アティテューディナル・ヒーリング・センターの誕生(9)

 アティテューディナル・ヒーリング・センターの誕生について、パッツィ・ロビンソンの翻訳の続きです。いよいよ今回が最終となります。長い間読んでいただきありがとうございました。全文は、私のホームページwww.mizu.cxの「アティテューディナル・ヒーリング」のところに掲載してあります。パッツィの「はじめに」とジェリー・ジャンポルスキー博士による「序文」も併せて掲載してありますので、ご関心のある方はどうぞご覧ください。

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私たちは公には子どものセンターとして知られていましたが、最初から大人のグループもありました。これは緑内障をもつ大人のグループでした。すでに触れたように、それは私が自分の問題として取り組んでいるものでした。私は子どもたちから、他人を助ければ自分を助けることになるということをすぐに学んだのです。このグループは約2年間続いていました。私たちの小さなグループが衰え始めたちょうどそのときに、ドナヒュー・ショーが公の光を当てたのです。その結果として、私たちは、致命的な病気を抱えた大人たちのためのグループはないかという問い合わせを受けるようになりました。私は予約リストを作り始め、そして小さなグループを始めるのに十分な数が得られたところで、大人のグループを始めました。それはゆっくりと自ら発展していきました。子どもたちのグループとは別に。

 今日、センターには18の大人のグループがあります。3つが致命的な病の人たちのものです。1つは乳がんの女性、もう一つは慢性疾患、2つがエイズ、1つが摂食行動についてのグループ、4つがパーソン・トゥー・パーソン(病気はないけれども、人間関係の中でアティテューディナル・ヒーリングを実行したい人)、2つが、致命的な病の人を支えている人たちのグループ、そして4つが高齢者のものです(老人ホームで行われています)。

 グループのすべてが、外部からの要求によって直接作られました。私たちは勧誘をしたことはありませんが、大きさ・評判ともに、育ち続けてきました。そして、メディアを通して、センターのことを聞く人が毎日増えています。米国内には71のセンターが芽生え、世界中のほかの国にもセンターができました。これらのセンターは、それぞれ独立した組織ですが、私たちのセンターで確立された原則からインスピレーションを受けセンターを作ることになったのです。私たちのところにトレーニングを受けに来る人たちもたくさんいます。

 私たちは年に4回、40~50人の人を対象に広範なトレーニングをします。また、新しいボランティアを対象に年2回トレーニングをします。前回のトレーニングは、センターで働くことに関心のある約70名の人が参加しました。私たちは広範囲にわたってボランティアの力で運営していますが、約8名の核となるスタッフもいます。このスタッフは、センターの運営と臨床の両方をします。私たちは財団と個人の献金者から資金を得ています。私たちは、ほかの慈善団体と同様、しばしば財政的に苦しくなりますが、奇跡が起こり続けて、12年後の今も、まだ成長しています。

 アティテューディナル・ヒーリングの概念は古くからのものであると同時に、比類のないものです。これらの原則は大昔からあるものですが、現代の考え方はそれをわかりにくくしています。私たちは社会の法律ではなく愛の法律を教えようとしています。原則は、使ってみると、実にうまくいくのです。怖れによる妨害を取り払って、愛の贈り物を開けるためのツールなのです。
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(☆☆☆ではさまれた部分は、パトリシア・ロビンソン著「アティテューディナル・ヒーリングの原則の一つの定義」の邦訳)