2012年1月のツイッターより(抜粋)

2012年1月のツイッターより、反響が大きかったものの抜粋です。


2012年01月01日(日)

社会活動も、分離の姿勢で行うのか、つながりの姿勢で行うのかによって正反対の効果を生む。つながりの姿勢で行う社会活動とは、それを支持する人だけでなく、多様な立場の人たちの胸を打つようなメッセージを持つものだと思う。もちろん社会を前進させるのはそういう活動。

私の友人で、私の活動を全面的に支持してくれている人が、「子どもの権利条約など反吐が出る」と言う。どうやら同じ条約でも、愛の目で読むか、怖れの目で読むかによって、読め方が全く違うらしい。こういうところにも取り組んで分離からつながりへとシフトしたいところ。


2012年01月13日(金)

人の話を聴くことで自分の心の平和につながる、というスタイルのAHでは、コミュニケーションに独特のパターンを持った発達障害の方(非定型発達者)には十分に味わっていただけないということを感じてきた。新たなスタイルの模索中。

一つの考えは、言葉を使わずに「現在」にいる活動を共にすること。食、農作業など。また、私は身近な非定型発達者と、マインドのレベルではあまりにもずれてしまい共感どころではないが、その一段深いところではつながりを感じることができる。この「つながり」が何であるかをもう少し考えたい。


2012年01月21日(土)

今日はAHのボランティア・トレーニングでした。「相手のため」と思ってすることが結局は相手のためにならない。自分の心の平和に専念して責任を持つことが、相手のため、ひいては世界平和につながる。こんなシンプルなことを毎回実感できるすばらしい一日です。


2012年01月26日(木)

人間に「心のきれいな人」「心が汚い人」という区別をすることに何かしらのメリットがあるのだろうか? 現時点での怖れの多寡は確かに人それぞれだし、それぞれの事情の中で適切に振る舞えない人もたくさんいる(私もその一人)。そのことと「心のきれいさ」の評価は別だと思うのだが。

昨日、四谷大塚の雑誌の取材が来た。小学校時代に通っていた塾。不良少女だった私は中高を過ごした桜蔭学園に複雑な感情を持っているが、昨日の取材で気づいたのは、「私は中高時代にしか楽しめないことを楽しむ!」と決めて、職員室でどれほど叱られようとやりたいことをやっていたこと。

ちょうど昨朝、思春期向けの専門書を書き上げたところだが、自分が思春期を精一杯生きていたことは、今の臨床能力につながっていると思う。編集者によってタイトルが変更されなければ「思春期の意味に向き合う」という本になる予定。刊行の折りにはまたご紹介します。

それにしてもおもしろいのは、私が慶応医学部に現役合格したときに「あら、あなたにはもっと苦労してほしかったわ」と言った桜蔭なのに、近年はキャリア教育の講師として招かれていること。「医者か弁護士」という狭い視点ではなく、人生はより多様だということを生徒に知らせてほしいそうだ。

自分が講演に行ったときには、後ろで寝ている生徒に最も共感してしまう。以前、慶応の精神科の講義を手伝ったときも、あまりの出席率の高さに(私は精神科の講義は2回しか出席していない)、「君たち、こんな天気のよい日に、他にすることがないの?」と真剣に心配してしまったほど。


2012年01月30日(月)

元日に放映された「オトナへのトビラTV」 http://t.co/kcetOL2W  の再放送が決定したそうです。好評だったそうです。元日に見損ねた方はどうぞ。 日時:2月4日(土)午後3時~3時45分 Eテレ

AHの「怖れを手放す」シリーズを刊行していただき明らかにAHの普及に貢献してくださっている星和書店さんからのご依頼で、メールマガジンに「天使の梯子」というコラムを書きました。よろしかったらどうぞご一読を。 http://t.co/RiTrlqbO


2012年01月31日(火)

拙著「正しく知る不安障害 不安を理解し怖れを手放す」(技術評論社)が増刷になるとの連絡をいただく。感情としての「不安」(生体に備わった単なる自己防御能力)と、心の姿勢としての「怖れ」を区別して書いてみた本。 http://t.co/KIGst8rI

お知らせがギリギリになってしまいましたが、AHの入門ワークショップを再開することになりました。2月4日(土)10:00-16:00、私がファシリテーターをつとめます。10名限定、詳しくは → http://t.co/y7p2O4ti