりやすく説明できる人です。

翌日のことを考えてワクワクするなんて久しぶり。私は明日の選挙結果がどうであろうと受け入れようと思う。
絶望だけはしないつもりだ。表面的なことに反応せず、今回の選挙で明らかに育ち始めたものを大切にしたい。

今朝新聞を読んでいて、「どの政党も・・」というネガティブな文章を見つけて
「なんで勝手に決めつけるの」と思った。政治家として取材を受けていた頃もそう思っていたが、
政治部の人と社会部の人の区別がつかなくなってきたように思う。
だから政治がしらけてきた、という側面はあるんじゃないかな。

そうなんです。「お願い」「お任せ」文化から脱する道筋が見えました。
「誠実に頑張る」「励まして支える」という、政治と有権者の新たな関係です。
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2017年10月23日(月)

選挙から一夜明けて、大きく見ると政治の状況は変わっていないようだが、
立憲民主党が野党第一党として活躍していくことを楽しみにできるし、
何と言ってもこれだけ多くの誠実なエネルギーを託された人たちの「次」は
(もちろん次の選挙という意味もあるけれど)、「現在」として、もう始まっている。

(1) 栃木1区で小選挙区当選した自分の初選挙を思い出す。
与野党の構造は変わらなかったけれども、栃木には明らかに新しいものができた。
選挙区の雰囲気はがらりと変わった。「誰に投票したらいいかわからない」
「誰の活動を手伝ったらいいかわからない」の終焉だった。

(2) 選挙の時だけでなく、活動報告を続ける私を、任期中多くのボランティアの
皆さんが支えてくれた。その多くが、それまで政治に関わっていなかった人たった。
私が栃木を離れた後でも、自主的に勉強会などを続けてくれている。

今回が日本で最後の選挙だった、ということにならないように、立憲民主党に望むこと。
(1)下手な数合わせのために妥協して信頼を失わない
(2)高度な質の国会論戦をする(枝野さんが出過ぎてもよい)
(3)強行採決に対するくだらない身体的抵抗をするのではなく賢く主権者と連携する

(3)について補足。本来よりよい結論を導くための話し合いをする場である国会で、
話し合い(最近はしばしば説明すら)の姿勢も見せず一定時間で採決、
という与党には本質的な問題がある。しかし、そういう与党に対しては、
より賢い戦略が必要。ちなみに私の在職中、身体的抵抗が奏功したことは皆無。

共産党が議席を減らしたことについて、共産党とは関係のない私の友人が「かわいそうに」と
ぼやいていた。立憲主義と民主主義を守るために、本当に「身を切る改革」をした
共産党には敬意を表する。

そうなんです。自由競争ですむところはむしろそれがよい。
でもそこからこぼれてしまうテーマを拾って扱っていくのが政治だと思います。
これはむしろ立憲主義に関わる部分ですね。

私がこのたび立憲民主党をあからさまに応援したのは、古巣だからではなく、
今の日本にとって本当に立憲主義と民主主義が大切だと思っているからだ。
平和憲法を残し、子どもや孫の世代に誇りを持てるよう、できるだけのことはしたい。
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2017年10月24日(火)

「多様な立場の人たちが政治を安全に語れる場」。これ本当に大切ですね。
そこからしか相互理解は生まれてこないのですから。AH引き続き頑張ります。
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2017年10月26日(水)

細川貂々さんの宝塚市大使就任をお祝いして、宝塚でのトークショーを行います。
先着150名様だそうです。ぜひお越しください。
https://twitter.com/ttoshokaninkage/status/923001227125841920…

明朝9時50分~のフジテレビ「ノンストップ」に、声と写真だけちょこっと出演する予定です。
女子関係のテーマです。

こんな滅茶苦茶をやっている首相に物申す人がいないとは、自民党はどこまで劣化しているのか。
小選挙区制と、郵政選挙の後遺症で党執行部に逆らえなくなった結果、ついにここまで来たという感じ。

自民党の支持者と安倍首相の支持者は、こういうときこそ「しっかりやれ」と激励すべきではないのか。
その人たちにとってはせっかくの自慢の首相なのだから。

安倍さんと枝野さんの党首討論も楽しみなのに、この調子では逃げ切られてしまうのではないか。
現在の国会の異常事態は、開くべき時に国会が開かれるという当たり前をも反故にしている。
まるで違う国になってしまったかのようだ。

私は今確かに立憲民主党を応援しているけれども、それとは違ったレベルで
(つまりより高位のレベルで)国会の形骸化・空洞化を深刻にとらえている。

今日診療後に受けた取材では、怒りについていろいろな角度から話していたら
記者さんがだんだん笑い出して、「なんだか怒りが楽しくなってきました」だそうです。
今日は写真家の方も見えて撮影してもらったのですが
、どうもいつも診療後のヨレヨレの姿を撮られることが多いのがなんとなく不満。
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2017年10月27日(金)

政治家に圧力をかける一番の方法は、地元の事務所に「こんなことではもう自民党に
投票できない」と伝えること。最近の「逃げ回り」は、
地方の元祖自民党支持者でも「おかしい」と思うはず。
政策ではなくやり方で地元の御重鎮を動かせれば一番。
国会事務所ではなく地元事務所へ、がポイント。

なぜ地元事務所か、と言うと、それが議員生命(選挙の当落)に直結するから。
テレビが何と言おうと、地元の有権者がすべてを握るのが現実。
連れ立って地元事務所に押しかけ、その後電話で「あれはどうなったか」と
折々電話をする。それも、与党が党議決定する前であることが必要。

私が選挙に出ていた頃は、それまで自民党に投票してきた人も投票してくれた
(そうでないと勝てない)。それは、「おかしい」を共有できたから、とも言える。
子どものことがないがしろにされていておかしい、というように。

今の政治状況についてできることは、リアル政治の監視とまっとうな勢力の
応援をすること。また私においてはAHに割く時間をもっと増やすこと。
AHは政治から見て外野のような活動だが、実は最も中心に位置するものでもある。

最近いただいたメールでとても嬉しかったのは、立憲民主党は自分たちの姿勢を
説明するための必要最低限しか他党の批判をせず、
枝野さんや福山さんの演説には、AHで私たちが最も価値を置いている心の平和があったと。
AHは疎外ではなくつながり。政治に必要なキーワードがちりばめられている。
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2017年10月28日(土)

今日はAHの「親(いわゆる毒親)について考えるワークショップ」でした。
すぐに定員が埋まってしまう人気でした。とても温かい一日でした。
感想のときに「こんなに重いテーマでも、ふとしたところで
自然に笑いが出るのがAHのよいところ」と言っている人がいて、
同感でした。本は3月刊行予定です。

AHの仲間達とは、一言で言えば「AHの日にしか会わない」のですが
、十分「親友」感があります。何でも受け入れてくれる大きな家族みたいな感じかな。
「パートナーの社会化」については1月刊行の本に書いたのですが、
AH体験に基づくところが大です。

AHの仲間達との「家族感」について考えてみたが(ちょっと新興宗教的な表現だなと思って)、
評価を手放し、相手の現在と共にあるAHは、
相手と自分の本質であるあたたかいこころの触れあいになるし、
防衛せずに何でも話せるし、「正しさの綱引き」もせず人の話を聴ける。だからだろうな。

というわけで、私はAHに参加してくれるすべての人をとても愛おしく思っているのです。老若男女問わず。

私は犬が大好きだが(うちにもいる)、犬を見ていると人間心理もわかりやすい。
犬は、怖がると吠えて攻撃的になる(でも小心者のうちの犬は、
しっかりあとずさりしたりしている)。
怖い相手が自分の敷地に入ってくると、反射的に咬むようだ。
怖れを攻撃で表現する、原型なのだろうな。

「自分は反対だけれど、党が・・」という言い訳には騙されないでください。
「党」なんて物体はなく、所詮は議員の集まりなんです。
「〇〇先生のご意見なら、自民党の皆様も耳を傾けるんじゃないですか?」とちょっとプライドをくすぐるのも手。
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2017年10月29日(日)

「党が・・」について。民主党の幹事長だった菅さんに、同期当選の女性議員と共に
「党内の会議は禁煙にしてほしい」と申し出たことがある。
菅さんの答えは、「これこそ政治だから、代議士会で発言してご覧」。
みんなが諦めているところに切り込んでいくのが政治、
と教えてもらったのは自立の第一歩。

前も書いたかもしれないけれども、私の選挙区の地方議員は私をいじめていたらしい。
ある日、水島シンパの地方議員「もう見ていられないから会派を抜ける」と。
私は「むむ、抵抗勢力。これこそ政治だ!」と盛り上がっていたので、
いじめと見抜くことはできませんでした・・・。

ごめんなさい。敵意もなく菅さん擁護でもなく、私が素直に思ったこと。
政治家の集団は会社員とは違って、どれほど新米でも一つの選挙区を背負ってきている。
その誇りと責任を忘れてはならない。
だから、「自分で言え」は至極全うだと思ったし、
私自身は「ほう、菅さんは政治をわかっている」と思った。

菅さんは、後輩には余計な口出しせずモチベーションを高める人です。
初当選した直後に「まず一つ法案を作るとしたら何?」と聞かれ、
「性暴力など、大人と子どもの情報の棲み分けをしたい」と言ったら
私が反発をもたれないように、私は事務局長、座長はH議員、と考えてくれました。
育てる人です。
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2017年10月30日(月)

献金先を、立憲民主党にするか、枝野幸男さんにするか、かなり迷ったが、
とりあえず今の私が確実に信頼できるのは枝野さんなので(福山さんも、
もちろんですが)今年は枝野さんにすることにした。
一応、毎年のMVP的な政治家や党に献金しているのだが、今年はさすがに枝野さん。
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2017年10月31日(月)

枝野さんが野党第一党の代表になったおかげで、今まで特殊テーマでしか
表に出てこなかった枝野さんの全姿勢が見るようになったのはよかった。
本人をよく知るから言えるのだが、枝野さんは絶対に「批判のための批判」はしない人。
発言から多くを学べる人だ。政治の質をぐっと高めてくれることを期待。

今日は根を詰めて本の原稿を書く日です。
思えば、初期の本は、1章仕上がると編集者さんに送っていたものだけれど、
今は1冊書き終わってから送ります。構成力がついてきたのだと思いたいけれど、
初期は1章ごとに「これで大丈夫」と編集者さんのお墨付きをもらわないと心配だったのかも。

全タバコ労組からも、紫煙がくすぶる組合事務所で
「禁煙議連をやめないと応援できない」と脅しに近いことを言われた。
さすがに医者だから無理、今やめると目立つからタバコ産業に不利、
と頑張ったが。タバコの害から労働者を守ることが労組の役割なのでは?
とすごく違和感があった。

愛川欽也さんがご存命だった頃の話。TVの打ち合わせ中に、
「タバコとアルコールとどっちが悪いか」の話になった。
私は受動喫煙のことを考え「絶対にタバコ」。
愛川さんは「タバコ吸ったからって人に暴力ふるったりしないでしょ。
アルコールの方が害悪だ」と。それぞれの考え方があるものだ。

AHでは、人が泣いていても「ティッシュを渡さない」ことがルールだ。
泣いている人にティッシュを差し出すのは一般には善意だが、
「あなたは泣いているべきではない」
「あなたが泣いていると私は苦しい」というメッセージにもなり得るから。
ありのままで共存するAHならでは。

(1) かわいらしかったのが、ジャーナリストの田岡俊次さん。
政治家による煙害にも触れた著書「国会議員を精神分析する」を献本してから、
田岡さんは「水島さんがいるから」と、打ち合わせのとき喫煙しなくなった。

(2) 「いえいえ、田岡さんの話のおもしろさと受動喫煙の害とを
比較して私なりにここにいるんです。
田岡さんの話にそれだけの魅力がなくなったら出ていきますから」と
言ったが、それ以来私の前で喫煙することがなくなった。
稀有な「ハト派の軍事評論家」の田岡さんのことは今でも尊敬している。

田岡さんと言えば、番組終了後には愛車プリウスで同じ方向の人を乗せていく
親切な人だった。半年待ってプリウスを入手したというので
「プリウス、どうですか」と聞いたら、軍艦レベルで一生懸命説明してくれた。
さすが田岡さん。